最終更新: ruroi_gundamer 2013年05月18日(土) 12:51:36履歴
地球連邦軍は、ジオン公国軍のモビルスーツに関するデータを少しずつ収集し、プロジェクトチームを編成した。ジオン軍の地球侵攻が始まると、陸上での対モビルスーツ戦に焦点を絞った対策が検討され、対モビルスーツ戦闘車両RTX-44が0079年3月20日に完成した*1。しかし、これは火力を重視しすぎた結果による重武装が災いし、機動性がきわめて低く、とてもジオンのモビルスーツに対抗できるものではなかった。そのため、ジオンからの亡命技術者の協力のもと、全面的なリファインが行われることになった。
本機の開発の際は、ミノフスキー粒子による干渉をさける事を第一目的としたコンピューターシステムの開発が並行して行われており、これに学習機能を持たせる事によって、交戦データの処理を行い、短期間での戦闘力の向上を可能とした。このデータを確実に回収し、かつパイロットの保護にも能力を発揮する物として考案されたのが、コアブロックシステムであった。
コアブロックシステムの導入と、その際の動力源としての反応炉動力システムの採用から、設計は全面的に変更され、RX-75として承認された。
本機の開発の際は、ミノフスキー粒子による干渉をさける事を第一目的としたコンピューターシステムの開発が並行して行われており、これに学習機能を持たせる事によって、交戦データの処理を行い、短期間での戦闘力の向上を可能とした。このデータを確実に回収し、かつパイロットの保護にも能力を発揮する物として考案されたのが、コアブロックシステムであった。
コアブロックシステムの導入と、その際の動力源としての反応炉動力システムの採用から、設計は全面的に変更され、RX-75として承認された。
本機は、コアファイターの閉鎖的コクピットでの操縦には問題があると認識され、頭部に別のコクピットが設けられ複座式として設計されていた。しかし試作2号機以降はコアファイターのコクピットから全てをコントロールできるよう改良されている*2。また、試作初号機はスケジュールの都合から、コアブロックシステムは省略されていたとされている。
武装としては、120mmキャノン砲2門と40mm4連装ポップミサイルランチャー2基をもつ。その他に各種ミサイルランチャーも用意されるはずだったが、計画のみで終わっている。
武装としては、120mmキャノン砲2門と40mm4連装ポップミサイルランチャー2基をもつ。その他に各種ミサイルランチャーも用意されるはずだったが、計画のみで終わっている。
モビルスーツではなく、対モビルスーツ用戦闘車両として開発された。240mm砲2門、対空ロケット砲4門という重武装で、総重量は97tもあった。このため、機動性は極度に低く、兵器というよりは巨大な鉄塊とでもよぶべきものであった。
開発中止状態だったRX-75プランを、地上戦でのモビルスーツ部隊の陸戦オペレーション時に支援を行なう移動要塞の要素を満たす物に設計変更し、局地防衛用戦闘車両として再スタートされたもの。戦闘車両とモビルスーツの利点をあわせもち、大量の火力で敵のモビルスーツ部隊を攻撃するのが主目的となっている。
移動要塞版モビルスーツ、あるいは地上用モビルアーマーともよべるこのタイプは、三座(上部一名、下部二名)式が採用されている。但し量産化は間に合わず、合計6機が北米と中央アジアへ配備された。
RX-75ガンタンクの量産型として、このタイプはRMV-1の形式番号が与えられている。
移動要塞版モビルスーツ、あるいは地上用モビルアーマーともよべるこのタイプは、三座(上部一名、下部二名)式が採用されている。但し量産化は間に合わず、合計6機が北米と中央アジアへ配備された。
RX-75ガンタンクの量産型として、このタイプはRMV-1の形式番号が与えられている。
生産台数 | 6機 |
主な配備先 | 北米、中央アジア |
講談社ポケット百科シリーズ34 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション3 連邦軍編
模型情報別冊 MSVハンドブック1
模型情報別冊 MSVハンドブック2
1/144 プロトタイプガンダム 解説書
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※当サイトにおける記述は、全て1982〜84年頃に作られた設定を元に作られています。そのため、現在の公式設定とは異なる部分が多々あります。ご注意下さい。 |
- MSVの設定元となったムック本「ガンダム・センチュリー」においては、動力炉はガスタービンエンジンと熱核反応炉のハイブリッドであるため、ビーム兵器を搭載できなかったとしている。また武装の口径も、キャノン砲は280mm、ポップミサイルランチャーは180mmとされていた。生産数は8機で、うち4機は地上の基地防衛用に使用されたことになっている。
- 書籍「戦略戦術大図鑑」においては、サイド7に8機配備されたとされている。
- ホビージャパン刊「ガンダムメカニクスI」においては、コアブロックシステムを搭載した最終型をRX-75-4としている。
- OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」において、コアブロックを排除した量産型ガンタンクが登場しているが、形式番号上区別されておらず、また3機しか登場していないため、試作5〜7号機である可能性も残っている。
- OVA「機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線」において、RTX-44の改良型であるRTX-440「陸戦強襲型ガンタンク」が登場している。車高を低くする変形機能を有し、当初の設定とは一転したMS以上の圧倒的機動力を発揮している。
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