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31.名無しの天狗 - 18/03/16 22:15:23 - ID:RDSFIzoSpA
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「いらっしゃいません」
私の部屋だ。
「そうじゃない。いらっしゃいませ」
へなへなと床へ崩れ落ちる。腰が抜けていた。屋根裏からは相変わらず騒ぎが
聞こえるが歓迎するような雰囲気を感じ、ベッドの上の猫もこちらを見ている。
ただ、家の猫は白猫だっただろうか。
わからない。
「***さん。あなたは誰ですか」
「私…は…」
「***さん。あなたは誰ですか」
「私は」
「***さん。あなたは誰ですか」
「わたしはねずみさんだ」
私は今日も寝て起きて働きに出ている。今は食堂で食事を摂っているところだ。
「なんか最近雰囲気変わったんじゃない?」
仕事途中にも、たまに見ると笑みを浮かべていて気色悪いというのが
この同僚の談だ。さすがに常時にやけているのはまずい。一時会社用PCの
壁紙を代えてしまおうかと血迷ってしまったばかりなのだ。ルールは守るものだ。
また気を引き締めなければならない。
「まあ、気を付けるよ。でもな、面白いところを見つけたんだよ」
「んっ?なんだ?教えろよ」
「ああ!気に入ると思うよ」
SCP-■■■-■からの妄想 ありがとうございました。
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