ニコニコ替え歌Wiki

トモナシ


むかしむかしあるところに
宅録独りの王国の
底辺に沈殿するは
弱い精神の音痴様
近所迷惑な歌唱力
黒の安いマイク使い
コーラスするのはユックリーヌ
全てが全て見切り発車
音量足りなくなったなら
Audacityで絞り上げ
私に逆らう音程は
見ぬふりしてしまえ
「さあ、蔑みなさい！」
底の歌　無残に咲く
浅はかな自己満で
周りの素敵な原曲は　
嗚呼　原形もなく朽ちていく

根暗の音痴が恋するは
ニコニコ動画で歌う人
だけども彼は中学の
音楽でさえも2の評価（5段階です）
音程狂った音痴様
ある日ニコ動にうpをして
静かな声で言いました
「私の歌を聞いて下さい」
幾多の耳が脅かされ
幾多の聞き手が逃げていく
苦しむ人々の嘆きは
音痴には届かない
「あら、叩きのコメントだわ」
底の歌　無残に咲く
狂おしい音程で
とても恥ずかしい歌なのに
嗚呼　耳が悪すぎて気付かない

底の音痴を倒すべく
ついに人々は立ち上がる
聞き手の彼らを率いるは
赤き色した批判のコメ
つもりにつもったその怒り
歌全体を包み込んだ
長年の赤字で疲れた
運営たちなど敵ではない
ついに弾幕で囲まれて
自演コメもかき消した
低能根暗な音痴様
ついに気付かされた
「この　正直者！」
底の歌　無残に咲く
明らかな見劣りで
音痴の上げた作品は
嗚呼　伸びることなく埋もれてく

むかしむかしあるところに
宅録独りの王国の
底辺に沈殿してた
弱い精神の音痴様
削除の時間は午後7時
ウザい時報が鳴る時間
音痴と呼ばれたその人は
独りお部屋で何を思う
ついにその時はやってきて
終わりを告げる時報鳴る
聴衆などには目もくれず
音痴はこう言った
「あら、うpする時間だわ」
底の歌　不憫に散る
変わらないキモ声で
のちの人々はこう語る
嗚呼　あいつは正に悪ノ音程