まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

596名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:08:32.220

別にそんなつもりはなくても、普通に歩いているだけで、あたしは目立つらしい。

別にそんなつもりがなくても、サングラスをかけてハイヒールで転ばないようにしっかりと歩いていたら、いわゆる芸能人オーラ、みたいなのが出ちゃうらしくて。

かっこいい、セクシー、オーラがある。
そんなことを周りから言われ続け、
だからか、別にそんなつもりはなくても、どうせ道行く人に見られているのなら、と、
結局は少し意識しながら格好良く歩いてしまう。

結果、目立つ。
そして、少し疲れる。

肩肘張って隙を作らずに歩くのにももう慣れなし、
道行く人たちがすれ違う瞬間にちらっとこっちを見てくるのもサングラス越しにしっかり分かっている。

ていうか、みんなサングラスかけたことないのかな、あーゆー時って余裕で目が合ってるんだけど、気づいてないのかな。

598名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:09:18.310


家を一歩出た瞬間から、事務所の中にいるとき以外は、基本的には仕事モードなのかもしれない。

どこかで飲んでいても、心の底から楽しいと思っていても、
ほんとの心の底の底、さらに奥では、自分をどこかで解放しきれていない自分がいる、ような気がする。

気がするだけだ、深い意味はないけど。


とにかく、自分が一番自分らしくいられる、
何も気を張っていない状態というのが、
家の中だけ、ということだ。

さらに言えば、
ももと一緒にいる時だけ、なのだ。

602名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:10:24.670

今日も仕事を終えて家路につく。

最近ハマっている黒づくめ、それに金髪は、周りの目を集めるのには十分すぎて。

疲れているけど、家の目の前でタクシーを降りるわけにも行かずに、
最後の力を振り絞ってカツカツと音を鳴らして歩く。

私を見ないで、意識を飛ばしてこないで。
誰もあたしを気にしないで、放っておいて。
誰も付いてくるな、邪魔しないで。

だめ。もうすぐ家につくの。

ここからはあたしの時間。
あたしとももの、2人だけの時間なの。


ガチャ

控えめにドアを開けると、電気は付いていても物音がない。

深夜1時を過ぎている、もう寝ちゃったかな。

一歩入ると、玄関なのに、ももの匂いがする。

604名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:11:11.520

正確には"家の匂い"ということになるのだが、
あたしの中ではこれはもう、ももの、匂い。

あたしも一緒に住んでいるはずなのに、ももの家に来たみたいな気持ちになる。

リビングに入ると、ももがソファで寝ている、やっぱり。

「もも ただいま」

寝てるから反応がないのは分かってたけど、小さい声で言わせてもらった。
この一言を声に出して言うことで、どれほど疲れが吹き飛ぶことか、きっと他の人にはわからない。

それに、おかえりが帰ってきたときの安堵感といったら、ない。

長く一人暮らしをしていたが、そのときと全く違う。

"帰ってきた"という感じ、この、唯一の感覚。


しばらく寝顔を見つめていたかったけど、ももが起きたら一緒に寝れるように、早くお風呂に入っちゃおう、そう思う自分がいた。

607名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:12:12.940

カタンと、物音がした気がして、目が覚めた。

音の正体を耳が探すと、控えめな足音が、玄関を抜け、こちらに近づいてくる。
まだ眠かてぼんやりしていて、なんとなくそのまま、閉じたままでいた。

「もも、ただいま」

寝ている私に向かって、みやは律儀に
でも起こさないようにと気を使って小さい声でそう言うもんだから、可愛くて笑いそうになってしまう。

きっと、返事がほしいんだろうな、おかえりって言ってあげたい。


帰ってきて気づいたらソファでうたた寝してしまったらしい自分。

609名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:13:24.110

また遠ざかる足音、きっとお風呂に入るんだろう。

どうしよう、お風呂出てきたみやを出迎えてあげるのもいいけど、そのうち、風邪ひくからって起こされちゃいそうだな。みやは優しいから。

びっくりさせたいし、いま起きようと思った。

静かに起き上がりあたりを確認するとみやの姿はない、やっぱりお風呂か。

そろそろと近づき、脱衣所で服を脱ぎ始めているみやを、後ろからそっと抱きしめる。

「ひゃ!」
「おかえり。」
「もも、起きてたの?もーびっくりした…」
「寝てたよ。ただいまのキスで目覚めるの待ってたのに」
なんて、ベタなことをさらっと言ってみる。

613名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:17:16.320

「何言ってんの」
呆れたような顔をしつつも、少し嬉しそうで恥ずかしそうなみや。
わかるんだよ、ももにはね。

そのままみやのかおを優しく包んで、おかえりのキスをしてあげる。

「んっ、」
「はぁ、みや…ちょっとお酒くさい」
「ん、っ、少し、飲んで、たから、」

ほんとだ、けっこう飲んでるね。
舌を絡めながらみやの味を確認する。

酔っ払いのみやはいつもに増して感じやすいから、もうふにゃふにゃになってきちゃってる。
これでお風呂とか、大丈夫?

ちゅっ、としていったん離れた。
なんか今日のみやは、全体的に、ふわふわしてる。

よしよしってしてあげると、みやはぎゅってくっついてきた。

「シャワーだけにして、すぐ寝るから、待ってて」

ひっついたまま耳元で甘えてくるみや、どうしたんだろ、疲れてるのかな。

「ん。待ってるからゆっくり入っておいで。」

616名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:20:44.680

ゆっくりで良いって言われたけど、早くもものところに行きたくて、急いでしまった。

手早く髪を乾かして、入念にするスキンケアも、今日は簡単に。


ももはソファの上で体育座りをしてテレビを見てる。

くっつきたいな。

あたしの中の本能が、いつもそうやって身体を動かしている気がする。

さっき、家に帰ってきてから、今まで、
あたしは何も考えていない。
何も考えなくてもいい。
ももがいて、ももと一緒。
それだけで、いい。

「もも、」
呼びかけたら、にこっと笑って立ち上がり、おいでって招いてくれる。

617名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:23:04.040

手を繋いで一緒に、寝室に向かう。

パチ、パチ、と1つずつ、ももが家中の電気を消していく。

ベットに腰掛けて、横になる前にももを膝の上に座らせた。

「なにすんの?」
「甘えたい、甘えさせて」
「いいけど、逆じゃない?」
ふつー甘える方が抱きしめてもらうんじゃなくて?

ももはそう言いながらあたしの腕の中で笑っている。

いいの、だって、もものこと抱きしめてると落ち着くんだもん。

あったかくて、ふわふわで、すごい気持ち良いんだよ、知らないの?

619名無し募集中。。。2017/10/08(日) 22:25:09.560

あたしは、これでもかというくらい"甘えて"、
ももを堪能する。
抱きしめていると、ももの体の形を腕が覚えてしまうようで、いつしか毎回、同じ場所にすっぽりはまる用になった。

よしよしってももが頭を撫でてくれる。

ほら、やっぱり、甘えさせてくれる。

ももは本当優しい。

ていうかもももね、甘やかしたがり、だよね。


ももを抱きしめたまま、ごろっと横に転がった。

わわわってももが慌てて言ってる、ごめん。

ベットに寝転んでもそのままもものことは離さない。

横になったことで抱きごごちが少し変わった。

くっつくためにはお互いの脚を交差させないといけなくて、どうしてもこの体勢になると、落ち着いて抱きしめることができなくなってしまう。

小さな邪念を振り払うように、さっきよりももにくっついた。

胸の上から、いつもの良い匂いがする。

深呼吸しながら、それを堪能していると、
今日の小さなストレスみたいなやつが、
ひとひとつ泡みたいに弾けて消えて無くなっていくのがわかる。

ほら…さっき帰るまでは何かにもやもやしてたような気もするんだけどもう何考えてたのか…、忘れちゃった。

ももにくっついていると、あたしはだんだん心が裸になっていくような、そんな気分になる。

あーだめだ、今日、いろいろ話したいことがあった気がするのに…



「みや、寝るの?」
「んぅ、ん?」
「おやすみする?」
「……す、る、。」


ーー おやすみ、みや


遠くで大好きな声が聞こえた気がして、あたしはそのまま意識を手放した。

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