まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

298 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/11(日) 23:18:52.69 0
「みや、小指立ってるよ?笑」
梨沙子に言われて、桃子はペットボトルを掴んでる自分の小指が立っていることに気づいた。
しまった。ついいつものくせで…。
「…ももの真似〜…なんつって」
「いきなりどうしたの笑笑」
大爆笑する梨沙子。チラッと横の方を見ると雅が…"桃子の姿をした雅"がこちらを見てる。
真顔だけどあれは焦ってるな。あとで謝っとこ。

桃子がそんなことを思ってると茉麻が雅に声をかけた。
「ももそろそろ髪の毛セットしたほうがいいんじゃない?時間ないよ」
「あっそうだった…」
髪の毛のセットとはももち結びのことだ。しかし雅はももち結びの作り方…魔法のかけ方を知らない。
「えーっと…みや!ちょっと付いてきて」
「わかった」
桃子もそれを察して、他のメンバーに気づかれないようにヘアスプレーとゴムとくしを持って楽屋の外に出た。


「ったく小指立てないでよ!私のキャラじゃないじゃん」
「しょうがないじゃんいつものくせなんだから。プロ意識ってやつ?」
「いきなりももの真似なんてするわけないじゃん…」
「あれ以外言い訳思いつかなかったんだもん。てゆーかみやの姿だとりーちゃんが優しくしてくれて嬉しい」
「はいはい良かったね」
2人は空いている部屋に入った。
「もも!パッと終わらしちゃって」
「わかってる」
雅の格好をした桃子が、桃子の格好をした雅の髪の毛をももち結びにしていく。
2人は早く元の姿に戻らないと仕事に支障が出てくると焦っていた。

301 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/11(日) 23:47:06.84 0

ことの始まりは昨日の朝。
その日は幸いオフの日だった。
雅は遅めの朝11時ごろまでのんびり寝ていた。
ふと目が覚め、少し体を伸ばして胸のあたりがかゆかったのでかこうとした。
半分寝ぼけていた雅だがあることに気がついた。
「ん…あれ…胸大きくなったかな」
そんなことを思いながら枕元のスマホを見た。
そこで一気に目が覚めた。これは私のスマホじゃない。これは確か…もものだ。
なんで?焦って体を起こすと、そこは桃子の部屋だった。
壁に鏡を見つけて慌てて覗いてみると、そこには桃子の顔があった。
「…夢か。」
そう思いもう一度寝ようとした雅のところにいきなり中学生か高校生くらいの男の子が入ってきた。
「ねえちゃん電話。夏焼さんから。」
「えっあなた誰」
「は?いいから早く電話出て」
そういって家電の子機を雅に押し付け出て行ってしまった。
あれは…ももの弟!しばらく見ていなかったから気づかなかった。
「てか夏焼さんは私なんですけど」
そう言いながら電話に出た。
「…もしもし?」
「みや!?!?ねぇ鏡見て!」
それは確かに自分の声だった。しかし雅が桃子の姿になったのなら、もう一方は雅の姿をした桃子しかいないだろう。
「…もも?ももだよね?鏡見たよ。なんか私ももになってるんだけどどーゆーこと?」
「知らないよぉ〜こっちだってみやになってるよ〜」
桃子が半べそをかいているが声が自分の声なのでなんとも気持ち悪い感覚だと雅は思った。

312 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 01:07:53.57 0

その後なんとか2人ともそれぞれの家を抜け出し近くのカフェで会うことにした。
待ち合わせ場所で桃子を待っていた雅は、遠くから自分が走ってくるのが見えた。
しかし走り方が…例えるならペンギンのようなぶりっ子走りで雅は萎えた。
「みやお待たせ!」
「ちょっと私の姿であんなアイドル走りしないでよ気味悪いなぁ」
「こっちだって目の前に自分がいるんだから気味悪いわ!」
そう言いながらカフェに入った。

2人で原因を探ったが全く思いつかなかった。
漫画ではよくあるシチュエーションだが、だいたいそういうのはお互いが思いっきりぶつかったとか、キスしたとかがベタだった。
しかし自分たちの場合、寝て起きたら入れ替わっていたのだ。
「とりあえずさ、原因はのちのちちゃんと考えることにして明日から仕事面でどうするか考えよう…」
「ほんとどうしよう、私ももみたいにぶりっ子できないからね?」
「そこは頑張ってよ〜とりあえず小指はおろさないで!」
「わかったよ…でもツアー中じゃなくて良かったよね」
もしツアーがあったら今まで覚えた歌割りや場位置を全部お互いので覚え直さなきゃいけない。
しかし1つ問題があった。
「明日ってさ、TGLの収録だよね。しかもスタジオライブ」
「あっそうだよ…」
明日はスタジオライブで大人なのよ!を歌う予定だった。
この曲はダンスがわりと激しい。しかしそんなこと言ってる場合ではない。急いで明日までにお互いの歌割りと振り付けを覚え直さなくてはいけない。
ひとまず2人は解散して、お互いの家で覚えることにした。

317 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 01:37:47.66 0

そして今だ。
なんとかももち結びを完成させて2人は楽屋に戻った。
「なんで髪セットするのにみやも連れてくの」
「いやちょっとBuono!のことで話したいことがあって…」
「てかももメイク濃くない?笑」
千奈美に連続でつっこまれて雅は早速疲れてしまった。
極力お互いの仕草や行動を真似てるつもりでもつい自分の特徴が出てしまう。

収録が始まった。途中で2人とも歌割りを間違えそうになったりもしたがなんとかノーミスで終わることができた。
途中で仲のいいスタッフさんに「ももちゃんいきなり色気出ていたんじゃない?なんかセクシーだったんだけど」と言われ、雅は嬉しかった。
千奈美に「ももまさか彼氏できた…?」と疑われたりもしたが。


桃子はというと、ある1つの気持ちが芽生えてきた。
仕事面では早く元の姿に戻らなくてはいけないとわかっているのだが、鏡を見るたびに思ってしまうことがある。
「みやって本当に綺麗な顔してるなぁ…」
スタジオのトイレの鏡の前で桃子はそう思った。自分が雅の姿なので、鏡を見ればいつでも雅の顔を見ることができる。
「元に戻ったらこんなにじっと見れないんだよなぁ」
桃子は鏡を見るたびにじっと顔を見つめ、頬を手で撫でた。
桃子は雅のことが好きだった。メンバーとして。そしてそれ以上に1人の女の子として。
雅と会うと桃子は毎回ドキドキした。
だから今自分が雅の姿になっていることに、焦りとともに少しドキドキもしていたのだ。
そっと髪を横に流してみる。そして鎖骨を撫でてみる。
私、しばらくこの姿のままだったら…いけないことをしてしまうかもしれないな…

そう思った時、トイレの扉が開いた。
友理奈だった。桃子は慌ててメイクを直す仕草をした。
「あ、みやだ。ねぇ帰りに近くの抹茶カフェ寄ってかない?最近できたとこ!」
友理奈の誘いは嬉しかったが、雅以外のメンバーといるとボロが出てしまいそうで怖かった。
「ごめん熊井ちゃん、私用事があって早く帰らなきゃいけないんだ」
「そっかぁ…わかった」
ごめんねくまいちょー。そう思いながら桃子は雅の元へ向かった。今日は雅の家で2人で作戦会議をする予定なのだ。

325 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 02:13:07.24 0

雅の家。
「なんで入れ替わったんだろうね」
元に戻る方法を見つける前に、原因を探らなくてはいけない。
「別にももたちなにもしてないよね。寝て起きたら入れ替わってた。」
「それが謎なんだよなぁ〜」
雅はそう言いながらスマホで色々と検索していた。
実際にこんなことが他に起こっているはずがないが、なにか解決策はないだろうか。
「…頭ぶつけてみるとか」
「ありがちだね」
ありがちだろうがなんだろうが関係ない。早く戻らなければまじでやばい。
「「せーのっ」」
ゴンッ
頭蓋骨が割れたかと思った。
「っいてててて 」
「…まって超痛い…戻った?」
「戻ってない…」
ただ痛かっただけだった。他に何か無いだろうか。


雅はある時期から、自分が桃子のことが好きなのかもしれないと思うようになった。
ただの好きではなくて、恋愛感情としての好きだ。
なんてったってももは可愛い。そう思っていた。
顔を見るたびなぜかドキドキしてしまう。
少し前に、プライベートの友人に失礼な人がいた。雅の前で桃子のことを悪く言ったのだ。
「雅ちゃんってあのももちと同じグループなんだよね?あの人いつもあんなぶりっ子で一緒にいて疲れないの?笑」
「いや別に…」
桃子は努力家だし、真面目だし、優しい。歌もうまいし美人だ。
なにも知らない子にバカにされたのがむかついた。
「しかもももちってそんな可愛く無いよね笑笑」
は?なにを言ってるの?可愛く無い?
ももはめちゃくちゃ美人だよ。色も白いし顔整ってるし。
そう言い返したかったが大人気ないと思いその場を去ったのだ。
しかし好きなんてことは誰にも言えず、入れ替わった後も密かに鏡を見ながらドキドキするしかなかった。

326 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 02:15:19.23 0

桃子はある考えがあった。
今ならキスできるかもしれない…。
こーゆーシチュエーションに王子様のキスはつきものだ。
しかしよく考えると、桃子は自分の姿をした雅にキスをすることになる。
自分にキスするなんて全然嬉しく無い。
元の姿に戻ったら…などと思ったが、横を見ると壁に鏡がかかっていることに気がついた。
これは…。
「ねぇみや、いいこと考えたんだけどさ」
「なに」
「…キスしたら戻れないかな」
「はぁっ…!?嫌だよ自分にキスするなんて」
「やってみるだけやってみよ!ほら、目つぶって」
「まじで言ってんの?」
「いいから早く。元に戻りたく無いの?」
そう言うと桃子の姿をした雅はしぶしぶ目をつぶった。
桃子は雅の肩に手をかけた。目の前にいるのは自分の姿だ。
だが横にかかっている大きめの鏡を見ると、そこには桃子にキスしようとしている雅が写っている。
桃子の胸が激しく鳴っている。
「もも…早くして」
そう言われ、桃子はなるべく鏡の方を見ながらキスをした。
自分からキスしたのにまるで雅にキスされた感覚だった。

331 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 02:44:59.84 0

ゆっくりお互い目を開ける。
「…戻ってないじゃん!」
「うぅ…」
やはり戻らなかった。桃子はドクドク言ってる心臓の音がばれないように必死だ。

「思ったんだけどさ」
雅が口を開いた。
「物理的な問題じゃないんじゃない?」
「へ?どゆこと」
「いやだから、なんかお互い考え事してて、それが原因…みたいな?」
考え事?あの日の前日の夜は…
桃子は記憶を巡らせた。
そして思い出した。あのときは確か、いや確実に、雅のことを考えていた。
雅の顔、声、仕草、歌、ダンス…桃子はこんな風にかっこよくなってみたいと常に思っていた。
その日の夜もそう考えていたのだ。

そして雅もそれは同様だった。
桃子のように、美しく可愛くなってみたい…
ももが好きだ。そう思っていたのを覚えている。

だがそんなこと本人に言えるわけがない。
雅はどうごまかそうかと考えた。
「あの日の前日の夜はねぇ…仕事のこと考えたかな。確か。」
「…そっかぁ」
雅は、桃子が心なしか切なそうな顔を一瞬したのを見逃さなかった。
なんで?
「ももはなに考えてたのよ」
「ももは…」
桃子の心臓が再びドクドク鳴った。

「ももはね………みやのこと考えてた、かな。」
「えっ」
予想もしてなかった言葉に雅は固まった。
まさか桃子も私のことを考えているとは思わなかった。
雅は自然と口元が緩んでしまった。
「ほんとももってみやのこと好きだねぇ」
「うるさいなぁ…たまたまだよ?たまたま。」
顔が熱い。桃子が私のことを考えてくれてた。
そして気がついた。雅も桃子のことを考えてた。つまりお互いのことを考えてたから入れ替わったのではないか。
しかし今さら桃子のことを考えてたなんて恥ずかしくて言えない。
でも元に戻らなくては…

332 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 02:46:28.55 0

「私ももものこと…少しだけ…考えてたかも。」
「えっ?そうなの??」
雅は仕方なく白状した。恥ずかしくて死にそうだ。
さすがに好きとは言えないが、こんなの言ったも同然だ。
「ほんっとみやはツンデレだなぁ」
「まじで少しだけだからね?そんなずっと考えてたとかじゃないから。」
「ふぅん…笑で、もものなにを考えてたの?」

もうこうなったら正直に言うしかなさそうだ。これも元に戻るため。
「なんていうか…顔も、声も、可愛いっていうか…仕事熱心なとこも尊敬できるし…」
目の前にある自分の顔がどんどん赤くなっていくのがわかった。
「だから…ちょっとももになってみたいって思った…かな」
こんなに素直に桃子への気持ちを言ったのは初めてだった。
雅は恥ずかしくなって桃子のことをペチッと叩いた。
「ったくなに赤くなってんの?そーゆーももは私のなにを考えたの」
「みや…びっくりだよ、私も同じこと考えてた。私ね、みやになりたいって思ったんだ。」
桃子がそんなことを思ってくれてたなんて知らなかった。と同時に自分も顔が熱くなったのがわかった。
「やば、恥ずかしい…と、とりあえずさ、またお互いのことを思ったら元に戻るってこと…?」
「うん、やってみよっか」

そしてその日の夜、もう一度お互いになりたいと強く思って寝た。
桃子は雅と同じ気持ちだったことが嬉しかった。
朝起きたら元に戻ってますように…
桃子は、明日にはちゃんと雅の姿をした雅に会いたいと願った。
そしてもし元に戻ったら思いを伝えたいとも思った。

334 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/12(月) 02:48:35.89 0

翌日の朝。
桃子が飛び起きて鏡を見た。
「みや!みや!!起きて!元に戻ってる!!!!」
「えっ…ほんと?」
そして雅も鏡で確認した。
「よかったぁ〜〜」
桃子は心の底から安心した。やはり自分の姿は落ち着く。そして、目の前にいるのが自分の姿ではなく雅そのものだということが嬉しかった。
「よかったぁぁぁ」
2人は嬉しさのあまり抱き合った。

「ねぇみや……もう一回キスしよ」
桃子が雅の耳元で囁く。
「やだよ」
「なんでよぉもものこと好きなくせに」
「うるさいなぁ」
「私はみやのこと…好きだよ」
「えっ」
「ねっいいでしょ。お願い。」
桃子が可愛くお願いすると、雅は仕方ないなという感じで顔を近づけ、桃子の髪の毛を撫で、そっとキスをした。
やっぱり雅は美人だ。そう思いながら桃子は雅の指と自分の指を絡めた。
たった2日間だったが入れ替わってよかった。雅と桃子はまた同時に同じことを思っていた。

終わり

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