江戸の雑穀問屋たちが、大豆買い占めで大もうけしようとはかった。ひとり反対した和泉屋は、抜け荷の罪を着せられて没落、自殺に追いやられた。その娘おしん(原良子)は、親の敵を討とうと、色仕掛けで接近、二人を殺した。
危険を感じた山城屋(松下達夫)は、与力を買収、同心の中村主水(藤田まこと)が護衛にあたることになった。鉄(山崎努)と錠(沖雅也)が下っ引きに化けた。
鉄は、山城屋を狙っているのがおしんであることをつきとめた。そのおしんは、単独で山城屋を殺そうとしたが失敗、捕えられる。
「死にきれない、あとを頼む」と、おしんは主水らに三十両を残し、処刑されて死んだ。
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