まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

577 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:14:40.17 0

あの日の行為は、最初から変だった。
キスをされただけなのに、舐められただけなのに、舌先から伝わってきた刺激はもぉの容量を超えていた、と思う。
いろんなとこ、舐められて。
全部に体が反応するのを止められなくて。
行為が終わった後も肌は敏感なままだったから、何かが擦れるたびにぞくりと背筋が痺れた。
本当にもう、日常生活大変だったんだから。

「――って、聞いてる?」
「聞いてるわよ」

で?ともぉに向けられる視線を受け止めて、睨み返すと何故か微笑まれた。
元はと言えば、誰のせいだと思ってんの?

「あの薬のせいで、もぉ、しばらくチョー困ったんですけど」
「でも、気持ちよくなれたんでしょ?」

結果オーライみたいな顔をして、その人、もといエレガントミーヤさんが開き直る。
そういう問題じゃない。
もぉは今、この人がみーやんに変な薬を与えたことに怒ってるのだ。

「アラ、だってあなただけじゃ不公平じゃない?」

確かにそうだけど、そうじゃない。
言葉に詰まったもぉを見て、ミーヤさんが薄く笑うのが見えた。

「あなたにあげた薬、活用したんでしょ?」
「それはそうだけどぉ……」

かつて、この人からもらった薬のおかげで、もぉはみーやんの体をよーく知ることができた。
それには感謝してる。
でも、やっぱり納得なんてできない。

「……だったら、みーやんにも同じのあげればよかったのに」
「それはどうかしら」
「なんで?」

曰く、雅ちゃんは理屈で考えるタイプじゃないから、だって。
うーん、確かにそれはちょっと同意。
でもでも、と食い下がったら、はいはいオシマイって感じで話は遮られた。

「で、今度は何をお悩み?」
「……そんなんじゃ」

ない、と言えば嘘になるけど、素直に目の前の人に打ち明ける気にもなれない。
でも、どうせ全部見破られてるんだろうなって感じがした。
だって、ミーヤさんは今日一番のにやけ顔を浮かべているから。

「ふふ、これを使いなさいな」

手渡された小瓶の中には、乳白色の液体が揺らめいていた。
以前、もぉにくれたのは透明な薄桃色のやつだったっけ。
だから、効能は違うんだろうと想像できた。
突っ返すこともできたけれど、ミーヤさんの何もかも見透かしてるような目は本物だと思う。
何より、ちょっと悩んでるのは本当だから。
ありがと、とぶっきらぼうに言えば、ミーヤさんは、お代はいらないわ、といつもの笑顔を浮かべていた。

579 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:15:44.60 0


もぉがミーヤさんに初めて出会ったのは、少し前のこと。

「何か、悩んでるようだね」

学校からの帰り道、そう声をかけられて飛び上がるほど驚いた。
ぐるぐると考えていた最中だったから、その言葉にどきりとさせられた。
悩んでること、どうして分かっちゃったんだろう。
そんなあなたにはこれ、と風邪薬のCMみたいなノリで差し出された液体は、誰かの五感を擬似的に体験できるというもの。
それを飲んで寝ると、夢の中でもぉは別の誰かの体に入り込むことができて、その人の体を自由に動かすことができる。
あくまでも擬似的なものだからなのか知らないけれど、相手は何も知らないままに全ては完了する、らしい。

確かにそれは、その時もぉが悩んでいたことを解決してくれそうだった。
もぉが悩んでいたこと。
それは、いざ、みーやんとそういうことをするってなった時、上手くできる自信がないってこと。
何をどうするのか、知識だけはたくさん頭の中に詰まっていた。
でも、実際にみーやんがどう感じるのかなんてことは、何を読んでも書いてあるはずがない。
初めては上手くいかないもんだ、なんて決まり文句も知っていたけれど、そこはさ、もぉの方がちょっぴり年上なわけ。
できることなら、もぉが主導権を握りたかったし、みーやんにカッコ悪いとこ見せたくなかった。
だから、ミーヤさんがくれた薬を使ってすることなんて、ただ一つだった。
夢で、みーやんの体に入り込む。
しかも、みーやんには何か影響があるわけじゃない。
そんなことが本当にできるんだとしたら、すごく魅力的なことのように思えた。
だから、もぉはわりと即決でその薬を試すことにした。


結論から言えば、それは本当の本当に効いた。
それを飲んで眠りについた夜、ふと目を覚ますと見慣れない天井が目に入って。
まさかと思って体を起こすと、もぉのじゃない指先が映った。
薄ぼんやりと浮かび上がる部屋の様子も、もぉのものとはかけ離れていた。
でも、見覚えはある。よく知ってる。
そこは、大好きなみーやんの部屋だった。
どきどきと心臓は逸ったけれど、薬の効き目はそう長くはないらしいから、のんびりもしていられない。
いろいろな誘惑を断ち切って、もぉは早速目的を果たすことにした。
目的――つまり、みーやんの体を使って……自分でするってこと。
みーやんの部屋へと勝手に入り込んだような気分で、あっさりと体内の熱は高まった。
いいのかな、本当に?
でもこれ、夢らしいから。
誰にともない言い訳を唱えて、そっと胸に手を添える。
ふにゃ、と慎ましやかながら柔らかな感触が返ってきた。
みーやん、寝る時は下着をつけない派らしい。
それならば話は早いと、服の裾からそっと掌を侵入させてみた。
全体的に柔らかな胸をそっと揉んでみる。……それにしても、本当に可愛らしいサイズだよね。
今度は、そっと先端の周辺をなぞってみた。ぴく、と自然にお腹へと力が入る。
なおもゆるゆるとなぞっていると、先端が硬くなっていくのが分かった。

「……んっ! ふ、ぅ」

薄いと感度がいいって聞いたことはあったけど、本当なのかもしれない。
だって、ただ撫でてるだけなのに、吐息は呆気無く色づくんだから。

「ぁあっ!」

焦らした先端を弾いてみると、今までにない甘さが背筋に走った。
これ、本当にやばいかも。
引っ掻いてみる。
押し潰してみる。
摘んでみる。
擦ってみる。
それぞれの行為が違う角度からの刺激を与えてきて、思わず背中が反り上がる。

580 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:16:19.20 0

みーやんの体、こんななんだ。
体の中心が脈打って、触れてほしいと主張するのが分かった。
せっかちな体だなって思う。
でも指先は止められないし、止める理由もない。

「ぁんっ……!」

手を下に移動させて、下着の中に忍び込ませた。
一番敏感な場所、快感に直結してる場所。
指でなぞっただけなのに、脳みそまで電流が走ったような気がした。
やっぱり違う、これはみーやんの体なんだと改めて実感する。
みーやんって、こんなに。
こんなに……感じやすいんだ。

「は、ぁ、んぅっ」

欲求に従って性急に指を動かすと、何も考えられなくなった。
ただただ、その先へ。目指す場所はただ一つ。
軽く左右に擦るだけで、快感の波に攫われそうになった。
更なる刺激を求めて、腰が浮いた。
口の隙間から漏れる、息の湿り気が増した。
限界が近いのが分かる。
これが最後と指先に力を込めると、ぎゅっと体の中心が収縮したみたいだった。
襲ってくる波に身を預けると、そのまま意識は流されて。
次に目を覚ました時、もぉは自分のベッドの上にいた。

581 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:17:18.49 0


分かった中で一番重要なことは、みーやんの体がすごく刺激に弱いってことだと思った。
それ以来、その薬を少しずつ使いながら、夜な夜なみーやんの感覚を学んでいった。
どうすれば痛くないのか、感じすぎないのか、ほどよく気持ち良いと思うのか、はたまた焦れったくて堪らなくなるのか。

だからまあ、お互いに初めましての時には、もぉは完璧にみーやんの体のことを理解していた。
下手すると、本人より知ってたかもしれない。
おかげさまで、みーやんのことをすっごく気持ちよくさせてあげられたと思う。
もぉはといえば、みーやんの触り方が本当にソフトタッチで。
でも足りないと言うのも恥ずかしくて、結局その日は絶頂を経験することはなかったんだけど。
でも、でもね、みーやんが一生懸命にもぉのこと触ってくれるのは、とっても幸せな体験だった。
こんな幸福な気持ちは二人じゃないと味わえない。
だから、自分の熱を冷ますくらいは一人で我慢しようって考えていた。
別に、もぉはそれでも不満じゃなかったんだけど、みーやんはみーやんで悩んでたんだってことをこの前知って。
最初、みーやんがミーヤさんからもらった薬を使ったって聞いた時にはちょっとだけもやもやした。
けれど、みーやんの気持ちを考えるといろんなことが見えてきた。
こういうことは、二人でするから意味があるみたいで。
だったら、できればみーやんにも、もぉの気持ちいい場所を知ってほしい。
でも、逐一指示するのは気が引けるし、何より恥ずかしすぎて無理。絶対無理。
今回、もぉの頭にあったのはそんな悩み。
そして、ミーヤさんはあっさりとそれを見抜いていたんだと思う。

――これはね、自分の感覚を他人にリンクさせられるのよ。

ミーヤさんの言葉が蘇る。二人で飲むのよ、とも釘を刺された。
この薬の効能は、薬を飲んだ人同士で同じ感覚を共有できること。
たとえば、もぉがみーやんに触られている時に、もぉの感覚がみーやんにも伝わるってことらしい。
どうなるかなんて全然想像できないけど、試してみる価値はあるよね。
あとは、これをどうやってみーやんに飲ませるかだけ。
まあ、みーやんは素直だからいくらでも方法はありそうだよね。


急いては事を仕損じる。
もぉは、じっくりと機会を伺った。
薬は牛乳にでも混ぜればいいかな、同じ色だし。
そう思って、ちょっとお高めの牛乳を用意してみました。
みーやんがうちに来る日。ちょっとまったりしたお風呂あがり。
ホットミルクを差し出すには最適な頃合いを見計らって、みーやんに声をかけた。

「ね、なんか飲む?」
「うん」

みーやんが頷くのを確認して、用意しておいたそれを持ってくる。
もぉには薄ピンク、みーやんには薄紫。こっそりお揃いで買ってたカップは、今日が初のお披露目。

「あ、これ」

可愛いってみーやんのつぶやきが聞こえた。
素直に喜んでくれてるらしい様子に、ちょこっとだけ罪悪感がわく。
ごめんねみーやん、今からちゃーんと気持ち良くしてあげるからね。
みーやんがちゃんと飲み終わったのを確認して、何も知らないみーやんの無防備な背中に飛びついた。

582 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:18:37.00 0

「みーやんっ」
「わっ! 何?」

そのままちらっとみーやんの横顔を伺って、その頬にもぉの頬を寄せてみる。
もぉのほっぺたにも、じんわりとしたくすぐったさが広がった。
みーやんの感じてることが、伝わってくる。なんだろう、これ。不思議な感覚だけど嫌じゃない。
視界の端に映った赤い耳にかぷりと歯を立てると、みーやんが小さく震えたのが分かった。

「……ッ?!」

ぞわり。もぉの体にも甘い痺れが走る。
やっぱり、みーやんって敏感、だよね。

「な、に?」

もうそろそろ、いいことしようよって合図なの分かってほしいなあ。
分かってるけど分かってないふりしてるだけかもしれないけど。

「なんだと思う?」

耳朶のあたり、ぺろって舐めて息を吹きかける。
すっと奪われる体温に、ぱちりとスイッチが入ったのを聞いた気がした。
いつものみーやんの表情と、感覚が繋がっていろんなことがリンクする。

「ね、しよ?」
「は、何言っ、て、ぁっ」

まあ、嫌だなんて言わせないけどって思いながら、服の中へと指を這わせた。
脇腹からもぞもぞした感覚が伝わって、背中をじわじわとした疼きが這い上がる。

「ねーえ、みーやんってば」
「ゃ、めっ」

いつも思うけど、やっぱりこういう時のみーやんは全然止めてって感じじゃない。
そういうところがかわいいなあってにやけながら、もぉは下着の中に入りこんだ。
焦らすことなくまっすぐに指先を進めて、すでに硬くなっていた先端を弾く。

「ん、ぁっ」

みーやんの口から漏れる湿った息。
耳から聞こえるその音と、みーやんの体が感じているであろう快感と、どちらもが押し寄せてきて本当にやばい。
癖になりそう、なんて思ってみたりして。
これは是非、みーやんにも体験してほしいところ。

584 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:19:34.83 0

「それとも、みーやんがしてくれる?」

だからちょっとだけ挑発的な色を込めて、耳元でささやいてみる。
半分は誘惑。半分は、期待。

「それ、は」

うろ、とみーやんの視線が彷徨った。
この前はあんなに強気だったのになあって思うけど、あの時はみーやんに強い味方がいたからね。仕方ない。

「この前はあーんなに積極的だったのに?」
「あれ、は……薬が」

はいはい、それは分かってるから。

「ね、触って?」

ぐい、と無理やりにみーやんの体の向きを変えて、もぉと向き合う格好になって。
そこでみーやんが微かに目を見開いたのが分かった。

「……も、も」
「んー?」

みーやんの熱が直接伝わってくる。
それはつまり、もぉだってしてほしくてたまらないってこと。
分かってよ、みーやん。

「どう、したの」
「……ね、はやく」

みーやんの瞳には、どんなもぉが映ってたのかな。
だらりと垂れていたみーやんの腕を取って、もぉの服の裾へと導く。
ね、ともう一度だけ。みーやんを見つめる。
みーやんの頬が、一層赤く染まったのが見えた。

585 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:20:38.79 0

ベッドまで連れて行かれたら、あっという間に着ていたものは取り払われた。
ここまで焦ってしなくたってって思うけど、みーやんもみーやんで余裕がない、みたいな。

「……誘ったの、ももだかんね」
「分かってるよ……ね、はやく」

かぶりつくような勢いで落とされるキスを受け止め、舌を絡み合わせた。
粘度の高い音が交わされて、脳内が白く塗りつぶされていく。
すでに脳内でパチパチと何かが弾ける音がし始めていた。

「んっ、ふ、ぁ……もも……っ」
「み……ゃ、んっ」

名前を呼んで、呼ばれて、心拍数は否応無しに上がっていく。
頭が甘さに侵されていく気がする。
思考が刈り取られて何も考えられなくなる。
焦れったさを訴えるかのように、みーやんの指が先を急いでいるのが分かった。
触らなくても感じてた。
自分のそこがどれだけ熱いか。
その熱は、どっちのものなんだろう。もぉのなのかな、それともみーやんの?

「っ、あぁっ」

ぬるりとした感触と共に、異物感を覚えた。
みーやんの指。ほっそりとして、長くて、大好きな、みーやんの指。
でもみーやんの動き方はあくまで優しくて、いつまでも望む刺激を与えてはくれない。
はやく、とねだる言葉が口をついて出そうになって唇を噛んだ。

「ね、ぁっ、み、ぃやっんっ」
「な……に、ぁっ」

もっと、もっと、と体が叫ぶ。

586 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/04(日) 02:21:19.78 0

みーやん、知ってる?
みーやんの体はそれでも満たされるかもしれないけど、もぉには、全然足りないの。
少しでも好きなところに当てようと腰を動かしてみるけれど、やっぱり足りない。
優しすぎて、そういうところ、大好きだけど、今は違うよ。
もっと、と求めて身を捩って、それでも欲しいものは得られなくて。
理性と欲求の間でグラグラと思考が揺れて、突然ぷつんと糸が切れた。

「んっ、ふぅっぁああ」

気づけば、一番感じやすいところに自分の指を添えていた。
みーやんが息を飲んだのが分かって、また一つ体温が上がったようだった。
見ないで、でも、して、みーやん。
あ、やばい。これ、なんか、やばいって……!

「きもち、い?」

みーやんも、同じものを感じてるの?
一瞬だけ目が合ったみーやんの視線も、ひどく熱くて濡れていた気がした。
もぉはこくこくと頷いたと思う、みーやんを抱き寄せたと思う、全身をぎゅっと縮めたと思う。
みーやんはふっと笑って、優しいキスをくれたと思う。

そして、二人でくったりと倒れたと思う。


もぉの上にのしかかった体重は、お世辞にも軽いとは言い難かった。
達したばかりで荒い呼吸なのに、みーやんの体に押しつぶされて肺が悲鳴を上げる。
力の入らない状態でなんとかみーやんの下から抜け出そうとして、ふと違和感に気がついた。

「……せめて、抜いてほし、かったな」

みーやんも同時に達したんだと思うけれど、首元にすーすーという寝息がかかってくすぐったい。
本当に一瞬で寝ちゃうなんてありえないって思うけど、今日は仕方ないとも思う。
下手に動かすのも厳しいし、正直、ちょっとまだドクドクしていて、その……辛いんだけど。
全身の力が抜けた状態ではどうすることもできなくて、そんなことより倦怠感が襲ってきていて。
それにしても、結局ちゃんとみーやんにもぉの好きなところ教えられなかったな……。
そんなことを考えながら、気だるさに全身が支配されてふわ、ともぉの意識は途絶えた。


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