まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

61 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/16(日) 22:16:40.73 0

7月に入り期末テストを終え、いよいよ海の日の三連休の文化祭へ向けての追い込み練習が始まる。
9月の頭には定期演奏会もあるため、そちらの練習も始まっている。
1年で一番忙しい季節がやって来た。
「みーやん、期末テスト大丈夫だった?」
「じゃーん!見て!みや頑張った!」
恐る恐る問いかけると、笑顔で順位表を渡された。
笑顔だけで結果はわかったが、確認すると中間テストよりも成績が上がっていて、桃子も自然と笑顔になった。
ご褒美のつもりで頭を撫でてあげた。
「成績上がってるねぇ。これももものお陰だね」
「うん。ありがとう、もも先輩」
「今日は素直なみーやんだねぇ」
「別にいつも素直だし。もも先輩は?成績落ちてない?」
「もも今回は6位だよ」
「みやに教えてくれてるのに、もも先輩凄い」
「そーでしょそーでしょ。もっと誉めて」
ふと気がつくと周囲からは生暖かい目で見られていた。
さゆみは半目になって呆れていた。
「相変わらずももちゃん達はバカップルだね」
「いやーん、分かっちゃいますぅ?もも達ラブラブなんですぅ」
「なっ!そんなんじゃないです!」
桃子がくねくねしながら言うのと、真っ赤になった雅が叫んだのはほぼ同時だった。
「はいはい。そろそろ練習始めたいんだけどいい?」

62 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/16(日) 22:17:22.02 0

放課後の部活時間は演奏会前だと大抵個人練習で音出しをしてから、パートやセクション、全体での練習をする。
その時期や日によってスケジュールは変わってくる。
今日は個人練習後、木管のセクション練習の日だった。
セクションリーダーの絵里の指示で練習をしていく。
「フルート、もっと縦を揃えてください。サックスは音の処理をしっかりとしてください。各パート、フレーズの受け渡しを意識してもう一度頭から下さい」
普段おちゃらけてばかりいる絵里も、このときばかりは真剣だ。
繰り返し演奏し、まとまっていく演奏。
「もう一度縦を揃えるように各パートで確認してください。もう本番が近づいているので、しっかりと意識を持って一回一回の練習をお願いします。お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
練習室に戻ると、パーカッションもセクション練習を終えたところだった。金管セクションが、戻ってきていない。
近隣の迷惑になってしまうため、音を出せる時間は決まっている。
練習室は防音であるため、朝練は練習室に限られており7時から。放課後は教室等を使用できるのは19時まで。練習室は20時迄だ。
パートリーダーのさゆみから明日から朝練でパート練習をすることを告げられる。

63 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/16(日) 22:20:42.10 0

翌日のお昼休み、桃子はいつも通り佐紀と舞美と3人でお弁当を食べていた。
「そう言えば、昨日金管遅かったけど、何かあったの?」
「トランペットが全然あってなくてセクションリーダーが切れちゃって、あんまり演奏してないのに時間だけとられた」
「うわぁ。ご愁傷さま。そんなダメダメだったの?」
「うちらどころか、ちいですら分かるレベル」
「全然進まなくてさ、トランペットは今日から特訓体制だって」
「最悪だねぇ。木管は結構進んだよ」
「だってカメさんでしょ?そりゃ進むよ」
「普段の姿見てると信じられないけど、知識もすごいし、センスあるし凄いよねぇ」
「そう言えば、うちのクラスの展示当番て決まったっけ?」
「うちら三人で3日目のラスト2時間だよ」
「準備参加無しでいいとか優しいよね。舞美は今年も愛理ちゃん見に来るんでしょ?一緒にまわるの?」
「来るよ!2日目の演奏聞きに来て、3日目の午前中から一緒に回るんだー」
「相変わらずいとこ大好きだねぇ」
「だって可愛いんだもん。佐紀は?」
「あー...ちいに一緒に回りたいって言われてる」
「へー。なつかれてるねぇ」
「そんなこと言ってるももは?みやと回るんでしょ?誘われた?誘った?」
「へ?誘われてないし、誘ってもないよ?」
「鈍感とへたれだなぁ」
「まさにそれだね。鈍感とへたれ」
「ちょっと二人とも酷くない?別に態々一緒に回らなくたっていいじゃん」
「ねぇ、もも。みやのことどう思ってんの?」
「多少仲のいい後輩」
ねぇ、なんで二人ともため息つくの

64 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/16(日) 22:21:45.22 0>>66>>95>>96

朝の7時前から夜20時過ぎまで学校にいるって、考えてみたら凄いなぁ。
本番まであと5日。一日の練習を終えた桃子は疲れ果てていた。
「あ。やばい。カメさんカメさん。譜面隠しの準備終わってましたっけ?」
「うぇ。完全に忘れてた。ももちゃんナイス!みやちょっとおいで。明日の朝練前か昼休みに探すのどっちがいい?」
「今やっちゃいましょう。何かあっても明日すぐ動けますし。みーやんも大丈夫?」
「えり、これからリーダー会議なんだよ」
「二人でやっときますよ。カメさんパートもセクションもリーダーで大変ですし」
「お詫びにクラス展示でおごってあげる。メイド喫茶するんだ。ほんとにごめんね、じゃあえり行ってくる」
21時には部室に明かりがつかなくなってしまうため、桃子と雅は急いで部室棟へ向かった。
破れや汚れをチェックしながら枚数を確認していく。
数枚汚れてしまっていたが、必要枚数には足りそうでほっとする。
「あー、なんとか足りそうでよかったよ。パーカッションが何枚必要かもう一度明日確認しておかないと」
「そう言えば、もも先輩は誰かと文化祭見て回る約束してる?」
「してないけど。なになに?もものこと誘ってるの?」
「ちいと回ろうかなって思ってたけど、佐紀ちゃんと回るし。まいみちゃんはいとこと回るってなっきいが言ってたから、もも先輩一人じゃ寂しいかなって思っただけだし」
「他の1年生とかはいいの?まあさとか」
「まあはクラスの子と回るし、他の子ももう約束してた。せっかくの文化祭だし、一人とか寂しいし、だめ?」
「ももでいいならいいよ」
「良かった。もも先輩に断られたらどうしようかと思った」
「じゃあカメさんのクラスのメイド喫茶は絶対行こうね。みっしげさんもれなさんもいるし、楽しいよ」
「うん。約束ね」
なんだかんだ一緒に回ることになっちゃったなぁ
なんか最近まわりの冷やかしが多くてめんどくさいなぁ
まぁ、みーやんと回るの楽しそうだしいっか

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