iOS向けの音楽アプリに関する情報についてまとめていきましょう。


By Kymatica (Jonatan Liljedahl)
App Storeで見る
種別オーディオドキュメントマネージャー
Lite版×
オーディオコピー○ (Sonoma, General pasteboard)
オーディオペースト○ (Sonoma, General pasteboard)
AudioShare
Core MIDI×
VirtualMIDI×
WIST×
SoundCloud
Dropbox
Background Audio
Audiobus○ (Input, Output)
JACK×
Inter-App Audio

概要

 AudioShareはオーディオドキュメントマネージャーで、主な機能には音声の録音と保存、オーディオファイルのコピー/ペースト、ペーストされたオーディオファイルの保存、録音やペーストされたオーディオファイルの再生(ループ再生も可能)、iOSデバイスのジェネラル/カスタムペーストボード(General pasteboard / Custom pasteboard)にコピーされたオーディオファイルの削除、iTunesや電子メールやSoundCloudやDropBoxでのオーディオファイルの共有、などがある。

 AudioShareでサポートされるオーディオファイルのフォーマットには、AIFF、AIFC、WAVE、SoundDesigner2、Next、MP3、MP2、MP1、AC3、AAC_ADTS、MPEG4、M4A、CAF、3GP、3GP2、AMRがあり、これらオーディファイルのフォーマットに加えてSMF(Standard MIDI File)もサポートしている。

 録音やペーストされたオーディファイルの波形編集機能にはノーマライズ(Normalize)、トリム(Trim)、コンバート(Conver)がある。オーディオファイルのコンバートは、WAVE、AIFF、CAF、M4A AACへのコンバートが可能で、チャンネルはステレオ(Stereo)かモノラル(Mono)が選択出来、モノラル化のソースはミックス(Mix)、レフト(Left)、ライト(Right)から選べる。他にサンプルレート(Samplerate)が変換出来、これは44kHz、22kHz、11kHz、8kHzへの変換が可能だ。サンプルレートの変換はドラムループなどに用いると面白い効果が得られるだろう。

 録音やペーストされたオーディオファイルはフォルダを作成して管理することができる。ドラムやベースやSEなどのカテゴリで分けてフォルダを作成し管理しても良いし、その使い方は自由だ。サンプリングやループの音ネタの管理に便利であろう。
Audiobus対応
 AudioShareはAudiobusのInputとOutputに対応しているので、AudioShareをAudiobusのOutputで使用すれば、AudiobusのInputに対応するAppから直接AudioShareに録音する事も可能であるし、AudioShareをAudiobusのInputで使用する場合には、DAWなどのAppにAudioShareで再生している音を録音する事が出来る。
iOSデバイスでのオーディオファイルの削除
 AudioShareで最も注目される機能は、iOSデバイスのジェネラル/カスタムペーストボード(General pasteboard / Custom pasteboard)にコピーされたオーディオファイルの削除であろう。iOSではジェネラル/カスタムペーストボードにコピーされたオーディオファイルが自動的に削除される事は無く、それはジェネラルペーストボードでもオーディオファイルが上書きされるだけで削除はされない。 ジェネラルペーストボードの管理機能は本来OSが持っているべきであるが、iOSにはなぜかその機能が無いので、もしもジェネラルペーストボードにコピーされたオーディオファイルを削除したい場合にはAudioShareを使う他方法が無い。またカスタムペーストボードの管理はそれらペーストボードにアクセスするアプリケーションが管理すべきだと思うが、これまたそれらアプリケーションがカスタムペーストボードを管理する機能を持っていかったりするのでこの場合にもAudioShareが必要になろう。カスタムペーストボードの管理が出来なければ、オーディオファイルがデバイスのファイル容量をどんどん圧迫する事になるので、この場合特にAudioShareをカスタムペーストボードの管理に用いると良いだろう。
開発者向け情報
 iOS App開発者向けにAudioShareSDKが用意されている。このSDK(Software Development Kit)は開発するAppのソースにコードを追加する事により、AppからAudioShareにオーディオファイルやMIDI(SMF?)の(Open Inによる)エクスポートが出来る様にするものである。このSDKの詳しい利用方法はAudioShareSDKのページを参考にされたい。

公式ページ
公式FAQ
AudioShareSDK

非公式動画

AudioShare_DropBox
 PixiTrackerのソングをWAVでジェネラルペーストボードにコピーし、ジェネラルペーストボードにコピーされたそのWAVファイルをAudioShoareにペースト、そしてAudioShareにペーストされたWAVファイルをDropboxに転送する例。

AudioShare to Dropbox
 FigureのSongをオーディオファイル(Sonoma)をコピーしてそれをAudioShareにペースト。その後Dropboxフォルダにアップロードする例。

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