最終更新: ruroi_gundamer 2016年02月13日(土) 11:31:18履歴
接近戦用のRGM-79だけでは中距離で要求される火力に不安があったため、連邦軍ではRX-77タイプの量産化を決定した。しかし、いくら工業生産能力のある地球連邦とはいえ、まったく別タイプのRXモビルスーツの生産ラインを組むのはたいへんなことであった。そこで、RGM-79のパーツを流用できるよう、設計の手直しがされた。
当初の設計は、脱出システムとしてのコアファイターを廃す代わりにコアブロックの機能を残し、上半身だけをキャノン砲装備の中距離支援型に換装するというものであった。0079年10月に完成した試作1号機は、頭部はRX-77タイプのまま、RGM-79のボディに左右2門の360mmロケット砲が設けられ、背部ユニットはブロック構造に変更し、RX-77仕様の塗装が施されたものであった。しかしキャノン砲発射時の重量バランスや安定性に問題があり、試作2号機以降は下半身も改造が施され、キャノン砲は砲身を延長し、マガジン式に改めたものを機体の右側にのみ装着したものとなった。
当初の設計は、脱出システムとしてのコアファイターを廃す代わりにコアブロックの機能を残し、上半身だけをキャノン砲装備の中距離支援型に換装するというものであった。0079年10月に完成した試作1号機は、頭部はRX-77タイプのまま、RGM-79のボディに左右2門の360mmロケット砲が設けられ、背部ユニットはブロック構造に変更し、RX-77仕様の塗装が施されたものであった。しかしキャノン砲発射時の重量バランスや安定性に問題があり、試作2号機以降は下半身も改造が施され、キャノン砲は砲身を延長し、マガジン式に改めたものを機体の右側にのみ装着したものとなった。
本機はRGM-79の部品を60%流用しているため、RGM-79のキャノンタイプであると言われることもあるが、実際にはRGM-79とは別に進行していたRX-77の量産プランにより開発されたものである。戦時中の生産事情からこのスタイルを取ったのであって、本来はRX-77を多少手直した形で量産されるはずであった。
試作1号機で生じたバランスの問題は、機体の重心を下げることにより改善され、さらにキャノン砲を砲身の長い、マガジン式のものに換装することで、反動も軽減された。それでも地上戦での安定性には依然不安が残ったため、ヒザから下はRX-77と同じ仕様に改修されている。ただし、実戦時の装甲交換性を考慮して、左右分割式の脱着可能な増加装甲の方式が取られている。
標準塗装は試作2号機=量産初号機と同じものであるが、これは慣熟訓練終了直後に実戦配備されたために、再塗装する時間がなかったためであるとされる。北米戦線に配備された機体の一部は、キャリフォルニアベース攻略戦以後、終戦時までウインター迷彩が施されていた。同様のカラーリングはRGM-79にも施されていたとされるが、確認はされていない。全ての機体が迷彩塗装となったわけではないため、識別用と思われる。アフリカ戦線に配備された機体にはサンドカラーに塗装されたものがあるが、これは現地の部隊カラーであったとされている。
試作1号機で生じたバランスの問題は、機体の重心を下げることにより改善され、さらにキャノン砲を砲身の長い、マガジン式のものに換装することで、反動も軽減された。それでも地上戦での安定性には依然不安が残ったため、ヒザから下はRX-77と同じ仕様に改修されている。ただし、実戦時の装甲交換性を考慮して、左右分割式の脱着可能な増加装甲の方式が取られている。
標準塗装は試作2号機=量産初号機と同じものであるが、これは慣熟訓練終了直後に実戦配備されたために、再塗装する時間がなかったためであるとされる。北米戦線に配備された機体の一部は、キャリフォルニアベース攻略戦以後、終戦時までウインター迷彩が施されていた。同様のカラーリングはRGM-79にも施されていたとされるが、確認はされていない。全ての機体が迷彩塗装となったわけではないため、識別用と思われる。アフリカ戦線に配備された機体にはサンドカラーに塗装されたものがあるが、これは現地の部隊カラーであったとされている。
本機の総生産数は58機で、ティアンムおよびレビル艦隊に14機、北アメリカ戦線に6機、アフリカ戦線に19機、ジャブロー防衛に9機が配備されている。
初の実戦参加は大戦後期の北アメリカ戦線であった。当時北アメリカ戦線では、連邦軍最新鋭艦ホワイトベースとRXモビルスーツによるジオンの地球攻撃軍司令部撃破に乗じ、連邦軍アラスカ方面部隊が温存していた戦力の全てを投入し、ジオン軍に対し反攻作戦に出ていた。本機が戦線に投入されたのは、反攻が開始されてから約1ヵ月後で、6機のRGC-80がRGM-79と混成部隊を組み、ジオン北米方面軍に壊滅的打撃を与えた。連邦・ジオン戦史上、特筆すべきものでありながら、この戦闘はあまり知られていない。
ア・バオア・クー戦においては、その大多数がジオンのソーラ・レイ・システムによって散ったと思われ、大戦後の記録にはあまり戦果が残されていない。
初の実戦参加は大戦後期の北アメリカ戦線であった。当時北アメリカ戦線では、連邦軍最新鋭艦ホワイトベースとRXモビルスーツによるジオンの地球攻撃軍司令部撃破に乗じ、連邦軍アラスカ方面部隊が温存していた戦力の全てを投入し、ジオン軍に対し反攻作戦に出ていた。本機が戦線に投入されたのは、反攻が開始されてから約1ヵ月後で、6機のRGC-80がRGM-79と混成部隊を組み、ジオン北米方面軍に壊滅的打撃を与えた。連邦・ジオン戦史上、特筆すべきものでありながら、この戦闘はあまり知られていない。
ア・バオア・クー戦においては、その大多数がジオンのソーラ・レイ・システムによって散ったと思われ、大戦後の記録にはあまり戦果が残されていない。
生産台数 | 58機(うち1機は別仕様の試作1号機) |
主な配備先 | 北米、アフリカ、ジャブロー、ティアンム艦隊、レビル艦隊 |
講談社ポケット百科シリーズ34 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション3 連邦軍編
講談社のポケットカード9 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーションコレクション
模型情報別冊 MSVハンドブック1
1/144 ジムキャノン 解説書
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※当サイトにおける記述は、全て1982〜84年頃に作られた設定を元に作られています。そのため、現在の公式設定とは異なる部分が多々あります。ご注意下さい。 |
- MSVの設定元となったムック本「ガンダム・センチュリー」においては、一号機が最終組み立てライン上にある内に終戦となり、実戦に使用されることはなかったとしていた。この設定を踏まえ、初めて画稿が掲載された「TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック(3)」においては、GMキャノン試作タイプと表記されており、次いで掲載された講談社のポケットカード8「モビルスーツコレクション」においては、「量産化も決定したが、最終テストで問題点を発見。改良中に終戦をむかえた」と記述されていた。
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