西ヨーロッパの小さな国、ルクセンブルク在住の日本人による生活情報まとめです。暮らし・旅行・観光に役立つあれこれ、載せていきます。

はじめに断っておきますが、
管理人は日本では関東にしか住んだことがありません。
そして、かなりの寒がり&冷え性です。
そんな管理人の主観がかなり入っているので、「個人の感想」程度にお読みくださいw

ルクセンブルクの春

ルクセンブルクには他のヨーロッパ諸国と同様、夏時間があります。
3月最後の日曜日の深夜2:00に夏時間に変更され、時計が1時間進みます。
週明けにうっかり寝坊する人も多いですが、この日は遅刻に寛容ですw

この地方の春の名物といえば白アスパラガス。
(オランデーズソースで食べると美味しいですよ)
これが束で売られ始める頃が春の合図で、
私もそろそろダウンジャケットを仕舞います。
だいたい3月中旬〜下旬ごろです、それまでは体感では完全に冬です!
服装の大体の目安としては、
3月はダウンジャケットか冬用コート、
4月は冬用コートか春用コートを使い分けて
5月にようやく春コートのみ、という感覚です。

春はこちらで最も愛されているとても美しい季節で、
公園や庭などあちらこちらで花が咲き乱れます。
散歩にうってつけの、過ごしやすく気持ちよい時期です。
雨が降ることも比較的少ないので、
観光するならこの季節、特に4月ごろからが一番です!

 公園のアーモンドの花(桜の花に似ていますが、別物です)

 郊外には菜の花畑が広がっています

 道路脇も花でいっぱい

ルクセンブルクの夏

夏はNational Day(ルクセンブルク大公の誕生日のお祭り)を筆頭に
イベントやコンサートなどが多く、レジャー・バカンスの季節です。
オープンカーやキャンピングカーを道路で目にする機会も増え、
よそから来たらしいマナーの悪いドライバーにヒヤリとさせられる事も増えます。

この時期は暑くても日中の最高気温は25℃くらい、
天気が悪ければ半袖では肌寒いくらいの時もあるほどで
日本の夏と比べるとかなり涼しいです。
(※欧州を熱波が覆う時は35℃超えもありますが、特殊なケースです)
現地の方はもちろん半袖やタンクトップのラフな格好ですが
寒がりな私は七分袖か半袖で、常に薄手の上着を持ち歩きます。
また春・秋と比べると、雨もちょっと多い気がします。

また、この時期はとにかく、日が長い!です。
早朝5時にはもう夜が明けていて、夜11時を過ぎてもまだ空が明るいです。
おかげでNational Day前夜の花火も、開始時間はなんと23時を過ぎてから。
正直もう眠くて花火なんていいやという気になりますw
 夜更かししないと見られない・・・

陽射しがたいへん眩しく紫外線が強いので、
サングラスをかけて目だけは保護する人が多いです。
しかし日傘を差す人は皆無ですし、帽子をかぶる人もほとんど見ません。
やはりここもヨーロッパ、日焼けがステータスで夏は陽をとことん浴びたいようです。

ちなみにバカンスといえば、
地中海や西アフリカ周辺のリゾート地は常に根強い人気ですが、
一方で暑さが苦手で、涼を求めてより北へと逃げてゆく層もいます。
ルクセンブルクの涼しさにいったん慣れてしまうと、
もうおいそれと夏のイタリアやスペインなど行けませんよ!
暑さでもう観光どころでは無くなります、ご注意を。

 夏のペトリュス渓谷は緑が活き活きしています

 晴れると陽射しが強くて眩しいです

ルクセンブルクの秋

夏の終わりから急激に寒くなります。
秋用コートが活躍する時期は短く、すぐ冬用コートの出番です。
短い秋です。その分、冬が長いです・・・。

この時期は日本では見ないような面白い形のかぼちゃや
生栗、ハロウィングッズなどをスーパーで見かけます。
忘れてはいけないのが、夏の終わりから秋の初めにだけ
手に入る「Fiederwäissen」これはルクセンブルクでの呼び名で
ドイツ語のフェーダーヴァイサー(Federweißer)の方が有名ですが、
ぶどうの発泡酒で、この時期に現地にいる人だけが飲めるお楽しみです。

夏時間は10月最後の日曜日の深夜2:00に終わり、
時計が1時間戻ります。

 葉が色づきはじめた公園の中です
      
 すっかりカラフルに

 ルクセンブルクの紅葉もいいでしょう?

ルクセンブルクの冬

寒いです。そして長いです。
1年のうち3分の1くらいはずっと冬なんじゃないか?と思います。
日がとても短いです。朝8時でも空はまだ暗く、夕方17時には暗くなっています。
おまけに曇りか雨(この時期はみぞれ・ひょう・雪もある)の日が多く、空はいつもどんより・・・
この天候のせいで、季節性のうつになる人もいるそうです。

しかし日が短いおかげで、
クリスマスマーケットのイルミネーションを楽しめる時間は長いです。
長く暗〜い冬の、唯一の?楽しみとも言えます。
クリスマス時期はどこのお店に行ってもシュトーレンなどの
伝統菓子をはじめとする期間限定のアレコレが選り取り見取りです。

ちなみに、クリスマスマーケットなどで長い時間屋外にいる場合は
私は首まであるダウンジャケット&帽子&手袋&カイロを装備です。
それでも底冷えします。足元から冷たいものがじわじわとはい上がってきます・・・。

しかしひとたび室内に避難すれば、どの建物もしっかり防寒対策がされており
廊下も風呂場もトイレも、屋内全体がセントラルヒーティングで暖かく保たれているので
寒がりの私にとってはむしろ日本よりも快適です。
日本の暖房は局地的なので廊下もトイレも寒く、
コタツから出られなくなってしまうので。

なお上で雪の日がある、と書きましたが、積もるほどの雪は年に数回程度です。
そして積もった時にはすぐに除雪車がやって来るので安心です。
雪に関しては脅威ではありません。日本の北陸のほうがずっと大変です。

冬の間はスーパーの野菜果物売り場も
選択肢が少なく、ちょっともの寂しい雰囲気になります。
人参とりんごだけは冬でもお安く手に入るのですが
葉物やきのこ類など若干値上がりします・・・
その代り、トナカイなどの珍しい狩猟肉が並びます。

2月末くらいからイースターのカラフルな卵や
ウサギ型チョコがスーパーに並び、
長かった冬がようやく終わる合図になります。

 片面がすっかり凍り付いた植木

 霜で芝も木も街灯も真っ白

 ときどき積雪

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