まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

81名無し募集中。。。2017/10/26(木) 19:10:01.680

愛理の来襲から約一ヶ月が経とうとしていた。


ほんっとに夏焼さんさぁ………

「………」

言いたかないけど一応人様の家に上がりこんでんだよね?なにをグースカ寝てんのよ。ていうかさ、私が言うのもなんだけど寝相悪いよね?足はみ出してるよ?


━━舞美に勝手に合鍵渡したことをさりげなく咎めるメールを送ったら、ものすごい長文謝罪メールが返ってきた。あまりに長すぎて半分くらいで読むのを諦めた。
簡単に言うと、どうやらあの子はみやにまんまと騙されたみたい。そして私がメールを送るまで騙されていることに気付いていなかったらしい。
分かった、みやのこと叱っておくね。と返すと、これまた長文が返ってきたので今度こそ読むのをやめた。

あの子の長文癖は昔からだけど、未だに治る気配すらないのはある意味すごい。もし職を失うようなことがあれば小説家でも勧めてあげよう。


なんて考えながら、目の前のこのアホ面を眺める。あ、すごくどうでもいいこと思い出した。

ーみやは、もちろんお仕事も忙しそうだけど、休みの日にもメイクをバッチリ決めてどこかへ遊びに行く。
どこへそんなに行く用事があるのかと思い、一度聞いてみたことがあった。

「ねぇ、休みの日にもどっか出掛けてるよね?」
「うん…そういうももはあんまり出掛けたりしてないみたいだけどね」
「うるさいな、私のことはいいの。で、どこ行ってんのかなーって。…あ、嫌なら、答えなくてもいいけど」

みやは、特に考える素振りも見せずこう答えた。

「んーっとねぇ、友達とご飯行ったり、エステ行ったり、展示会行ったりかなー」
「へぇ、なんか意外。みやも美術館とか行くんだね」
「え?」
「え?」

ー思い出しただけで恥ずかしい。

82名無し募集中。。。2017/10/26(木) 19:11:05.730
―――――――――――
━━━聞いたよ。舞美のこと騙したんだって?と聞くと、悪びれもせずに、あーっ、ついにバレたかぁ、なんて言っていたので叩いておいた。……か、軽くだよ?
ふざけて、顔はやめて!顔は!とか言い出したので追い出すよ?と静かに言うと神妙な顔で黙りこくった。こっちは置いてあげてるんだからね。

━ちゃんと舞美に謝っておきな。
━…うん
━あと私にもね?
━え、なんで?
━なんでじゃないだろ夏焼ィ!

━━━━━そんなこんなで押し問答の末、“ゆるしてにゃん”という謝ってんだかイラつかせてんだか分からない謝罪をされた。巷で流行っているフレーズらしいが、聞いたことがない。


―――――――――――
━━で、だよ。
長い長い回想を終え、ようやく冒頭部分に戻って来る。
この人いつまでいるつもりなんだろう。確か転がり込んできた時には、今日だけ、という約束だったはずなんだけど。
一向に帰る気配がないのだ。それどころか、少しずつ少しずつ実家から荷物を取って来ているらしく、日に日に見に覚えのない物が増えていく有り様。
間違いない。住む気だ。

私だって、何度か追い出そうとした。でもその度に、何だかんだと理由をつけては居座ろうとする。

…確かに、家賃折半はありがたいんだよなぁ。出来るだけご飯も作ってくれるし(私はそもそも自炊というものをあまりしない)朝早くのお仕事の時はゴミも出して来てくれる。
シェアハウスと考えれば、そう悪くもないのかも。

……違う。それも魅力だけど、それだけじゃない。
私はいつからか、この迷惑な同居人との生活を楽しいと感じるようになっていた。


メモ
時系列:みやびちゃん来襲→愛理にバレる→一週間経過(この間に舞美ちゃん騙されていたこと発覚)→みやあいり繋がる→更に一ヶ月経過(この間にももちの無知も発覚)→なんとなく同棲が既成事実化
・みやびちゃんはももちのベッドの隣に布団敷いて寝てる

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