まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

753 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/15(木) 22:12:49.85 0


もものごはん


夜が来た。
桃子は暗闇の中で目を覚ました。
空腹で弱った身体とはうらはらに、感覚は研ぎ澄まされていて。
こうしてベッドに横たわったままでも、同じマンションの中に散らばる人間たちの気配はすべて捉えている。
誰が一番襲いやすいかーーー無意識のうちに獲物を物色し始める自分に桃子は苦笑した。

わざわざ自分から食べられに来る物好きな餌がいるのに、古い習慣はなかなか抜けない。

桃子のためだけのごちそうは、今息せき切ってこちらに向かっている。
点滅し始めた信号を駆け足で渡り終え、街路樹の間を走る。
エントランスをぬけ、エレベーターに乗り込み、もうすぐだ。



「ももー、起きてる?」
桃子の返事を待たずに寝室の扉は無遠慮に開け放れた。廊下のオレンジの光が斜めに差し込んでくる。
のっそりと身を起こす桃子と、寝乱れたままのベッドを眺めて、雅は呆れた顔になった。
「みやが来るのはわかってるのに、起きて待っててくれる気はないの?」
拗ねたような口ぶりには甘えが含まれている。
それには答えず、桃子はベッドを出ると軽く跳躍し、そのまま雅の隣に降り立った。
「ちょっと、もも、なに?」
戸惑う雅の首筋に顔を寄せて囁く。
「汗の匂いがする」
「はぁ?」
「そんなに早くももに会いたかった?」

雅からの返事は顔面への鞄攻撃だった。

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