雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - いま
950名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:20:49.140
ももと花火大会に行こうと約束をした
夏っぽい事がしたいというもものつぶやきを聞いたのと
自分自身も、夏のうちにももと何か思い出を作りたいっていう気持ちもあった
ちゃんと浴衣を着て、しっかりと待ち合わせて花火大会だなんて…自分の人生の記憶には一回もない
もしかしたら子供のときぶりかなぁ
どちらにしろ家族とだったから、友達や、好きな人とだなんて行ったこともなかった
952名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:22:13.010
待ち合わせの駅で降りて、外に出る
「うわ、やっば…。」
駅の前のコンビニの前までたどり着くのもやっとで
人やお店がごった返していて、
ももを探すにも、どのあたりから目を凝らしはじめたらいいのかわからない、
そのくらいの人混み。
「 これじゃあ電話してもすぐに会えないかもなぁ…。」
そう思って、
目印に使えそうな何かを探そうと辺りを見渡す
953名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:23:28.550
だけど不思議で、自分の視界の中に
自然と引き寄せられる場所がひとつあって
ハッとしてそこを見た
まるでみやにだけ分かるようになっているみたいに
そこにピントが合っていくように見えて
見つけた、ももがいる。
あっという間に見つけてしまった
最近、こういうの多い気がする
どこで待ち合わせても、いつも先にみやがももを見つけるんだ
あんなちっちゃいももなのに、みやの方が目立ちそうなのに。
956名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:27:16.220
石段の前に立っているもも
浴衣の柄は しっかりとは見えないけど
白を多く使っていて大人っぽくて新しいももを見た感じ
髪も 可愛く綺麗にまとめてある
自分でやったのかな 美容院行ったのかな
通りすがる人たちが何人か
もものことを気にして見ているのがここからでもわかった。
958名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:28:43.950
ため息が出る
…もものばか。
そんな可愛くしてたら見つかっちゃうよ…
騒ぎになったらどうすんの…
本当ならすぐにでも合流するべきなのに
このまましばらくもものことを見ていたいと思った。
とめどなく目の前を人が流れ続けて
その流れの隙間の中から
ずっと動かないももを見てる
959名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:30:25.450
「 …ももっ」
ってバレない程度の声を出して呼んでみたけど
道を挟んで向こう側だし
周りの音が大きすぎて 当たり前だけど気付いてもらえない。
あ またもものこと見てる人がいる
ももちって気付いてるのか
1人でいる子に声でも掛けようとしているだけなのか。
可愛いし 綺麗だし
明らかにそこらの人よりもキラキラしてるもん
そりゃ見ちゃうよね…
962名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:36:46.330
こんな風に立っていたら周りの人たちからは
きっと 恋人や好きな人と待ち合わせている
大人の女性に見えているんだろうな…
その途端 少しの寂しさと切なさが
じわっと広がっていく気がして
さっきまでずっと見ていたいとか思っていたのに
早く気づいて ってそう思った
963名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/02(水) 23:37:46.620
"もも"
"前見て!"
ラインを送ったら
顔を上げたももは すぐにみやのこと見つけてくれて
目があって軽く手を振ったら
本当に嬉しそうな顔をして 可愛かった。
969名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/03(木) 00:02:19.790
ももはいつになくハイテンションで、めずらしくたくさん写真を撮っていた。
「みや ほんと似合う 」って言いながらみやの写真もやたらといっぱい撮っていた。
花火をいれたツーショットも撮りたがってたんだけど、暗くてうまく撮れなかったみたいで、
見せてくれた写真の自分の顔は、なんだか妙に固くてどれも変な顔だった。
ももの表情は暗くてよくわからなかった。
来るときに使った駅は混みすぎていて行く気にならなかったので、いくつか先の駅までのんびり歩くことにした。
屋台で買ったお好み焼きと焼きそばとイカ焼きはどれも美味しかった。
あれが食べたい、これも欲しいというももの希望を今日のみやは全部聞いてあげた。
今は歩きながら、ももは綿菓子を片手に、みやはビール。
お家に帰ったら食べるんだって、ニコニコしてしゃべってる。
971名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/03(木) 00:08:29.700
一通りの少ない住宅街を歩く。
ちょうだいってももが言うから右手の缶を渡したら、
にがーってコメント付きで戻ってきた、お子ちゃまめ。
「 みやといればそのうち飲めるようになるよ。」
ケラケラ笑ってるもも。
このくらいのお酒はちょうどよく楽しくなるね。
でも、ももと話してればどんなことでも楽しい。
ふと気になっていたことを、
何でもない風にして、聞いてみる。
「 最近はもう、会ってないの?」
「 ん?…あぁ、うん」
「…そっか」
なんで会わないの?とか、
なんかあったの?とか、そんなこと聞かない。
なんで会わなくなったかは、なんとなく分かるし。
この数ヶ月ももといる時間が目に見えて多くなっていて、
ももが普段会うたくさんの人間の中で、
いまのももはみやとの時間が一番多いんだなっていう実感はあった。
今までで一番、近くにいるのが今だから。
だからよく分かる。
たぶん、きっとこうなるだろうって、どこかで思ってた。
なったらいいなって思っていたけど。
974名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/03(木) 00:22:31.350
みやのことを、選んでくれたのかな。
それにはまだ自信が無かった。
ももみたいな人が、もしも ただ会うだけという存在が欲しかったんだとしたら、それはみやにさせてほしいと思うようになった。
外でご飯食べるときに1人で寂しいなら、いつだって行くし。
話を聞いてほしいのなら、いつでも聞くし。
それ以外のことでも、なんでも。
ももってそういう人を必要とするタイプとは思ってなかったから、
だからそういう存在の人がいるって聞いたとき、初めて感じる自分の気持ちにとても焦った。
あの時から少しずつ、もものこと考える時間が多くなった。
でも、いつまでたっても自分から核心をついた質問ができないでいた。
どうしてまだ会うの?
その人のことまだ好きなの?
この気持ちがどんどん顔に出はじめていることは自覚していた。
気づいて欲しくてわざとだったのかもしれない。
こんなこと、普通の友達ならすぐに聞けるのに。
自分で話題を振っておきながら、お腹が重くなったような気がしてため息が出た。