時次郎(緒形拳)は鼠小僧次郎吉(財津一郎)から幕府要人の秘密を書き込んだ帳面を受け取る約束をしたが、翌日、次郎吉は役人に捕えられた。時次郎は替え玉を使って救出しようと計画。一方、帳面をねらう曇り(須賀不二男)は時次郎らの元締の蘭兵衛(芦田伸介)を殺した。仇吉は跡目を継いで元締となり、曇り一味との対決に立ち上がる。
仇吉「昨夜、元締壺屋蘭兵衛、人手にかかって相い果てました。闇の稼業の定法、葬式法要も一切は省かせていただきます。代わりまして花乃屋仇吉、女ながら元締を継ぎましたので左様御承知下さい。所帯は小そうございますが今後とも指図、手出しは一切無用。一突きにはニ突き、ニ突きには三突きでお返しいたします」
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