雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - 腕の中の君
239 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:39:55.36 0
「おやすみ、みや」
「……ん」
互いに髪を乾かし終えて、私とみやが余裕で並んで入るダブルベッドに潜り込む。おやすみの挨拶と共に彼女の髪と頬、最後に唇にキスをしてから枕に頭を預けた。
久しぶりに2人の時間が取れた所為か、今日の私は終始煩悩の塊だった。みやに何かしてしまう前にこのまま早く寝てしまわないと。
煩悩退散、煩悩退散と内心で何度も唱えながら、両眼を固く瞑って無理矢理にでも眠ろうとした。
「ーーね、もも」
けれど、みやは。
「………」
「…もも」
もう一度私を呼んで、布団の中にある私の手を取り出した。外気に触れて冷たい空気を感じたその手は、導かれるように彼女の頬へと寄せられていく。
「………」
「ねぇ、寝てるの?」
「………起きてる」
甘え盛りの仔猫がするように、私の手に頬を擦りつけてくるみや。普段の彼女はそんな事しないからきっと無意識なんだろうと思うけど、手のひらに掠めるようなキスをされて息を飲んだ。
「…起きてるなら返事してよ」
「だ、だって…」
「だって…何?」
「………何でもない、です」
だって。今のみやの呼びかけに応えてしまったら、もう我慢が利かないような気がしたから。
「何、それ」
不満げな声を上げた彼女は、言葉とは裏腹にご機嫌なようで。頬にくっつけるだけでは飽き足らず、私の爪から指の根元までを唇でなぞり始めた。何、何なのこの子。いつからこんなにも甘え上手になったの?
これもまた無意識なんだろうけど透き通った瞳で何かを求めるように見つめられて、今まで防衛戦を戦い抜いて来た理性はあっけなく敗北してしまった。
体を起こし上体だけで斜めに覆い被さって、顔中にキスの雨を降らせる。被さる瞬間、瞳を煌めかせながら唇を引き結んだ彼女は私の手を強く握り直した。
可愛らしいリップ音と共に何度も唇を啄ばんでいたら、ショートパンツからすらりと伸びるみやの素足が私の足をつついてきた。爪先でつんつんとノックされ、そのまま足の甲で撫でられて。
誘うようなその仕草に心臓の奥がジリジリ焼けて、一瞬だけ呼吸が止まった。自分の理性が燃えて灰になっていくのを感じる。
「……みや」
「…なに?もも」
「ーー今、疲れてる?」
これはやめるなら今の内だよ?という宣告。でも、でもみやは、
「………疲れて、ない」
少し掠れた熱い声色で。
何かを期待しているような妖しい光を灯した瞳で、そう答えた。
240 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:42:32.63 0
「ん…ふっ…」
「んぁ…もも…っ」
唇に唇を重ねて、角度を変えて何度も合わせた。時折すりすりと擦り合わせて、唇の柔らかさを堪能する。むにむにと変化するそれが可愛くて、一度下唇に柔く歯を立てた後、そのまま食んだ。
「みやって口の端舐められるの好きだよね」
「は、違……ふぁ、あぁ…」
言いながらみやの口端に舌を添え、ぐにぐにと隙間に差し入れる。びくりと震えた身体に気を良くして、中途半端に差し入れた舌を横に引いて唇全体をひと舐めしてやると、彼女の身体が面白いくらいに跳ね上がったのが分かった。
眉根を寄せてぞくぞくする刺激に耐えている姿は酷く煽情的で。自分の舌先に少しだけ触れた彼女の歯が、私の興奮を更に煽る。
「っふ……ほら、好きでしょ?」
「んん、端っこばっか…やだ…っ」
「何でやなの?」
「せ、なか…ぞくぞくするから……いや」
前にも同じ質問をした事があるけれど、どうやら口端を舐められると気持ちいのとくすぐったいのが一緒に来てよく分からなくなるらしい。それを初めて知った日は、彼女の可愛さにやられてめちゃくちゃに可愛がってやったのを覚えている。
しかもこの手の質問をすると毎回決まって可愛らしい返答が返ってくるからどうにもやめられない。
そのまま吸い寄せられるように彼女の耳に顔を寄せ、ふわふわの髪からのぞく綺麗なラインをぺろりと舐めてみた。
「うぁっ……ふぁ」
「耳も、イイでしょ?」
耳の線に沿って舌を這わせ、時折軟骨や耳たぶをやわやわと噛んでやる。合間に熱い息を吹き込めば、震える彼女の口からも熱い息が漏れ出した。
「あ、もも…!みみ……うぁ……うぅぅ!」
「んー?」
私の腕に爪を立てて何かを訴えようとしてくるけど、それに気づかないフリをしてわざと喘ぎ声に似せた吐息を吹き込んでやった。
「んぁあ!……や、やぁ…!」
「嫌じゃないでしょ?」
最後にもう一度耳たぶを噛んでから、みやのパジャマに手をかけた。
彼女はゆったりとしたシャツを着ていたからするりするりと腕が入っていく。つるつるの柔らかい肌を堪能しながらそのままシャツを上に引き上げた。
241 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:45:05.42 0
「背中浮かせる?」
「ん…」
目元に一つキスを落として聞けば、意外にも素直に背中を上げた。体を重ねる事が久しぶりだから、もしかしたら彼女はもう余裕が無いのかもしれない。
そう思ったら心臓の痛みと共に自分の下腹に熱を感じた。私もあまり余裕が無いみたいだ。
浮いた背中に素早く手を差し入れてブラのホックをパチリと外す。邪魔になったシャツと下着は彼女に万歳をしてもらってベッドから退場させた。
脱いだ事で乱れた髪を手櫛で梳いてから、改めてその体を組み敷いて上からまじまじと彼女を見つめた。
シミも傷も何一つない綺麗で滑らかな肌。月明かりに照らされて光るその肌は、何度見ても神秘的だ。
みやに気づかれないように小さく喉を鳴らして、震える指を優しく這わせる。手触りの良いすべすべのお腹、ほんの少し骨の浮き出た脇腹と、順に両手を滑らせてから最後にゆっくりゆっくりと胸の膨らみを撫でた。
「っふ……あ…」
当てた手のひらで何度か円を描いてやれば、両手の中心に感じる固い感触。その粒を親指と人差し指で軽く引っ張ってから押し潰せば、高い声と共に腰が跳ねた。
「んぁぁっ…あっ…あ!」
「かわいい」
右の指はそのままにして、左胸に顔を寄せてその粒を舌で掬った。何度も舌を上下させて、くるりくるりと丸を描く。
その度に跳ね上がる可愛い体が愛おしくて、左の脇腹に強く吸い付いて赤い印を残した。
242 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:50:43.12 0
「はぁっ…あ…もう…」
「もう、何?」
「っ……分かってて…聞いてるでしょ…?」
「何のこと?ももちゃん分かんない〜」
「もう!からかわないで…」
にやにや笑いながら彼女の首元へ甘えるように擦りついたら、それにすらもぴくりと反応を示して。
どうやら彼女はもう限界なのかもしれない。みやの匂いで肺を満たしてから、吸い寄せられるように耳へ唇を寄せた。
「…ね、ももに分かるようにちゃんと言って?」
「……っ!!ぁ……」
髪を左手で梳きながら、彼女の耳元で優しく囁く。みやは声を我慢しようと唇を噛み締めていたけれど、その努力は無駄だったようで。ほんの少し漏れ出た自分の声を聴いて、羞恥で頬を染めていた。
「みや」
唇を彼女の耳に擦りつけてトドメのおねだり。この子はきっと。もうそろそろなはず。
「……っ! した、も…さわっ…て…もも……」
243 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:52:00.02 0
ーーほら、落ちた。
途切れ途切れに言葉を紡いで、恥ずかしさから私の肩口に顔を埋めてぐりぐりと額を擦り寄せてくる。何なのこの可愛さ。ちょっと…いやかなりずるくない?予想以上の可愛さに、くらりくらりと眩暈がした。
「…今日、あんまり優しくできないかも」
「ぇっ……ふぁ…んむ…っ!」
「ごめんね」と小さく呟いて素早く彼女の唇に噛みついた。驚きで開かれた口に舌を捩じ込んで、口内を無遠慮に探っていく。その奥で震えていた彼女の舌を捕まえて、隅々まで自分の舌を絡ませた。
「はっ、は…」
「は、ふ……はぁ……んっ」
舌を捕らえながら、みやのショートパンツと下着に指をかける。片手で器用にずり下げて、そのまま足首まで引き下ろした。私も自分の服を脱ぎ捨てて、外気に触れた事でふるりと身震いした彼女の体を抱きしめた。
「は、すご……」
「う、や……言わな…!」
みやの下腹の更に下。彼女の大切な場所に右手の指を置いたら、思った以上に滑りが良くて驚いた。少し指を沈めて上下に往復を重ねてみたら、私の指はすっかり彼女に塗れてしまった。
244 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:53:02.96 0
「あっ、あ……!」
「我慢、してたんでしょ?たくさんしてあげるからね」
「ふぁ、ふ……んんんっ!」
ほんの少し覗く可愛らしい舌を唇で吸い上げて、入り口付近を撫でていた中指をその奥へと突き入れた。快感にわななく彼女の体を押さえ込んで、奥へ奥へと進めていく。指の限界まで飲み込ませてから、何度かゆっくりと浅く出し入れて異物を受け入れたみやを宥めた。
「体へいき?大丈夫?」
「は、は……大丈夫…だから…」
浅い呼吸で私の首に腕を回したみやは、喉元に一つキスをして幸せそうに微笑んだ。その表情にまた一度胸を締め付けられて、どうしようもない愛おしさを感じた。
「ひゃっ、あ……あぁ!ひ、あ…っ」
溢れそうな感情をひたすらに飲み込んで、中指をギリギリまで引き抜いてから奥へと突き入れる。それを何度も何度も繰り返しながらざらついた場所を擦り上げてやれば、みやは身を捩って高く啼いた。私の肩に置かれた細い指に力が込められて、肌に爪が刺さるのを感じる。
245 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 20:54:55.66 0
ふと、私の下で涙を滲ませて、ねだる視線を向けるみやに気づいて。彼女が何を求めているのか知っている私は、あぁいつものあれねと笑いを零した。
「体起こせる?」
埋めた中指を引き抜いて、みやの腕を取る。苦しそうに息を吐く彼女は私が何をしたいかが分かっているようで。
ふらふらと体を起こしたみやは、ベッドに座り込んだ私の上に跨った。
頭に腕を回されて、体格差からすっぽりと抱き込まれる。体がぴったりと密着しているから、手探りでもう一度彼女の中に指を沈めた。先程よりも、明らかに締め付けが強くなったのが分かる。
「ふっ、う……うぁ…あ…!」
「みやはこの体勢が一番好きだもんね」
「んやっ、違…」
「うそ。いっつも気持ちよさそうにしてるよ?」
「んあ…あっ…ふぁぁぁ…」
みやの中はするりと指を飲み込んでいて、まだ余裕がありそうだった。これならもう一本いけるかもしれない。
入り口に薬指を宛てがって、引き抜いた中指と共に挿し込んだ。そのまま2本の指で最奥を突いてやると、たまらないというように甘い声を上げて。
私より身長の高い彼女に頭を覆われ、私が指を上下に動かす度に頭を抱きしめる力が強まっていく。
みやは、私を上から抱き込みながら達する事が好きだ。付き合い始めてからもうしばらく経つけど、最初の頃からそうだった気がする。
当の本人は言葉でおねだりはしてこないものの、視線や表情で訴えてくるからそっちの方が余計に気分が高まる事を彼女は知らない。
247 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 21:00:22.39 0
「は……、きもちいいね、みや?」
「ふぁっ、あ…っもも…!」
私に名前を呼ばれる度に、中の締め付けが強くなる。最中に呼ばれるの、好きだもんね。
何度も、何度も体を重ねてきたから。彼女の好きな事はもうどれもこれも、知っている。
「あっ、もも、も…も…!すき、すき…ぃ…」
「っ……!」
こういう時にばかり素直になる彼女。その瞬間、自分の髪にパタリと水滴が落ちて来たのを感じて。私の与える快感に翻弄されて泣いているんだと思ったら、唸るような荒々しい感情に襲われた。
内に溜まった情動を何とか逃がしたくて、動かす指はそのままに荒い息を吐き出しながら彼女の鎖骨や首下に何度も噛み付いた。本当は薄い肩にも噛み付きたかったけれど、頭をしっかり抱き込まれているからそれだけは叶わなかった。
「はぁ、は…!みや、み…や……!」
「んっ……す、き…ふっ、あ……も、いっちゃ…!!」
「はっ…ふ……いいよ……いって」
これが最後とばかりに最奥を擦りあげて、同時に外の突起部分を手のひらで押し込んだ。
「ひゃぁぁ!それ、ダメ…!やっ、もも…あぁぁっ、あっ…!!!」
泣き声にも似た嬌声を上げてびくびく震える体を下から抱きしめ、達する彼女の気持ちよさが長く続くようにゆっくり控えめに抽送を続けた。
「……ももも、好きだよ」
「〜っ〜〜!っあ……あ……!」
耳下で熱っぽく囁いてやると、彼女の体が一際ふるりと震えた。
嬌声も体の震えも落ち着いたのを見計らって、刺激を与えないように優しく指を引き抜いた。
248 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 21:01:17.39 0
後始末を終えてベッドに沈む彼女の体にキスを降らせてから、隣に寝転ぶ。体を少し上にずらして彼女の頭を抱き込んだら、ふと今の状態が先程の再現みたいだという事に気付いた。
「ーーねぇ、何でみやはあの体勢が好きなの?」
「……あの体勢って?」
分かってるクセに。
「上に乗ってももの頭を抱くやつ」
「ほら、今のこの状態」と言って抱く力をギュッと強めたら、腕の中でくぐもった鳴き声が聞こえた。
「別に…特に理由は無い」
「言わないなら、次からあれやらないよ?」
「…………」
「いいの?」
彼女の反応を見たらやっぱりあれ好きなんだ、と思って笑いが溢れそうになった。けどここで笑ってしまったら二度と聞き出せないだろうから、今は我慢だ。
249 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/03/28(火) 21:02:03.07 0
「………だ、抱きしめてるとももの小っちゃさが分かるから」
「…つまり、どういうこと?」
「…みやより小さい体で、いつもしてくれてるんだなって思うと可愛いくて………その…」
「興奮する?」
「なっ!ちがう!!違うから!!!」
「みや…そんなに全力で否定されたら肯定してるようなもんだよ?」
「ちがっ……ちょっと…いいなって思うだけで…!」
「やっぱりいいんだ?」
「うっ……!もう!もも!!」
つまり。みやは私の小柄さを体感する事で、背徳感だとか愛しさだとかを感じていたらしい。
「みやってば…どんだけももの事好きなの…」
「はっ!?」
おや、どうやら図星みたい。恥ずかしさで顔も全身もトマト色に染まったみやは、私を引き剥がして体ごとそっぽを向いてしまった。
布団にくるまって小さく唸り声を上げる彼女が可愛らしくて、収まっていた情欲が自分の中でその身を逆立て始めたのを感じた。もっと、もう一度、彼女に触れたい。
ーーそういえば。
今日の合図はこの言葉だったなと、数時間前の記憶を頭から引き出す。この言葉がもたらすであろう先を想像したら、湧き上がる興奮で吐息が熱く震えた。布団から覗く白い肩を見つめて、舌舐めずりを一つ。
「……みや」
「…なに。」
聡い彼女なら分かるはず。
きっと、今度は拗ねたような顔で妖しい瞳を向けてくるのだ。
「ーー今、疲れてる?」
おわり。