初心者のためのスノーボードの基礎知識

グラトリのレベルを知るのは非常に難しいです。
人によって判断は色々だと思いますし、滑りを見てみないとなんとも言えません。
ですが、僕自身、どういう判断でいるのかを整理するためにも自分が勝手に思っていることを書いてみますので参考にしてみてください。

まず、グラトリのレベルというのはフリーランのレベルと切っても切れない関係にあります。
どんなに難しいトリックが出来てもトリックする前や後のフリーランがヨタヨタでは中級以上とは言えないと思うのです。
フリーランが安定している、かつ、スノーボードの技術が備わっていることが、ステップアップへの道だと思うので、
これができたらフリーランも、スノーボードもグラトリもＯＫという基準で書いてみたいと思います。


下に書いてある項目ができて初めてそのクラスの認定というつもりで見てください。

・まっすぐなオーリー、ノーリーがしっかりとできる。

メイク率90％以上。持続距離５〜１０ｍで「認定」の判断とします。
一つでもできないものがあれば失格です(笑)

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初心者
・山側エッジを立ててしまうが、スピードを出せばフロント、バック、ノーズ、テールの全方向（BN、BT、FN、FTの４方向）の体勢で滑ることができる。

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初級者
・エッジが立たずブレーキがかからない。
・ソールの半分以上（つま先⇔かかと方向）をつけたまま板を寝かせて全方向プレスすることができる。
・踏む足が頭の真下付近にきている。
・１つ以上のコンボができる。
・板を踏む（プレスする）感覚が分る。

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中級者
・谷側のエッジをつけたまま、又は、つくスレスレまで板を寝かせて全方向プレスができる。
・オーリーまたはノーリーの着地から全方向のプレスができる。
・斜度があれば停止状態からでもプレスを開始できる。
・２つ以上のコンボができる。
・１つ以上ループのコンボができる。（例　○BN→FT→BN→FN→ループ　×BN→FN→終了）
・膝の向きを意識している。

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上級者
・27INで全方向プレスができる。
・全方向プレスから27outができる。
・２つ以上ループのコンボができる。
・３つ以上のコンボができる。

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若干難易度が高めかもしれませんが、スノーボードをすればするほどプレスがグラトリの中でも超重要なトリックだと思うようになったのと、フリーランやスノーボード自体の技術を習得していないと認定出来ないように意識してみました。
プレスは板が上がってるかどうかで上手い下手を判断する人もいますが、自分は違います。
プレスの上手い下手は踏めているかいないかが重要で、浮かせようと思ってプレスしてない側の足で板を無理に引っ張っている人を多く見かけますが、その場合たいていの人が山側のエッジで減速しているため長時間のキープや低速からのプレスができていないと思います。トリックの名称が「プレス」ですからしっかりと踏むことが重要だと思います。
グランドできちんと板を踏めるとJIBに入門しやすいです。

メイク率90％以上で「認定」の判断とします。

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初心者
・ノーリーＦ３ができ、着地後そのままフリーランを続けられる。

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初級者
・ノーリーＦ５ができ、着地後そのままフリーランを続けられる。
・まっすぐなオーリー後Ｆ１、Ｂ１ができる。

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中級者
・ノーリーＦ７ができる、又はアンディ５ができる。
・ハイスピードフリーラン中に、さらっとＦ１、Ｂ１ができ着地後減速しない。
・ポコジャンで７以上のスピン系トリックができる。
・シフト（レイト）系のスピンが５以上回る。

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上級者
・どんなスピン系トリックでも着地後減速しない。
・ハイスピードフリーラン中にギャップなどで、さらっとＦ３、Ｂ３ができ、着地後減速しない。

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スピン系トリックはスノーボード技術が初級者程度でも練習次第でノーリー７を回すことができたりするので、あくまであえて判断するならというところです。
スピンはプレスと違い、バリエーションが多すぎるので、スノーボード技術が上級でも出来ない（やったことが無い）技があったり、逆もあります。

これらはグラトリに関しての判断基準のため、当然これらができなくてももっとスノーボードが上手い人はたくさんいることを忘れないでください。