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1月

1日
一日午前四時四十分ごろ、大阪市西成区南津守六丁目のセルフ式ガソリンスタンド「シーガル南津守SS」で、白っぽい乗用車から降りた数人のグループが精算機をバールのような物でこじ開け、現金六万八千円を奪い、車で逃走した。西成署は窃盗事件として捜査。前日未明に大阪府羽曳野市と茨木市のセルフのガソリンスタンドで発生した四件の窃盗、窃盗未遂事件と手口が似ており、同一犯の可能性があるとみている。調べでは、グループのうち一人は青っぽいフード付き上着、もう一人は黒っぽい上着姿だったという。

18日
18日午後0時15分ごろ、大阪市西成区山王2の木造2階建てアパートが燃える火事があり、棟続きの「第一豊島荘」と「第二豊島荘」がほぼ全焼、隣接する別棟の壁面など合わせて計約510平方メートルを焼いた。焼け跡から2人の遺体が見つかり、大阪府警西成署は連絡の取れない住人男性2人とみて確認を急いでいる。連絡が取れないのは大森溢夫さんと藤井義人さん。ほかに男性(79)が逃げる際に煙を吸って病院に運ばれるなど住人男性2人が軽症、消火活動中の消防隊員の男性(45)が右ひざを打撲し軽いけがをした。同署や大阪市消防局によると、遺体が見つかったのはいずれも第二豊島荘1階部分。第二豊島荘の燃え方が激しいことから、同署などは火元とみて出火原因を調べている。現場は大阪市営地下鉄御堂筋線動物園前駅から南東に約500メートルで、古い木造住宅などが立ち並ぶ住宅密集地。この火事で消防車と救急車計65台とヘリ1機が出動、火は約1時間半後にほぼ消し止められたが、現場周辺は一時騒然となった。

22日
大阪市西成区で14年前、男に刃物で刺され、車いす生活を余儀なくされた元女性看護師(48)の夫、林良平さん(55)が1年後に迫った殺人未遂罪の公訴時効を前に、犯人逮捕につながる有力情報の提供者に300万円の懸賞金を出すことにした。林さんが22日明らかにした。大阪市西成区の医療施設「大阪社会医療センター」の看護師だった妻は95年1月25日夕、同区の路上で信号待ち中、背後から男に包丁で腰を刺され、約250日間入院。後遺症で車いすなしでは外出できなくなり、看護師も解雇された。事件後「全国犯罪被害者の会」の設立メンバーに加わり、被害者や遺族の権利の確立を訴えている林さんは、公的機関に頼らず、個人で懸賞金を負担することにした。「一瞬の凶行で家族は悲しみを一生抱えて生きていく。時効で被害者の悲しみや憎しみは増すばかりだ。逃げ得は絶対に許せない」と語っている。事件後、西成署は殺人未遂容疑で捜査。男が逃走時に「お前らの診療が悪いんや」と言い残し、4日後には同センターに男の声で「おれがやった。本当は外科医を狙っていた」と電話があったことがわかっている。林さんは24日午後、犯行現場付近でチラシを配り、情報提供を呼び掛ける。情報は西成署(06・6648・1234)へ。

31日
31日午後7時15分ごろ、大阪市西成区聖天下1丁目の文化住宅付近から出火、木造2階建て住宅約180平方メートルのうち2階部分の約90平方メートルが焼け、焼け跡から2階の1室に住む無職竹田実行(み・ゆき)さん(43)が遺体で見つかった。西成署が出火原因を調べている。同署によると、文化住宅は1、2階に計8部屋。竹田さんの部屋は2階北側にあり、一人暮らしだった。1階の住人が竹田さんの部屋付近から煙が出ているのを見たという。

2月

9日
鳩山由紀夫幹事長は9日午後、日雇い労働者が数多く集まる大阪市西成区のあいりん地区を視察した。鳩山幹事長は大阪ホームレス就業支援センター理事長の案内のもと、内職支援センター、就業支援センターを訪問し、愛知県で派遣切りになった青年と懇談した。青年は「派遣労働を切られた若者の多くは、会社都合ではなく、自己都合で退職したとされている。これでは、すぐに会社の寮を出るしかなく、その後住所がなくなり、次の仕事を探すことができない」と派遣労働者の窮状を訴えた。また、山田理事長は「しっかりとした会社ではないところで、派遣切りにあった場合、国の対応が間に合わない」と国の就労支援を批判。そうした指摘を受けて鳩山幹事長は「就労支援は国が前面に出て行うべきで、地方に丸投げしてはならない」と主張した。その後、鳩山幹事長は日雇い労働者の人々が緊急避難できるシェルターと自転車工場を視察した。この工場では、自転車のリサイクル作業を行うことにより、自転車に関する技能を身につけてもらうことを目的としている。また西成労働福祉センターでは西成労働福祉センター所長から、現在の就労行政の説明を受けた。

12日
12日午後9時ごろ、大阪市西成区鶴見橋2丁目の文化住宅付近から出火し、木造2階建て住宅延べ約600平方メートルのうち1、2階部分の計約300平方メートルが焼けた。1階の一室の焼け跡から、男性の遺体が見つかった。西成署によると、この部屋で一人暮らしをする90代の男性の行方が分からなくなっており、身元の確認を進めている。住人の女性2人も煙を吸うなどして病院に運ばれ、うち1人が意識不明の重体となっている。この文化住宅には9世帯9人が住んでいたという。

23日
23日午前1時半ごろ、大阪市西成区太子のコンビニ「ファミリーマート山王店」で、男がカウンターにいた男性店員(22)らにはさみのような物を突き付け「金を出せ」と脅迫、レジの現金約5万5000円を奪うと「ありがとう」と言い残して逃走した。店には店員2人と客1人がいたがけがはなく、西成署が強盗事件として捜査している。同署によると、22日午後6時ごろにも同店から約500メートル離れた別のコンビニで、男が現金約8万5000円を奪う強盗事件が発生。その際も「ありがとう」と言って逃げており、手口や服装から同一犯の可能性が高いと見ている。調べでは、いずれも男は30−40歳ぐらいで身長約165センチぐらい。黒色っぽいジャンパー姿。黒と白の柄のバスケットシューズを履いていた。

3月

3日
3日午前8時ごろ、大阪市西成区潮路の集合住宅「長栄荘」から出火、木造2階建ての2階の1部屋約10平方メートルが燃えた。消防隊員が室内で倒れている男性を発見したが、病院で死亡が確認された。この部屋に住む無職、田中利孝さん(78)の行方が分からず、大阪府警西成署は遺体が田中さんの可能性もあるとみて調べている。西成署によると、田中さんは1人暮らし。室内にあった電気ストーブ周辺が激しく燃えていた。

7日
大阪市西成区で2008年12月、キムチ店兼住宅が燃え、焼け跡から女性の遺体が見つかった火災で、大阪府警捜査1課と西成署は7日、同区鶴見橋3、無職、足立浩二容疑者(44)=窃盗罪で起訴=を現住建造物等放火容疑で再逮捕した。同課は西成署に捜査本部を設置。同本部によると、同容疑者は「同居している女性とけんかになり、うっ憤晴らしするために火を付けた」と供述しているという。逮捕容疑は、2008年12月11日午前1時ごろ、同市西成区鶴見橋3のキムチ店「松山商店」の出入り口シャッター前に置かれていた布に、持っていたライターで火を付け、木造2階建ての同店や隣接する建物の一部も焼いた疑い。女性の死因は急性一酸化炭素中毒だった。

15日
女性を自宅マンションに監禁したとして、大阪府警西成署は15日、監禁容疑で、大阪市西成区山王の無職、自称・山田晋弘容疑者(33)を逮捕した。逮捕容疑は、15日午後3時ごろから約1時間、大阪市港区の無職女性(35)を自宅マンションに監禁したとしている。同署によると、15日午後、女性の友人が「女性から監禁されていると携帯電話にメールが届いた」と110番。その後、女性から居場所を知らせるメールが届き、捜査員が監禁場所のマンションを特定。女性を保護し山田容疑者を現行犯逮捕したという。女性にけがはなかった。女性は、13日に大阪市内で山田容疑者と知り合ったといい、「包丁で脅されていた」と話しているという。

18日
18日午前0時10分ごろ、大阪市西成区千本南の路上で、近くの会社員女性(23)が歩いて帰宅途中、後ろから近づいた男が女性の頭にポリ袋をかぶせて引き倒し、殴るけるの暴行を加えた。男は女性から現金約4000円などが入った手提げかばんを奪って逃走。女性は顔などに軽傷を負った。西成署は強盗致傷容疑で捜査している。同署の調べでは、男は20〜30歳。身長約180センチのやせ形で、黒っぽい上下の服を着ていたという。

23日
23日午前11時5分ごろ、大阪市西成区花園南2丁目の近畿大阪銀行天下茶屋支店から「強盗が入った」と110番通報があった。府警によると、刃物を持った男が押し入り、約500万円を奪って逃げたが、駆けつけた西成署員が強盗容疑で現行犯逮捕した。けが人はなかった。同署によると、逮捕されたのは自称、新里昭二郎容疑者(38)=大阪市西成区。「仕事に就いていないので、生活する金がほしかった。消費者金融に借金があった」と供述しているという。新里容疑者はカウンター内に侵入して女性行員らを脅して現金を奪い、非常ベルに驚いて逃走。約20メートル先の路上で西成署員が取り押さえた。現場は南海天下茶屋駅の西約100メートルの国道26号沿いで、店舗や民家が立ち並ぶ一角。

4月

5日
食堂で飲食した後、代金を踏み倒したうえに店員から金を奪おうとしたとして、大阪府警は5日、大阪市西成区山王3丁目の無職、山田友貞容疑者(42)を強盗容疑で緊急逮捕したと発表した。西成署によると、山田容疑者は5日午前9時半ごろから1時間にわたり、西成区山王2丁目の食堂で、ビール2本とカツカレー、鳥鍋、酢だこ、イカの塩辛、肉いためを飲食した。同10時半ごろ、代金の支払いを求めた女性店員(59)にナイフを突きつけ、「金を出せ」と要求。女性に「何を言うとんのや」と一喝されると逃げ、代金3450円を踏み倒した疑いが持たれている。事件から10分後、自ら「金がなくて強盗した」と110番通報し、自宅に駆けつけた同署員に逮捕されたという。

16日
大阪市西成区花園北1丁目の路上で16日午後7時20分ごろ、男性が血を流して倒れているのを通行人が見つけ、110通報した。男性は病院に運ばれ、死亡が確認された。胸の骨が数本折れていたほか左目に内出血の跡があったことから、西成署は何者かに暴行されたか、ひき逃げされた疑いがあるとみて調べる。同署によると、死亡したのは西成区内の路上生活者の自立支援施設に入所していた清掃作業員の男性(57)とみられる。数十円が入った小銭入れを所持していた。ほかに財布を奪われたかどうかなどは不明という。

30日
簡易宿泊所で男性を刃物で刺したとして大阪府警西成署は29日、大阪市西成区萩之茶屋2、無職、高見清一容疑者(61)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。男性は搬送先の病院で死亡。同署は容疑を殺人に切り替え調べている。男性は宿泊客(53)とみられ、同署が確認を急いでいる。逮捕容疑は29日午後2時5分ごろ、寝泊まりしている同市西成区萩之茶屋2の簡易宿泊所の廊下で男性の胸や腕などをナイフ(刃渡り12.5センチ)で刺した疑い。

5月

2日
2日午後9時ごろ、大阪市西成区萩之茶屋のアパートから出火し、木造2階建ての中2階の1室と廊下の一部計約15平方メートルを焼いた。この火事で、2階に住む男性3人が救出されたが、うち1人が煙を吸い込んで重体。西成署の調べによると、火元とみられる中2階の部屋の住人は、出火当時留守だったという。

3日
3日午後7時45分ごろ、大阪市西成区山王2丁目の飲食店から、人が刺されたとの110番があった。西成署員が駆けつけ、路上で血を流して倒れている男性を発見。男性は首を切られており、病院に運ばれたが、命に別条はないとみられる。同署は殺人未遂の疑いで、現場にいた大阪市東住吉区の無職向井隆男容疑者(59)を現行犯逮捕した。刺したことは認めているが、殺意は否認している。同署によると、2人は飲み友達。3日も一緒に酒を飲んでいたが、トラブルになり、向井容疑者が包丁を買いに行き、店に戻って切りつけた。

19日
19日午後10時40分すぎ、大阪市西成区玉出中1丁目の警備員、村田俊男さん(61)方付近から出火、木造2階建て店舗兼住宅延べ約140平方メートルのうち、約75平方メートルが焼けた。1階の居間兼台所の焼け跡から、1人の遺体が見つかった。府警西成署は、所持品の免許証などから行方不明となっている村田さんとみて、身元の確認を急いでいる。また、近くに住む女性(78)が煙を吸い込んで病院に運ばれたが症状は軽いという。同署や大阪市消防局などによると、村田さんは一人暮らし。近所の人たちの話では、1階の居間にあるこたつ付近で寝ていることが多かったという。現場は、南海電鉄本線岸里玉出駅から西に約100メートルの住宅地。

23日
23日午後8時前、大阪市西成区のJR新今宮駅近くの路上で、茨城県警の捜査員が強盗容疑で行方を追っていた男に職務質問をしたところ、男が催涙スプレーを噴射。捜査員や通行人ら8人が目の痛みを訴えるなどした。男は逃走したが、捜査員が十数メートル追いかけて取り押さえ、強盗容疑で逮捕した。県警土浦署によると、男は住所不定、無職服部幸太郎容疑者(37)。逮捕容疑は、6日未明、茨城県土浦市内の2カ所のコンビニに相次いで押し入り、現金計約13万円を奪った疑い。容疑を認めている。同署は催涙スプレーを噴射した傷害容疑などでも服部容疑者を調べる。西成区の現場近くの飲食店主の男性(63)は「叫び声が聞こえたと思ったら、男がスプレーを噴射しながら逃げていて、周囲の店からも目が痛いと言って客が次々と外に出てきた」と話した。

26日
26日午後10時ごろ、大阪市西成区津守の西成公園にある倉庫付近から出火。木造平屋建ての倉庫と小屋計約35平方メートルを焼いたほか、放置されていた乗用車も燃えた。小屋に住んでいた40代の女性は逃げ出し、けがはなかった。西成署によると、周囲に火の気はなかったといい、同署で出火場所を特定するとともに原因を調べている。同公園では今月20日以降、雑誌や廃材などが燃える不審火が4件相次いでおり、同署が関連を調べる。

6月

7日
  • 7日午前3時ごろ、大阪市西成区太子の24時間営業のスーパーマーケットで、男がレジの男性店員(62)にカッターナイフを突き付け、「金を出せ」と脅した。近くにいた警備員(62)らが取り押さえたが、もみ合った際に警備員が首を切られ、軽傷という。駆けつけた西成署員が男を強盗致傷容疑で現行犯逮捕した。同署によると、男は住所不定、無職の山西清治容疑者(58)。
  • 7日午前6時10分ごろ、大阪市住吉区の男性会社員(24)から「ワゴン車で仮眠中、刃物を持った男に財布を奪われ車で連れ回された」と同市西成区の交番に届けがあった。西成署が強盗、監禁事件として調べている。西成署への届け出によると、同日午前5時ごろ、西成区玉出東のコインパーキングで、包丁のようなものを持った男がワゴン車に乗り込んできて男性の手足を粘着テープで縛り、現金約9千円入りの財布を強奪。そのまま約1時間ワゴン車を運転し、西成区岸里の路上で男性を降ろして逃げた。男は30歳ぐらいで、白いマスクに軍手姿。ワゴン車は西成区玉出東の飲食店駐車場で見つかった。

9日
競艇と競輪のノミ行為をしたとして、大阪府警西成署は9日、自転車競技法違反とモーターボート競走法違反の疑いで自称大阪市西成区岸里の職業不詳、島田知弘容疑者(32)ら男女13人を現行犯逮捕した。ほかに店内にいた男性19人からも両容疑で事情を聴いており、近く書類送検する方針。島田容疑者ら6人の逮捕容疑は同日午後1時25分ごろ、同区萩之茶屋の空き店舗で、競艇や競輪のテレビ中継を見ながら、無断で7人の客に金を賭けさせたとしている。情報を得た同署が今年1月ごろから内偵を始めたところ、連日のように店内でノミ行為が行われている疑いが強まり、9日午後に強制捜査に着手。店内で実際に賭けていた客や胴元の計13人を現行犯逮捕した。

10日
夜の繁華街で青少年への巡視活動を通じて非行や薬物依存の問題に取り組む「夜回り先生」こと水谷修さんの講演会が10日、大阪市西成区出城1丁目の府立今宮工科高(丸岡俊之校長)で開かれ、水谷さんが教え子との実体験をもとに薬物の危険性や命の大切さを訴えた。講演会は同校2年の学年行事の一環として開催。生徒、保護者ら約200人が集まった。元学校教諭の水谷さんは薬物が原因で命を絶った生徒の事例などを挙げ「薬物はやると止められない、やると捕まるもの」と話し、覚せい剤がもたらす幻覚、幻聴、被害妄想などの副作用を説明。「誘われたらかわす。最初の出会いにNOと言う勇気を持つこと。そこにかかっている」と呼び掛けた。最後には薬物が体をむしばんだ結果、痛み止めが効かずに亡くなっていった女子生徒との交流を話し、「君たちの命は次の世代へつむぐためのもの。薬物に触れることなく、人に優しさを配る人生であってほしい」と訴えた。講演後、同校2年の藤川恵介さん(17)は「薬物の怖さが伝わってきた。駄目なことははっきり断らなければいけないとあらためて思った」と話し、西元直生さん(同)は「クスリを買わないかと声を掛けられたこともある。自分たちの身近に薬物があることを大人はもっと知ってほしい」と真剣な表情だった。

13日
ものづくりの知識や技術を学ぶ工科高校生たちが、日ごろの学習成果を競う「平成21年度ものづくりコンテスト大阪大会」の電気工事部門が13日、大阪府立今宮工科高校(大阪市西成区)で行われ、生徒たちが実際の電気配線工事さながらの課題に取り組んだ。ものづくりコンテストは、若い人材の技能向上や意欲喚起の場として、府内の工科高校が実施。電気工事のほか、旋盤作業や自動車整備、化学分析など7部門あり、成績優秀者は11月に神奈川県で開かれる全国大会に出場する。この日の電気工事部門には府立工科高校10校から19人の生徒が参加し、課題の図面どおりの屋内配線を、約90センチ四方の木製パネル上に仕上げる作業に挑んだ。競技では、配線の正確さのほか、2時間の制限時間内にいかに丁寧に仕上げるかなどを審査。放課後などに練習を重ねてきた生徒たちは真剣な表情で工具を使い、スイッチや照明器具、ブレーカーなどの配線を慣れた手つきで配置していった。参加した城東工科高校3年の長山大河さん(17)は「電気工事の作業が好きなので、緊張せず楽しくできた。練習したことが発揮できたと思う」と満足げな表情だった。

19日
19日朝に腹痛を訴えて大阪市内の病院に搬送され、21日未明に死亡した同市西成区の山口組系暴力団幹部(60)が何者かに殴られた疑いがあるとして、西成署が傷害致死容疑で捜査を始めた。同署は司法解剖して詳しい死因を調べる。同署によると、19日午前8時ごろ、同区内のアパートにいた幹部から「腹が痛い」と119番があり、大阪市内の病院に搬送。「3日ほど前に殴られた。誰にやられたかは言いたくない」と話していたが、20日になって容体が急変したという。

29日
大阪府警西成署は29日、包丁で夫を刺したとして、殺人未遂の疑いで、大阪市西成区橘の無職の女(33)を逮捕した。逮捕容疑は29日午前7時ごろ、自宅寝室で、就寝中だった夫(34)を殺害しようと包丁で背中を刺した疑い。夫は病院で治療を受けている。西成署によると、妻は「借金で悩んでいた。家族4人で死んだ方がいいと思った」と容疑を認めている。当時、自宅には幼い子どもも2人いたがけがはなく、妻が自ら「主人を刺しました」と110番した。

7月

3日
大阪市西成区の「あいりん地区」の通称・三角公園で、地元町会などでつくる「あいりんクリーン推進協議会」(野矢信三会長、事務局・西成署)が3日、労働者ら約800人に衣料などを無料配布した。夏冬年2回の恒例行事。シャツやズボンなど全国から届けられた衣料約4000点は1時間ほどでなくなった。寄付の問い合わせは、西成署防犯コーナー(06・6648・1234)。

11日
大阪市西成区の「あいりん地区」で11日、阪南大学(大阪府松原市)の学生らが運営する外国人旅行客向けの観光案内所がオープンした。簡易宿泊所「ビジネスホテル中央」(大阪市西成区太子1)の一角で、ボランティアの学生が英語、中国語、韓国語の3か国語で観光地の情報などを提供する。開設時間は毎週土曜、日曜の午前9時から午後4時。大学が夏休みの8月1日〜9月24日は毎日利用できる。

16日
大阪市西成区のあいりん地区内の市道を居酒屋などの屋台が不法占拠している問題で、市は16日、9月末までに自主撤去するよう店側に勧告した。応じない場合は、行政代執行による強制撤去も視野に入れ、指導を強化する方針。指導対象となる市立萩之茶屋小周辺の47軒のうち、1軒は6月中旬に自主撤去を完了。市はこの日、残る46軒について、退去期限を設定し、改めて是正指導を行った。市によると、これまでに約40軒が自主撤去に理解を示しているが、残る数軒は応じない構えという。

19日
19日午後0時40分頃、大阪市西成区花園北1、鉄筋5階建てマンション「新今宮ハイツ」3階の1室から出火。同室と上階の1室、廊下など計約30平方メートルを焼いた。住民ら計30人が煙を吸うなどして体調不良を訴え、うち男女7人(36〜67歳)が病院に運ばれたが、いずれも軽傷。西成署は、出火後に出頭してきた火元の部屋に住む無職北村正徳容疑者(67)を現住建造物等放火容疑で逮捕した。調べに対し、「知り合いの女性にばかにされ、ライターで布団に火をつけた」と供述しているという。発表によると、出頭してきた際の北村容疑者は、受付にいた署員に落ち着いた様子で「今起きている火事は自分が火をつけた」と話し始めたという。住民らの話によると、北村容疑者は1年程前に入居したが、同じ階の住民のドアを木刀でたたくなどトラブルが絶えなかったという。大阪市消防局の発表では、同マンションには66世帯が入居。廊下に煙が充満したため、一時は計6人が部屋に取り残された。同消防局は消防車43台とヘリ1機を出動させ、レスキュー隊員がベランダに逃げ出した住民をはしご車などで次々と助け出した。5階に住む無職石原純一さん(69)は逃げ場を失い飼い犬と一緒にベランダに出て助けを待った。「もうだめか……」と思ったところで、はしご車のレスキュー隊員に手を差し伸べられたという。「あのまま煙に包まれていれば間違いなく死んでいた」と振り返り、近くの無職男性(67)は「同じ日曜日に此花区のパチンコ店であった放火事件を思い出した」と青ざめた表情で話した。現場は南海電鉄新今宮駅の南西約100メートルの住宅街。

21日
大阪市西成区の路上で3日前、男性が車いすに座って死亡しているのが見つかり、大阪府警は21日、司法解剖の結果、死因は腹部の内出血によるショック死だったと発表した。府警は、男性が外傷を受けて死亡した傷害致死事件の疑いもあるとみて調べる。西成署によると、死亡していたのは西成区萩之茶屋2丁目の無職、赤穂(あこう)章さん(68)。18日午前8時10分ごろ、住んでいるアパート前の路上で、同居する養父(83)の車いすに座ったまま亡くなっていた。養父のヘルパーが見つけ、119番通報した。

28日
28日午前6時20分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋の簡易宿泊所「第三白ゆり荘」4階の一室から出火。布団の周囲約2平方メートルを焼いた。布団の上で女性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが間もなく死亡した。西成署は、部屋に住む無職、川田祐子さん(51)とみて身元確認を進めている。西成署によると、川田さんは一人暮らしで、布団の近くに灰皿と吸い殻があった。同署は、寝たばこが原因の可能性もあるとみて調べている。

29日
29日午後9時35分ごろ、大阪市西成区千本北の民家のフェンスに掲示していた公明党のポスターが燃えているのを近所の住民が発見。住人らが水をかけて消し止めた。延焼はなく、けが人もいなかった。付近に火の気はなく、西成署は不審火として捜査している。西成署によると、28日にも現場から1・2キロ東の西成区天神ノ森の民家の塀に掲示されていた公明党のポスターが燃やされたといい、関連を調べている。

8月

3日
大阪市西成区で6月、山口組系暴力団の幹部組員が腹痛を訴え、搬送先の病院で死亡した事件で、西成署は3日、傷害致死の疑いで、交際相手の無職、丸鳩亜希容疑者(33)=住所不詳=を逮捕した。逮捕容疑は6月中旬、西成区のアパートの一室で、この部屋に住む別府俊夫組員(60)の腰を殴るなどし、内臓破裂による出血性ショックで死亡させたとしている。

6日
95年1月に大阪市西成区の路上で、元看護師の女性(48)が男に刺されて重傷を負った未解決の殺人未遂事件で、西成署は6日、犯行直後に通行人が撮影した、容疑者とみられる男の後ろ姿の写真を公開した。公訴時効(15年)まで5カ月余りとなり、女性の家族は300万円の私的懸賞金をかけて情報提供を呼び掛けている。同署によると、95年1月25日夕、西成区萩之茶屋1の大阪社会医療センター前で、センターでの勤務を終えた女性が背後から包丁で刺され、男が「診療が悪いんや」と言い残し、逃走した。男は現在の年齢で60歳ぐらい。身長約175センチ、紺色の防寒着姿だった。女性は重い後遺症が残る。夫で「全国犯罪被害者の会(あすの会)」幹事の林良平さん(55)は「どんなささいなことでも連絡してほしい」と話しており、8日、南海天下茶屋駅前で情報提供を呼び掛けるビラを配る。情報は同署(06・6648・1234)へ。

10日
10日午前5時40分ごろ、大阪市西成区橘3丁目の共同住宅「ユタカハウス」(鉄筋コンクリート3階建て)付近から出火、2、3階の居室部分計約200平方メートルのうち約80平方メートルが焼けた。2階の一室から住民の無職井上ヨシ子さん(89)が遺体で見つかった。隣に住む無職女性(78)が煙を吸って軽症。西成署によると、1階は倉庫で、2、3階に居室が計10部屋。うち約5部屋が焼けたという。

13日
俳優、赤井英和(49)が13日、出身地の大阪市西成区で、今年38回目を迎えた「釜ヶ崎夏祭り」に初参加した。「大阪を元気にするために」と浪速高校ボクシング部の後輩らと「赤井英和 with ICHIMONKAI」を結成。5日に発売したラップ調の新曲「串かつ(二度付け禁止)」を、同郷のヒップホップシンガーで作詞を担当したSHINGO☆西成(37)らとノリノリで熱唱した。赤井は「おーきに。こんなよぉさん集まってきてくれて、ほんま心からおーきに、ありがとう。ほんま幸せでした」。感極まった様子で、ステージ前に集まったファンの握手に応えていた。

23日
23日午後7時ごろ、大阪市西成区長橋の住宅から出火、木造2階建て約450平方メートルのうち約250平方メートルを焼いた。この住宅には3世帯が入居していたが、外出中などでけが人はなかった。また、隣接する大和中央病院では、1階のガラスが火勢で数枚割れたものの、避難騒ぎはなかったという。西成署が出火原因を調べている。

30日
学校の特色を生かして、ものづくりを楽しんでもらう「電気工作教室」が8月30日、大阪市西成区出城1丁目の府立今宮工科高(丸岡敏之校長)で開かれた。参加者はポータブルオーディオプレーヤーなどを接続すると大音量のステレオに早変わりする「アンプ付きスピーカー」を製作した。地域に開かれた学校を目指し、同区生涯学習推進委員会と共催で行われる夏休み恒例のイベント。ものづくりの楽しさや大切さを知ってもらうと同時に、工科高校の魅力を感じてもらおうと毎年実施されている。教室では小、中学生ら約15人が製作に取り組み、ケースに穴を開ける作業やはんだ付け、配線を体験。慣れない作業の数々に戸惑いつつ、同校電気技術専科の3年生5人と教諭らに助けを借りながら完成させた。母親と参加した堀俊哉君(10)、建哉君(8)兄弟は「思ったよりむずかしくなかったけど、はんだ付けで手間取った。でも、高校生のお兄さんが優しく教えてくれたのでうまくできたと思う」と笑顔で話していた。

31日
大阪市西成区萩之茶屋のアパート前路上で、住人の無職、赤穂章さん(68)が車いすに座った状態で死亡しているのが見つかった事件で、大阪府警捜査1課と西成署は31日、傷害致死の疑いで、住所不定、無職、平川栄容疑者(28)を逮捕した。府警によると「路上で酒を飲んでいたところ、通りかかった赤穂さんに何か言われたように思い、頭にきて腹をけった」と容疑を認めている。逮捕容疑は、7月18日午前4時25分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋の路上で、赤穂さんの腹や胸をけり、腹部の内出血でショック死させたとしている。

9月

20日
20日午前10時10分ごろ、大阪市西成区玉出西の民家から煙が出ているのを、近所の住人が発見。約1時間半後に消し止められたが、木造平屋建て約40平方メートルを全焼した。けが人はなかった。西成署によると、民家は約40年間空き家だったという。

21日
秋の全国交通安全運動が始まった21日、大阪市西成区出身の俳優、赤井英和さん(50)が西成署の一日署長として街頭パレードなどで交通安全を呼びかけた。赤井さんは、区内の市立成南中学校吹奏楽部の生徒らの先導で、あいりん地区をパレードした後、南海天下茶屋駅前でのキャンペーンに参加。交通安全の啓発グッズを配った。地元のヒーロー、赤井さんの登場に、沿道や会場から大きな歓声や拍手が送られた。生家が西成署のすぐ近くという赤井さんは「西成は高齢の方も多いが、交通事故は心がけ次第でなくなるもの。事故ゼロに向けて少しでも力になれたらうれしい」と話していた。西成署によると、管内では昨年1年間で10件、今年は9月20日までに2件の死亡事故が発生している。特に夜間、酒に酔って路上で寝込んだ人が車にひかれる事故が相次いでおり、昨年5月以降、60歳と44歳の男性が死亡している。

23日
23日午後8時15分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋1丁目の路上で「男性がけんかしている」と110番通報があった。西成署によると、40〜50歳ぐらいの男性が首から出血し、病院に運ばれたが、意識不明の重体。男性は現場近くの酒類の自動販売機付近で男ら数人と酒を飲み、このうちの1人とけんかになったらしい。けんかの相手とみられる男は現場を立ち去っており、同署が殺人未遂容疑で捜査している。同署によると、一緒に飲んでいた別の男性らから事情を聴くと、男性はけんかの後もしばらく歩いていたが、いきなり倒れたという。

24日
大阪市西成区の路上で23日夜、男性が首から血を流して倒れ、重体となっていた殺人未遂事件で、大阪府警は24日、この男性が死亡した、と発表した。西成署は殺人容疑に切り替えて、けんかの相手とみられる男の行方を捜査している。同署は男性の身元の確認を急ぐとともに、司法解剖して死因を調べる。

25日
日本最大の日雇い労働者の街、あいりん地区(大阪市西成区)の違法屋台問題で、市が6月以降、屋台の居酒屋店主らに対し自主撤去を求める行政指導を進めた結果、対象の47軒のうち撤去したのが1軒にとどまっていることが25日、分かった。市は10月から撤去に向けた法的手続きに入り、応じない屋台に対しては、年明けにも強制的に撤去する行政代執行に踏み切る方針。同地区の屋台は昭和50年ごろから建ち始め、市立萩之茶屋小学校の周囲などに並ぶ。市は「労働者の息抜き場所」として事実上黙認していたが、昨年に屋台が覚醒(かくせい)剤の密売場所になったり、火災が起きたりしたため、地元住民から撤去を求める声が強まり、市が今年6月から本格的な指導に乗り出した。市職員30人で編成する現地指導班が飲食店など屋台の店主らに対し、9月末までに自主撤去するよう5回にわたって指導。これまでに1軒が撤去を済ませ、16軒が期限までに退去する意思を示した。残る店主らも違法との認識は持っているという。市は10月以降、店主らの弁明を聞き、11月中旬にも道路法に基づく除却命令を出す。応じない屋台に対し、行政代執行に向けた法手続きを進める。市は「行政側の怠慢で見過ごしてきた。地元住民らが安心して暮らせるように、一日も早く違法状態を解消したい」としている。

10月

9日
11日に全国地域安全運動が始まるのを前に、西成署と西成防犯協会は9日、大阪市西成区岸里1の西成区民センターで「全国地域安全運動西成区民大会」を開き、約400人が参加した。山名康晴署長が「犯罪が起こりにくい環境をオール西成で作りましょう」とあいさつ。一日署長に任命されたレツゴー三匹のレツゴーじゅんさんが、女性警察官らとのコントでひったくりに遭わない方法を紹介し、「身の回りの防犯を再チェックして」と訴えた。大会後、関係者は市立成南中吹奏楽部の先導で約1キロパレードし、通行人らに防犯意識の向上を呼び掛けた。

20日
大阪市西成区のアパートで賭博場を開いていたとして、大阪府警捜査4課と西成署などは20日、賭博開帳図利などの疑いで、酒梅組系暴力団組長、早川公裕容疑者(45)=堺市堺区出島海岸通=ら23人を逮捕。常習賭博の疑いで客の男8人を逮捕したと発表した。逮捕までの8カ月間で約1億円を稼いでいたという。逮捕容疑は9月8日午後10時45分ごろ、大阪市西成区山王の木造2階建てアパート1階で、サイコロや札などを使った「賽本引(さいほんびき)」と呼ばれる賭博を行ったとしている。いずれも容疑を認めている。府警によると、「ガレージの盆」と呼ばれ、府内や和歌山県内の漁業、農業関係者や建設業者らが客として訪れていたといい、逮捕容疑の9月8日も組側は約1千万円の準備金を用意していた。早川容疑者は「自分が組長を襲名した今年1月中旬ごろからから一日も欠かさず開帳してきた」と供述している。

21日
21日午後0時40分ごろ、大阪市西成区千本北にある共同住宅2階の一室で、男性が死亡しているのを管理人が見つけた。頭や顔には複数の傷があり、西成署は事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査を始めた。この部屋に住む男性(60)とみて身元確認を急ぐとともに、司法解剖して死因などを調べる。西成署によると、男性はワンルームに1人暮らし。部屋の鍵はかかっておらず、凶器のようなものは見つかっていない。共同住宅の住人から「しばらく見かけない」と相談を受けた管理人が部屋を訪れ、倒れていた男性を発見した。

23日
大阪市西成区の路上で覚せい剤を所持していたとして、大阪府警高槻署は23日、京都大経済学部4年、吉岡風志容疑者(28)=京都市左京区一乗寺里ノ前町=を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕したと発表した。同日、同罪で起訴された。同署によると、吉岡被告は逮捕時、「健康のために持っていた」と容疑を認めたが、その後は「覚せい剤とは知らなかった」など否認しているという。逮捕容疑は、3日午後2時5分ごろ、西成区太子1の路上で、財布の中にポリ袋に入った覚せい剤約0.01グラムを所持していたとしている。また、逮捕時にポリ袋入り大麻0.865グラムも財布の中に持っていたため、大麻取締法違反(所持)容疑でも追送検する。記者会見した京都大の大西珠枝副学長は「薬物への注意喚起をしてきたが、このような事件が起きて大変遺憾。司法の調査を待ち、厳正な対応をする」と話した。

27日
  • 27日午後2時25分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋の南海高野線萩ノ茶屋駅構内で、ホームにいた男性が線路に飛び降り、通過中の難波発橋本行きの下り急行電車にはねられ、死亡した。乗客約150人にけがはなかった。南海電鉄によると、この事故で高野線の上下計86本が運休し、224本が最大約50分遅れ、約10万7千人に影響した。死亡した男性は50〜60歳で、西成署が身元の確認を進めている。
  • 公営賭博の競艇でノミ行為をしたとして、大阪府警西成署は27日、モーターボート競走法違反容疑で、大阪市淀川区十三本町のノミ行為責任者、南健次郎容疑者(50)ら店員7人と客2人を現行犯逮捕した。ノミ行為は、大阪市西成区天下茶屋北のあいりん地区の一角で、居酒屋の看板をかかげて行われていた。店内では数台のモニターを使い全国のレースを衛星放送で放映。摘発を警戒して常時店の周辺に見張り役を立たせていたという。逮捕容疑は27日、店内で客に競艇の結果を予想させて金を賭けさせていたとしている。当時店にはほかに15人の客がいたという。西成署は店の経営に暴力団が関与しているとみて調べている。店では客の予想が当たった場合、実際のレースと同率で金を払い戻していたという。
  • 大阪市西成区のあいりん地区に住む男性の戸籍を買い、不正にパスポートを取得したとして府警外事課などは27日、旅券法違反(不正受給)容疑で、千葉県八街市四木の自称土建業、岡田芳雄容疑者(48)と東京都葛飾区西水元の内装業、高木和貴容疑者(46)を逮捕した。府警によるといずれも容疑を認めている。逮捕容疑は、あいりん地区居住の40代と50代の男性から購入した戸籍謄本と自分の写真を使い、岡田容疑者は平成18年8月、高木容疑者は19年8月に、東京都内の旅券事務所などで不正にパスポートを取得したとしている。府警によると、岡田容疑者は「会社が倒産して数千万円の借金があり、取得したパスポートを使って金を借りるつもりだった」。高木容疑者は「パスポートを使って中国に渡り、中国人女性と結婚したら報酬30万円を渡すと岡田容疑者から持ちかけられた」などと供述。府警は、偽装結婚が行われた可能性が高く、背後にブローカーの存在があるとみて調べる。

30日
大阪府警西成署で30日、保護された後に死亡した男性の死因は急性覚せい剤中毒だったことが31日、同署への取材で分かった。西成署によると、男性は西成署員に「覚せい剤を使った」と話していたといい、宿泊所には注射器が散乱していた。男性は30日午前11時20分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋2丁目の簡易宿泊所で荒い息を立てて寝ているところを発見された。署内で様子がおかしくなり、病院に運ばれた後、同日午後6時20分ごろ死亡が確認された。

11月

2日
2日午後7時40分ごろ、大阪市西成区岸里東の市道で、自転車で走っていた同区花園南の無職男性(28)に、3人組の男が「どこに行くんや」などと声をかけた。男性がそのまま通り過ぎようとしたところ、いきなり腹を殴るなどして自転車ごと倒し、男性のズボンの後ろポケットから現金3万円の入った財布を奪って逃げた。西成署は強盗事件として捜査。3人組のうち1人は、丸刈りで黒色のトレーナー姿だったという。

4日
日雇い労働者が多く住む大阪市西成区で、自立や生きがいを目的にホームレスや元ホームレスらが街頭で花を売る事業が4日、スタートする。ホームレスが街頭販売する雑誌「ビッグイシュー」とほぼ同様に、仕入れ値と販売価格の差額のほとんどが収入になる仕組み。事業を始める生花店は「花をきっかけに西成区あいりん地区の問題にも関心を寄せて」と話す。

5日
覚せい剤などの薬物密売が横行、国内有数の取引場所とされている大阪市西成区の「あいりん地区」を対象に府警が昨年9月から特別検挙対策に取り組んだところ、先月末までの1年2か月間で密売人と購入客計428人が検挙されたことがわかった。薬物汚染の広がりが改めて浮き彫りになった一方、摘発を免れようと密売グループの手口も巧妙化している。府警薬物対策課によると、同地区には数人組の密売グループが複数存在し、路上で半ば公然と違法薬物を売買。府警が初めて実施した特別検挙対策では、同課の約30人のほか、周辺の警察署からも署員を集中投入して捜査してきた。検挙したのは、密売人67人、購入客361人。購入客の年齢は17〜79歳(平均年齢43歳)と幅広く、女性が約1割を占めた。会社員や主婦、学生も目立ち、先月3日には、同地区で密売人と接触した京都大の男子学生(28)を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕。他府県からインターネットで密売場所を調べて買いに来るケースもあるという。押収した違法薬物は、覚せい剤361グラム、大麻118グラム、MDMAなどの合成麻薬47錠に上った。しかし、取り締まりが進むとともに密売グループも慎重になり、客から携帯電話で注文を受け、指定した場所に薬物を置く方法で売買したり、誰が売ったかを分かりにくくするためグループ全員が同じ服装をしたりと手口が巧妙化。捜査員の目をごまかすためか、チョコレート菓子の袋に覚せい剤を入れて販売するグループもあったという。府警は「薬物売買は暴力団の資金源になるだけでなく、多くの中毒者も生み出す。対策を継続して密売組織の壊滅を目指していく」としている。

10日
大阪市西成区で段ボールに火をつけたとして、西成署は10日、大阪市西成区玉出東2丁目、自称無職高口善行(こうぐち・よしゆき)容疑者(58)を建造物等以外放火の疑いで逮捕し、発表した。同署によると、高口容疑者は「火をつけると燃え上がって楽しかった。他にもやった」と供述。西成区では9日未明、他にも3件の不審火があり、関連を調べている。西成署によると、高口容疑者は9日午前3時25分ごろ、西成区玉出中1丁目の空き家の軒下にあった段ボールにライターで火をつけた疑いが持たれている。不審火が相次いでいたため署員が警戒していたところ、9日午後8時40分ごろ、近くの公園でごみ箱のごみが焼けているのを見つけ、そばにいた高口容疑者に職務質問。「自分が火を付けた」などと話したため事情を聴いていたという。

19日
大阪市西成区で「青色防犯パトロール隊」(眞田實千代隊長)が発足し、19日、同区内で出発式が行われた=写真。今回の発足で、大阪水上署と関西空港署を除いて、府内すべての警察署管内で同隊が活動を始めることになった。同隊は、ボランティアらが青色の回転灯を搭載した車で地域を回る自主防犯活動団体。府内の各警察署管内ですでに活躍しているが、西成署管内ではこれまで組織されていなかった。このため、同署では今年に入って、地域の団体などと発足に向けて協議。NPO法人「まちづくり今宮」が中心となって、隊を結成した。出発式では、2台の青色防犯パトロールカーを前に、山名康晴・西成署長が「地域の連帯があってこそ、自主防犯の効果がある。これからも自分たちで見守るという輪を広げてほしい」などとあいさつ。地元小学校の児童が「安心できる気持ちがもっと大きくなります」とお礼を述べた。

27日
金融機関を狙った強盗事件の増加が懸念される年末を控え、西成署などは、大阪市西成区の三菱東京UFJ銀行萩ノ茶屋支店で防犯訓練を実施した。訓練は、閉店直後の店内に刃物を持った男が侵入。係員を人質にして現金100万円を奪ったと想定。男が逃走後、行員らが110番し、駆けつけた署員に男の年齢や身長、服装などを伝えた。記憶があいまいな行員に対しては、署員が「些細(ささい)なことでもいいので、気がついたことを落ち着いて伝えてください」とアドバイスした。稲生真支店長(46)は「行員の中で通報する人間や記憶する人間などの役割分担をしっかり徹底し、もしものときに備えたい」と話した。大阪府内では今年10月末までに金融機関に対する強盗事件が6件発生。西成区内では3月、銀行に押し入った男が、女性行員に包丁を突きつけ、現金約500万円を強奪。駆けつけた西成署員に逮捕される事件が起きている。 

12月

1日
大阪市西成区の飲食店「居酒屋 ショウショウ」が、大手居酒屋チェーン「笑笑」とそっくりの看板を掲げていた事件で、西成署は1日、商標法違反容疑で、ショウショウの男性経営者(35)=大阪市港区=を書類送検した。西成署によると、経営者は中国生まれで、「幼いころ『ショウショウ』と呼ばれていて、読み方が同じ『笑笑』が気に入った。同じデザインの看板やのれんを業者に作らせた」と供述しているという。送検容疑は、今年9〜10月、西成区萩之茶屋で経営するショウショウの軒先などに、赤地に白で「笑笑」と書かれた看板を設置し、居酒屋チェーンの運営会社「モンテローザ」(東京)の商標権を侵害したとしている。モンテローザが10月26日に告訴し、経営者は看板を自主撤去。西成署は11月2日に店を捜索、看板やのれん、「笑笑」と書かれた印鑑などを押収していた。ショウショウは平成18年10月から営業。1カ月あたり約150万円の売り上げがあるという。現在は別の看板に付け替えている。

4日
無事に年を越せるようにと、大阪市西成区のあいりん地区で4日、日雇い労働者らにジャンパーやズボンなどの冬物衣料約4千点とカップラーメン約千食などが無料配布された。地元商店街などでつくる「あいりんクリーン推進協議会」が毎年実施。長引く不況で、昨年より500人多い約1300人が列をつくった。今年から路上生活を始めた元作業員の男性(64)は「普段から女性スタッフに温かい言葉を掛けてもらっていた」と涙目。「がんで仕事ができなくなった。配布があって本当に助かった」と胸をなで下ろした。協議会は「正月に備えてぬくもりを持って帰ってほしい」としている。衣料などは引き続き募集。問い合わせは西成署内の事務局、06(6648)1234。

15日
タクシー運転手を刺し、料金を踏み倒したとして、西成署は15日、強盗殺人未遂容疑の現行犯で大阪市西成区萩之茶屋の無職、馬渕仁容疑者(74)を逮捕した。逮捕容疑は15日午後7時25分ごろ、自宅前の通路で、乗車したタクシーの男性運転手(68)に「殺したる」などと言って包丁(刃渡り20・5センチ)で刺して軽傷を負わせ、運賃660円を支払わなかったとしている。容疑を認めているという。西成署によると、馬渕容疑者は15日午後7時20分ごろ、西成区内でタクシーに乗車。料金を支払うと約束して運転手を連れて来たが、部屋に戻った後、包丁を持ち出したという。

28日
野宿生活者らの自立支援事業に取り組むNPO法人「釜ケ崎支援機構」(大阪市西成区)は28日、トレーナー約1200着の寄贈を受けた兵庫県伊丹市のNPO法人「日本レスキュー協会」(伊藤裕成理事長)に感謝状を贈った。被災地に救助犬やセラピー犬の派遣をしている同協会は、来年9月で設立15周年。トレーナーにロゴマークを付け、記念イベントで販売する計画だったが、雇用情勢が改善しない中、日雇い労働者らの支援に役立ててもらうことにした。トレーナーは、既に同機構から大阪市内などの自立支援センターに配られ、入所者の仕事着などとして使われているほか、今後、野宿生活者や簡易宿泊所で暮らす希望者に配布する。

29日
大阪市西成区のあいりん地区の日雇い労働者らを年末年始に受け入れる臨時宿泊所が29日、大阪・南港(大阪市住之江区)に開設された。この日の入所者は444人で、約1000人だった昨年の半数以下にとどまった。求人数の激減で職探しをあきらめ、生活保護を申請する労働者の急増が背景にあるとみられ、同市は実態を調査する方針。入所は30日も受け付ける。宿泊所は1975年から例年、仕事がなくなるこの時期に同市と大阪府が共同で設置。食事付きで、来月5日まで無料で宿泊できる。今年は初めて定員の1250人を下回る見通しという。昨年に引き続き入所した同府岸和田市出身の男性(43)は「あいりん地区に来て6年。昨年もひどかったが、今年はもっと仕事がない。来月、生活保護を受けるつもり」と話した。宿泊所を視察した平松邦夫・大阪市長は「4月以降、あいりん地区だけで約3000人の生活保護申請があった。労働者が働ける環境を作り出す方策を考えていきたい」と話した。

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Posted by スーパーコピーブランド専門店 2020年07月02日(木) 01:41:00 返信

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