音が出ない!何コレ?と敬遠してるあなた! 要するにCreateのSynthカテゴリにある基本の波形が、IOカテゴリにあるSpeakerに繋がっていれば
最低限の音は出ます。 しかしそれではただの発振音ですね。そこで様々なモジュールを使い、音色を作ったり、音楽的に制御したりする訳です。
ただ、まず注意しなくてはいけないのは、Jasutoの世界では、ケーブルで繋いだ信号は上から下にしか流れないという基本のルールがある、という事、繋いだモジュール同士の距離が各効果に影響する事です。例えば、Seq(シーケンサー)からSynth波形までの距離で相対的な音程に影響(デフォルト状態)、Synth波形からSpeakerまでの距離が音量に影響(デフォルト状態)します。 こういう些細な事でも反映される所が自由度の高さでもあり、敷居の高さの一因でもあったりするわけですが…
基本操作も最初は分からないでしょう。Createからモジュールを2つ選んだら、何もない所で画面をダブルタップしてそのままドラッグすると範囲選択をする事が出来るので、2つのモジュールを囲んでみましょう。2つのモジュールの名前が黒色から赤色に変わっていればOKです。
次に上部メニューeditのwireを選ぶと選択したモジュール同士が結線されます。 また、モジュール自体をダブルタップするとそのモジュールの設定画面に行けます。その画面上部のRangeは他のモジュールに影響を与える有効範囲、Radiusはそのモジュールの大きさを変えられます。
Outputsでは、他のモジュールに与える影響の程度、Synth波形ではSperkerに繋いだ場合デフォルトでは音量に作用します。配置の問題でモジュールの距離では調節出来ない時に使ったりもします。フィルターにADSR(エンベロープ)を繋いだ場合に掛かり具合を調節したりもします。
以外と気付かないのは、モジュールを繋ぐ結線もダブルタップする事で設定画面が出ることです。例えば、Synth波形を直列で繋いだ場合デフォルトではfmに繋がっておりFM変調の効果がありますが、syncやpmに繋ぎかえる事でオシレーターシンクやピッチモジュレーションの効果を得る事が出来ます。これらの事を知っていれば応用で高度な事も出来るでしょう。