677 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/29(火) 22:15:12.90 ID:3wFZbLAJ0
二日目が開始しました。
---------------------------------------------------------------------------------------
モノクマ「オマエラ、おはようございます！ 起床時間ですよー！ 今日も楽しい楽園ライフを送りましょう！」
朝から目覚めの悪い声を聞いた気がする。
寝室に備え付けられたテレビにモノクマの姿が映り、目覚まし代わりにとひと声かけていた。
正直、これ以上ないほどに目覚めが悪い。
マギカ「うー……体が怠い。一晩起きたら、夢でしたってのを期待したんだけどなぁ……」
朝から気分も悪いし、食欲もそれほどないけど……。
やっぱり、食堂には顔を見せておいたほうがいいよね。
一応、朝食は9時までにとればいいから、後猶予は三時間だけど……どうしようかな？
安価です。 3つ↓
※ 今回は、選んだ時間帯によって、四人あるいは五人とコミュニケーショが取れる重要な局面です。
誰がどこにいるかは、毎日ランダムになっています。
� ヾ蕕鮴�ってすぐに行く。
�◆＾貉�間ほど経ってから行く。
�� ギリギリまで二度寝して行く。
680 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/29(火) 22:16:06.71 ID:czggZtHG0
1
682 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/29(火) 22:39:52.91 ID:3wFZbLAJ0
……やっぱり、起きちゃったものは仕方ないよね。
折角だから、朝の食事でも楽しもうかな。
……楽しめるかはわからないんだけど。
【ホテル・ミコラスタ 食堂】
宜保「む……円ではないか。朝早くから健康的だな」
マギカ「あ、おはよう。朝食ってどうなってるのかな、これ」
宜保「モノクマが言うには、バイキングだそうだ。好きなモノを自由に食べていいとか言っていたぞ」
……この料理を、自由に食べてもいいの？ それも、今後三食！？
うーん、コロシアイがなければ最高だったなぁ……。
宜保「ふむ……取り敢えず、円はまだ円天寺や涌井には挨拶もしていないだろう？ 折角の機会だから、挨拶しておいたらどうだ？」
円「えーと、あのスーツスタイルの二人のことかな？」
宜保「そうだな。政治家と秘書……私から見ても優秀だと言える二人だ。今のうちに誼を通しておけ」
確かに……折角だから二人に話しかけてみようかな。
涌井「失礼致します。私、『超高校級の秘書』涌井留峰と申します。円マギカ様ですね？ これよりよろしくお願い致しますわ」
うわっ！？
話しかけようと思ったら、目の前に美人さんの顔がずいっと来てびっくりした。
私でも、気配が読み取れないとか……とかじゃなくて、いきなりすぎて対応ができなかった。
円天寺「私は、『超高校級の政治家』円天寺美菜輝って言うんだよ。一緒にここから脱出しようね！」
もう一人、桃色の髪のおっとりしている人が政治家の円天寺さんか。
政治家という割にはほんわりとした人だけど……凄腕なんだよね、きっと。
眼鏡をかけているクールそうな秘書さんとは大違いな気がする。
折角だし、自己紹介がてらなにか聞いてみようかな……？
話題安価です。
� ‘鷽佑隆愀犬砲弔い�
�◆〆Ｆ�の朝食について
�� 自由安価です。 話題をここに
3つ↓ 1つだけです。
686 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/29(火) 22:43:33.73 ID:ZbGq7kE70
1
688 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/29(火) 23:00:44.75 ID:3wFZbLAJ0
そう言えば、この二人って随分と親しそうだけど、どんな間柄なのかな？
宜保さんは何も言ってなかったけど……。
マギカ「あの、お二人ってどんな間柄何ですか？ ちょっと初対面な感じがしなかったんですけど……」
あぅ。なんていうか、政治家を前にすると敬語になっちゃうよね。
同い年なんだけど、なんか畏まっちゃうというか……。
円天寺「私は、両親が日本人なのですがオーストラリアの生まれでして……そこで議員をやっているのです」
涌井「私は、美菜輝様が初当選された時から秘書として連れ立っているのですよ」
へぇ……日本だと被選挙権の年齢的に正直になれないと思っていたんだけど、そういう事情なんだ。
あれ、でもオーストラリアって高校生が政治家になれるの？
円天寺「オーストラリアの被選挙権は18歳から。私、恥ずかしい話ですが……皆様より三つほど年上になってしまうのです」
そうなんだ……って、やっぱりお姉さんオーラ出してると思ったけど、年上だったんだ！
少なく見積もっても18ってことだよね。
涌井「美菜輝様は、オーストラリアのためだけではなく、世界中すべての人々のために政治家としての才能を使いたいと考えておられるのです」
マギカ「へぅ……凄いですね。尊敬しちゃいます」
本心から尊敬できる人って初めてかもしれない。
ここまでしっかりしている人と宜保さんがいるなら安心できそうだね。
涌井「……そろそろお時間です。美菜輝様、会議の前に資料を作成しておきましたので一度目を通していただきますよう」
円天寺「そっかぁ。もうそんな時間なんだねぇ。ごめんね、マギカちゃん。私達はこれで……」
涌井「失礼致しますね、円様」
流れるような動作で一礼した涌井さんと、にっこりと微笑みながら手を振る円天寺さん。
何というか、面白い組み合わせだけどいいコンビみたい。
コンビといえば、あっちでまた三菱さんとリアナちゃんが口論しているみたいだけど……どうしよう？
行動安価です。
� 〇�情を聞いて、三菱を諌める。
�◆〇�情を聞いて、リアナを宥める。
�� 三菱に加勢して、リアナをいじる。
安価 三つ↓
691 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/29(火) 23:04:22.73 ID:deozn7Q5O
3
699 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:04:31.34 ID:quf6kHfb0
リアナ「貴様はまたそうやって……ええい、私をバカにするなーっ！」
三菱「あらあら、別にバカにしているつもりはないのだけれど……」
リアナちゃんと三菱さんが口論している内容はなんだかわからなかったけど、取り敢えずリアナちゃんがからかわれている、ということは分かった。
リアナちゃんは普段、ミステリアスでどこか影のある表情を見せたりするんだけど、一度こうやって弱いところをつかれると一気に崩れちゃうところがあるみたい。
リアナ「む……マギカではないか。貴様からもこの胸デカ女に言ってやれ！ 女性の価値は胸の大きさではない、と！」
三菱「別に私は、そんなことを言ったつもりはないのだけれど……」
リアナ「ええい、牛女には聞いたいない！ 貴様は私の仲間、だよな？ そうだろ、マギカ！」
……むぅ、なんとなくだけど、リアナちゃんに同族だと思われているということは、私も貧乳だと思われているってこと？
確かに三菱さんや蜜岡さんのような大きさはないけれど、それでも私は平均程度にはあるんだけど。
少なくとも、幼女の如きリアナちゃんと仲間に思われないほどには。
マギカ「……リアナちゃん、私は隠してるだけで意外と、あるよ？」
リアナ「何っ！ 誰が……どうみたって貴様は貧乳だろうが！」
あっ、カチーンと来た！
マギカ「そうやってムキになるから、リアナちゃんは子どもで貧乳なんだよ！」
リアナ「な、な、な……！ 誰が幼女で貧乳だ！」
三菱「あらあら、私からしたら二人共子どもっぽいところがあるみたいだけど……」
この後、会議が始まるまで私とリアナちゃんの口論は終わることがなかった。
【Info】
宜保愛也との交友度が上昇しました。
円天寺美菜輝との交友度が上昇しました。
涌井留峰との交友度が上昇しました。
リアナ・マルジェイヌとの交友度が上昇しました。
三菱乍との交友度が上昇しました。
三菱・宜保との関係が友人になりました。
円天寺・涌井との関係が友人になりました。
700 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:10:07.79 ID:quf6kHfb0
自由行動終了
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【ホテルミコラスタ 食堂】
宜保「全員集まったようだな……まだ、自己紹介が済んでいないところもあるだろうが、取り敢えずはそこは置いておこう」
食堂に集まった16人を取りまとめるように、宜保さんの声が響き渡った。
円天寺「それでは、ここでコロシアイが起きないように、決まり事を決めておきたいと思います」
涌井「少し行動に不自由が生じる可能性もありますが……コロシアイを起こさないためです。少しばかり我慢していただけると幸いです」
宜保さん、円天寺さん、涌井さんの三名が連座で提案してきた決まり事を決めておくということに対して、特に誰も不満を口にはしなかった。
宜保「……モノクマが言うには、昼食は自炊となること。夜時間前に食材を冷凍倉庫に搬入するように要求があった」
涌井「そこで、この二つは交替制で回そうと思うのですが……よろしいでしょうか？」
涌井さんが配ったのは、誰が昼食準備を行うのか、誰が夜時間前に食材を搬入するかがシフトとして書かれているものだ。
別に誰かに負担が集中するわけでもないから、これに関しても特に文句は出てこなかった。
円天寺「さすがに、日中の行動を縛る訳にはいかないですからね……」
??「当たり前じゃない！ ……どうせ、私のことなんて、誰も興味を持っていないと思うけど」
宜保「おい、愛鬼。お前の才能は、この私も、円天寺も認めているのだ。あまり卑屈になる必要はないぞ」
愛鬼「ふ、ふん！ リア充に何が分かるっていうのよ……！ 私はできるだけ一人で部屋にいたいのよ！」
愛鬼と呼ばれた少女は、目の下に大きいクマを作っていて不健康そうだった。
きっと彼女も、すごい才能を持っているとは思うんだけど、ちょっと卑屈すぎるのかもしれない。
宜保「次だ。夜時間の行動の一切を禁止するぞ」
リアナ「……夜時間の行動の全て！？ それは、怪盗である私に死ねというのと……」
宜保さんの言葉に反対意見を出したのはリアナちゃんだった。
『超高校級の怪盗』であるリアナちゃんにとって、夜間は庭のようなものなのだろう。
その夜時間の行動を止められてしまったからこそ、リアナちゃんの反対の理由は分かりやすい。
涌井「このホテルで、盗むような価値が有るものはないと思うのですが？」
リアナ「そっ、それはそうだが……これは、怪盗としての沽券に関わるわけで……」
三菱「ほらほら、リアナちゃん。あんまりオトナの人を困らせちゃダメよ？」
リアナ「き、貴様はまたそうやって……子供扱いするんじゃないっ！」
ああ、折角怪盗っぽい雰囲気を出していたのに、やっぱり三菱さんが相手だとすぐ霧散しちゃうんだね。
リアナちゃんにとって姉……と言うより、お母さんのような感じなのかもしれない。
701 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:16:13.71 ID:quf6kHfb0
宜保「話は済んだか？ 次に、現状行ける場所の探索を行いたいと思うが、異論のある者は？」
宜保さんの言葉に、全員が押し黙る。
特に異論を挟む余地もないからだ。
茅ヶ崎「それでそれで？ 誰がどこを探索することになるの？」
宜保さんの提案に、最初に食いついたのは茅ヶ崎さんだった。
こういうところは茅ヶ崎さんのテンションの高さが他の人を牽引してくれているみたいだった。
宜保「まずはプールだ。二階の奥扉から外付けプールへと行くことが出来る。そこの探索だ」
円天寺「厨房の奥には冷凍倉庫があるんだよ。中の食材とかのチェックも必要かなって」
涌井「ホテルを出てすぐ、テーマパークの入口がございます。そちら方面の探索も必要かと」
三人の提案は誰が聞いてもおかしくは思わないものだった。
このホテルのことをしっかり調べておくこと、ならびにテーマパークについても調べておくことは重要だと認識していたからだ。
どちらも、誘拐犯であるモノクマのテリトリーだからだ。
脱出が可能ならば、それに越したことはない。
宜保「探索に参加しないものは昼食班にする。昼食は、円天寺と涌井を中心に……三菱と矢倉で作ってもらう」
涌井「それ以外の方は、ここでくじを引いていただきますわ。プール、冷凍倉庫、テーマパークと書かれておりますので、その指示に従ってくださいませ」
……なるほど、四人ずつのメンバーに分けるというわけなんだ。
どこになるのかなぁ……担当。
【探索場所安価】
3つ↓
� ．廖璽襪悗斑戯�に行く
�◆［篥狒匕砲悗斑戯�に行く
�� テーマパークへと探索に行く
704 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/11/02(土) 23:18:13.22 ID:Msc1fI0ko
３
707 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:40:17.61 ID:quf6kHfb0
私が引いたくじには、テーマパークと書かれていた。
聞いた話だと、まだテーマパークはオープンしていないらしいけど……。
愛鬼「な、何よ！ ……アンタみたいなリア充が私と同じグループなの……？」
??「はっはっは！ そう邪険にするものでもない、我らで脱出の手がかりを見つけようじゃないか！」
愛鬼「矢田……だっけ？ 相変わらず暑苦しくて嫌になるわ……あー、薬が足りない」
??「そう言えばぁ……お相手に愛を植え付けるお薬とかないんですかぁ？」
愛鬼「ちょ、ちょっと……あんまりひっつかないでよ！ あ、あんたみたいなリア充に渡す薬なんてないもの！」
……え、このメンバーで探索に行くんですか？
先行き不安どころか、船に乗った瞬間に目の前が氷山って感じなんだけど。
愛鬼「……私が不細工だから見てるんでしょ？ わ、私は愛鬼望……『超高校級の薬剤師』よ。よろしくなんてしないわよ」
矢田「はっはっは！ 私は矢田大志、『超高校級の検視官』だ！ こちらは、警察官だった父の形見で、私の相棒の愛犬、『ココア』だ、よろしく頼むぞ」
蜜岡「私は、蜜岡美緒。『超高校級の弓道家』よ。これから、末永くよろしくお願いねぇ？」
うわーん、三人とも個性が強すぎて、上手くやっていける自信がないよー……。
マギカ「円マギカ……『超高校級の魔法少女』です……よろしく、お願いします……」
ちなみに、プールには茅ヶ崎さん、リアナちゃん、藻根君、地院家君が。
冷凍倉庫には、宜保さん、島君、三菱さんに四ノ宮亭さんが行ったみたい。
それじゃあ、テーマパークの入口に向かってみるとするけど、最初はどこからチェックしていこうかな？
探索場所 安価です
� ．船吋奪版笋蠑�
�◆，�みやげ店
�� 喫茶店
712 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/11/02(土) 23:46:06.51 ID:Hs1h6NJfo
１
717 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:01:54.93 ID:gAm1BosS0
やっぱり、テーマパークということで何かがありそうなのはここかな？
チケット売り場ってことは、中の様子を知る方法もあるかもしれないし……。
矢田「それにしても、テーマパークが閉園とは……まるでハコモノ行政ではないか！」
矢田君がなんか怒ってるけど……そっか、ここって希望ヶ峰学園が独自に作った施設なんだ……。
……え、あれ？ 何のために？
希望ヶ峰学園がこんなテーマパークを作る意味なんてないと思うんだけど。
蜜岡「これ、ちょっと見て欲しいだけど……。これって、パンフレットよねぇ？」
テーマパークの入口で怒っている矢田君に対して、蜜岡さんは冷静なようだった。
チケット売り場に置いてあったパンフレットを蜜岡さんに手渡される。
マギカ「……えっと、テーキョー・モノクマ・ランド？ モノクマが言っていたのは嘘じゃなかったんだ」
希望ヶ峰学園が創設したこのテーマパークの名前は、本当にテーキョー・モノクマ・ランドというらしい。
モノクマランドの中は、学術的な施設が多くあるアカデミカル・エリア。
ジャングルをモチーフとした自然あふれるダイナミック・エリア。
多くの店が軒を連ねる、ショッピングモール・エリア。
お化け屋敷やジェットコースターが点在するファンタジック・エリア。
海に面しており、潮騒の風が香るハーバーエリア。
以上の五個のエリアに分かれている巨大テーマパークだ。
それにしても、こんな大きなテーマパークを作るなんて、本当に希望ヶ峰学園は何を考えていたんだろう。
718 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:05:40.28 ID:gAm1BosS0
矢田「どうやら、このチケット売り場を通ると最初に入れるのはファンタジックエリアみたいだね」
矢田君の言うとおり、テーマパークの入口はファンタジックエリアのようだ。
そこからダイナミック・エリアとショッピングモールエリアへ。
その後ハーバーエリアを通るとアカデミカルエリアへと向かえるみたい。
最初から開いていないってことは、テーマパークの中にもなにか仕掛けがあるのかもしれないけど。
蜜岡「……それにしても、どうして中に入れないのかしらぁ？」
蜜岡さんが、南京錠で閉じられたテーマパークの入口を見て、ふとした疑問を提示した。
確かに、こんなに立派なテーマパークを用意して、楽園だと言っている割には大きな矛盾点な気がする。
モノクマの名前が冠されているというのに、とんだ体たらくな気がする。
モノクマ「確かに疑問に思うかと思ったので、答えてあげましょう」
矢田「むっ、モノクマではないか。それで、理由というのはなんなのだ？」
突如現れたモノクマに驚くでもなく、矢田君は冷静に質問をしていた。
モノクマ「ここは、ご褒美として開けて上げる場所なのです。なので、まだ入れないのです」
マギカ「ご褒美？ どういうこと……？」
モノクマの言葉に、嫌なものを感じながらも、私は質問を止められなかった。
次に来る言葉は、なんだかわかっていたのに。
モノクマ「16人揃ってテーマパークに入ることは出来ないってことだね。うぷぷぷぷ……」
それが何を意味しているのか、私達は嫌でも理解することが出来た。
殺人事件が起こった時、このテーマパークが開場されるということを。
テーマパークの中に逃げ道があるかもしれなかったけど、中を見ることが出来ない以上、それも断言できない。
……結局のところ、何も収穫がないも同然だった。
719 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:13:45.86 ID:gAm1BosS0
そう言えば、愛鬼さんは一人でお土産店を見に行くって行ってたけど、何か収穫があったのかな？
愛鬼「なんでテーマパークのお土産店にハーブが置いてあるのよ……キヒヒっ」
……なんだろう、なんか変な笑い声が聞こえた気がする。
愛鬼「うへへへ……、違法ドラッグもある。幸せだわぁ……」
ち、近寄りにくいっ……！
愛鬼「……もはやここ、ドラッグストアよね。どんなテーマパークよ……うぇへへ……」
す、凄い嬉しそうなんだけど……明らかにあの人異常なんじゃないの？
愛鬼「……な、何見てるのよっ！ 私がおかしいから影で笑ってるんでしょ？」
マギカ「わ、笑ってはいないけど……話しかけにくいなぁって」
愛鬼「話……？ まさか、私のドラッグを盗んでいくつもりなの！？」
マギカ「……いや、いらないけど」
……この人、大丈夫かな？
何か手がかりがあったか聞きに来ただけなんだけど……。
愛鬼「ちょっと、あんたっ！」
マギカ「な、何っ！？ わ、私悪いこと言った？」
突然声を荒らげて近づいてきた愛鬼さんに私は思わず後ずさりしてしまった。
急接近した愛鬼さんが私の腕をとる。
まじまじと手を見られるとちょっと反応に困っちゃうんだけど……。
愛鬼「あんた、昨日ので怪我したの？ ちゃんと薬塗っておきなさいよ……」
マギカ「え、あ……ありがとう……？」
愛鬼「ちゃんとケアしなさいよ、きれいな肌なんだから……。薬くらいいくらでもあげるんだから……」
胸元から取り出した軟膏を指に塗ってくれた……みたい？
わ、悪い人じゃないみたいだけど……何というか、ちょっと近寄りがたい？
マギカ「え、えっとさ……何か、ここで見つけたりは……？」
愛鬼「うぇ、うぇへへ……ドラッグと薬だけに決まってるじゃない！」
あー、うん。前言撤回。
いい人だけど、ちょっと危ない人な気がする……。
【Info】
矢田大志との交友度が上昇しました。
蜜岡美緒との交友度が上昇しました。
愛鬼望との交友度が上昇しました。
矢田大志・蜜岡美緒・愛鬼望との関係が知人になりました。
720 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:25:42.29 ID:gAm1BosS0
この後、食堂に集まった私達は、各班から収穫のない報告をしあうことになった。
プールは室内プールであり、外に脱出することは出来ないこと。
ただ、水着は貸し出ししてもらえるらしいので、テーマパークに入れなくても遊ぶことは可能らしい。
ちょっとしたら、女子陣皆でプールに遊びに行くことを約束したこと以外は特に進展もない。
冷凍倉庫は、非常に広く、室温が−20度以下に設定されているらしい。
入るときには、防寒具を着ないことにはどうにもならない、と宜保さんが言っていた。
また、冷凍倉庫内の食材を使う場合には、発注申請書に使った分だけ書いておく必要があるらしい。
書かないと、モノクマが、『誰が何を持って行ったのか』をばらすみたいだ。
食材に関してはモノクマがきっちりと管理してくれるみたいなので、心配することはない、とも言っていた。
モノクマの目的はコロシアイを起こさせることで、自ら手を下すことではないから、らしい。
宜保さん、円天寺さんの二人が確信ているため、皆もそれを盲目的に信用することにしたみたい。
……そして、結局何の進展もないまま、二日目の午後を向かえることになってしまった。
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自由行動開始
739 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/10(日) 22:40:30.60 ID:P9IxpHhI0
ホテルの中を散策してみようとしていたところで、
ラウンジでコーヒーを飲んでいる円天寺さんを見つけた。
円天寺「あら、円さんではありませんか？」
円天寺「いかがですか？ あなたも、コーヒーをお飲みに？」
マギカ「あ、えっと……いただきます」
円天寺「……ブラックしかない上に、無糖ですけど大丈夫ですか？」
マギカ「えっと、甘くするくらいなら魔法で何とかできるので」
円天寺さんは、コーヒーポットに入っているそれを、ラウンジのテーブルに備え付けていたコーヒーカップに入れてくれた。
砂糖もミルクもテーブルに備え付けてはないみたいで、無糖のまま飲むことになっちゃったけど。
マギカ「……あの、円天寺さんは政治家、なんですよね？」
円天寺「ええ、その通りですが……何か聞きたいことでも？」
マギカ「あの……人を導かなくてはいけないって、どういう感覚なのかな……って」
私の質問に、円天寺さんは、なるほど……とコーヒーをお皿に置いて話してくれた。
円天寺「私は……常に、責任に苛まれ続けてきましたよ」
マギカ「……責任に、ですか？」
円天寺「ええ、私の決定一つで国民全員が路頭に迷ってしまう可能性もあるのですから……」
円天寺さんは、重苦しい口調でそう語ってきた。
円天寺「でも……私は、あの子がいてくれるから頑張れるのですよ」
円天寺「……留峰は、私の幼なじみだから」
円天寺「いつでも、私のことを支えてくれるから……恩返しをしたいな、と思っていたのよ」
【Info】
円天寺美菜輝との交友度が上昇しました。
円天寺美菜輝との関係が友人になりました。
円天寺美菜輝の通信簿に項目が追加されました。
740 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/10(日) 22:51:31.28 ID:P9IxpHhI0
円天寺さんと別れた後、私はホテルの前で弓道のトレーニングに励む蜜岡さんを見つけた。
蜜岡「あらぁ？ 私の練習を見に来てくれたのぉ？」
蜜岡「そんなに見ていても面白いものではないと思うんだけど……いいのぉ？」
蜜岡さんが弓を引く度に、ストンとモノクマを模写した板に矢が突き刺さった。
一発目をモノクマの左目に、二発目をモノクマの右目に、三発目は寸分の狂いもなくモノクマの心臓に突き刺さる。
蜜岡「ふぅ、これぐらいなら朝飯前だわぁ……」
マギカ「流石は超高校級の弓道家ですね！ 一発も外すこと無く、狙ったところに突き刺さってる……」
マギカ「でも、なんで人体の急所ばっかりを狙っているの……？」
私の問に、不思議そうな表情で首を傾げる。
なにかおかしいところがあるの、と尋ねてきているような気もするんだけど……。
蜜岡「だってぇ、やっぱり狙ったところに矢を刺すことで……」
蜜岡「私から逃げられないように、縫い付けておきたいところじゃない？」
蜜岡「私は、いつまでもお友達とは仲良くしていたいものぉ……」
そ、それって、縛り付けておきたいってこと、なんだよね……？
ちょっと怖く聞こえるけど……でも、きっと、そういう物理的な意味じゃない、って信じたいんだけど。
蜜岡「大丈夫よぉ。私を裏切らない限り、この矢がどこかを狙うことはないわ」
蜜岡「私を裏切らない限り、ねぇ」
蜜岡「お友達とは仲良くしておきたいものねぇ？」
怖いことを言っている蜜岡さんに愛想笑いを返して、私はそこを立ち去った。
【Info】
蜜岡美緒との交友度が上昇しました。
蜜岡美緒との関係が友人になりました。
蜜岡美緒の通信簿に項目が追加されました。
741 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/10(日) 23:00:24.94 ID:P9IxpHhI0
昼食を食べて、日もそろそろ傾き始めてきたか、というくらいの時間帯に、私の足はプールへと向かっていた。
ホテルに備え付けの室内プールは、水温が40度に保たれている温水プールが四つから成り立っている。
流れるプール、25mプール、飛び込むプールに海を模したプールだ。
体を動かそうと、私は25mプールで泳ごうかと思っていたんだけど……そこで、波にのる茅ヶ崎さんを見つけた。
茅ヶ崎「あれ？ マギカちゃんじゃん、奇遇だね！」
茅ヶ崎「どうしたの？ って、私以外がプールに来れば、泳ぐ以外に用件はないか」
どこで手に入れたのか、茅ヶ崎さんはサーフボードをプールに持ち込んでいたらしい。
蜜岡さんの弓道具と言い、ここの設備品は一体どうなってるのかな？
茅ヶ崎「私今から休憩なんだけど、折角だから何か飲む？ あそこの屋台に色々揃ってるから」
マギカ「え……そうなの？ ここの設備って、本当によくわからないね……」
まぁ、ティータイムとかがここで出来るって言うなら、それはそれで悪くないんだけど。
茅ヶ崎「マギカちゃんってさ、結構誰にでも気を使ってるよね？」
茅ヶ崎「その生き方ってさ、結構疲れない？」
レモネードを飲みながら、茅ヶ崎さんは私にそう問いかけてきた。
どことなく、いつもの賑やかな感じではなく、真面目そうに視線を向けてくる。
マギカ「私は……、その、人の笑顔を作るのが好きだから、じゃないかな？」
マギカ「そんなに疲れるって、思ったことはないんだけど」
茅ヶ崎「……ょ」
マギカ「……どうしたの？」
茅ヶ崎「そうやっていい人でいると、いつか痛い目見るのよ、って」
茅ヶ崎「これは、私からの警告と思っておいてくれていいの」
茅ヶ崎「人なんて、何を考えているのかわからないんだから」
茅ヶ崎さんは、暗い目で私をじっと見つめていた。
昔、何かあったりしたのかな？
結局、茅ヶ崎さんはそれ以上何も言わず、練習へと戻っていってしまった。
【Info】
茅ヶ崎ナミとの交友度が上昇しました。
茅ヶ崎ナミとの関係が、友人になりました。
茅ヶ崎ナミの通信簿に項目が追加されました。
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二日目の行動が終了しました。
→３日目
【元スレ】
【安価】安価ンロンパ：安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
二日目が開始しました。
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モノクマ「オマエラ、おはようございます！ 起床時間ですよー！ 今日も楽しい楽園ライフを送りましょう！」
朝から目覚めの悪い声を聞いた気がする。
寝室に備え付けられたテレビにモノクマの姿が映り、目覚まし代わりにとひと声かけていた。
正直、これ以上ないほどに目覚めが悪い。
マギカ「うー……体が怠い。一晩起きたら、夢でしたってのを期待したんだけどなぁ……」
朝から気分も悪いし、食欲もそれほどないけど……。
やっぱり、食堂には顔を見せておいたほうがいいよね。
一応、朝食は9時までにとればいいから、後猶予は三時間だけど……どうしようかな？
安価です。 3つ↓
※ 今回は、選んだ時間帯によって、四人あるいは五人とコミュニケーショが取れる重要な局面です。
誰がどこにいるかは、毎日ランダムになっています。
� ヾ蕕鮴�ってすぐに行く。
�◆＾貉�間ほど経ってから行く。
�� ギリギリまで二度寝して行く。
680 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/29(火) 22:16:06.71 ID:czggZtHG0
1
682 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/29(火) 22:39:52.91 ID:3wFZbLAJ0
……やっぱり、起きちゃったものは仕方ないよね。
折角だから、朝の食事でも楽しもうかな。
……楽しめるかはわからないんだけど。
【ホテル・ミコラスタ 食堂】
宜保「む……円ではないか。朝早くから健康的だな」
マギカ「あ、おはよう。朝食ってどうなってるのかな、これ」
宜保「モノクマが言うには、バイキングだそうだ。好きなモノを自由に食べていいとか言っていたぞ」
……この料理を、自由に食べてもいいの？ それも、今後三食！？
うーん、コロシアイがなければ最高だったなぁ……。
宜保「ふむ……取り敢えず、円はまだ円天寺や涌井には挨拶もしていないだろう？ 折角の機会だから、挨拶しておいたらどうだ？」
円「えーと、あのスーツスタイルの二人のことかな？」
宜保「そうだな。政治家と秘書……私から見ても優秀だと言える二人だ。今のうちに誼を通しておけ」
確かに……折角だから二人に話しかけてみようかな。
涌井「失礼致します。私、『超高校級の秘書』涌井留峰と申します。円マギカ様ですね？ これよりよろしくお願い致しますわ」
うわっ！？
話しかけようと思ったら、目の前に美人さんの顔がずいっと来てびっくりした。
私でも、気配が読み取れないとか……とかじゃなくて、いきなりすぎて対応ができなかった。
円天寺「私は、『超高校級の政治家』円天寺美菜輝って言うんだよ。一緒にここから脱出しようね！」
もう一人、桃色の髪のおっとりしている人が政治家の円天寺さんか。
政治家という割にはほんわりとした人だけど……凄腕なんだよね、きっと。
眼鏡をかけているクールそうな秘書さんとは大違いな気がする。
折角だし、自己紹介がてらなにか聞いてみようかな……？
話題安価です。
� ‘鷽佑隆愀犬砲弔い�
�◆〆Ｆ�の朝食について
�� 自由安価です。 話題をここに
3つ↓ 1つだけです。
686 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2013/10/29(火) 22:43:33.73 ID:ZbGq7kE70
1
688 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/10/29(火) 23:00:44.75 ID:3wFZbLAJ0
そう言えば、この二人って随分と親しそうだけど、どんな間柄なのかな？
宜保さんは何も言ってなかったけど……。
マギカ「あの、お二人ってどんな間柄何ですか？ ちょっと初対面な感じがしなかったんですけど……」
あぅ。なんていうか、政治家を前にすると敬語になっちゃうよね。
同い年なんだけど、なんか畏まっちゃうというか……。
円天寺「私は、両親が日本人なのですがオーストラリアの生まれでして……そこで議員をやっているのです」
涌井「私は、美菜輝様が初当選された時から秘書として連れ立っているのですよ」
へぇ……日本だと被選挙権の年齢的に正直になれないと思っていたんだけど、そういう事情なんだ。
あれ、でもオーストラリアって高校生が政治家になれるの？
円天寺「オーストラリアの被選挙権は18歳から。私、恥ずかしい話ですが……皆様より三つほど年上になってしまうのです」
そうなんだ……って、やっぱりお姉さんオーラ出してると思ったけど、年上だったんだ！
少なく見積もっても18ってことだよね。
涌井「美菜輝様は、オーストラリアのためだけではなく、世界中すべての人々のために政治家としての才能を使いたいと考えておられるのです」
マギカ「へぅ……凄いですね。尊敬しちゃいます」
本心から尊敬できる人って初めてかもしれない。
ここまでしっかりしている人と宜保さんがいるなら安心できそうだね。
涌井「……そろそろお時間です。美菜輝様、会議の前に資料を作成しておきましたので一度目を通していただきますよう」
円天寺「そっかぁ。もうそんな時間なんだねぇ。ごめんね、マギカちゃん。私達はこれで……」
涌井「失礼致しますね、円様」
流れるような動作で一礼した涌井さんと、にっこりと微笑みながら手を振る円天寺さん。
何というか、面白い組み合わせだけどいいコンビみたい。
コンビといえば、あっちでまた三菱さんとリアナちゃんが口論しているみたいだけど……どうしよう？
行動安価です。
� 〇�情を聞いて、三菱を諌める。
�◆〇�情を聞いて、リアナを宥める。
�� 三菱に加勢して、リアナをいじる。
安価 三つ↓
691 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/10/29(火) 23:04:22.73 ID:deozn7Q5O
3
699 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:04:31.34 ID:quf6kHfb0
リアナ「貴様はまたそうやって……ええい、私をバカにするなーっ！」
三菱「あらあら、別にバカにしているつもりはないのだけれど……」
リアナちゃんと三菱さんが口論している内容はなんだかわからなかったけど、取り敢えずリアナちゃんがからかわれている、ということは分かった。
リアナちゃんは普段、ミステリアスでどこか影のある表情を見せたりするんだけど、一度こうやって弱いところをつかれると一気に崩れちゃうところがあるみたい。
リアナ「む……マギカではないか。貴様からもこの胸デカ女に言ってやれ！ 女性の価値は胸の大きさではない、と！」
三菱「別に私は、そんなことを言ったつもりはないのだけれど……」
リアナ「ええい、牛女には聞いたいない！ 貴様は私の仲間、だよな？ そうだろ、マギカ！」
……むぅ、なんとなくだけど、リアナちゃんに同族だと思われているということは、私も貧乳だと思われているってこと？
確かに三菱さんや蜜岡さんのような大きさはないけれど、それでも私は平均程度にはあるんだけど。
少なくとも、幼女の如きリアナちゃんと仲間に思われないほどには。
マギカ「……リアナちゃん、私は隠してるだけで意外と、あるよ？」
リアナ「何っ！ 誰が……どうみたって貴様は貧乳だろうが！」
あっ、カチーンと来た！
マギカ「そうやってムキになるから、リアナちゃんは子どもで貧乳なんだよ！」
リアナ「な、な、な……！ 誰が幼女で貧乳だ！」
三菱「あらあら、私からしたら二人共子どもっぽいところがあるみたいだけど……」
この後、会議が始まるまで私とリアナちゃんの口論は終わることがなかった。
【Info】
宜保愛也との交友度が上昇しました。
円天寺美菜輝との交友度が上昇しました。
涌井留峰との交友度が上昇しました。
リアナ・マルジェイヌとの交友度が上昇しました。
三菱乍との交友度が上昇しました。
三菱・宜保との関係が友人になりました。
円天寺・涌井との関係が友人になりました。
700 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:10:07.79 ID:quf6kHfb0
自由行動終了
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【ホテルミコラスタ 食堂】
宜保「全員集まったようだな……まだ、自己紹介が済んでいないところもあるだろうが、取り敢えずはそこは置いておこう」
食堂に集まった16人を取りまとめるように、宜保さんの声が響き渡った。
円天寺「それでは、ここでコロシアイが起きないように、決まり事を決めておきたいと思います」
涌井「少し行動に不自由が生じる可能性もありますが……コロシアイを起こさないためです。少しばかり我慢していただけると幸いです」
宜保さん、円天寺さん、涌井さんの三名が連座で提案してきた決まり事を決めておくということに対して、特に誰も不満を口にはしなかった。
宜保「……モノクマが言うには、昼食は自炊となること。夜時間前に食材を冷凍倉庫に搬入するように要求があった」
涌井「そこで、この二つは交替制で回そうと思うのですが……よろしいでしょうか？」
涌井さんが配ったのは、誰が昼食準備を行うのか、誰が夜時間前に食材を搬入するかがシフトとして書かれているものだ。
別に誰かに負担が集中するわけでもないから、これに関しても特に文句は出てこなかった。
円天寺「さすがに、日中の行動を縛る訳にはいかないですからね……」
??「当たり前じゃない！ ……どうせ、私のことなんて、誰も興味を持っていないと思うけど」
宜保「おい、愛鬼。お前の才能は、この私も、円天寺も認めているのだ。あまり卑屈になる必要はないぞ」
愛鬼「ふ、ふん！ リア充に何が分かるっていうのよ……！ 私はできるだけ一人で部屋にいたいのよ！」
愛鬼と呼ばれた少女は、目の下に大きいクマを作っていて不健康そうだった。
きっと彼女も、すごい才能を持っているとは思うんだけど、ちょっと卑屈すぎるのかもしれない。
宜保「次だ。夜時間の行動の一切を禁止するぞ」
リアナ「……夜時間の行動の全て！？ それは、怪盗である私に死ねというのと……」
宜保さんの言葉に反対意見を出したのはリアナちゃんだった。
『超高校級の怪盗』であるリアナちゃんにとって、夜間は庭のようなものなのだろう。
その夜時間の行動を止められてしまったからこそ、リアナちゃんの反対の理由は分かりやすい。
涌井「このホテルで、盗むような価値が有るものはないと思うのですが？」
リアナ「そっ、それはそうだが……これは、怪盗としての沽券に関わるわけで……」
三菱「ほらほら、リアナちゃん。あんまりオトナの人を困らせちゃダメよ？」
リアナ「き、貴様はまたそうやって……子供扱いするんじゃないっ！」
ああ、折角怪盗っぽい雰囲気を出していたのに、やっぱり三菱さんが相手だとすぐ霧散しちゃうんだね。
リアナちゃんにとって姉……と言うより、お母さんのような感じなのかもしれない。
701 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:16:13.71 ID:quf6kHfb0
宜保「話は済んだか？ 次に、現状行ける場所の探索を行いたいと思うが、異論のある者は？」
宜保さんの言葉に、全員が押し黙る。
特に異論を挟む余地もないからだ。
茅ヶ崎「それでそれで？ 誰がどこを探索することになるの？」
宜保さんの提案に、最初に食いついたのは茅ヶ崎さんだった。
こういうところは茅ヶ崎さんのテンションの高さが他の人を牽引してくれているみたいだった。
宜保「まずはプールだ。二階の奥扉から外付けプールへと行くことが出来る。そこの探索だ」
円天寺「厨房の奥には冷凍倉庫があるんだよ。中の食材とかのチェックも必要かなって」
涌井「ホテルを出てすぐ、テーマパークの入口がございます。そちら方面の探索も必要かと」
三人の提案は誰が聞いてもおかしくは思わないものだった。
このホテルのことをしっかり調べておくこと、ならびにテーマパークについても調べておくことは重要だと認識していたからだ。
どちらも、誘拐犯であるモノクマのテリトリーだからだ。
脱出が可能ならば、それに越したことはない。
宜保「探索に参加しないものは昼食班にする。昼食は、円天寺と涌井を中心に……三菱と矢倉で作ってもらう」
涌井「それ以外の方は、ここでくじを引いていただきますわ。プール、冷凍倉庫、テーマパークと書かれておりますので、その指示に従ってくださいませ」
……なるほど、四人ずつのメンバーに分けるというわけなんだ。
どこになるのかなぁ……担当。
【探索場所安価】
3つ↓
� ．廖璽襪悗斑戯�に行く
�◆［篥狒匕砲悗斑戯�に行く
�� テーマパークへと探索に行く
704 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/11/02(土) 23:18:13.22 ID:Msc1fI0ko
３
707 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/02(土) 23:40:17.61 ID:quf6kHfb0
私が引いたくじには、テーマパークと書かれていた。
聞いた話だと、まだテーマパークはオープンしていないらしいけど……。
愛鬼「な、何よ！ ……アンタみたいなリア充が私と同じグループなの……？」
??「はっはっは！ そう邪険にするものでもない、我らで脱出の手がかりを見つけようじゃないか！」
愛鬼「矢田……だっけ？ 相変わらず暑苦しくて嫌になるわ……あー、薬が足りない」
??「そう言えばぁ……お相手に愛を植え付けるお薬とかないんですかぁ？」
愛鬼「ちょ、ちょっと……あんまりひっつかないでよ！ あ、あんたみたいなリア充に渡す薬なんてないもの！」
……え、このメンバーで探索に行くんですか？
先行き不安どころか、船に乗った瞬間に目の前が氷山って感じなんだけど。
愛鬼「……私が不細工だから見てるんでしょ？ わ、私は愛鬼望……『超高校級の薬剤師』よ。よろしくなんてしないわよ」
矢田「はっはっは！ 私は矢田大志、『超高校級の検視官』だ！ こちらは、警察官だった父の形見で、私の相棒の愛犬、『ココア』だ、よろしく頼むぞ」
蜜岡「私は、蜜岡美緒。『超高校級の弓道家』よ。これから、末永くよろしくお願いねぇ？」
うわーん、三人とも個性が強すぎて、上手くやっていける自信がないよー……。
マギカ「円マギカ……『超高校級の魔法少女』です……よろしく、お願いします……」
ちなみに、プールには茅ヶ崎さん、リアナちゃん、藻根君、地院家君が。
冷凍倉庫には、宜保さん、島君、三菱さんに四ノ宮亭さんが行ったみたい。
それじゃあ、テーマパークの入口に向かってみるとするけど、最初はどこからチェックしていこうかな？
探索場所 安価です
� ．船吋奪版笋蠑�
�◆，�みやげ店
�� 喫茶店
712 ： VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/11/02(土) 23:46:06.51 ID:Hs1h6NJfo
１
717 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:01:54.93 ID:gAm1BosS0
やっぱり、テーマパークということで何かがありそうなのはここかな？
チケット売り場ってことは、中の様子を知る方法もあるかもしれないし……。
矢田「それにしても、テーマパークが閉園とは……まるでハコモノ行政ではないか！」
矢田君がなんか怒ってるけど……そっか、ここって希望ヶ峰学園が独自に作った施設なんだ……。
……え、あれ？ 何のために？
希望ヶ峰学園がこんなテーマパークを作る意味なんてないと思うんだけど。
蜜岡「これ、ちょっと見て欲しいだけど……。これって、パンフレットよねぇ？」
テーマパークの入口で怒っている矢田君に対して、蜜岡さんは冷静なようだった。
チケット売り場に置いてあったパンフレットを蜜岡さんに手渡される。
マギカ「……えっと、テーキョー・モノクマ・ランド？ モノクマが言っていたのは嘘じゃなかったんだ」
希望ヶ峰学園が創設したこのテーマパークの名前は、本当にテーキョー・モノクマ・ランドというらしい。
モノクマランドの中は、学術的な施設が多くあるアカデミカル・エリア。
ジャングルをモチーフとした自然あふれるダイナミック・エリア。
多くの店が軒を連ねる、ショッピングモール・エリア。
お化け屋敷やジェットコースターが点在するファンタジック・エリア。
海に面しており、潮騒の風が香るハーバーエリア。
以上の五個のエリアに分かれている巨大テーマパークだ。
それにしても、こんな大きなテーマパークを作るなんて、本当に希望ヶ峰学園は何を考えていたんだろう。
718 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:05:40.28 ID:gAm1BosS0
矢田「どうやら、このチケット売り場を通ると最初に入れるのはファンタジックエリアみたいだね」
矢田君の言うとおり、テーマパークの入口はファンタジックエリアのようだ。
そこからダイナミック・エリアとショッピングモールエリアへ。
その後ハーバーエリアを通るとアカデミカルエリアへと向かえるみたい。
最初から開いていないってことは、テーマパークの中にもなにか仕掛けがあるのかもしれないけど。
蜜岡「……それにしても、どうして中に入れないのかしらぁ？」
蜜岡さんが、南京錠で閉じられたテーマパークの入口を見て、ふとした疑問を提示した。
確かに、こんなに立派なテーマパークを用意して、楽園だと言っている割には大きな矛盾点な気がする。
モノクマの名前が冠されているというのに、とんだ体たらくな気がする。
モノクマ「確かに疑問に思うかと思ったので、答えてあげましょう」
矢田「むっ、モノクマではないか。それで、理由というのはなんなのだ？」
突如現れたモノクマに驚くでもなく、矢田君は冷静に質問をしていた。
モノクマ「ここは、ご褒美として開けて上げる場所なのです。なので、まだ入れないのです」
マギカ「ご褒美？ どういうこと……？」
モノクマの言葉に、嫌なものを感じながらも、私は質問を止められなかった。
次に来る言葉は、なんだかわかっていたのに。
モノクマ「16人揃ってテーマパークに入ることは出来ないってことだね。うぷぷぷぷ……」
それが何を意味しているのか、私達は嫌でも理解することが出来た。
殺人事件が起こった時、このテーマパークが開場されるということを。
テーマパークの中に逃げ道があるかもしれなかったけど、中を見ることが出来ない以上、それも断言できない。
……結局のところ、何も収穫がないも同然だった。
719 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:13:45.86 ID:gAm1BosS0
そう言えば、愛鬼さんは一人でお土産店を見に行くって行ってたけど、何か収穫があったのかな？
愛鬼「なんでテーマパークのお土産店にハーブが置いてあるのよ……キヒヒっ」
……なんだろう、なんか変な笑い声が聞こえた気がする。
愛鬼「うへへへ……、違法ドラッグもある。幸せだわぁ……」
ち、近寄りにくいっ……！
愛鬼「……もはやここ、ドラッグストアよね。どんなテーマパークよ……うぇへへ……」
す、凄い嬉しそうなんだけど……明らかにあの人異常なんじゃないの？
愛鬼「……な、何見てるのよっ！ 私がおかしいから影で笑ってるんでしょ？」
マギカ「わ、笑ってはいないけど……話しかけにくいなぁって」
愛鬼「話……？ まさか、私のドラッグを盗んでいくつもりなの！？」
マギカ「……いや、いらないけど」
……この人、大丈夫かな？
何か手がかりがあったか聞きに来ただけなんだけど……。
愛鬼「ちょっと、あんたっ！」
マギカ「な、何っ！？ わ、私悪いこと言った？」
突然声を荒らげて近づいてきた愛鬼さんに私は思わず後ずさりしてしまった。
急接近した愛鬼さんが私の腕をとる。
まじまじと手を見られるとちょっと反応に困っちゃうんだけど……。
愛鬼「あんた、昨日ので怪我したの？ ちゃんと薬塗っておきなさいよ……」
マギカ「え、あ……ありがとう……？」
愛鬼「ちゃんとケアしなさいよ、きれいな肌なんだから……。薬くらいいくらでもあげるんだから……」
胸元から取り出した軟膏を指に塗ってくれた……みたい？
わ、悪い人じゃないみたいだけど……何というか、ちょっと近寄りがたい？
マギカ「え、えっとさ……何か、ここで見つけたりは……？」
愛鬼「うぇ、うぇへへ……ドラッグと薬だけに決まってるじゃない！」
あー、うん。前言撤回。
いい人だけど、ちょっと危ない人な気がする……。
【Info】
矢田大志との交友度が上昇しました。
蜜岡美緒との交友度が上昇しました。
愛鬼望との交友度が上昇しました。
矢田大志・蜜岡美緒・愛鬼望との関係が知人になりました。
720 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/06(水) 22:25:42.29 ID:gAm1BosS0
この後、食堂に集まった私達は、各班から収穫のない報告をしあうことになった。
プールは室内プールであり、外に脱出することは出来ないこと。
ただ、水着は貸し出ししてもらえるらしいので、テーマパークに入れなくても遊ぶことは可能らしい。
ちょっとしたら、女子陣皆でプールに遊びに行くことを約束したこと以外は特に進展もない。
冷凍倉庫は、非常に広く、室温が−20度以下に設定されているらしい。
入るときには、防寒具を着ないことにはどうにもならない、と宜保さんが言っていた。
また、冷凍倉庫内の食材を使う場合には、発注申請書に使った分だけ書いておく必要があるらしい。
書かないと、モノクマが、『誰が何を持って行ったのか』をばらすみたいだ。
食材に関してはモノクマがきっちりと管理してくれるみたいなので、心配することはない、とも言っていた。
モノクマの目的はコロシアイを起こさせることで、自ら手を下すことではないから、らしい。
宜保さん、円天寺さんの二人が確信ているため、皆もそれを盲目的に信用することにしたみたい。
……そして、結局何の進展もないまま、二日目の午後を向かえることになってしまった。
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自由行動開始
739 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/10(日) 22:40:30.60 ID:P9IxpHhI0
ホテルの中を散策してみようとしていたところで、
ラウンジでコーヒーを飲んでいる円天寺さんを見つけた。
円天寺「あら、円さんではありませんか？」
円天寺「いかがですか？ あなたも、コーヒーをお飲みに？」
マギカ「あ、えっと……いただきます」
円天寺「……ブラックしかない上に、無糖ですけど大丈夫ですか？」
マギカ「えっと、甘くするくらいなら魔法で何とかできるので」
円天寺さんは、コーヒーポットに入っているそれを、ラウンジのテーブルに備え付けていたコーヒーカップに入れてくれた。
砂糖もミルクもテーブルに備え付けてはないみたいで、無糖のまま飲むことになっちゃったけど。
マギカ「……あの、円天寺さんは政治家、なんですよね？」
円天寺「ええ、その通りですが……何か聞きたいことでも？」
マギカ「あの……人を導かなくてはいけないって、どういう感覚なのかな……って」
私の質問に、円天寺さんは、なるほど……とコーヒーをお皿に置いて話してくれた。
円天寺「私は……常に、責任に苛まれ続けてきましたよ」
マギカ「……責任に、ですか？」
円天寺「ええ、私の決定一つで国民全員が路頭に迷ってしまう可能性もあるのですから……」
円天寺さんは、重苦しい口調でそう語ってきた。
円天寺「でも……私は、あの子がいてくれるから頑張れるのですよ」
円天寺「……留峰は、私の幼なじみだから」
円天寺「いつでも、私のことを支えてくれるから……恩返しをしたいな、と思っていたのよ」
【Info】
円天寺美菜輝との交友度が上昇しました。
円天寺美菜輝との関係が友人になりました。
円天寺美菜輝の通信簿に項目が追加されました。
740 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/10(日) 22:51:31.28 ID:P9IxpHhI0
円天寺さんと別れた後、私はホテルの前で弓道のトレーニングに励む蜜岡さんを見つけた。
蜜岡「あらぁ？ 私の練習を見に来てくれたのぉ？」
蜜岡「そんなに見ていても面白いものではないと思うんだけど……いいのぉ？」
蜜岡さんが弓を引く度に、ストンとモノクマを模写した板に矢が突き刺さった。
一発目をモノクマの左目に、二発目をモノクマの右目に、三発目は寸分の狂いもなくモノクマの心臓に突き刺さる。
蜜岡「ふぅ、これぐらいなら朝飯前だわぁ……」
マギカ「流石は超高校級の弓道家ですね！ 一発も外すこと無く、狙ったところに突き刺さってる……」
マギカ「でも、なんで人体の急所ばっかりを狙っているの……？」
私の問に、不思議そうな表情で首を傾げる。
なにかおかしいところがあるの、と尋ねてきているような気もするんだけど……。
蜜岡「だってぇ、やっぱり狙ったところに矢を刺すことで……」
蜜岡「私から逃げられないように、縫い付けておきたいところじゃない？」
蜜岡「私は、いつまでもお友達とは仲良くしていたいものぉ……」
そ、それって、縛り付けておきたいってこと、なんだよね……？
ちょっと怖く聞こえるけど……でも、きっと、そういう物理的な意味じゃない、って信じたいんだけど。
蜜岡「大丈夫よぉ。私を裏切らない限り、この矢がどこかを狙うことはないわ」
蜜岡「私を裏切らない限り、ねぇ」
蜜岡「お友達とは仲良くしておきたいものねぇ？」
怖いことを言っている蜜岡さんに愛想笑いを返して、私はそこを立ち去った。
【Info】
蜜岡美緒との交友度が上昇しました。
蜜岡美緒との関係が友人になりました。
蜜岡美緒の通信簿に項目が追加されました。
741 ： 1 ◆t1HVecfVyk [saga] 2013/11/10(日) 23:00:24.94 ID:P9IxpHhI0
昼食を食べて、日もそろそろ傾き始めてきたか、というくらいの時間帯に、私の足はプールへと向かっていた。
ホテルに備え付けの室内プールは、水温が40度に保たれている温水プールが四つから成り立っている。
流れるプール、25mプール、飛び込むプールに海を模したプールだ。
体を動かそうと、私は25mプールで泳ごうかと思っていたんだけど……そこで、波にのる茅ヶ崎さんを見つけた。
茅ヶ崎「あれ？ マギカちゃんじゃん、奇遇だね！」
茅ヶ崎「どうしたの？ って、私以外がプールに来れば、泳ぐ以外に用件はないか」
どこで手に入れたのか、茅ヶ崎さんはサーフボードをプールに持ち込んでいたらしい。
蜜岡さんの弓道具と言い、ここの設備品は一体どうなってるのかな？
茅ヶ崎「私今から休憩なんだけど、折角だから何か飲む？ あそこの屋台に色々揃ってるから」
マギカ「え……そうなの？ ここの設備って、本当によくわからないね……」
まぁ、ティータイムとかがここで出来るって言うなら、それはそれで悪くないんだけど。
茅ヶ崎「マギカちゃんってさ、結構誰にでも気を使ってるよね？」
茅ヶ崎「その生き方ってさ、結構疲れない？」
レモネードを飲みながら、茅ヶ崎さんは私にそう問いかけてきた。
どことなく、いつもの賑やかな感じではなく、真面目そうに視線を向けてくる。
マギカ「私は……、その、人の笑顔を作るのが好きだから、じゃないかな？」
マギカ「そんなに疲れるって、思ったことはないんだけど」
茅ヶ崎「……ょ」
マギカ「……どうしたの？」
茅ヶ崎「そうやっていい人でいると、いつか痛い目見るのよ、って」
茅ヶ崎「これは、私からの警告と思っておいてくれていいの」
茅ヶ崎「人なんて、何を考えているのかわからないんだから」
茅ヶ崎さんは、暗い目で私をじっと見つめていた。
昔、何かあったりしたのかな？
結局、茅ヶ崎さんはそれ以上何も言わず、練習へと戻っていってしまった。
【Info】
茅ヶ崎ナミとの交友度が上昇しました。
茅ヶ崎ナミとの関係が、友人になりました。
茅ヶ崎ナミの通信簿に項目が追加されました。
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二日目の行動が終了しました。
→３日目
【元スレ】
【安価】安価ンロンパ：安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
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