オタクの事件簿2ちゃんねる生活板「オタクが嫌い、気持ち悪い」スレッドをまとめる場所です。その他、DQN化するオタクに関する事件をまとめています。

奈良県奈良市で2004年(平成16年)11月17日、
帰宅途中の小学校1年生の女子児童が誘拐され、
のちに遺体で発見された、誘拐殺人事件である。




・小林薫
・36歳
・毎日新聞西大和ニュータウン販売所販売店員
・勤務先 奈良県河合町
・元トラック運転手
・自宅には大量のポルノコミック
・犯行当日休み
・自宅から携帯&ランドセル見っかる

【犯罪履歴】
1989年 (20歳) 大阪・箕面 幼女強制わいせつ容疑で送検
1991年 (22歳) 大阪・住吉 幼女の首を絞め殺人未遂容疑で逮捕
2004年 (36歳) 奈良 幼女誘拐殺人・死体損壊・死体遺棄・脅迫で逮捕
被疑者は、高校2年生のときに、アダルトアニメのビデオ(両親の留守中に兄が若年の妹とセックスをするなどの内容のもの)を見てその後、年少女児が性の対象としてうつるようになった。・年少女児を対象にセックス等をする場面が描写されたコミック本やビデオを買い求めたり、インターネットのサイトから年少女児の裸の写真等をダウンロードして自己の携帯電話に保存するなどし、これらコミック等を見ては年少女児とセックスなどをしている場面を想像しながら自慰行為をするなどしていたバーチャル社会 がもたらした弊害が指摘された事例http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen29/siryou4.p...より引用
奈良女児誘拐殺人で小林薫容疑者(36)を逮捕 部屋からは大量のポルノコミック1ttp://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye1102919.html 991年7月26日住吉署は、大阪府住吉区長居3在住のトラック運転手小林薫(当時22)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。事情聴取を受けている36歳の男は、これまでにも幼い女の子にいたずらを繰り返していた容疑で逮捕されていました。1989年当時、新聞配達をしていた男は、大阪市箕面市で幼い女の子を誘い出しいたずらを繰り返していたとして、強制わいせつの容疑で逮捕されました。そのわずか2年後、トラック運転手をしていた91年には殺人未遂の容疑で逮捕されています。大阪市住吉区の団地で1人で遊んでいた5歳の女の子にいたずらをしようと背後から抱き着いたところ抵抗されたため、押し倒して手で首を絞め殺そうとした疑いです。女の子は1週間のケガをしました。当時、男の自宅からはポルノコミックなどがたくさん見つかっていました http://logsoku.com/thread/news16.2ch.net/dqnplus/1...2ちゃんねる
ttp://www.sanspo.com/sokuho/1230sokuho029.html 小林容疑者には15年前、大阪府箕面市で当時5歳だった幼稚園児の女児ら8人にいたずらを繰り返したとして強制わいせつ容疑で送検された過去があった。 「雑誌やビデオを見て幼女に興味を持った」。供述を裏付けるように当時の自宅からは幼女の裸などが写った多くのビデオやコミックが発見された。1991年にも、大阪市住吉区で5歳だった女児の首を絞めたとして殺人未遂容疑で逮捕された。
奈良の女児誘拐殺人で36歳男を逮捕(MSN-MainichiINTERACTIVE『奈良女児誘拐殺害:36歳の男を誘拐容疑で逮捕』)11月に奈良市学園大和町で下校途中の小学1年生有山楓ちゃんが誘拐、殺害された事件で、奈良県警奈良西署の捜査本部は小林薫容疑者を逮捕したとのこと。12月30日午後3時前後にはテレビなどのマスコミを通じて一斉に容疑者の逮捕が報じられましたが、まだ事件の全容は解明されておらず、動機や目的などの原因の究明が待たれます。テレビのニュースなどを見て思ったことですが、この小林薫容疑者は今回の事件以前に1989年と1991年にも幼い女児をターゲットとした犯罪で逮捕されており、91年の事件では抵抗する女児の首を絞めるという殺人未遂事件を起こしていたようです。今回の事件ではさらに亡くなった楓ちゃんの姿を携帯電話のカメラで撮影した画像を送ったり、楓ちゃんの妹をターゲットにした脅迫を行うなど、家族に対して陰湿な行為を続けているのは、やはり幼い女児だけを狙った「普通ではない」行動だと思います。さらに事件を起こした後、行きつけのスナックで女児の遺体とみられる写真を周囲に見せていたという行動は解さずにいられません。小林容疑者の「おいたち」を知る近隣の人達は、彼は10歳の頃に母親を三男の出産時に亡くし、それ以降人となり変わっていったと語っていました。「環境が人を育てる」といいますが、やはり、彼の中でなにか満たされないものがその後の人生に影響したのではないだろうかと憶測する次第です。1ヶ月半に及ぶ捜査も今日の容疑者の逮捕で事件も一段落しました。近隣の人達も容疑者が逮捕され胸をなでおろしている様子が伝えられています。しかし、被害者である楓ちゃんのご両親は、夢と将来ある娘さんの帰らぬ命に悲しみと怒りを表しているとのこと。まだまだ事件は解決していません。幼い子どもを狙った陰湿な手口で人々を脅かす犯罪は、年々表面化されることが増えているように思えます。大きな事件にならずとも被害者が表に出せず泣き寝入りする、または小さな事件で埋もれてしまっているようなこともあるかと思います。子どもを守ってやれるのは親しかいない…そう考えられずにはいられません。子どもが安全に過ごせる世の中であってほしいと願う今日この頃です。楓ちゃんのご冥福をお祈りし、今後このような事件が後を追うようなことがないようにと願うばかりです。
奈良女児誘拐殺人:ネットに手口掲載 事件を誘発か毎日新聞 2004年11月22日 3時00分奈良市学園大和町、同市立富雄北小1年、有山楓(かえで)ちゃん(7)が誘拐、殺害された事件で、インターネットの匿名情報掲示板に、▽カメラ付き携帯電話で子どもを撮影する▽GPS(全地球測位システム)に注意する−−という手口を紹介する書き込みがあり、犯人がこれに触発されて事件を起こした可能性もあることが21日、分かった。今月初めにはこの掲示板に、犯行を予告するような書き込みもあり、事件との関連は不明だが、奈良県警捜査本部も関心を寄せている。この掲示板は「2ちゃんねる」の利用者が00年に立ち上げたもので、芸能界や性的な話題などについて、よりマニアックな内容がつづられている。今年8月上旬、この掲示板上に、子どもにわいせつ行為をした経験を紹介したり、方法を話し合うなどの話題を扱うスレッド(テーマ別の書き込み場所)が誕生。同月末から、同一ハンドルネーム(ネット上の仮の名前)の利用者が、警察に捕まらずに犯行をする手口を繰り返し紹介し始めた。実際に同一人物かは不明だが、これまでに「前日女児にわいせつ行為をした」などの書き込みがあった。さらに、「携帯電話で撮影して被害者を口止めをすればいい」「GPS付きランドセルが発売されているから注意」と犯行に及ぶ場合の手口を紹介。「車に連れ込むのも良い」などとしていた。今月2日には「犯行の準備ができた」「近日中に実行します」と書き込まれていた。その後、今回の事件があった17日の午後5時半ごろには、「翌週月曜か水曜に決行します」としていた。ネット犯罪に詳しい甲南大法科大学院の園田寿(ひさし)教授(刑法・情報法)は、「過去にはネットでの犯罪の呼びかけに応えて、実際に婦女暴行事件を起こした例もある。インターネットは既に社会に組み込まれた存在だが、有益な情報をもたらす一方で、規制を排除する構造がつくられ、制御できなくなっている面がある」と話している。
女児殺害、ネットに類似手口の書き込み TBSニュース インターネットの掲示板に、事件前、犯行手口とよく似た内容が書き込まれていたことが分かりました。捜査本部も注目して、関連を調べています。問題の書き込みが見つかったのはインターネットの掲示板です。ここには、「カメラ付き携帯電話で被害者を撮影して口止めする」「衛星から位置が分かるGPS付きランドセルに注意する」など、奈良県の女児誘拐殺人事件と似た手口が、事件前に匿名で書き込まれていたことが分かりました。 書き込みは、今年8月上旬から始まり、警察に捕まらずに子供にいたずらをする手口を紹介していました。また、これとは別の掲示板「2ちゃんねる」には、人気アニメ「カードキャプターさくら」を話題にする掲示板がありますが、この中にも、犯行の手口と似た内容が書き連ねられていました。「さくらたんの歯を無理やり抜く」。この項目が作られたのは、3年前の12月です。ここにはアニメの主人公「さくらの歯を抜く」という妄想が相次いで書き込まれていました。さらに、去年8月には、「さくらたんを水が入った水槽に」という項目も作られていました。そして、アニメの主人公さくらを水の中に入れて苦しめるという内容が書き込まれていたのです。今回の事件では、水に顔をつけられて殺害されたと見られていることや、複数の歯が抜かれていることなどから、捜査当局もこれらの書き込みに注目。一部が東京や奈良県からの書き込みであることが分かったということで、犯行との関連を調べています。(22日 17:54)
奈良女児誘拐殺人事件】 「親に見せつけたかった」小林容疑者が動機供述ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050101-00000101-yom-soci奈良市立富雄北小1年の女児(7)が誘拐、殺害された事件で、奈良県警 奈良西署の捜査本部にわいせつ目的誘拐容疑で逮捕された毎日新聞販売所 の元店員小林薫容疑者(36)が調べに対し、誘拐当日、女児の母親に画像 つきメールを送りつけた動機について、「娘を連れ去ったことを、親に見せつけたかった」と供述していることが、31日わかった。約1か月後、再び家族に画像つきメールを送った理由については、「家族に再度、精神的なショックを与えたかった」と自供している。調べでは、小林容疑者は11月17日夜と、12月14日未明の2回にわたって、女児の画像つきメールを母親らに送りつけた。理由について小林容疑者は〈1〉1回目は、女児の行方を捜しているはずの母親に犯行の成果を誇示し、満足感を得ていた〈2〉2回目は世間の注目度が低くなってきた状況の中で、再び家族を追い込む狙いだった――と述べているという 誘拐した状況について、小林容疑者は、「車で家へ送ってあげる、と言って誘った。(女児とは)面識がなく、相手はだれでもよかった」などと供述。女児が車に乗るのを目撃した子どもらは、女児が小走りで自分たちを追い抜き、男に声をかけられて後戻りして車に乗り込んだと話している。このため県警は、子どもを探していた小林容疑者が、急いでいた女児の心理につけ込み、車に誘い込んだとみている。また、県警が殺害現場である小林容疑者のマンション自室から、画像の背景に写っていたクッションを押収したところ血痕が付着しており、県警は女児を殺害後、写真撮影した現場と断定した。この血痕について県警は、小林容疑者が女児の顔を風呂の水に押さえつけ水死させた後、遺体を傷つけた際に付着したとみている。一方、県警によると、部屋の壁や床のカーペットなどが、添付画像の背景と一致していた。画像に写っていたタオルケットが発見できなかったが、小林容疑者は「ごみ収集の時に捨てた」と供述している。県警は、多数の幼女の下着類やロリコン系アダルトビデオや雑誌なども押収。小林容疑者が普段使っていた知人名義の携帯 電話の通信記録の捜査で、ロリコン系アダルトサイトに頻繁にアクセスしていたことも新たに判明した。




事件経過


2ちゃんねる有山 楓ちゃん誘拐殺害事件資料スレッドより
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2157/1102174987/l10

2004/12/05(日) 00:50
●21:40 母の携帯へ楓ちゃんの携帯からワン切り(発信は自宅付近から)
 遺体遺棄現場付近で、止まっては動き動いては止まる
 不審な動きを繰り返す白い自動車が目撃される



●23:00頃 遺体発見現場から数百m離れた路上で、
白い車が停車していたのをタクシー運転手が目撃。
【タクシー運転手】まじめな学生さんというか
「オタク系」みたいな印象あるんですけど。
陰気なという言葉がピッタリ当てはまるような、陰気そのものの顔。
とにかく「気持悪いなあ、こんな所で何してるんやろ」と。
下りの方に車の頭を向けて乗用車が1台、
スモールランプをつけた状態で止まっていたんですよ。
(車の色は)真っ白でした。手入れしてある車ならね、
ピカッとライトで照らしたら光沢あるが、
ホンマに古い車やなぁと…。
1人でじっとしている感じに見えたんでね、気持悪いなぁと思った。
20代前半くらい丸顔でもない普通の顔だった。
ほおがこけているとか、やせているとかではない。
普通みたいな感じでしたね。こっちが見てても慌てる雰囲気でもない。
ホンマに無表情。慌てる様子もなく、
見られたからといってキョロキョロしたりしない。
もっとボーッと「見られた」という感じだった。



●23:45 母の携帯呼び出し、すぐ切れる



●23:47 母から楓ちゃんの携帯へ電話するが電源が切れていた



●23:48 母の携帯へ電話かかる。母「どちら様ですか?」
 男性の声で姓を名乗り「間違いました」と言い、一方的に切れる



18日(木)
●0:04 ご遺体発見(生駒郡平群町菊美台2丁目)
縦30cm×高さ30cmの側溝の中に座らされ、肱を道路へかけた状態だった為、
上半身が側溝から突き出ていた。衣服は着ていた。
死因は水死だが、遺体発見当時は側溝に水は無い。肺にあった水は真水。
前歯の上下数本が抜かれ、口のあたり、手足に傷があった(損傷程度は報道されていない)
楓ちゃんの爪の間に犯人の皮膚などは無かった。
ランドセルや携帯、着ていたジャンパー、靴下、靴はみつかっていない。



●2:30頃 警察がコンビニの防犯ビデオとゴミを回収(燃えるゴミと缶のゴミ)



その他
●11月19日 2ちゃんねる内スレッドにmegabbsがコピペされ、2ちゃんねら流れ込む
『幼い子にレイプをしたことがありますか?』
ttp://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=Baby&vi=1091847819



●11月22日 megabbsのコテハン「憶えなくていいヨ」の書き込みと、
 2ちゃんねるccさくら板『さくらたんの歯をムリヤリ抜く』
 『さくらたんを水が入った水槽に』がTVなどで報道される



●楓ちゃんの携帯はau



●「2ちゃんねる」のCCさくら板には、今回の事件と類似した
 ロリコン妄想を扱ったスレッドがあった。

さくらたんの歯をムリヤリ抜く
ttp://comic5.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1009631003/l50

さくらたんを虐殺して死姦したい
ttp://comic5.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1084544444/l50

さくらたんを水が入った水槽に
ttp://comic5.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1061423075/l50
「憶えなくていいヨ」のコテハンで頻繁に、自らのわいせつ事件を書き込んでいた人物がいたが、児童にわいせつ行為を行う際の注意点など小林薫死刑囚の行動にも類似点があった、加えて殺害された児童の状況が、歯を抜かれる、風呂場で殺害されるなどであったことから、テレビで報道されることとなった。
ロバート・K・レスラー氏(元FBI心理分析官)の分析【犯人の異常な行動の理由】被害者の女の子の母親に対しメールなどのメッセージを入れたり写真を送ったりした理由は、彼がサイコパス的タイプの人間で、モラル観がなく、犯罪の後もさらに満足感を求めるサディスティックな性格。言い換えれば、自分が全てをコントロールしているという感覚を持ちたいタイプの人間であると思われるからです。サディスティックなタイプの人間にとって写真を送るなどの行為は、被害者の家族や社会に対しショックを与えるという事にも快感を感じるのです。遺体を放置したのは人々に被害者を見つけて欲しかったのです。それも犯人の妄想の一部分と思われるのです。それはコントロールのきかない自分の人生を、他人に危害を加えたり、社会に挑戦する事によって、コントロールを得ようとしているからなのです。【持ち去られた物の意味】殺害後、被害者の女の子の歯を抜いたのは、殺人を犯したという妄想を継続させる為の『トロフィー』いわゆる記念品の為だと思われます。さらに携帯電話を持っていたとしたら、自分のコンピューターや電話に写真を送ったり、自分で見たり、自分で写真を撮っている可能性も考えられます。彼にとってこれらは妄想を持続させる為の大事な記念品ですから、捨てることはないでしょうね。 【犯人像は?】この犯罪ですが、長年培ってきた自分の妄想を実際の行動に移したきっかけは、自分の人生が思ったように進んでいない事に気付いたからだと思うのです。基本的に人間は40代に入ると自己保身の方が先に立つので、遺体がすぐに発見されるような場所に置くというような危険な行為を犯す事はありません。結婚した事がなく、内向的なタイプ。職業に就いているとすればあまり技術を必要としないもので、他の人間とあまり接触しなくても出来るもの。頭の回転はごく普通で、ガールフレンドはいない孤独な人間で、バイオレンスが主題となる漫画などを愛好している一人暮らしの、大人とは正面きって向かえないタイプ、と言えるのではないでしょうか。【犯人は今…】彼は事件から1週間たってもまだ捕まっていません。そしてメディアの中心的な存在にいるという事で、快楽の味をしめていると思われるのです。ですから、常にニュースや新聞を見たり、捜査の成り行きに注目しているはずです。過去のケースでは、宮崎被告と同じようなタイプと思われます。メディアが犯人の事を書く事によって、彼のエゴが満たされるのです。このような犯人は個人差はありますが、だいたい30日から60日の間に次の犯罪を犯すか、メディアに向けて手紙を出すなどの行動を起こす事も考えられるのです
恐ろしいまでに、ピッタリと犯人の特徴を当てたロバート・K・レスラーFBI心理分析官
奈良女児誘拐殺人>犯人名乗る手紙が捜査本部に 慎重捜査 (毎日新聞)奈良市の小1女児(7)誘拐、殺害事件で、誘拐犯を名乗る手紙が捜査本部のある奈良西署に届いていたことが6日、分かった。しかし、事件の報道から類推したような内容にとどまっており、捜査本部は信ぴょう性について慎重に捜査している。調べでは、手紙のあて先は「奈良西署」で封書で届いた。「生駒」の消印があり、奈良市に隣接した生駒市中南部で投かんされたらしい。女児誘拐をにおわす部分があるが、一読しただけでは何が書いてあるか分かりにくく、警察に対して挑発とも皮肉ともとれる内容だったという。

遺族のコメント

『あの日から時計止まったまま』-事件発生から2年・両親コメント

事件から2年という月日がたちました。
私たち家族にとってはまだあの日から時計が止まったままのような日々で、
なぜ楓が被害に遭わなければならなかったのか、
なぜ楓を守ってやれなかったのかという思いでいます。
大切な楓の命、そして家族の輪を一瞬にして奪われ、砕かれた悲しみ、
無念さ、つらさは決して誰にもしてほしくはありません。

先月、わが家に楓のランドセルや携帯など、あの日楓が身につけていたものが戻ってきました。
しかし、一番帰ってきてほしい楓の姿だけがありません。
下の娘も「かえちゃん帰ってきたらビックリするね。早く帰ってこないかな」と
楓と会えない寂しさの中、毎日を過ごしています。

私たち家族にとってはもう2年ではなく、たった2年しかたっていません。
しかし、時間は刻々と進んでいきます。
どんなにつらく悲しくとも、前に進んでいかなければなりません。

奈良県警を通じ、小林死刑囚から謝罪の手紙を受け取ってほしいと連絡がありましたが、
私たちにとって公判での態度を見ていても本心からの謝罪と受け取ることができませんし、
死を目の前にした恐怖からの逃避からとしか思えず、拒否しました。
しかし、拒否した2日後に私たちが拒否した手紙がテレビの映像で流れているのを目にした時、
2年前の脅迫メールと同じショックを受けました。
なぜ、私たちが拒否した手紙が映像として流れているのか分かりませんし、
どのような思いで私たちは受け取りを拒否したのかも分かってもらえずに
「御遺族様へ」という手紙の映像が流れ、
私たちは再び悲しみのどん底に突き落とされてしまいました。

このつらく悲しい思いを誰もしないためにも、
子供たちを温かく見守っていくことが必要です。
多くの地域で、子供見守り隊の発足や青色パトの導入が増えてきています。
大人たちの温かい目で見守っていくことにより、
犯罪の起きない、犯罪を生まない社会になればと思います。
もう二度と私達の様な悲しい思いをすることがない事を心より願っております。


『悲しみ一生癒えない』  -死刑判決を受けて両親コメント

本日、小林被告に死刑判決が下されました。
事件から今日までの一年十カ月は本当に長いものでした。
悲しみ、苦しみそして怒りの治まらない日々がずっと続いてきました。
裁判長の口から「死刑」という言葉が告げられ、
「楓ちゃん聞いた? 楓ちゃんよく頑張ったね。楓ちゃんが見守ってくれたから
パパもママも頑張ってこれたよ。楓ちゃんありがとう」と心の中で楓には言いました。

私たちはこの裁判において楓の無念さ、つらさ、悲しみをすべて知ってあげたい気持ちから、
今日まで裁判を傍聴してきました。
しかし、この裁判では小林被告から事件に対して、全く反省の姿を見せることもなく、
「生きていても面白くない。早く死刑にしてほしい」と
自分勝手な言動ばかりで私たちには到底納得しえることは
何も小林被告の口から出てきませんでした。

私たちには「死刑」が下されたからといって、
幸せだった生活が元に戻るわけではありません。
楓が受けた苦しみ、無念さがなくなるわけではありません。
私たちはこれからも大切な楓を奪われた深い悲しみの中、
残された家族で毎日を過ごしていかなければなりません。

下の娘も先日、「かえちゃん早く帰ってこないかなぁ?
帰ってきたら『大きくなったね』って頭をなでてくれるかなぁ?
ギューってしてほしいなぁ」と私たちに言ってきました。
この事件で、楓の命が奪われただけではなく、
楽しかった家族四人の生活をも粉々に砕かれてしまいました。
この悲しみは一生癒えることはないのだと思います。
それでも私たちは前に向かって進んでいかなければなりません。
小林被告にはこの死刑判決を受け、
少しでも真摯(しんし)に受け止めてもらいたいです。

私たちが受けたこの悲しみはもう二度と誰にもしてほしくはありません。
この判決が子どもを持つ親にとって
少しは勇気づけられる結果となったかは分かりませんが、
未来のあるかけがえのない子どもたちが犠牲となる犯罪が
無くなることを願うばかりです。

この判決まで私たちが頑張ってこれたのも、
死刑判決まで導いてくださった検察官、
必死の捜査により小林被告を逮捕してくださった県警の方々、
そして事件当初から私たちへの励ましの手紙や思いを送ってくださった方々、
遺棄現場まで足を運んで手を合わせてくださった方々、
そして温かく見守ってくださった地域の皆様のおかげであると思います。
本当にありがとうございました。

大谷昭宏フィギュア萌え族事件


大谷 昭宏(おおたに あきひろ、1945年7月8日 - )
大阪を拠点に活動する、日本のジャーナリスト
評論家、漫画原作者。元読売新聞社社会部記者

2004年11月17日に発生した奈良小1女児殺害事件で
「フィギュア萌え族」という造語を作り、オタクを批判。

2005年2月24日には、大谷はTBSラジオの番組『アクセス』に生出演し、
「子供たちは社会が総力を挙げて守るべき。
私が一部の変なフィギュアや児童ポルノやアニメを批判したところ、
そういう趣味の持ち主から総攻撃された。

昨今のオタクの犯罪、問題行動を鑑みると大谷氏の危惧は当たっていた。

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