御存じ必殺シリーズを素材にしたウィキです。ファンの皆様方の御参加をお待ちしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

放送日


 1975年9月19日

放送回

脚本


 安倍徹郎

監督


 蔵原惟繕

ストーリー


 盗賊団に一家を惨殺された乾屋(寺下貞信)は死ぬ間際に市松(沖雅也)に報復を頼んだ。越中屋が盗賊の巣とわかったが、店の女房は市松の幼なじみ、おるい(中川梨絵)だった。やがておるいは夫、銀次(岸田森)らの犯行だと市松に告白。一方、主水(藤田まこと)は事件の陰には一味を手引きした者がいるとにらむ。

名台詞&名場面


 おるい「……くすぐったい……」

ポイント


 ●1話以来の脚本&監督作品。

 ●一言でいうなら、まさに「なぜ男は女を殺したか?」な回。

 ●「外道盗人」の設定をはじめ、脚本つながりでいうなら、劇場作品『必殺仕掛人 春雪仕掛針』を思わせるドラマ図式だが、当初は被害者に見えたゲストヒロインが次第に……という感じが凄い。

 ●後のあんたこの世をどう思うと同様、脚本・演出・役者のどれを欠いても絶対に成立しない、作品全体の完成度の高さが絶品で、独特の「映像」的な間合いもさりながら、断片的ながら効果的に挿入される「台詞」の一つ一つも全く無駄が無く、ドラマの背景を次第に深めていく(あるいはラストに向けて状況を詰ませていく)ところもまた奥深い。

 ●単なる女の魔性だけでなく、男の魔性がそれを刺激し引き出しているとも取れるのがポイント。

 ●おこうが不在だが、いきなり冒頭の「末期の依頼」をはじめ、今回はそれがむしろ効果的に働いている。

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