まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

539 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/01(土) 01:31:15.35 0

イベントやライブなどで多忙を極める桃子。
自分自身も広がる仕事の幅に人付き合いが増え、一緒に住み始めたのに会う機会はそれ以前とそう変わらなかった。
ここ最近は日付けが変わる前にお互いが帰宅していることなんて滅多にない。
それだけに日を跨ぐ前に玄関から物音がした事に驚いた。
疲れた顔でフラフラと室内に入ってきた桃子はただいまとだけ呟いてすぐに浴室に消えて行った。
短い時間で出てくるとそのままベットに倒れこむ。
青白い顔に閉じられた目。
疲労感の漂う姿。
それでも明らかな体調不良の兆候はみられないことにほっとする。
大丈夫と聞いたところで大丈夫としか返ってこないのはわかっている。
弱った姿を見せてくれるようになっただけでも随分な進歩。
すぐに聞こえてきた寝息。
頬をひと撫でし、立ち上がる。
散らかった桃子の荷物を片付け、自分もシャワーを浴びた。
寝室に戻りそっとベットに潜り込む。
うっすら開かれる桃子の目。
ゆっくりと焦点が定まるとはっとしたように目を開けた。
それでも眠気に勝てないようで目を瞬かせる。

「寝なよ」

「ん…いい」

緩慢な動きで伸びてきた手はパジャマの中に潜り込んできた。

「きょうはももがするから」

半分、閉じられたままの目でふにゃふにゃした声で言われる。
肌に触れる手を掴んで止めた。

「寝な。顔色あんまりよくない」

「それよりみやがふそくしてるからじゅうでんさせて。そのほうがげんきでる」

おねがいと耳元で囁かれる。
桃子の手を離した。

540 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/01(土) 01:32:31.97 0

ゆっくりと脱がされ、もどかしいほどに緩やかな刺激を与えられる。
無言のまま、何度も丁寧に確かめるように抱かれた。
荒い呼吸を繰り返しているとぎゅっと後ろから抱きしめられる。
汗ばんだ肌が触れ合う。
その体温が心地よい。
心地よさに眠りに落ちそうなところにそれが聞こえてきた。

「ねえみや、別れよ」

何を言われたのかよくわからない。
それよりも聞き間違いかもしれない。

「何?」

「別れよう」

耳元ではっきりと告げられた言葉。

「何言ってんの?冗談でしょ」

自分でも声が震えているのがわかる。
とても冗談に聞こえない声音。

「ううん、冗談じゃない。最近、ずっと考えてた」

真剣な調子に振り返ろうとすると腕に力を込められそれは許されなかった。

「…なんで?」

現状と桃子の言葉とのあまりの乖離に上手く頭が回らない。

「今はいいけど、この先一緒にいてお互いのプラスになるとは思えない。だからいい思い出のうちに別れよう。ごめんね、自分勝手で」

「何それ…」

桃子の腕を振りほどいて振り返る。
僅かにあった視線はすぐ逸らされる。
それでも視線を合わせようとすると逃げるように身を起こしボソボソと話し出した。

「これからはもっとお互いの環境が変わって色んな付き合いが増えていくでしょ。そこでもっといい人が現れるかもしれない。正直に言うとみやを繋ぎ止める自信がない。だからごめん別れて」

「意味わかんない。なんでそんな事思うわけ?」

全く信じられてないようで腹が立つ。
起き上がって桃子を正面から見据えると渋々といった感じで口を開いた。

541 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/01(土) 01:34:04.45 0

「最近さ、よく遅くまで色んな人と飲んだりしてるでしょ。付き合いががあるのはわかるけどやっぱり少し嫌だなって。そんな事思う自分が嫌だし、みやを拘束したくない」

ベットから立ち上がり服を纏う桃子。
拒絶するような背中。

「それにももと一緒にいる時より楽しそうだし」

くだらない嫉妬だよと自嘲する桃子。

「これから会えない日ももっと増えていくでしょ。だからもうきっと無理だよ」

どこか遠くの事のように感じていた頭がやっとまとも動き出す。
そのまま部屋から出て行こうとする桃子の腕を掴まえる。
夜遅く帰るのを咎められる事はなかった。
わかっていなかった。
別れたいと思わせるほど嫌だったなんて。

「無理じゃない。別れたくない」

何も言わない桃子。
ただ掴まえた腕が振りほどかれる事はなかった。
これからは気をつけるからとか回らない頭で言い募る。
何も反応を返さない桃子。
不意にベットサイドに置かれたデジタル時計が視界に入る。

4月1日

エイプリルフール

まさか

「…もも?」

立ち上がり桃子の正面にまわりこむ。

542 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/01(土) 01:35:25.13 0

無表情の桃子に半分、期待していたエイプリルフールの可能性が消えかかる。
それでもその期待に希望をかける。

「エイプリルフールだからってタチ悪いでしょ」

わざと怒ったような口調で桃子の肩を叩いた。

「今日エイプリルフールだったんだ」

忘れてたと色の無い声で呟かれた。
消えるエイプリルフールの可能性。
高まる別れの気配。

「…本当に別れたいの?」

堪えきれなかった涙が遂に頬を伝った。
ボロボロと止まらない。
子どものようにしゃくりあげる。
急に慌て出した気配が桃子から感じられた。

「みやごめん。嘘だからそんなに泣かないで」

ごめんと何度も謝りながら抱きしめられる。
ジワジワと意味が浸透してくる。
意味がカチリと嵌った瞬間、焦るその顔に思い切り枕を投げつけた。

直接、床に正座した桃子を見下ろす。

「で、なんでこんな嘘ついたわけ」

自然と低くなる声。
桃子は殊勝な面持ちで口を開いた。

「心配だったの。男の人いても無防備に酔ってるし、帰ってくるの朝方だし」

延々と続く桃子の言葉。
最初は大人しく聞いていた。
途中から理由というより何故か説教に切り替わっていて納得いかない。

「ねぇそれだったらそう言えばいいじゃん。別れるなんて嘘つくんじゃなくてさ」

バツの悪そうな顔に誤魔化す気だったのかと睨みつけた。

「…ごめんみやを試した。最近、仕事以外で話すことも無かったしもうももに飽きたのかなって。本当に別れるの考えてた。でも今日なら嘘って言えるから」

目を逸らして呟く桃子の両頬をグイッと引っ張ってやった。
つまりさっき言ってたのは本心という事で。
沸々と怒りがこみ上げる。
痛いと言葉にならない抗議の声をあげる桃子の頬を解放する。
頬をさする桃子の腕を掴みベットに引き寄せる。

「今度のオフ覚悟してな」

いやってほど愛を実感させてやる。



以上です

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