術式解散〈グラム・ディスパージョン〉
データ
分類
使用者
- 司波達也 (3巻216P,7巻224〜226P,9巻261・305P,10巻289・290P,11巻273〜278・296〜300P,12巻433・434P)
『
分解』を応用した魔法で、魔法の本体である
魔法式を、意味のある構造を持たない
想子粒子群に分解する
対抗魔法。
『情報解散』とも呼ばれる。
魔法式は
エイドスに作用するという性質上、その情報構造が露出していなければならず、
魔法式そのものに対する干渉を防ぐ手立てはない。
ただし、
魔法式を分解するためにはその構造を認識できなければならず、したがってコンマ数秒で発動を完了する
現代魔法で魔法の発動前に
魔法式を解析するためには、「視る」だけで
魔法式の構造を認識できる特殊な情報処理能力が必要となる。
そのため、分解対象の魔法が予め判明している場合(実験など)ならともかく、実用化は不可能と一般に考えられている。
達也の場合は、『
精霊の眼』で
想子情報体?の構造を認識できるため、この魔法を実行することができる。
なお、『
術式解体〈グラム・デモリッション〉』と混同されがちだが、全く別の魔法である。
『
術式解体』は体内で
想子を圧縮してぶつけることで
魔法式などの
想子情報体?を破壊する
無系統魔法であり、『術式解散〈グラム・ディスパージョン〉』は、照準した
想子情報体?の情報構造そのものを『
分解』する分解魔法である。
実践においては、どちらも
魔法式を破壊できるという点では同じだが、『
術式解体』は体内での
想子圧縮が必要なため連射が難しいのに対して、『術式解散』は情報構造を認識して分解するだけの魔法なので、訓練次第で複数の対象を
同時照準?できるという違いがある。
(出典:3巻216P,4巻8P,7巻224〜226P,9巻261・305P,10巻289・290P,11巻273〜278・296〜300P,12巻433・434P)