機動戦士ガンダムMSV-ORIGIN

ザクレロは、ジオン公国軍が開発した試作型モビルアーマーである。

　本機は宇宙用モビルアーマーの1機として開発されたものである。MA-05やMAN-07よりも先に開発されていたが、数度の設計変更により完成が大幅に遅れてしまった。その上、開発メーカーの不手際により推進エンジンの出力不足が判明したことから不採用となり、制式ナンバーもあたえられず、開発計画は中止された。

　本機はメインエンジンとバーニアの推力不足により、加速性能や運動性に難を抱えていた。しかしパワーコンデンサーの性能は良好で、ビーム兵器の長時間連射が可能だった。

　本機は基本テストの結果、制式機として採用はされなかったが、各種兵器のテストベースとして使用されることになり、開発基地である北米キャリフォルニアベースの第三区テストセンターにおいて、拡散ビーム砲の試射が４回行われた。その後、フロリダのケープカナベラル宇宙基地からシャア大佐指揮するザンジバルに搭載されジオン本国に送られることになった。だが、その途中でホワイトベースと交戦した際、デミトリー曹長が無断出撃し、撃墜されている。

生産台数

1機

講談社ポケット百科シリーズ33 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション２ ジオン軍MS・MA編
模型情報別冊 MSVハンドブック2

※当サイトにおける記述は、全て1982〜84年頃に作られた設定を元に作られています。そのため、現在の公式設定とは異なる部分が多々あります。ご注意下さい。

• MSV当時は形式番号は設定されていなかったが、後にMA-04Xの型番が設定された。