雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - 見ていてあげる
499 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/12(日) 00:47:05.55 0
うちは今、困った状況に置かれている。
さっき帰宅したばっかなんだけど、部屋の中がちょーっといつもと違う感じがして。
うまく言えないけど、なんか直感的に変だなって思った。
その理由は、しばらくして分かった。
うちらの寝室。
微妙に開いた扉の隙間から聞こえてくる音。
何気なくドアノブに手をかけた後だったから、そこでストップできたのはすごいと思う、ホント。
「……は、……ぁっ」
かすかだけど、はっきりと聞こえてきたのは確かにももの声で。
明らかに苦しそうっていうか……昨晩も聞いた声で。
そういや、今日は帰りが遅くなるって言ってあったっけ。
結局、用事が早めに終わったから早く帰れることになって。
サプライズ!みたいな気持ちで、メールとかせずに帰ってきたんだよね。
まさかのうちの方がサプライズ!って感じなんですけど。
もれてくる声からして、そろそろクライマックスってところかな。
超もり上がってるみたいなんですけど。
こういう時、どうしたらいんだろ。
でも、今ここで「ただいま!」とか言いながら飛びこんで行くのはさすがにかわいそう。
耐えろ、うち。
耐えろ、理性。
そう思ってたのに。
「……み、ゃ……」
ずるいでしょ、そんな声で呼ぶとか。
ヤバイでしょ、うちの理性。
限界です。完敗です。
ガマンとか、できるわけない。
500 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/12(日) 00:48:06.93 0
ドアノブに手をかけて、わざと派手な音を立てて引き下げる。
途端に、ドアの向こう側の空気が静まり返るのが分かった。
そこで一回止まって、少しだけももに時間をあげる。
まあ、そんな短い時間で何ができるんだって話だけど。
「……ただいま」
「あ、おっ! おかえり! は、はやかったね」
ベッドの上には、タオルケットにくるまって顔だけ出したもも。
あー、実はうつぶせ派なんだ、とかどうでもいいことが頭を回る。
混乱してるっちゃしてるんだけど、どっちかというと落ち着いてた。
だって、目の前のこの人の方が絶対混乱してるはずだし。
「まーね。仕事、早めに終わったから帰ってきちゃった」
ウインクして、うふふってアイドルスマイル。
この笑顔、100点満点でしょ?
ももはそんなの見てる余裕なさそうだけど。
「ただいま。あーつかれた」
あえてベッドの横に座って、そのままぱたりってももの横に寝転がる。
まばたき、多すぎでしょ。
うちまだ何も言ってないのに、もう自分からボロ出してんじゃん。
「ももは? 寝てたの?」
「あー……うん、そう、寝てた」
今日、疲れちゃったから、だって。
もっと疲れるようなことしてませんでしたか、嗣永さん。
「み、みや、手洗いとかうがいとか、ちゃんとした?」
「え? あー、まだかも」
「してきた方が、いいと思うなー」
マジでバレてないって思ってんのかな。
分かりやすい感じで部屋から出て行かせようとするもも。
あせった表情がおもしろくてたまらない。
「そーだね、うん」
言いながら、ベッドに広がるももの髪をすく。
さらってなめらかに流れていく髪の毛。
すきだなって気持ちがちょっとふくらむ。
「……おつかれ」
髪の毛の間から見える耳の先っぽ、赤くなっててかわいい。
ふざけて指でそこを撫でたら、ももが「んっ」とか色っぽい声を出す。
たぶん、もも的には最大限抑えた声。
これでごまかせてるとか思ってるんだから、ももってバカなのか頭いいのか分かんない。
「手、洗ってこよーかな」
「それがいいよ、風邪とか、流行ってるらしいし」
「うん、そーする」
501 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/12(日) 00:49:43.53 0
そう言って、一度部屋の外に出る。
さーて、どうでるかな、もも。
それこそ、たぶんギリギリだっただろうし。
我慢、できないと思うんだよね。
あえてゆっくりとしているふりをして、ドアの外から聞き耳を立てる。
しばらく静まりかえってた部屋の中で、ギシって音が一度だけした。
どうするのかなって思ってたら、さっきよりもずっとずっと抑えた様子で、ももが息を吐くのが聞こえた。
「ん……はっ……」
でも、やっぱり息は荒くなっていって、最後の方なんかはもうはっきり聞こえるレベル。
なんとか隙間からのぞいたら、ももの頭はどうも向こう側を向いてるらしい。
だから、そーっと、そーっと、ドアを押し開けた。
完全にドアが開いた後も、ももは気づいてないみたい。
「……ふ……ぁ、ぅ」
タオルケットがかぶさってるけど、ももの体の線はよーく分かった。
浮き上がるお尻の形が、すごく綺麗に丸くって、うちを誘ってくる。
枕にしがみつく指先は、白くなっていた。
そんなに力、いれなくたって。
あーもう、そそる。
「もーも」
「にゃっ?!」
びくって大きく跳ねた後、ぴたりと止まるもも。
タオルケットの向こう側が、控えめにもじもじと動く。
タイミング悪かったね、なんて。
ねらったんだけどね。
「何してたの?」
「な、何も……」
「そうなの?」
こういうの、なんて言うんだっけ。
オージョーギワ?っていうの?悪すぎじゃない?
「うーん……ホント?」
チャンスは一瞬だけ。
ももを包んでいたタオルケットを勢いよくはぎ取った。
「きゃっ!やっ」
ももはダンゴムシみたいに丸まって、ベッドの上に転がった。
これで全裸だったらどうしようとか思ってたけど、上下ちゃんと着ていたのでちょっと安心。
それにしても、カットソーとスウェットとか練習着かよって。
色気なさすぎじゃない?ももってば。
「ウソはよくないよー?」
丸くなってる背中をつーっと指先でひっかいたら、ももは体を固くした。
あ、敏感になってるっぽい。
ちょっと楽しくなって、体のいろんな場所にそーっと触れてみる。
耳から首すじへ、背筋から腰、お尻、足。
その度に小さくぴくって反応してくれるのがうれしかった。
502 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/12(日) 00:50:32.79 0
「で、本当は何してたの?」
「だから、なに、もっ、んっ……!」
スウェット越しに、そこを指先でなぞり上げてみた。
思った通りっていうか、びっくりしたようにももが声をあげる。
「ねー、うちがいない間に、何してたの?本当は」
「んっ、ぁ、なに、ぃ、あん」
それだけ甘い声出しといて、何もしてなかったとかツーヨーすると思う?
ももがいつもしてくるみたいに、焦らすように指先を遊ばせた。
今のもも、全部に素直な反応してくれるから本当楽し……じゃない、かわいい。
「み、ゃぁ、もっ……ぅ……っ」
むり、だって。
ずっと軽いタッチで触ってたらそんなことを言われた。
体は正直なくせに、口は素直になってくんないんだから。
はー、かわいい。こっちがむり。
あ、でも、いいこと思いついちゃった。
「ねー、もも?」
「な、に……」
もう限界っぽいしね、自分で触っていいよ?って言ってみる。
悪い話じゃないでしょ?って笑いかけたら、信じらんないって感じでももは目を丸くした。
ダメかなあ、うち的には名案だと思ったんだけど。
「ね、して見せてよ」
「ぜっ、たい、やだっ!」
ここまできて「嫌だ」って選択肢があることにちょっとびっくり。
ももってやっぱ我慢強い……いや、ただいじっぱりなだけかな。
「うち、何もしないよ?」
「なん、で……」
こっちを見るももの目は、うるうるしてて、ついつい触ってあげたくなる。
でもなー、せっかくのチャンスだしさ。
こんなこと、めったにないじゃん。
「ゃ、みや、さわって」
ももが、ここまで素直におねだりしてくるのも珍しい。
よっぽど限界なんだなあって笑ってると、なんかうなり声が聞こえた。
おお、怖い怖い。
「うち、いないものって思っていいからさ、ほら」
ももの手を、そーっとももの足の間へ。
ほらさ、どうせ直接は見えないよって耳元にささやいた。
なんていうんだろう、こういう駆け引きばっかうまくなっちゃった気がするね、うちら。
ちょっとの間ももは黙りこんでいたけど、やがて覚悟を決めたようだった。
どっちかというと、あきらめたって感じかもしれないけど。
503 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/12(日) 00:51:02.99 0
「……は、ぅ……」
スウェットの柔らかい生地は、きれいにももの指の形を浮かび上がらせる。
なんかこれ、直接見るより……えろ、くない?
ベッドが小さく軋んで、耳をすませば粘ついた水音もして。
ちょっと目を移せば、枕に顔を埋めて声を殺すももがいて。
やばい、これは。
やばいとしか、言いようがない。
みるみるうちにももの指の動きは激しくなって、ももの呼吸も荒くなっていく。
小刻みに跳ねるももの体。
「く、ぁ……っ」
ぴくぴく、ぴくぴくってももの体が震えて、そのままくったりと動かなくなった。
ちゃんとイけたみたい。良かったね、もも。
「この、ド変態……」
弱々しい声で、ももが何か言ってる。
ごめんね、コーキシン?ってやつには勝てませんでした。
ところで、もも。
「さっきので、足りた?」
「は……? あ、ゃん」
達したばっかで触られたら、そりゃそんな声も出るよね。
自分がされたら本当マジこいつ!って怒りがわくけど、する側だとしたくなっちゃうんだからしょうがない。
「もも、おいで」
力の抜け切ったももの体をちょっと無理やりに引っぱって、ぎゅってする。
ももから匂ってくる甘い香りは、いつもより少しだけ色っぽい感じ。
「寂しい思い、させてごめんね?」
「……そんなんで、ごまかされないからね」
「あ、バレた?」
半分はちゃんと本音だったんだけど、ま、いいか。
なんだかんだ言いながら、ももはぎゅって抱きしめ返してくる。
次は優しくするから、ってつもりでももの腰を撫でて誘ってみた。
あ、ももが可愛すぎて抑えきれなかったらごめんね。
そんな言葉は、そっと胸の奥にしまっておいた。
おしまい。