まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

500 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/15(土) 03:44:26.47 0

すきだよ、とみやの声がした。
大好きな声が、空気をゆらす。
それが耳にふれて、ちょっとくすぐったい。
私もって返事は、とぎれとぎれ。
まだちょっと不規則な呼吸に、頭がくらっとした。
それに気づいたのかもしれない。
みやがふわっと笑ったのが、肩にふれる息で分かった。

「も少し、休んでなよ」
「そ、する」

ついさっきまで、私たちはそういうことをしてて。
今は、二人でベッドの上に座っていた。
オレンジの電球だけがついた部屋。
この、視界がぼんやりとするくらいの明るさが落ち着く。
前にそう言ったら、みやも、って言われたのをふと思い出した。

みやは終わった後、背中からくるむように抱きしめてくれる。
そうしている時、背中に伝わるみやの熱が好き。
くったりと体の芯がとろけたまま、みやに体重を預けるのも好き。
みやに言ったことはないけど、たぶんとっくに伝わってると思う。

みやの指は、じんわりとした余韻にフタをするみたいにまだそこにいた。
今日はなんだか、すぐに終わってしまうのがもったいなくて。
そういうのも全部、分かっちゃうものなのかな。
ただ、そこでじっとしてくれているのが、たまらなく嬉しい。

「もも、かわいかった」
「……いつも、でしょ」
「いつもより」

少し低いみやの声に、真剣さがにじむ。
いつもは、照れちゃってそんなこと言ってくれないのに。
こういう時だけ、まじめに言うのずるい。

「本気でさ、見せてあげたいくらい」
「やだよ」
「知ってる」

501 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/15(土) 03:44:59.02 0

突然、ぱくって耳をかじられた。
ただじゃれてきただけみたいな、あっさりした噛み方で。
みやの柔らかな唇にも挟まれて、はむって食べられる。

「ももの耳、ちっちゃくてかわいい」
「なに、いきなり」

ふれ方は何気なかったのに、みやの声には熱がひそむ。
それを感じた瞬間、お腹の奥がきゅってなったのが分かった。

「あれ、耳赤い?」
「……知らない」

からかうようなみやの声が、耳にふりかかる。
ひた、と押し当てられた舌がさっきよりも冷たい。
違う。私の耳が、熱いだけ。
味見するみたいに、ぺろっとひと舐め。
それだけで、とくん、と心臓がはねて。

「もう、みや?」
「あは、ごめん」

預けっぱなしだった体を、ゆっくりと起こす。
こら、と言うつもりで振り返ったら、あんまり反省してない顔。
でももう、今日は終わりだからね。
肩とか腰はすでにだるいし、これ以上は明日に響くから。
昔はもっと底なしに体力あったし、熱量もあった。
今が冷めたって言いたいわけじゃない。
良い意味で落ち着いたっていうか。
お互い、大人になったってことかな。

もも、って名前よばれて。
そっと目を閉じると、ちゅって軽くふれるだけの口づけ。
まだ少し湿ったみやの唇の感触が、心地良い。
そのまま、ゆるゆると頭をなでられた。

「髪、のびたよね」
「まあね」
「長いのもにあってる」

みやの細い指が、私の髪の毛を丁寧にすく。
毛づくろいされてるのって、こんな気分なのかな。

「短いのも、すきだったけど」

こっちもいい、なんて言いながら。
みやが、私の髪に鼻をうずめる。
すん、と匂いをかがれたのを感じた。
なんだか、むずがゆい。
だって、汗、とか。気になるじゃん。
いくらアイドルっていったって、ね。
ちょっとだけ身を引いたら、みやは素直に解放してくれて。

502 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/15(土) 03:46:40.27 0

「いたいとことか、ない?」
「だいじょぶ」

よかった、だって。
なんだかんだ、みやは優しいから。
痛いとか、苦しいとか、そういうことは、めったにしない。
だから、だるくても痛いことはほとんどないのに。
決まって、みやはそう尋ねる。

そのまま、空いた手のひらで背中をなでおろされた。
ゆっくりと、何度も、上から下にくり返される。
いつだったか、背中をなでられるのがすきだって言ったことがあって。
それ、覚えててくれてるのかもしれない。
だとしたら、すごく、うれしいと思う。
そうやって、安心感に包まれてたのに。

「やっ、ちょっと!」
「ん?」
「ん?じゃなくて」

突然、お腹のあたりをつままれた。
ねえ、ちょっとは乙女心考えてよ。

「……気にしてるんだから、やめてよ」
「え、でもそんなじゃなくない?」
「なくないの」

ツアーが終わったばっかりで、ちょっとだけ暇な期間。
体を動かすことも減って、ちょこっと気になり始めていたとこだったのに。

「むしろ、今ぐらいがすきなのに」
「……ほんき?」
「うん」
「なんで?」
「んー……抱きごこちが良いから?」

聞いた私がバカでした。
ていうか、話してる間もおかまいなしにふにふにしないでよ。
もう、ってみやの手を押さえると、ようやく止まってくれた。

503 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/15(土) 03:47:06.61 0

「やわらかいもも、きもちいーよ?」
「その言い方、うれしくない」
「えー、ほめてんのに」
「ほめられた気しない」

ええーって言うみやは、まだ不満そう。
でも本当、そんな基準で良いとか言われてもうれしくないから。
明日からまたジョギングかな、とか思った時。

「……、ぁっ」

右の、肩口のあたり。
ちゅっと吸いつかれたと思ったら、生暖かいものがふれた。
はっきりとした目的を持って、みやの舌が動く。
思わず出てしまった声は、自分でもびっくりするほど甘くて。
収まりかけていた熱は、簡単に戻ってきた。

「もも?」
「な、に?」

捕まえてたはずのみやの手は、私の手を器用にすり抜けた。
首筋から鎖骨まで、つつ、と爪の先が移動する。

「んっ」
「あ、今……きゅってした」

耳元で囁いた、みやの声はヤケドしそうなほど熱くて。
あ、と思ったけど遅かった。

504 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/04/15(土) 03:47:46.55 0

「もも、気づいてた?」
「な、に」
「ももね、うれしいとさ」

——ナカ、きゅってしてんの。

あ、やばい。
ぞくりとしたものが、背筋に走る。
同時に、とろりとあふれて。
それが、みやを濡らしたのが分かった。

「かわいいって言った時とか」

じれったいほどの速さで、引き抜かれる。

「髪、さわってる時とか」

入り口あたりを、ぬるりといじられる。

「背中、なでてる時とか」

ぎゅ、と手のひらが押しつけられる。

「お腹も、嫌いじゃないんでしょ?」

上下に、ゆったりとさすられる。

ばか。
みやに触られて、嫌だとか思うわけ、ないじゃんか。

「……ね、もも」

とどめ、さすみたいに。
みやの熱っぽい声が、私を誘う。
消えかけてたはずの火に、息を吹きかけられて。
それはいとも簡単に、燃え上がる。

ああ、もう。
もどかしい。

手伝うように、みやに手を添えた。

「せっきょくてき?」
「ば、か」


おわり

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