今は亡き耳かきコリッの避難所

先日起こった私の耳垢物語。(長いです)
今27歳なのですが、ほとんど耳掃除をしたことがありませんでした。
実家で居たときは、竹製の耳掻きで軽くほじほじすることもありましたが
(一掘りで耳掻きに山盛り取れる。まったく張り合いがない)
一人暮らしを始めてからは耳掻きすら購入して無く、たまーにめんぼうを
突っ込むくらいでした。朝起きると枕の上にごろっと樹脂の固まりのような
耳垢(おそらく)が落ちていることがたまにありましたが、最近はまったく
それも無くなっていました。

今年に入ってから、右耳に小指を突っ込むと、指先に何かがあたります。
それが何なのか確かめるすべもなく、別にいたくも痒くもないので放置
していました。
そしてこの三連休、温水プールで泳ぎ倒して、ついに事件が起こったのです。

帰り道、急に右耳が痛いような痒いような、何とも言えない状態になりました。耳たぶを引っ張ると『ツーン』という感じで、その痛がゆさは強くなります。
気になるので、耳の付け根のあたりを外側から刺激すると、幾分和らぐ気がしました。
こりゃ耳に水でも入ったのかな?と悠長に構えていたのですが、
次の日の朝が来ても同じように痛がゆいのです。

その日はそのまま出勤しましたが、気になって気になって仕事にならず、
外側からさわりすぎたせいか、ゴソゴソという音までし始めました。
そしてどうしても我慢ができなくなり、定時後残っていた同僚に見てもらうこ
とにしたのです。
非常用の懐中電灯があったのでそれを渡し、のぞいてもらうと・・・。

「なにこれ!懐中電灯なんかいらんで!耳の中に溶けた溶岩みたいなもんが
穴塞いでひっついてかおだしてるで!」と叫ばれました。
それはいったいどういう状態なんだ〜と驚きました。そしてこれは耳垢だ、という結論に
至りました。
私も同僚も今すぐ取り出したい!と大興奮なのですが、ここは会社。耳掻きなんてない。
それでも諦めきれずに探していたら、ピンセットが見つかりました。「よっしゃー!」

同僚曰く、「膝枕に寝ころぶ形が一番取れそうな気がする!」
しかしなー。ここは会社。あんたは男。私も男。日の落ちたオフィスでそれはちょっとなあ。
結局イスに座ったままの耳垢取りが始まりました。

入り口あたりの耳垢を慎重につかんで「みりみり・・」とはがしていきます。連動して、奥の方にも
刺激が伝わります。これがもうめちゃくちゃ気持ちいいのです!!
夏、プールで耳に水が入ったことありませんか?そいで、熱くなったコンクリートに、そっちの耳を
押しつけると、じわ〜っと水が抜ける・・・。あの快感をより強く、しかも硬質な刺激にした物、
そんな気持ちの良さでした。(表現下手ですみません!)

しかし、いざ引き上げの段階になると「いてえ!」と声に出てしまうくらい、耳の奥がイタイ!!
「鼓膜に張り付いてるんじゃないか?」と、不安になりましたが、もうここまで来てしまっては
鼓膜よりも獲物が見たい!膝にぎゅっと力を入れ、「せーの!」ではがしてもらうことにしました。
「せーの!」『ビクン!!』身体が反応するほど痛い!!なのにまだ張り付いている模様。
「ちゃんと一回で取ってや〜!」と私。「そんなん恐いわ。取れへんねんて!」と同僚。
結局せーの4回目にして、その物は取れたのです!

いや〜・・・・・・。
確かにながれだした溶岩でした。でかい!!厚い!!最長部で2�B。固い!!変な形!
松の木の幹の鱗の一枚、といった形状。
色は、黄色、だいだい色、茶色、黒とあって、割とはっきりと色の境がありました。
黒は本当に真っ黒でした。
うれしくてうれしくて大切に持ち帰りました。が。帰りの電車の中で、それまで心地よくじんじん
していた右耳奥に、また、痛がゆい刺すような刺激を感じるようになったのです。

(すみませんだらだらと長いですね・・・。また続きはいつか。この後は耳鼻科の話になります)

このページへのコメント

続きが楽しみです!

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Posted by りぼん 2012年10月09日(火) 11:18:08 返信

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