初心者のためのスノーボードの基礎知識

バイン選びで重要なポイントはブーツとの相性です。
基本的にどんなバインでもパーツを変えれば板とは必ずセット出来ます。(バートンのESTを除く)
だから相性はブーツとバインの相性で考えるのがいいと思います。
相性が最も良いのは同一メーカーのブーツと組み合わせることです。
ただ、ブーツメーカー、バインメーカーにはそれぞれ単体でしか作っていないところもありますので、そういうメーカーはどのメーカーでも比較的相性が良くなるように作られていることが多いようです。

メーカによって変わりますがバートンの場合、以下のブーツサイズによってバインのサイズが変わります。
Sサイズ　24.0〜26.0ｃｍ
Mサイズ　26.0〜28.0ｃｍ
Lサイズ　28.0〜33.5ｃｍ
つまり、大多数の方がＭサイズを購入しておけばまず間違いないということです。

ブーツのところでも書きましたが、バインは硬さによって板へ伝わる力が変わります。
僕はバートンのＣ０２を長いこと使ってきましたが、一時やや柔らかいTRIADにしたことがあります。
結果、板を変えていないのに全く別物の板になってしまいました。
理由は、CO2の反応に比べてTRIADの反応が少ないため、CO2ではダイレクトに板に力が伝わり柔らかく感じた板もTRIADでは力が吸収され硬く感じてしまったのです。
その後、すぐにCO2に戻してしまったのですが、その経験でバインの性能の善し悪しを知ることになりました。
もちろん、好みもあるので反応が少ない方がいいという人もいると思いますが、バインは出来るだけ反応が良いと言われているものを選ぶのがいいと思います。

僕のおすすめのバインは間違いなくバートンです。これは誰がなんと言おうとやっぱりバートンです。
僕はバートンのバインとバートンブーツの組み合わせしかしませんので他のメーカーは詳しくは分かりません。
他の組み合わせはメーカーやショップの店員さんにお聞きするのが良いと思います。
なお、必ずしも最新のバインを購入する必要はありません。３、４年以内のバインであればそれほどの進化はありません。あっても分からないレベルです。
最新にこだわらず型落ちでも掘り出し物があったらそれでいいと思います。

バートンのバインにはバートンの板専用の「EST」タイプと他メーカー（もちろんバートンも）互換の汎用品の「ディスク」タイプ（Re:FlexやDiscと書いてあればOK）の2種類あります。ESTはバートンの板に採用されている特殊なレールにバインを固定するための専用バインですので、その他の板を使いたい場合は必ずディスクタイプを購入しなければなりません。逆にディスクタイプはディスクを交換することでEST対応の板で使用することもできるので迷ったらディスクタイプを購入することをお勧めします。

※画像は楽天のリンクです。価格相場を見ることができます。

僕が初心者の方に一番お勧めするのはバートン低価格クラスのミッションです。低価格クラスですが意外としっかり作りこまれていて安心して使えます。値段を抑えたい初心者に聞かれたらまずミッションをお勧めします。逆に言うと最低ミッション以上のバインを使ったほうがいいかなと思います。

本当は長年愛用してきたCO2を一番にお勧めしたいのですが、残念ながら廃盤になってしまいました。
そこで自分は2013年からマラビータというバインを使い始めたのですが、これがものすごくしっくりきました。
バター系トリックやジブには特に良い感じです。ただし、エッジング、カービングに関してはやはり反応にかけるところがあります。
面で踏み込むにはCO2に負けていない感じがしますが、エッジに関して言えばキビキビと切れる感じではなく、のらりくらりとルーズなエッジングな感じがします。
過去にCO2から別のバインに乗り換え数回で挫折したことがあったので、それに比べれば十分な性能だったので自信を持っておすすめします。
ただ、初心者にそこまでの性能がいるかというとある程度しっかり滑れるようになるまでは必要ないと思います。

言わずと知れたバートンバイン上級クラス中の標準品。カーテルです。とにかく間違いないですね。誰もが知ってるバートンバインの代名詞的なバインですね。使ってる人かなり多いと思います。

このバインは僕が今まで乗ったバインの中で最強のバインです。2013年モデルの試乗会で偶然が重なって使わせてもらったのですが、そのとき使っていたCO2を遥かに凌駕する軽さとレスポンスの良さでした。バインでこんなにも衝撃を受けたことはありません。玄人向けですが、素晴らしいバインでした。

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