近年注目を集めている入管の収容所問題についてのウィキです。

はじめに


2018年4月13日、東日本入国管理センター(通称牛久入管)に収容されていたディパク・クマルさんが亡くなりました。仮放免申請が却下されたことを苦にしての自殺と思われます。

入管の収容所ではそれまでも収容者の自殺や自殺未遂、あるいは入管側の不備と思われる死亡事件が多発していましたが、この件は特に注目を集め、日本国内のみならず海外のメディアでも報道されました。

入管における非正規滞在者(いわゆる不法滞在者)に対する扱い、その中でも牛久入管を含めた入管施設への収容については以前から医療問題、収容の不必要な長期化などが問題視されており、国連の拷問禁止委員会からも長期収容などを改善するよう求められていますが、ここ数年はそうした問題が改善されるどころか悪化する傾向にあります。

そうした入管問題に対する批判・非難の声があがる一方「犯罪者なのだから何をされても文句を言うな」「嫌なら国に帰れ」といった排外主義的な主張も少なからず見られます。

1965年、法務省の元官僚池上努はその著書『法的地位200の質問』で「外国人を煮て食おうが焼いて食おうが自由」と述べ、大きな批判を浴びました。その後日本は内外人平等をうたった国際人権A規約や、難民の保護を義務づける難民条約を批准しましたが、50年以上経った現在でも「煮て食おうが焼いて食おうが」という精神は日本に息づいているようです。

入管の問題はまず第一に人権の問題であり、また少子高齢化が問題となっている日本が外国からの移民をどのように受け入れるかという問題でもあります。またその歴史を振り返るならば日本が外国人をどのように受け入れてきたか/排除してきたかという問題でもあります。

当wikiでは入管問題を切り口に難民問題、在日外国人問題、歴史的経緯の問題─これらは突き詰めていけば「日本社会の/わたしたちの問題」につながります─を広くとらえつつ、問題理解・改善・解決の一助となることを目的に作成しています。

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