ビジネス会議を成功させるためのやり方・進め方のルール

会議では発言者の話を「きく」ことが大切です。「きく」には

・聞く
・訊く
・聴く

の3種類がありますが、「心から相手の話をきく」という意味の「聴く」ことを心がけましょう。また熱心に「聴く」ことを傾聴といいます。傾聴の技法としては

・うなずく
・相槌を打つ
・話を遮らない
・相手の話を要約する

などがあります。

逆に「発言しているのに関係のない資料を見ている」、「発言しているのに隣の人と話をしている」、「発言しているのに時計ばかりを見ている」という聞き方をしていては、発言意欲を失います。ですから傾聴することで発言を促すことが大切なのです。

この傾聴の技法を使った例としては、「うん、うん、へー、すごいですね!」、「うん、うん、なるほど、それで?」といった使い方があります。これらを使うだけで、話し手に安心感を与えることができ、発言を促進することができます。以上のように、傾聴には会議を良い循環にする効果がありますので、会議中は傾聴を心がけましょう。

もし誰かが発言をしている最中に、話しを遮ったり、話を横取りしたり、意見を否定したりする人がいたら、「ちょっと待ってください。○○さんが今発言していますから、最後まで聞きましょうよ」と発言者を守るようにしてあげましょう。割り込みの指摘は、発言者自身が言うよりも第三者が指摘するほうが効果的です。割り込みをした本人も第三者から指摘されれば、自分の暴走行為に冷静に受け止めることができるはずです。発言者の権利を守るためにも、周りが守るようにしましょう。

□ルール31 参加者の意見を傾聴する

□ルール32 話しを遮る人から発言者を守る



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付録


プロフィール

高田ヨシノリ
システムエンジニア

メール:ytakada30@gmail.com

◎元気な仲間を増やす!
◎強いチームを作る!
◎楽しい職場に変える!

産業カウンセラー
PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)
ハーマンモデルファシリテーター

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