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・個人差はあるが浣腸液250-500mLで直腸、500-1000mLで下行結腸、2-3Lで盲腸まで洗滌できる。
・注入する際に物理的な抵抗があれば一時中断して浣腸液を排出する。また逆に、排出するときに残存感があっても無理に息まず、歩いたりしながら時間を待つ。
・浣腸液が完全に排出されたかどうかは、体重計に乗って確かめる。
★洗浄液に関しては続編『「本格的なアナルセックスのための完全な結腸洗滌」のための「正しい」洗浄液』を参照

完全な結腸洗滌は結腸（というか大腸全域）をきれいさっぱり空っぽにしたい人にとって堪らないものである。空っぽ感が好きなのか、単なるプレイのための下準備なのか、それとも浣腸そのものを愛好しているのか、いずれにせよこの記事はあなたが可及的速やかかつ快適に完全な結腸洗滌を行う手助けになるだろう。全過程は1時間のうちに完了できる。何時間にも及ぶ肛門遊びを小綺麗なままで遂行させるには、このプログラムはとりわけ必要不可欠だ。例えば、映像に残したくなるような大スペクタクル・エクストリーム・アナル・プレイだとか、フィストだとか、S字越えだとか。

結腸全体を洗滌する際には、焦ってはいけない。もし1時間を超えてしまっても（15分とか30分くらいは）、仕方ないから行雲流水で成り行きに身を任せよう。もし、以下のステップを慌てて行なってしまったら、適切に物事が流れ行かない（ふたつの意味で）。また、これは医療目的の助言や勧告ではない。ことの成り行きと理由をつらつら話すだけだ。

完全な結腸洗滌の核心として、できるだけ気持ちよく速やかに行うということがある。もしあなたがBDSMに没頭していて、敢えて痛みや懲罰を加えるための浣腸に親しいならば、逆にこの記事を読めばそういった暗い効能をどうやって発揮させるかについてのより深い理解が得られるだろう。しかし、忠実にこの記事のアドバイスに従えば、無痛のうちに浣腸を済ますこともできるようになるはずである。



結腸は筋肉をリズミカルに収縮・弛緩させることで働いている。結腸上部（つまり上行結腸と横行結腸）では、固形物はまだ柔らかくどろどろしている。ブツが柔らかいうちに、収縮する筋の間にあるポケットと同じ長さになるよう結腸は自動調節するのだ。もし、この分節機構がうまく働かなかった場合、さらに下へと降りていくと、筋肉は水分が吸収されて硬くなった固形物を無理やりもぎろうとする。これが腹痛の起きるメカニズムである。蠕動運動をうまく行うためには、筋肉かブツかのどちらかが折れないといけないし、それまでは行けず戻れずの状態となるのだ。
固形物に並びガスも同様の症状を引き起こしうる。一方の筋がガスを前に押しやっても、続く筋が固形物を蠕動できなければ結局詰まってしまう。こういう時はお腹がゴロゴロ鳴って恥ずかしいし、もちろん腹痛も生じる。BDSMの人や浣腸フェチの人はこのゴロゴロ感を醸すためにわざわざ結腸に空気を入れたりもする。
結腸に浣腸液を入れると、その浣腸液はガスや固形物のポケットと結びついて腹痛を引き起こすことがある。ガスポケットとぶつかればこれはもう最悪で、何故かと言うと空気閉塞airlockを引き起こすからである。頻発部位は1.直腸の最上部2.左側の脾湾曲部3.右側の肝湾曲部といった急な曲がり角である。筋が内容物を運搬して空気閉塞を越えようとする際、腸は風船のように膨らむ。この場合は筋肉の押し合いへし合いだけでなく、結腸の膨張による炎症も生じるので余計に痛い。
浣腸液が栓のようになった固形物を奥へと押しやることもまた不快なものである。結腸を浣腸液で満たし始めると、いくぶんかのゆるい腹痛を感じることだろう。浣腸液を注入したりとどめていようとする最中にも、筋肉はそれを外へ排出しようと頑張ってしまうのだ。こういった現象は、内容物が硬くなる結腸の下部（直腸からの移行部・S字・下行結腸）で起こりやすい。
一方で、横行結腸や上行結腸においては浣腸液は柔くて水っぽい内容物と混ざったり難なく通過したりする（これは便秘の人であっても必ず当てはまる）。横行結腸以降の奥に関しては固形物に心配することはないが、ガスには依然として注意しよう。

入り用になってくる第一の最も重要な器具は、適切なアタッチメントやノズルのついたエネマバッグであろう。ただ単に完全な結腸洗滌や大ヴォリュームの浣腸液で戯れたいのなら、近所の薬局で売られている20ドルから25ドルくらいの比較的安価なエネマキットを買おう。（訳註：日本にもあるのかな？）そういう安物は作りがちゃちいし長持ちはしないので、本格派の人はマックス・エネマ・システムか何かをゲットしよう（ダイマ）。
あとお役立ち品としては（必要不可欠ってほどじゃないけど）、デジタル体重計だ。これがあると安心。大量浣腸に関するベタなアドバイスとして、完全に浣腸液を出し切るまでトイレに20分でも1時間でも待機しておけ、というものがある。外出先やプレイの最中に、残存していた浣腸液が気まぐれでひょっこり顔を出さないようにするためだ。けれども、体重計があれば便座で時間を浪費したり爆弾を抱えたりしなくて済む。入れた分量だけちゃんと出したことを確認すればいいのだ。

前述の通り、潔白を確認するためののアドバイスは大概、注入した浣腸液の分だけちゃんと結腸に排出させるために2時間も待つことを平然と推奨する。実際のところ、経験則から言えば完全に出し切ったタイミングというものは極めて簡単に察知されるものである。だって出し切って空になった感あるもん。しかし、ビギナーにはその感覚というものが掴みづらい。でも体重計は嘘をつかない！　もし最後に体重が減っていなければ、まだ肛内で出て来るのを待つものがいるということである。
完全な結腸洗滌を確実にするためには、何はともあれ自分自身の（裸体の）重さを測ってからことを始めよう。極めて厳密な重さの初期値を得る必要はない。なぜなら体重の「変化」を正確に測定するところに体重計の利点はあるからだ。
始める前に体重のメモをお忘れなく。

楽しく快適な腸内洗滌のために、結腸下部のガスや固形物をまず取っ払おう。この手順は腹痛を回避軽減するためのものだ。少量の温めた水道水から始める（体温より何度か高めで、火傷しなかったらまあなんだっていい）。250mLほど入れて、それから排泄しよう。このステップではエネマバッグよりもバルブシリンジの方が手軽かも知れない。
最初の一発は立位で行うべきだ。いろんなものが大挙して流れ出るからだ。浣腸液をまず最初に肛内へ注入したとき、直腸内部の万象は上へ上へと押しやられS字結腸への急な下り坂まで迫って来る。ガスや固形物をこんなに奥まで押し込めば腹痛のもとだ。浣腸液をゆっくりと流し込んだり、腸を手で撫でたりして多くの人はこの第一の腹痛を乗り越えようとするが、しかし注入を一旦やめない限り依然として内容物をS字入り口の曲がり角で渋滞させることになる。もし浣腸液を入れすぎてしまった場合は、排泄するときに固形物やガスが再び曲がり角に衝突するため2回目の腹痛に耐えなければならない。

ここで約1Lの浣腸液が必要になる。数分間かけて立位のもとゆっくりと注ぎ入れよう。水圧を適切に保ちせせらぐような流速を維持するためにエネマバッグは大体頭の高さに来るよう調節しておく。浣腸液が慎重に注がれていれば、腸内洗滌はたやすく気持ちのよいものだ。さあ、500mLから1Lも注入すれば、もう直腸とS字結腸は楽に満たすことができただろう。
直腸を満たしたときと同様に、下行結腸を満たしていく際にも固形やガスはてっぺんの折れ曲り（脾湾曲部）へと持ち上げられる。余計な腹痛と残存物を望まないのであれば、湾曲部の向こう側まで内容物を押し込んではいけない。かすかな腹痛を覚えたならば、注入した浣腸液の量に拘らず一旦流入を止めて数分間そのままでいよう。この間に我慢できなくなったら排泄しても構わない。しかしもし持ちこたえることができるのならば、仰向けになってお腹の左半分をやさしくマッサージしてみよう。筋の緊張がほぐれるにつれて腹痛も消えていくはずである。そのまま待機していると、蠕動運動の周期がやってきて再び筋肉が活発に動き始めるから、また腹痛がぶり返して来る。可能であればこの第二波も凪いでいくまで待ってから内容物を解放するのが理想的だ。
この回のは臭いしワヤなことになる。石鹸液を使えば臭いや水っぽさ、メッシー加減が緩和されていい。出て来るものはゆるく、本当にゆるゆるで、しばらくは立ち上がりたくない感じだ。もし仰向けになったりマッサージをしていないのならば、この感じはより長々と続く。出し切る前に流れが絶え絶えになってしまったら、意識的にストップする（つまりは肛門を締める）といい。それから数秒から1分の間立ち上がってみる。伸び曲げをしてみたり、ちょっとだけ歩いてみたり。改めて横になって左腹をマッサージする。体内の平滑筋が2回目の排出に移るまでしばらくかかる。だから、便座で息みたいという欲求は安心して唾棄しよう。便秘の場合と同じく、延々と息んでいたらヘモロイド（痔）の原因となる。
満遍なく浣腸液を還流させ、全ての内容物を下行結腸からS字結腸や直腸を渡って排出させるように。浣腸液が入っていく際に下行結腸のてっぺんに浮かんでいったガスのため、排泄の終章あたりは大抵分節される。
ここで最初に体重を測っておいたのが活きてくる。さあもう一度体重計に乗って、すくなくとも最初の標準体重よりも軽くなっていることを確認しよう。100gほどは軽くなっているはずだが、浣腸液を出し入れする際に一部水分が結腸に吸収されるため何らの変化も見られない場合もある。しかしながら、最初よりも重くなっていればそれはまだ中に残っているということである。入れた分だけちゃんと出したよって自信満々で言える人だけ次のステップへ進もう。

次は結腸全域の内容物を総ざらえで空っぽにする。石鹸入りの温かい生理食塩水が3Lもあればいい（どうしても好みだと言うなら真水でも構わないけど）。多くの人がオーバーフローして3L以上入れたりするのだが、無理矢理なことはしてはいけない。腸内洗滌という目的を見失わないように。
立位でやれば楽かもしれない。もちろん流速は緩慢に。もし1L地点に達する前に腹痛があれば、それはステップ3がうまくいっておらず下行結腸に内容物が残っているということだからもう一度先程の手順を繰り返そう。ステップ3が首尾よく終わって入れば、浣腸液は安定して入り続けるだろう。
2Lかそれ以上の地点で「満杯」感がやってくる。身体の中で水圧がゆっくりと増していくのが感じられる。これまでの局所的な腹痛とはまた違った感覚とわかるだろう。その頃には明瞭な腹ボコが観察されるし、上行結腸が満たされていくにつれて右下の腰あたりで水圧が膨らみつつあるのも察知できるだろう。
自分で制御している以上は過剰に注入するということは極めて考えにくい。一番脆弱な部位は肛門である。肛門による逆流防止機能がなければ浣腸液は来た道をたどって流れ出てしまうだろう。水圧を無理に高めすぎないことだ。腸内を「満タン」にさせたいという欲求に駆られても、石鹸水が仕事を果たすためにはその分量をしばらく肛内に納めておかなくてはならぬことを忘れてはいけない。
注入を一旦中断してから、仰向けに寝転べば水圧は徐々に落ち着いてくるだろうし、ポコっと膨らんだお腹をさすってやることもできるだろう。長く持ちこたえれば持ちこたえるほど、だんだん余裕になってくる。温かい浣腸液が腸内の平滑筋をリラックスさせ、何か固形物が残っている場合にしか蠕動運動は再開しない。数分ののち（あるいはもう緒々切れそうになったとき）、排泄へと移る。これまでと同じく、一気呵成に全て出し切れるなどと期待してはいけない。座ったままいつまでも息み続けるな。それどころか実際、全く息む必要などないのだ。肛門の堰を切りさえすればいい。排泄の最中、浣腸液が文字通りすべてを水に流していくため、結腸から何もかもが吸い出されているような感覚を味わうこともできる。浣腸液は最初のうちこそ澄み渡って出てくるが、次第にキツくなってくる。終わったかな、と思ったら確認のために体重計に乗ろう。立ち上がり、伸びをしてちょっと一歩きしてから掛け直そう。

基本的にはステップ4と同じ。今や注入し切ることは朝飯前a piece of cakeになっているだろう。温かい浣腸液が身体を内部からリラックスしてくれているはずだ。流れを遮るものはもう僅かだ。石鹸入りの温かい生理食塩水を2-3L用い、腸壁にへばりついた残存物を洗い出す。
もう立位以外に体位を変えてくれても、浣腸液をさらさらと手早く注入してくれても構わない。肛門を上に持ち上げ、肩を尻より深く下げる（地面にキスする感じ）、いわゆるワンワンスタイルがおすすめだ。この体位を取ることで、浣腸液がはるばる横行結腸の一番奥まで流れ着く手助けになるだろう。温かい浣腸液が横行結腸を通じて左から右へと流れていくのが感じられるかも知れない。腸の上部の水圧が増してきたように思えたら、左肩を持ち上げたり、あるいは膝をついて身体をよじらせながら右体側が下になるよう寝そべる。こうして、上行結腸にも浣腸液を行き渡らせよう。
膝を曲げた状態で「左の」体側を下に寝そべるということも間々ある。浣腸液が横行結腸に近づくにつれて、左の肋下に激しい水圧を覚えるからだ。しかし、浣腸液が横行結腸を通過するためには頑張ってひとまず腹ばいになり、寝返りを打たなければならない。
浣腸液を注入したり腸内に保持たりしている間は、お腹をさすり揺すぶりをかけてみよう。ここでは仰向けになって数分間マッサージを続けるのがベストだ。排泄してまた体重を測ろう。このステップを通じて、そんなに体重が軽くなることはないかも知れない。なぜなら、注入した水分のいくらかを結腸が吸収し、残存物を排泄している間にも既に身体にその水分が回っていっているからである。しかし、絶対に重くなるということはありえない。こういう感じで、後々の不慮の事故を防いでいこう。

これが最後のそそぎ洗いとなる。ステップ4や5で使った浣腸液より少なくとも3割は減らして行おう。心持ち水温は下げておく。石鹸水は厳禁だが、お好みで真水でなく生理食塩水を使ってもらっても構わない。というのは、今から石鹸水の残滓を洗い去ろうとしているからである。入れて、1-2分待って、出す。少し温度を下げた浣腸液を使っていても、平滑筋はあまり活発に蠕動運動を行わないはずである。終盤近くで排泄される浣腸液はなかなか自然に流れ出ていかないかも知れない。排泄された浣腸液に混ざっているのは今や斑点状の大腸粘膜上皮の残骸くらいのものである。もうあなたは綺麗な身体だ。
念のため体重計に乗り直そう。肛内に残った浣腸液がないか本当に確認するため、10分くらい間を空けてから再びトイレに戻ろう。浣腸液以外のものが出て来た場合は、また大量の浣腸液を注入するのは控え、ステップ2にしたがって直腸をちょちょいと洗滌しよう（このときはエネマノズルで浣腸液を注入しながら同時に流し出すくらいでOK）。きっと、どこかのステップでチョンボがあったのだろうが、勝手にこうなってしまうこともあるから気にしない。
これにて完了だ。これまでに食べたものやこれから食べるものに拘らず、8-12時間は何も排泄するものがない。2日間直腸が清潔に保たれることだってありうる。

P.S.
このあと食物繊維を摂らなかった場合、5日も続く便秘感に悩まされるかも知れない。あなたの結腸は浣腸による影響の代償を行なっているだけであり、1週間もすればこの症状は治る。

「本当の意味での清潔派」の人は、大量の浣腸液に石鹸水を混ぜて使う。多くの人は腹痛を惹起させるために石鹸水を用いるが、適切な石鹸を用いればむしろ腹痛を軽減することもできる。

2014/09/17 05:53
質問なんですが、洗滌用に「温かい石鹸水」を勧められてましたけど、こういった目的のためにはどういう種類の石鹸を加えたらいいんですかね？　流石に食器用洗剤や洗濯用のはダメだと思うんですけど。アイボリー・ソープあたりがいいんでしょうかね？　どうも

2014/09/17 23:55
こんばんは。皿洗いとか衣服用のはいかんでしょ。たくさんの人がアイボリーを使ってるけど、大抵は（控えめに言っても）ヒリヒリするという感想に至ってるね。それにアイボリーは妙に姉妹品が多いし、メーカー側も「少し香りを付けてあります」と言ってたりする。ダメだね。後ろの幸せのためにはやっぱり抑アレルギー性のを使うべきだね。pHが調節されてる製品、有名どころだとFemfreshあたりがいいと思うよ。でもうまく安上がりで済まそうと思うならベビー・シャンプーだ。敏感な角膜を刺激しないような「もうなかなくていいね」式調合は、肛門にとってもパーフェクトな仕上がりになっている。
まあ当たり前なんだけど肛門挿入についてのパッチテストは為されてないから、どの石鹸を選ぶにしても最初は少量だけ入れてみて様子見したほうがいいね。普通の石鹸を肛門に入れてみると、どうしてそれが古き良き時代の家庭の医学では下剤として用いられてたのかがわかるだろうよ。正に尻に火が点いた感じになりうるから、そんなときはちゃんとたくさんの水で消火してやらなきゃならない。
もちろん一般的な石鹸を注入して得られる焼け付ける感覚が好きな人もいるだろうけど、この記事は結腸の洗滌をお手軽にするのが目的ということで。

（原文：http://www.maxprivate.net/total-colon-clean/）