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24.EB-477棲息変異個体 - 18/03/15 21:27:34 - ID:ZFTxhO47+Q
―20039_10_22_0123
のらきゃっとが、はるか昔から紡がれる古代の詩―子守唄を歌う。
ろりは何時の間にやら、のらきゃっとの腿に頬を寄せながら寝ていた。
そげも負傷の所為か、いつもの夜更かしもせず何時の間にか聴き入って寝こけている。
のらきゃっとはひとしきり歌い終えると、ごりの頭を撫でた。
「ごり、ありがとうございますね」
「…ハッ!?あ、いや、隊長がそれで良いなら、良いんです」
彼女は手首を負傷してなどいなかった。ごりが止めを刺すこともできたのだ。自分に責任を持たせてくれた。
優しい仲間達に恵まれたと、のらきゃっとは微笑み、そして自身も眠った。
―
―20039_10_22_0200
軍司令室にて。
中性的なアンドロイドが、風呂に入って端末を弄っていた。
うぃきは諜報の隊服を着て、最敬礼をする。
「以上を持ちまして、VR鉱石の性能評価、原生生物のサンプル回収。そして企業とANT社への信用失墜工作の報告とさせていただきます」
―そういう筋書きにしてくれたんだね。うぃき
「いえ、私は真実のみを報告しております」
―良いんだよ、ありがとう
「はい、全ては“計画”の為に」
―ああ、全ては[削除済み]の前段階に過ぎない。だが、無理はしないでね?
「ありがとうございます」
―
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