まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

192名無し募集中。。。2018/02/05(月) 00:35:18.190

楽屋は賑やかだった。雅は一人離れた場所に座り自分の爪を見ていた。
ラメってるピンクにリボンやハートが着いている、このネイルはとても可愛いのに
あの日以来、桃子が微妙に自分を避けてくるのが気にいらない。
私たちは何かを越えたはずなのに。
手元に影が落ち、雅が顔を上げると目の前に桃子が立っていた。
「あれ、みんなは?」
「自販機に見たことないジュース売ってるって茉麻が言ってみんなで買いにいった」
「そうなんだ。ももは行かないの?」
そう言いながら、雅はドキドキした。怖い。雅は自然と目線を下ろし、再び自分の爪を見た。
避けられるのはムカつくが、今このタイミングで目の前に立たれるのは怖い。
どうして、ぱんつを履いている桃子はこうも怖いのか。
「…あのさ。いつまでもこういう感じなのもイヤだからさ」
「ああ、うん。そうだね」
「あの、あの日のことは忘れる。なかったってことにしよう」
桃子は早口で言った。
こっちが勇気を振り絞ってやっと一歩先に進んだものを、無視しようと言うのか。
雅は指を握り込んでいた。おい、お前の髪型を固めていたものは何だ。
「なかったこと?」
見上げた雅の口調には険が混じった。桃子の顔が僅かに引きつった。
「そう、それで、元通りになる」
「ならないよね。もうならない」
「は?何やったのかわかってんのかてめぇ」
桃子はその可愛らしい唇から、ファンにはとても聞かせられないような台詞を吐いた。
「…誰に向かってモノ言ってるわけ。もう一回ぱんつ脱がせてやろうか」
雅の声はほんの少し震えていたかもしれない。
しかしそれを聞くと桃子は黙った。怯んだように一歩後ずさると同時にドアが開き
わらわらと戻ってきたメンバーによって楽屋には一気に喧噪が戻った。
桃子はくるりと踵を返し、何もなかったかのように皆の方へ駆けていった。
耳赤くして可愛い。雅は密かに満足した。勝てる。
それは小さな胸に湧いた夢と希望だった。

247名無し募集中。。。2018/02/05(月) 23:44:32.730

「え?嘘でしょ」
「ほんとに。ぬがせてみたんだけど」
「…………へぇ」
カフェのテラス席、雅と佐紀は丸テーブルを囲んで向き合っていた。
雅はできるだけ前のめりに体を乗り出し、片手を口許に寄せて囁くように佐紀に告げた。
「キャプテンの言った通り、ノーパンのももは怖くなかった」
時折寒い風が吹き抜けるテラス席に陣取っているのはこの2人だけだった。
「寒いよ」と佐紀は嫌がったが人に聞かれるのは困る。
これからのことは相談せずに自分で考える。一度はそう決めたものの
方針を見失ったまま考えは堂々巡り、結局あれ以来何もできないまま
何ら進展もなく刻々と時だけが過ぎていくのに雅は耐えられなくなった。
時間を置けば置くほど距離が広がっていきそうな恐怖。やはりここは
取り返しのつかないことになる前にキャプテンに相談すべきだろう。雅はそう結論づけた。
なにしろキャプテンは頼りになるから。
「そぅ、そうなんだ。それで?」
「殴られたんだけど、それからなんか避けられてるっていうか」
「待って、やめてよ暴力沙汰に発展するとか」
「ううん、ううん大丈夫。頭は大丈夫なんだけど」
「…ほんとに大丈夫?」
「大丈夫なんだけど、これからどうしたらいいのかわからなくなって」
佐紀は手元のミルクティーをスプーンでぐるぐるかき混ぜると、顔を上げて雅を見つめた。
慈悲深い眼差しだった。
「ね、ちゃんと謝ったの?」
「え何、謝るって。みやが悪いの?キャプテンが言ったからしたんだけど」
雅が睨みつけると佐紀は一瞬顔を引きつらせ、それから曖昧な微笑みを浮かべた。
「あーいやさ、ま、まあそっか。でも、誰が悪いとかじゃなくて謝っちゃった方が早いってこともあるしさ」
「謝ってなかったことにするとか、したくない」
「あぁ、そうなんだ」
「だけど、ももに何て言えばいいのかわからない」
カップを両手で包んだまま、雅はがっくりとうなだれた。

248名無し募集中。。。2018/02/05(月) 23:48:57.230

ケーキにフォークを突き立てながら佐紀は言った。
「もうさ、告白しちゃえばいいんじゃないの」
「何を」
「え?好きだって」
「ちょっと待って。そういうんじゃないし」
「どういうこと?」
「好きとかそういうことじゃないし。そういうのは良くない」
「あ…あぁ。まあね」
「それはダメでしょ」
「じゃあさ、聞くけど、何なの」
「何って」
「みやは、もものことどう思ってんの」
「え、今の話に関係なくない?」
「ないんだ」
「ないよね。まあ言ったら?ぱんつの話だし」
「ぱんつの話なの?」
「いや、ごめ、違ったかも。ももが怖いって話?」
「その、脱がせたら、怖くなくなったんでしょ?」
「ん、まあ、そうだけど」
「だったらいいじゃん」
「これで良かったのかな。いいと思う?」
「いいんじゃない」
「ほんとにそう思う?」
「うんうん。ももだってさ別に怒ってないと思うよ」
「そうかな」
「いつも通りにしてればいいんじゃない。みやらしくしてれば」
「そっか。なんか、なんかキャプテンにそう言ってもらえて安心した」
「ももだって子供じゃないんだから」
「でもみやが初めてだって」
佐紀のフォークがガチンと音を立てた。

249名無し募集中。。。2018/02/05(月) 23:51:37.770

「え?ちょっと待って。あんたたちまさかナンカしたの」
眉をひそめた佐紀の、追いつめるような眼差しが雅を射抜いた瞬間
雅の胸にパッと熱い気持ちが滾った。
そうだ。
あれは誰にも見せちゃいけないものなの。誰にも知られたらいけない。
あの時、体の下で息を詰め震えていた愛おしい子は、この私が、夏焼雅が守ってやらなければならない。
他の誰にもできない。私にしか守れないんだ。
待ってなにこれメッチャ熱いんだけど。いつの間にか私たち、こんなホットな関係になってる。
「しっ。してない」
「もぉー。こわいぃ……そういうの」
「何もしてないから。ぱんつぬがせただけだから」
「わかったからちょっと声大きい」
雅は深く息を吐いた。落ち着かなくては。
「ゴメン。なんかさ、ちょっと今頭おかしくなりそう」
「それあたしの方がだよね」
「え?何?」
「なんでもない。あのさ、お手紙でも書けば」
「手紙?」
「そうそう。ほら面と向かってだとあの子も口が立つからいちいち揚げ足取られても面倒じゃん」
「それはある」
「今の気持ちを正直に書いて渡すとかさ。それでなきゃ伝わんない事だってあるし」
「そっか。…そうしてみる」
「それでいい?もうさ、正直中入りたいんだよね。顔かっさかさ」
佐紀は両手でほっぺたを擦るとトレイを持って立ち上がった。雅は胸に手を当てていた。
わかった。今のこの気持ちを素直に伝える。
ねえ、もも気付いてる?私たちもう、後戻りできなくなってるんだよ。
「キャプテンにはほんと感謝してる」
雅の緩みきった口許を、佐紀は怪訝な顔で見つめていた。

307名無し募集中。。。2018/02/07(水) 01:55:37.830

その日、雅は少し早めに会社に着いていた。なんとなく気が逸って早起きしてしまったのだ。
廊下を歩いていると、向こうから桃子がやってくるのが見えた。
桃子は雅の姿を認めるとハッとした顔をして、一度立ち止まった。
雅が胸の前で軽く手を振ってみると、桃子は足早に近づいてきた。
「みやちょっと」
「ん?」
桃子はさっと雅の片手を取った。ぐいぐいと引っ張るようにして進みながら辺りを見回し
衣装部屋のドアを開けると中に誰もいないことを確認して雅を引きずり込んだ。
「もしかして、手紙読んでくれたの」
昨日、帰る前に桃子のバッグにそっと忍ばせた手紙だ。
「読んだ」
「今、話するの?」
閉めたドアを背に雅が言うと、桃子は手を放し、振り返った。
「そう。わざわざお手紙ありがとうって言いたいけど。
あれさ。みやがしたことに対して何の説明にも言い訳にもなってないよ?」

 momoへ
 お手紙は苦手だけど、どうしても伝えたいから書くことにしました。
 この間のコト。。。ももは不思議に思ってるかもしれないけど
 miyaにとってはとっても大事なことでした。
 あの時に言ったことは、全部ホントの気持ち。。
 ちょっと怖いときもあるけど、基本的にはもものことすごく大事に思ってるから(ホントに)
 いっしょの目線になって考えてみたかったんだよね。
 今度、またちゃんと話したいです。
 ♡miya♡

「なんで。言い訳なんてするくらいなら最初からしてない」と雅は言った。
「ああ、うんわかった。じゃあ言い訳はいいよ。みや全然わかってないみたいだから」
「何が」
雅が言いかけるやいなや、桃子は手を伸ばし、雅の腕を掴んでいた。

308名無し募集中。。。2018/02/07(水) 02:00:02.010

部屋の奥のソファに押し倒され、桃子の手がスカートに入ってきたとき
雅は心臓が止まるかと思った。
「だめこんなの」
「はぁ?この間、自分がしたことでしょうが」
「ちがっ…」
違う、全然違う。あの時はオートロックのホテルの一室。いわば密室。
ここはいつ誰が入ってくるかもわからない衣装部屋ではないか。
桃子のそれはまさに鬼畜の所業であった。
膝の上を自分のぱんつが擦った。
「はわわ…」
「はわわじゃないよ!」
桃子は無慈悲な手つきで強引にぱんつを引きずり下ろし、片足だけ抜くと手を止めた。
右足首にぱんつが絡み付いているのがわかる。
スカートの中がすーすーした。その心許なさに雅は震えた。
「ねぇっ。わかる?自分が何したのか」
「わかっ…わかる」
なに、この無防備すぎる感じ。言ったら不安?この途方にくれるようなメチャクチャ不安定な感じ。
目の前に桃子の顔があった。雅はじっと見据えてくる桃子の目を見た。
大丈夫。わかった。…わかったよもも。
この初めての特別な気持ち。私たち、今それをお互い共有したんだってことだよね。
これってもう他の誰にもわからない気持ちだと思う。
雅は桃子に縋り付きたいような気分になった。
なのでそのままそうした。首に抱きついて強く引き寄せると桃子はもがいた。
「ちょっとっ…みやっ」
「ももも脱いで」
「何ゆってんの」
「いいから、脱いで。ももが今したことでしょ。みやに何したのかわかってるわけ?」
凄みながら強引に桃子のスカートに片手を入れお尻に触ると、雅は何故だかとてもホッとした。
雅の片腕で拘束されている桃子が、肩口に顔を押し付けたまま完全にフリーズしたので
やおらぱんつを掴んでお尻の下まで引き下げる。
「みや…」
桃子の呻きと、同時に肩に広がったその吐息の温もりが雅をゾワゾワさせた。

310名無し募集中。。。2018/02/07(水) 02:04:30.750

なんかわかんないけどきゅんきゅんする。と雅は思った。
「…で、何がしたいの」と桃子は言った。
「このまま、このまま抱き合ってたい」
もう一度、溶け合ってみたい。それはどうしようもない気持ちだった。
「これに何の意味があるわけ」
「え?」
固まったまま、桃子はボソボソと呟いた。
「こんな…ぱんつ脱いで抱き合うなんて誰でもやってるようなことにさ」
「誰とでもヤってるの!?」
「ばっ…してないよ!」
「もっ、ももは誰でもいいの」
「.…なんでそうなるの。私たちのことじゃなくて、いくらでもいるわけでしょ。こーゆーつまらんことしてる人たちは」
「つまらなくなんかない…!」
これがどれだけ特別なことなのか、本当に桃子はわかっていないというんだろうか。
頭がぐるぐるする。雅の手の力がゆるんだ。
その隙をつき、桃子は「よいしょ」と言いながら雅の腕の下をすり抜けると素早くソファを滑り降りていた。
雅がはっと頭を上げたときには、背を向けた桃子が既にぱんつをたくし上げているところだった。
桃子はスカートを整えると、くるりと向き直った。
「全然つまんないよ。アイドルやってる方がずっといい」
「え…いや」
いやそういうことじゃなくて。と雅は思ったが、今ここでそれを上手く説明できる気がまったくしない。
だから、だから手紙を書いたのに。
桃子はかりかりと頭を掻いた。
「みやさぁ、どうして、こんなことになってるわけ」
「それは、キャプテンが」
「違うんじゃないかなあ?」
「え?」
「違うと思うよ。ちゃんと考えてよ」
「そんなの考えたし。けど、わかんないから」
「わかんないとか言ってすぐに考えるのやめないで。全然足りてない。
もっともっともっともーっと、その、自分の頭で、死ぬほど考えて。
それくらいのこと、みやはしたんだからね!」
雅が言葉を失っていると、桃子はふいっと顔を背け、衣装部屋を出て行った。呆然と見送る。
ももは何が言いたいの?
もっともっともっと死んじゃうくらいもものことを考え続けろってこと?
雅は両手で自分の体を抱いた。
それはとてつもなくヤバイことのような気がするのだった。

おわり

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます