まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

239名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/04(月) 23:02:07.990

ある日のこと。
いつものように夜、寝る前のベットの上で重なる二人。
それはあまりにも生活に染み付いた習慣のように始まる、雅と桃子の2人だけの時間…


「…あ、みや、…」

雅の、無駄が無くひとつも外さない指先の愛撫に、
桃子の鼓動はとくとくと上がっていく。

「もも…。」

そんな桃子のことを、雅はうっとりしながら熱い眼差しを向け、桃子から立ち上がる大好きな香りを胸いっぱいに吸い込む。

…んん、なんだか今日は少し薄いようだ。

そのまま、吸い込まれるように雅の唇が桃子の耳に到着、全身を丹念に舐めるように鼻先をくっつけていく。
これで今度こそ大好きな香りを…胸いっぱいに、、

「ん?…なんか、 お肉くさい……」
「 え 、」

242名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/04(月) 23:03:38.290

聞けば昨日の夜、職場の付き合いで焼肉に行き
今日のランチも韓国料理屋に行ったらしい。

食べ物の匂いってこんなにも人の香りを変えるのか…雅は驚いていた。

「いやたぶん…そんなのみやにしか分からない程度の変化だと思うよ?」

桃子は照れているのかなんとも言えない顔つきでそう言った。

「にんにくはやめておいたし、お風呂でいつもより多めにボディクリームつけたんだけどなぁ…」
「違うの、臭いとかじゃないの、」
「そんな、超真剣な顔でこっち見ないでみや、」
面白すぎるから、と桃子。


「みやにしか分かんないんだったら、なおさらだよ。すごくない?こんなの気付くなんてみやってやっぱり、」
もものこと本当に大好きなんだよね、だからだよね、
って自分で言いながら心底納得。

そして、ふと思いつく。

自分が大好きな桃子の香りを、目を閉じて思い出す…

…よし、決めた。

「みや、?」
「あのねもも、よく聞いて。」
「はい。」
「今日から一週間、みやの言うものだけを食べて。」
「、はい…?」


こうして、雅のももちゃん味付け大作戦が始まったのだった。

255名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/04(月) 23:26:38.600


1日目

朝ごはんに、ご飯とお味噌汁、目玉焼きとウィンナーという、シンプルな朝ごはんを作った。

「え、みや朝ごはん作ってくれたの?どうした?」

一緒に暮らしているとは言え生活時間は違う二人、
忙しい朝は基本的にはお互いのタイミングで済ませる
のが常だったのだから、桃子が不思議そうにするのも無理はない。

「だってほら、もも、最近朝ごはんはシリアルとかで軽めに済ましてたでしょ?やっぱりしっかり食べないと1日元気に過ごせないなーと思って、」
「それとこれって関係ある、?ありがたいけど…」

いただきます、と手を合わせ食べ始める桃子。
雅はというとそんな桃子を、朝のリビングには少々うっとおしいくらいの幸せそうな笑顔で見ていた。

「ふふ。ところでもも、今日お昼は何食べるの?」
「うーん、決めてないけど、外で適当に済ませるかな。」
「おっけ、じゃあこれ食べな。」
「え?ええ、!?お弁当?まさかの…」

雅が手渡したのはいつの間にやら作られた愛妻弁当だった。

「ちょっと、なに感動しちゃってるのよ」
「いや、だって…みやにお弁当使ってもらうなんて、いつぶりだろうと思って…」

食べかけの目玉焼きをほったらかしにして、お弁当を抱えて嬉しそうに目尻を垂らす桃子を見て、
本来の目的一時忘れ、雅まで幸せな気分になる。

( 最近、忙しさにかまけてこういうの怠ってたなぁ…ごめんねもも。
こんな可愛いももが見れるんだから、もっとやってあげよ♡ )

そんな事を思うのだった。

265名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/04(月) 23:44:30.390


「お疲れ様でした〜〜」

1日の仕事を終え、雅は帰路につく。
いつもの電車に乗り、いつもの駅で降りる。
そしていつもならば、このまま自宅までの道のりの途中にある格安スーパーにて食材を買い込みまっすぐ帰宅…するのだが、

「今日のお目当はここ!じゃーん♪」

少しばかりインスタ映えを意識した高級ナチュラル系スーパーにて、
雅はストーリーを更新しながらもお目当の食材を次々とカゴに放り込んでいった。

こんな風にうきうきしながら夕飯の買い物をしたのはいつぶりだろうと、カゴを押しながら思い出す。

あの頃は、桃子とこんな風に暮らせる毎日が当たり前になるなんて思ってもみなかった。

週に一度、うちに泊まりに来るたびに、精一杯の手料理を桃子に振舞ってやっていた。

慣れないながらも必死に作る雅に、桃子はいつも最高の笑顔を返してくれた。

今だって、それは変わらない。

桃子はいつだって、雅のしたことひとつひとつに本当に嬉しそうに喜んでくれるのだ。

そして、そんな当たり前のことを思うと、自分がどれだけ桃子に愛されているのか実感してしまう。


足取り軽く、るんるん気分で自宅に向かう雅。

桃子が帰ってくるのが待ち遠しかった。

277名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/05(火) 00:28:38.580

その頃、桃子も仕事を終え足早に自宅に向かっていた。

『今日はみやがご飯をつくります。だからお腹を空かせてかえっておいで♡』

夕刻、そんなラインが雅から届いていたからだった。


今までも雅がご飯を作ってくれることはもちろん何十回もあったのだが、どうしてだろう、
今日は何かが違う気がする。


電車に揺られながら、今日のお昼に食べたお弁当を思い出す。
特に変わったものはない、雅がよく作ってくれていた普通ののり弁だった。
朝の雅の様子から、何か特別なことでも起きるのかと勘ぐっていた桃子は少しだけ拍子抜けしたものの、
その愛情がたっぷり詰まったお弁当ですぐに顔が綻んだ。


今日は仕事が忙しく、結局口にできたものは雅のお弁当以外には飲み物だけ。
出かける前に
「もも、良い子だから、お菓子とか食べたかったらみやが作ってもたせてあげるから今日は我慢して。」
と言われたのだけれど、結局はそんな暇もなくあっという間に今に至るのだった。


そんなこんなで、今日はなんだか雅のことを考える時間がいつもより多かった気がする。

雅が(ベットの上だけでなく)何時でも桃子に心からの愛を向けてくれていることや、
毎朝恥ずかしくなるような甘い言葉で起こしてくれること。
今日だって、とても楽しそうに朝ごはんやお弁当を作ってくれて、

改めて、雅は本当に優しくて良い人だなと、桃子は思う。
自分はなんて愛されているんだろうと、雅のことを考えながら自然と笑顔になった。

280名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/05(火) 00:36:23.810


「ただいまー」

自宅の玄関を開けると、ふわりと良い匂いがして、空腹を刺激された。
おかえりーとキッチンの奥から雅の声が聞こえる。
あぁ、ご飯を作ってくれているんだな。
そう考えただけで顔がにやけるのを止められない。


「もも、お疲れ様。お腹すいたでしょ?食べよっ」
「ただいま、みやもお疲れなのにご飯ありがとう。えーなに作ってくれたのー」
「んふふ、どういたしまして。今日はね、豆乳鍋だよー」

雅の持ってきた豆乳鍋は、まさに今が食べごろというような、そしてお店に出てもおかしくないような見栄えも良い美味しそうなお鍋。

「えーすごいすごいー!みやっていつの間にこんなのも作れるようになっちゃったの。」
「すごい?えへへー。まぁクックパッド様々だけどねん。ちゃんと出汁もとったりしちゃったし、具もアレンジして、食べ応えたっぷりにしました。」
「やばい、めちゃ美味しそうほんとに」
「みやの愛もちょー入ってるよ」
「うん!」

雅を見ると嬉しそうな顔をしていた。
いつになってもこうやって、お互いの喜ぶ顔を見てこっちまで幸せになる、そんな自分たちが愛おしい。

早速、いただきますと手を合わせ、食べ始めようとする桃子。

281名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/05(火) 00:36:58.010

「あ!待って待ってもも!ストップ!」
「え、なになに」
「ん、ちょっとこっちおいで」
「えーお鍋ー」

いいから、おいで。と優しく囁くような雅の声につられる。
桃子はこの声に弱いのだ。

ほくほくと湯気が立ち上るお鍋に後ろ髪を引かれながら、桃子は手にしたお箸とお椀を置き、雅の座るソファにおさまった。

「どれどれ、」と雅はそのまま桃子を抱きしめる。
近づいたことでふわっと雅の体から香る、大好きな匂い。
香水の匂いだけれど、桃子には単なる香水ではないのだ。
毎日嗅いでいても、どうしてもドキドキと胸が高鳴ってしまう、そんな香り…

「ん、みやぁ?」
くんくんと雅が首筋に鼻をつけてくるのがくすぐったい。ちょっと夕飯前に、あんまりドキドキさせないでほしいとも思ったりもする。言わないけれど。

「もも、まだくさい?」
「ちがうちがう、そんなんじゃないよ」

ちゅ、と頬にフレンチキスをされておもわず照れてしまう。みやってなんでこういうことをサラッとできるんだろう…ほんとに。

「ほんとー?じゃなんでそんなくんくんするのさ」
「んーとね、ちょっとこれは実験です。」
「ほぉ。」

「今日の朝とお昼、特に香りの強いもののない、普通のご飯を食べました。もももみやも。」
「うん。」
「そしたらやっぱり、ももは無臭に戻ったんだよねー」
「え、そう?よかった。」
正直、今日もまたお肉くさいと言われたら少しへこむところだった。

285名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/05(火) 00:50:43.730

「なんかのテレビでさ、人は食べたものの香りが出るって言ってたけど、あれ本当なんだなって昨日思って。
みやにしか感じないとしても、みや的にはすごい大変化だったの!」
「それでももにご飯作ってくれたの?」
「そ。あ、でも別にももからお肉の匂いすんのが嫌ってことじゃないよ。」
桃子を抱きしめ、相変わらず首筋に鼻をつけたまま雅は続ける。

「ももっていつも基本無臭だからね、そのももから匂いがしたのがみやはもー新鮮で!!
だからね、もしかしたら他の食べ物でも、そういうのあるのかなーって!」

それはそれはとてもワクワクした顔で話す雅に、桃子は吹き出した。

「なにそれ、じゃあみやはもものこと、好きな匂いにしちゃいたいんだ?」
「う…なんか改めてそう言われると、自分がめっちゃ変態みたいな感じする。」
「でもなんかそれ、面白そう。ももも気になる、自分がどんな風になるのか。」
「でしょ?で、とりあえず今日は変化なし、っていう確認でした。よし、ご飯食べよー♪」

ぽんっと桃子の頭を撫でて、雅は席に着いた。
それを追って、桃子も自分の席に座りなおす。

なんだか楽しくなってきた。
こうやって、なんてことのない日常に、楽しさを見出すのが雅なんだ。なかなか素直に乗れないこともあるけど、こういうところが結局大好きだったりする。

287名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/05(火) 01:03:25.740

「豆乳鍋はなんでなの?」
「特に意味はないけど、みやが好きだから。」
「みやのことだから女子力たっぷりイソフラボンかと、」
「うん、それもある。女性ホルモン的な?やっぱり気にするよね〜そういうところも。
それに、みやが好きなものを食べるももって、なんかいいじゃん。」

またも真顔で言うもんだから、雅から思わぬ時に向けられるまっすぐな愛に、桃子は、揺れる。

「うん。すごくいいね。」

でしょ、と雅がにっこり笑った。


「「いただきます。」」

手を合わせて、食べ始める。
雅の愛情がこもった手料理に、心もお腹も満たされていく。

「美味しい?」
「うん、すっごく美味しい。やっぱりみやって凄いわ、なんかこう、どこからレシピ持ってきてもさ、なんでも自分のモノにしちゃうよね。」
「なら良かった、ありがと。」

たくさん食べてね、と言いながら、雅はというとにこにこと桃子を見つめるばかり。
「みや食べないの?」
「食べるよ、けどなんか今は、みやのご飯食べてるもも見てたら、満足しちゃって。」
頬杖をつき、その大きな目をこちらへ向けて、そんなことを言う雅。
まるで聖母のような、自分への愛が溢れる眼差しに、またまた照れてしまう。もう…みやって本当…

そういえば…
テレビと聞いて1つ、桃子は思い出したことがあった。

「みや、知ってる?」
「ん?」
「人が咀嚼する姿ってね、」
「そさ、そしゃく、?」
「…うん、まぁ咀嚼はいいんだけどね。みやってさ、ももがご飯食べてるの見るの好きだよね、」
「うん、めっちゃ好き。」

だからなに?とぽかんとした顔の雅の質問には答えず、桃子は食べ続ける。

『人が食事をしているときの仕草は、そのままその人の性的な嗜好をあらわすと言われています。
つまり、食事をしている姿が気になるということは、その人のことを性的な目で見ているということなのです。』

言いかけたことをぐっとしまい込み、僅かに頬を赤く染めながら、桃子は美味しい豆乳鍋を頂いたのであった。

309名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/05(火) 14:03:36.290

桃子といえば、思い浮かんだのが。

柔らかい、ふわふわ。

白くて、美味しい。

あたたかくて、優しくて、包まれる。


そんなイメージだった。


雅の気まぐれで始まったこのイベントだが、
なにも、とくに難しいことは考えていない。
そもそも栄養とかそういうものは、よく分かんないし。

なんとなく、みやの好きなもの、ももに食べて欲しいもの、
ももっぽい食べ物?をたくさん食べさせたら、ももはなんか変わるのかなって、そういう好奇心。
一週間ていうのも、特に意味はなかった。

ただ、いざそうやって意識をしてみると、いろいろわかったことがある。

たった数日でも、この数日間は、雅は桃子が食べたものをすべて知っている。
知っているどころか、すべて同じ食事をしている。


そうすると不思議なもので、桃子から、自分と同じ匂いが香ってくるような気になるのだ。

うまく言えない、けどなんか、、惹かれる。

たった2日で雅はもう、いつも以上にそれを意識し始めていた。

これが、桃子から出ているフェロモンなんだろうか。

361名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:02:01.350

ーーーーー

2日目、3日目と、朝ごはんは一緒に摂ることができなかったが、雅はいつも桃子の分もお昼のお弁当まで抜かりなく作った。
なんとなくの気分で、豆腐とか、おからとか、
白くて、ふわふわしたものを食材に多めに使ったような気がする。
桃子のことを想って作るお弁当作りはまったく苦ではなかった。

2日目の夜ご飯は前から予約していたおしゃれなレストランに行き、コース料理を食べ、サングリアとカシスビアをこっそり途中で交換して楽しんだ。

3日目の夜ご飯は、桃子のリクエストで、卵と生クリームたっぷりのオムライスにした。


3日目の夜

お風呂から上がり、ドライヤーで髪を乾かす。
使っているシャンプーも、ドライヤー前につけるトリートメントも、雅が選んできて二人で一緒に使っているもの。
飽きっぽい雅は、毎回違うものを手に入れてくるけれど、どれも自然な女性らしい香りで、桃子もとても気に入っている。

二人は同じ匂いがするはず、なのだ。

そしてここ数日に限っては、毎食同じものを食べて、生きている。


ー みやとももは、同じものを食べて、生きてるの。ー


何気なく頭に浮かんだこの一文が、なんだかとても官能的に思えた。

362名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:07:13.170


部屋に入ると、すでに桃子は寝る支度を終えて、ベットの中。
自分のスキンケアも手早く終えて、雅もベットへと急ぐ。
この二日間、寝る前に片付ける仕事があったりで、
なんだかんだで、3日ぶりに同じタイミングで寝れる今夜。

この時間を雅は心待ちにしていた。

それと同時に、雅は誰にも言わずに、
3日前からひとつ、心に決めていることがある。

「寝よっか、」
「ん、」

ベットに入ると、雅は桃子より少し上の位置から桃子を抱きしめ、桃子は雅の腕の中に収まる。
雅の吐息は桃子のつむじにかかり、
桃子の吐息は雅の鎖骨あたりにかかる形となる。
そして自然と、脚も絡み合う。
顔が見たいけれど、ピッタリ向き合うと脚も手もぶつかってしまい寝にくいので、
こうして少し段差をつけることでベストなポジションを見つけた。

366名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:10:26.940

以来二人の寝るときの定位置はずっとこれ、パズルのようにすっとハマるのだ。

雅は桃子を抱きとめながら静かに考える。

雅の決意とは、一週間分、桃子に好きなものを食べさせるまで、
桃子とは愛の営みをしない、ということだった。

これだって特に理由はない。
強いて言うなら、"せっかくやるなら"というわけである。

ぽんぽんと、雅は無意識に桃子の背中を撫でる。
その心地よさに、たいていは桃子から眠りに落ちていくことが多いのだけれど、

「みや、」
「ん?」
「今日は、こっち。」

そう言って、ずるずると上に体をずらした桃子が、雅をすっぽり抱きしめた。
と言っても、桃子の方が一回り小さいので、抱きしめ
られているような感じもしない。

「今日はこうなんだ。」
「うん、」
桃子の嬉しそうな声に、雅も顔がにやける。
そして、桃子の気持ちが伝わってくるかのように、雅を抱きしめる力が強まる。

368名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:13:04.610

雅としては桃子に抱きしめられるのは本当に嬉しい。嬉しいのだが…

「く、くるしい、、」
篭った声で雅は訴える。
そう、なんといってもそうなのだ。
桃子は、胸が大きい。

「え、あはは」
「笑ってるし…」
そんなこと思いもつかなかった、とも言うようにけらけらと笑い出す桃子。

「もう!この胸め!こいつめ!苦しいんだよ!」
「ちょ、!やめ、やめて…く、くすぐったい」

ふざけながら桃子の胸を攻撃しているうちに、
雅の鼻をある匂いがかすめた。

ん?

「ちょ、ちょっとみや、ひゃは」
どうやらくすぐったいスイッチが入ってしまったようで、桃子は軽く触っただけでよじって逃げていく。
そんな桃子を雅はお構いなしに、触り、確かめる。

370名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:14:26.200

「ちょっと待って、もも!嗅がせて」
「は…なに、なんなの…」
この匂い、どこからきてんの…
手の動きばかり素早く、力強く動き避けてくる桃子との応戦。
すぐに決着がつき、桃子の腕を捕まえて、雅はその身体を組み伏せた。

「ちょ、っと、みや、」
今日は寝るんだよね?っていうももの声が、見つめてくるその目から聞こえた気がした。

分かってる、そうじゃないから、ちょっと待って。

すん、と桃子のデコルテに鼻を近付ける。
より一層、強くなるその匂い。

これもフェロモン、?
にしては、なんていうか…濃い気がする。

374名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:16:23.940

「もも、今日なに食べた?」
「なにって、」
「みやがあげたクッキー以外に、なんかお菓子とか食べた?」
「お菓子は食べてないけど、あ、うん、差し入れに苺をもらったから、それを食べました」
「…いちご…、! もしかしてさ、それって、あれかけた…?」

れんにゅう、と雅が言うと、桃子は驚嘆の声を上げる。

「す、すごくない?みやの鼻ってわんちゃんなの?」
「いや、みやも自分で驚いてるよ、けどなんか…わかっちゃったん、だよね。」

いやいやいやと桃子はいつまでも大げさに驚いている。

練乳、練乳なのか?この甘い香りは。
だけど、練乳そのものの匂いではない気がする。

もっとこう、桃子の匂いと混ざって、うーんうまく言えない…

「ももはやっぱり、乳製品、、?」

「?、んあ?なんてぇ?」


その瞬間、雅の中で小さなパーツとパーツが繋がったかのような感覚にとらわれた。

ほんっとうに、誰かに話すのには、ちょっと、
めちゃくちゃに、ほんとにくだらない事なんだけれども。

375名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:17:49.740


それでも自分の頭に浮かんだことにあまりにもしっくりときてしまい、雅は大きなため息をついた。

…そういうことか、そうなのか。

それは、言葉に出すのも、躊躇われるような妄想。


(ももの、母性溢れる体から、美味しそうなミ)

…っ、やばい!

そこまで考えて雅は思考を止めた。


「みや、?なんか、体あっついよ?」
ふと気づくと桃子が不思議そうな顔で、下から雅を見つめていた。
相変わらず甘くて優しくて柔らかい香りは、雅の全神経を刺激してくる。
一度思いついてしまったら、いろんな意味で止まれそうになかった。

「顔も、まっか、」
「…っ、」
ずっと頬を撫でられて、思わず声が出そうになった。
そして、その胸に、飛び込みたくなった。


何考えてんだろあたし、もものことどんな目で見てんのよ…

自分の変態っぷりをいやというほど自覚して、ますます顔が赤くなる。

379名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 01:21:28.010

これから一週間は、もものこと食べるの我慢しようって思っていたのに、
どうしよう、こんなこと一度でも思いついてしまったから、これから先ももとするとき、本当に変なことしちゃうかもしれない…


くるっと雅は向きを変え、桃子から離れた。
「今日は、こうやって寝るから」
「え、なんでよー」
「いいから。」

しぶしぶといった感じではあるが、桃子もそのまま雅の後ろで寝る体制を整えたようだった。

雅は後ろに手を伸ばす。
自然と、何も言わなくても桃子の手がやってくる。

「あのね、もも」
「なあに。」
「ももの匂い大好きだよ。」
「知ってるよ。」
「大好きすぎて、ちょっとやばいかもしれない…」

くすくすと背中で笑っている桃子に、雅は心の中で変なこと考えてごめん、と謝ったのだった。

442名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 23:02:29.300


自分の中にある欲望と向き合ってしまってから一夜明け…

まだ夢の中にいる桃子の横で、雅は迷っていた。

昨晩、何かと桃子に触れそうにる手を抑え、
離れて寝たはずなのにいつの間にか後ろにいた桃子の吐息がかかるたびに漏れそうになる声を抑え、
しまいには身体が反応してしまうのを抑えるために耳を塞いで寝たのだった。

それでも桃子は無意識の中でも雅にぴったりくっついてきて、
そんな恋人を振り払うこともできず、
雅はただただ自分の持つ桃子への愛の深さに我のことながら深いため息をついた。

( たぶん、このままえっちしたら、いつもよりすっごい気持ちいいんだろうなぁ…)

雅は朝からそんなことを考える。

経験上、桃子とのせっかくの愛の営みの時間をより良いものにするには、何をしたら良いのかは分かっている。

やっぱりなんだかんだ言っても、雰囲気作り、そして気持ちの問題。
そして更に、桃子の場合は、タイミングが結構重要だったりする。

どちらかというと雅は、いつでもすぐにスイッチを入れられるし、桃子さえいてくれたらどんな雰囲気も全て受け入れられてしまう。

しかし桃子は、自分の体調だとか、そういったタイミングが揃わないとその気にならないこともあるらしく、
はじめのうちはそこを見極めるのがなかなか難しいこともあった。

でもそれはつまり…、

タイミングが完璧だった時の桃子の反応は本当に凄い、ということにもなるわけで。
雅はそれに期待をしていた。

今回こうやって、あえて日常のペースを抑え
おふざけしながら楽しく
いつもと違う"非日常感"をせっかく作り始めているのだ。
これを使わない手はない。

ましてや、きっと、雅はの予想が正しければ…
桃子にはもうすぐ発情期がやって来る。


雅は知っているー

女性の日のタイミングによって、桃子が時々たまらなく性欲が高ぶっている日があることを。

そしてそんな時の桃子は、雅の五感の全てをこれでもかというほど刺激して、ただ生きているだけで危険な存在になってしまうのだ。


そして、雅は確信しているー

3日後は、ももの発情期だ。

447名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/09/06(水) 23:24:52.940


「んー、…」
みや、と後ろで可愛い恋人の声がする。
考え事をしていた雅は、そこでいったん思考を止め、後ろに振り返る。

すぐさま桃子が抱きついてくる、珍しい。
そして昨日よりさらに濃くなったような気がするような甘い匂いが香る。

「みやぁー…」
「おはよ、もも。朝から甘えんぼだねぇ。」
「だって…昨日寂しかったんだもん…みやのせなかしかみえなくてぇ」

目を開けないままぐずぐずと、雅に擦りついてくる。
可愛くて、たまらない。

思わず雅の手が桃子の胸元へ…伸びそうになるのだが、
寸前のところでハッとした。

( あぶないあぶない、ふつーにしちゃうとこだった…)

それはあまりにも二人にとって普通で、日常となっているからこそ、
しっかり意識しないと、なかなか止めることは難しい。

「ごめんね?くっついて寝たかった?」
「うん、」
「そっかそっか、よしよし」

いい子いい子しながら桃子を抱きしめると、
その二の腕にかぷりと噛みつかれる。

「あ、こらぁ、」
「んうーーーーーーー」
可笑しな唸り声をあげながら、桃子は雅の二の腕を甘噛みし続ける。

そして、チラリと雅の方に目線をよこした。
その目線に雅の身体が疼く。
桃子の目は潤っていて、深い熱を持っていた。

(あれ?やっばいなーこれ…もしかして、ももの発情期もうきてる…?)

噛まれているのは二の腕なのに、雅の身体はそれ以外のところが疼くばかりで、
自分も大概だなぁと、小さく笑ってしまうのであった。

709名無し募集中。。。2018/01/06(土) 01:18:22.760


あつい、からだがあついー。

昨日の夜から感じてはいたが、今朝目が覚めて、やっぱりと桃子は確信した。

ここ数日、雅が始めたご飯のこだわりが面白くて、ついそればかり気にしていたのだが、
気がついたら桃子にとって最も過酷で羞恥な期間がやってこようとしていたのだ。

普段の自分は、いわゆる"性欲"がそこまで高くないと思っているし、どちらかといえば淡白な方だとも思っている。

だがしかし、この期間だけは別なのだ。

食欲も睡眠欲も、三大欲求全てが増殖し、
毎晩隣で眠る恋人の雅についても、その寝息ひとつでも普段では感じないくらいの色気を感じ取ってしまう。

いつもより性欲が高まる、というよりは、

"いつもよりもっと、雅のことが好きになる"

自分ではそんな風に思っている、この感覚。

そしてそのことが、桃子に様々な副作用をもたらすのもいつものことだ。

711名無し募集中。。。2018/01/06(土) 01:21:39.730

今日は離れて寝たいと言われたのに、
結局無意識のうちにくっついてしまっていて、
雅に嫌な思いをさせなかっただろうか。

寝起きでそんな心配をしたにもかかわらず、身体は勝手に動き出す。

いつもならおはようのキスをしてくれるのに、今日はなし。

本当は昨日、もっと雅に触れて欲しかったし、触れていたかった。

朝になってもその欲はおさまらずに、桃子の体を熱くする。


目の前では、優しく微笑む愛おしい恋人の素顔。
明るい髪も、整った顔立ちも、自分にしか見せないこの優しい笑顔も、全てが愛おしい。

抱きしめられたことで目の前にやってきた柔らかな二の腕にかじりつく。

みや、大好き。
その気持ちばかりが溢れる。

いつもなら、桃子のこの気持ちを察知して雅はすぐに、
例えそれが朝からであったとしても、とても優しく気持ちよーくしてくれるのだ。

712名無し募集中。。。2018/01/06(土) 01:22:38.480

だけど今日は、…あれ、?


「もーも。いつまで噛んでるの、みやシワシワになっちゃうよ。」

その言葉に、ちゅぱ、と小さな音を立てて桃子の唇は肌から離れた。

あぁ、美味しそうなみやの二の腕…向こうにいっちゃった…。

たぶん顔に"しゅん…"と書いてあるだろう、そのくらい心から残念な気分。
何か目に見えないものが萎んでいくのを感じる。


「こら、そんな顔しないの」
よしよしって笑いながら撫でてくるみや。

( ねぇ、優しいのは分かるけど、そうじゃないよね?)

そう言いたいところだが、桃子はこれまで口に出して"誘う"ということをしたことがない。

こういう時、言葉以外で訴える術をこの数ヶ月で身につけた。それが雅には効果覿面だった。

しかし、今日はどういうわけか、それが効かない。

自分とは違い余裕の笑みで自分を見ている雅を見ながら、もどかしさで無意識に鼻息が荒くなってしまう桃子であった。

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