雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - 飛行機内で…
725 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/26(月) 18:13:22.31 0
まあ妄想してるシチュエーションてのは飛行機の中で愛理が寝てる横で...っていうやつです
Buono!でフランス行ったときの機内でのみやももチョメチョメっていう感じでね

783 : 名無し@無断転載は禁止2016/12/27(火) 01:44:45.86 0

遠くでゴゴゴゴゴ、と低い音が響いている。
閉じた瞼の向こう側で、世界が緩やかに前後左右へと傾くのを感じた。
その度に、きゅっと右腕が締め付けられる——。
この感触は夢ではない、はたと気づくと意識がふわりと浮き上がった。

「ん……ぅ……?」

うめき声めいたものが、自分の口から漏れるのを聞いた。
まだはっきりとしない視界を、ゆっくりと右側へとずらす。

「も、も……?」
「あ……ごめん……」

回らない思考で、何とか右側に座っていたはずの人物の名前を呼んでみた。
すると、呼ばれた本人——桃子は、はっとした表情をしたようだった。
不意に、右腕を包んでいた熱が離れていく。
そこでようやく、桃子によって腕を掴まれていたのだと理解した。

「……どしたの?」
「う、あ、えっと」

寝れなくて、と桃子が俯く。
今が何時なのか分からないが、周囲は薄闇に包まれていた。
あちらこちらから聞こえてくるのは、規則正しい寝息ばかり。
フランスへと向かう飛行機の中、機内食を摂ってから数時間は経っているだろうと想像できた。
体感では、深夜の2時や3時といったところだろうか。

「寝とかないとキツイのは、分かってるんだけど……」

一人で頑張ってみたが、眠気は一向にやってこない。
そうこうしているうちに、少々気流が乱れているのか、飛行機の揺れも激しくなって。
思わず、隣に座っている雅の腕を掴んでしまった、桃子はぽつぽつとそう語った。

「起こして、ごめん」
「や、それは、全然」

むしろ、頼ってもらえるのは嬉しいんだけど。
そんなことは間違っても言えるはずはなく、雅は大きなあくびを一つした。

「で、寝られそう?」
「それが……全然」

ただでさえ慣れない環境。
その上、苦手な揺れも加わって眠るどころではないのだろうと想像できた。
そっと桃子の手を取ると、緊張しているらしいということも伝わってくる。
どうしたらいい?
このままでは、乗り物酔いなんてことも十分あり得る。
この先も数時間は乗っていなければならないことを考えれば、それは避けたかった。
そのためには寝てしまうのが一番なのだが、今のままでは難しい。
しょんぼりと顔を伏せる桃子を眺めながら、良い案はないかと雅は思考を巡らせる。
やがて、行き着いた答え。
それは、最善ではないかもしれないが、最悪でもないはずだった。

784 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/27(火) 01:45:44.79 0

さっと周囲を見渡して、こちらに注がれている視線がないことを確かめる。
いくら一番後ろの座席であるとはいえ、行動は慎重にすべきだ。

「……こっち向いて」
「なに、んっ——」

触れさせるだけの、軽いキス。
そのまま目を開くと、戸惑いの色を浮かべた桃子がいた。

「なにする、気」
「ん?」
「ゃっ、みや」

触れただけなのに、かすかに荒くなっている桃子の吐息。
今度はそれを奪うという明確な意思を持って、桃子に触れる。
胸のあたりに桃子からの抵抗を感じたが、構わず中へと忍び込んだ。

「ふ、んぅ、ぁっ、はっ」

背中あたりの服を引っ張られて、息苦しさを訴えられる。
ようやく呼吸を解放してやると、桃子の頬がすっかり上気しているのが分かった。
快感と戸惑いの狭間で動けないらしい桃子の耳元に口を寄せ、雅はそっと囁く。

「リラックスしたら、寝られるかもよ?」
「……ッ?!」

桃子の口が、反論するために開かれたのだろうと想像できた。
けれど、それを妨害するように耳の中へと舌を這わせる。
それは桃子にしか聞こえない水音。
だから、あえて淫らに響くように舌先を動かした。

「はっ、ぁ……み、ゃっ、やめ」
「いいから、ね?」
「ょ、くな、ぁ」
「聞こえちゃうから、ちょっと我慢して?」

何も良くない、という主張は明後日に放り投げて、雅はとびきりの笑顔を浮かべる。
桃子の濡れた瞳の向こうで、理性と欲求がせめぎ合っているのを見た気がした。
もう一押し、と雅は唐突に桃子の胸の先端へと指先を掠めさせる。

「ぁ……っ?!」

漏れそうになった声を、自分の両手で受け止める桃子。
衣服の上からなのに、こんなに反応してくれるなんて。
桃子の反応に、ついつい頬が緩むのを感じた。
ね、良くしてあげるから、とダメ押しの言葉を桃子の耳にねじ込む。
口元を覆う桃子の両手の力が増したのを認めて、雅はそれを了承だと捉えた。
仮に了承でなかったとしても、拒否はされていないはずだと思った。

785 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/27(火) 01:46:25.49 0


全員に配布されるブランケット。
桃子の分は膝の上。
雅の分は桃子の上半身。
桃子の胸辺りから下が隠れるように被せると、雅は行為を開始した。
シートベルトのせいで自由の利かない上半身をどうにか捻り、左手を服の中へと滑り込ませる。
ふんわりとした桃子のお腹。戯れるようにつまんでみると、咎めるように桃子の左手に捕まえられた。
ごめんごめん、と形だけの謝罪。
いい?と目だけで問うと、早くして、と言われた気がした。
脇腹をなぞり、肋骨の形を確かめるように手を上へと進めていく。
桃子の体が、その先を期待するように小さく震えるのが分かった。

「静かにね」

こくこくと桃子が頷くのを見届けて、優しく下着をずらす。
なめらかな肌へと指先を這わせると、桃子の全身に力が入った。
まだ柔らかな先端を、丹念になぞって持ち上げる。
やんわりと摘んで、指先で転がして。

「ん……ふ、ぅ……んん」

いつものように、強い刺激を与えるのはさすがにまずい。
性急にならないように、細心の注意を払って触れていく。

「ふ、は……ぁ……んっ……」

それでも断続的に漏れる息は、自然と色がついていた。
嬉しくなって勢いに乗ってしまいそうになっているのを、欠片ほどの理性で押しとどめた。

「……ゃ、……もっ……」

不意に、桃子の息に焦れったさが滲んだ。
横目で確認した先で、もぞりと動く桃子の太もも。
ブランケットに覆われていても、それは手に取るように分かった。

「もう、ほしい?」
「……わ、かっ、てる、くせに」

分かっているのと、教えてほしいのとは別の次元の話。
そのことを、そろそろ桃子は理解すべきではないだろうか。
まあでも、こんなところでいじめるのも可哀想か。
今でもいっぱいいっぱいで堪えているらしい桃子の横顔を眺めながら、雅はそんなことを思った。

「ん、楽にしてあげる」

その先を待ち望む桃子の頭を、あやすようにひと撫で。
雅はブランケットの内側、桃子のズボンへと右手をかける。
器用にベルトを緩めて、指先が入り込む隙間を作った。
太ももの付け根をゆっくりと辿ると、だんだんと熱が増していく。
たどり着いた先は、布越しでもとろけそうなほどの熱を帯びて雅を待ちわびていた。
飛行機を降りたら、まずは着替えなければならなさそうだな、と苦笑する。
しばらくその湿り気を味わうように指先を沿わせていると、催促するように桃子の腰がゆるりと動いた。
そうだったね、楽にしてあげるって言ったよね。
主張している突起を弾くと、びくりと桃子の体が大きく跳ねた。
ただ、問題が一つ。

786 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/27(火) 01:46:45.94 0

「……さすがにちょっと、きついね」

一切服を脱がさない状態に加えて、桃子の履いているズボンは特に伸縮性があるわけでもない。
しかも雅自身はシートベルトに縛り付けられている。
いろいろなところが窮屈で、どうしようもない。

「ちょっと、腰ずらせる?」

桃子の腰を少しだけ前にずらさせると、多少は余裕ができた。
それでも、桃子を最後まで導くには厳しい。
せめて、両手が使えれば——そこまで考えて、雅はあることを閃いた。

「……ね、もも」
「な、に……ぁふっ、ん」

ついつい耐え切れず、突起に添えられたままだった指先を動かしてしまった。
信じられない、と突き刺してくる桃子の視線は無視をして、口を覆っていた両手のうち片方を引き剥がす。
見開かれる桃子の瞳には、最上の笑顔をプレゼント。
そのまま桃子の指先を下着の中へ、すっかり硬くなった突起へとあてがわせて。
雅自身は、洪水のようになっているそこへと侵入した。

「自分で、いいようにして?」
「……ゃ……ひ、ぁ」

無理、やだ、という桃子の訴えも、雅が動き始めると溶けて消えたようだった。
広くなったとはいっても、多少の話。
桃子の中に埋める指は、第二関節あたりまでが限界。
だから今日は、入り口に近いあたりを重点的に刺激しようと決めた。
掌には、突起の上に乗せられた桃子の指先の感触があった。
ほら動かして、と無理やりに押し付けて、雅の指先の動きと合わせて前後に揺する。
桃子の呼吸のリズムが乱れ、吐き出される吐息に熱が増した。
なおも同じテンポで刺激を続けていると、やがて桃子の指先が意思を持って動き始めたのを感じた。
今度、ちゃんと愛してあげるね。
未来の桃子とそう約束をして、更に内壁を圧迫する指先に力を込める。
抜き挿しする余裕はない。
だから、押しつけるように、擦り付けるように、桃子の中を動き回る。
刺激を求めて、差し込んだ指先が痛いほどに締め付けられるのを感じた。
その痛みさえも、愛おしいなんて。
いつからこんな風になってしまったのだろう。

「……み、や……ぁ……や」

懸命に口を塞ぐ片手の隙間から、途切れ途切れに名前が呼ばれる。
大丈夫だよ、と伝えたくて。
好きだよ、と伝えたくて。
溢れる感情のままに動きを速めると、内側が収縮するリズムが変わったのを感じた。
もうむり、と桃子が小さく言うのが聞こえる。
安心させるように、体を捻って桃子の耳へと贈るキス。
きっと、それが合図だった。
桃子の全身がぎゅっと硬直してがくがくと震え、次の瞬間にはくたりと弛緩していた。

徐々に整っていくと同時に、深くなっていく呼吸。
健気に口元を隠していた桃子の手が、かくん、と膝へと落ちる。
それらを眺めながら、雅は緩んだままのベルトを元に戻して指先を綺麗にしてやった。
その間も、微動だにしなかったところを見ると、一瞬にして意識を手放したらしい。
そんな桃子の髪の毛をそっと梳くと、雅自身も目を閉じた。

おわり