オーバーロードwiki - 一般メイド

目次

「自分たちから仕事を奪わないでほしい。一日中仕事したい」
一般メイド
詳細
タイプNPCの役職
上司メイド長 ペストーニャ・S・ワンコ
種族異形種(ホムンクルス)
構成人数四十一人
所属ギルド:アインズ・ウール・ゴウン
拠点ナザリック地下大墳墓 第九階層
Media
登場作品web、書籍
◎イラストは、pixiv「オーバーロード落書き03」を作者のもげ(きなこ)様から許可を得てお借りしています。二次配布、無断使用などは禁止です。

概要

一般メイドとはナザリック地下大墳墓第九階層に配置された41人いるレベル1の戦闘力を持たないメイドの事である。web版では前編で36人、後編で41人に修正された(誤植?)。彼女たちが創造されたのはギルドメンバー達の「これだけ大きい場所だからメイドは必要だよな」程度の理由であり特別な理由はなかった*1。創造したのはヘロヘロホワイトブリムク・ドゥ・グラースの3名で、ホワイトブリムが描いたデザインが全て違う原画を元に外装作成担当が作成し*2、行動AIはヘロヘロとその他5人のプログラマー達が作成した。細かいプログラムをされており、いくつか隠しポーズも存在していた*3

現在彼女らはメイド長であるペストーニャ管理の下、第九・第十階層の清掃などの雑務一般をこなしている。至高の存在に作られたものとして彼らに尽くすことは当然の事、神への奉仕だと考える程の忠誠を捧げているのである。※一般メイドたちが飲食睡眠が不要になる維持する指輪リング・オブ・サステナンスを装備しているかは不明。10-015で「アインズ様よりお借りしました」とあるため、元々は持っていない可能性がある。

食堂での食事の際は基本的に創造主が同じ者で集まってグループを作っているが、それとは別に一人で食事がしたい者や、創造主の異なる者とおしゃべりしたい者たちが集まるグループもある。彼女らの種族であるホムンクルスの種族的選択ペナルティとして食事量の増大がある為、平均的な女性と比べるとかなりの量を黙々と食べている。そして甘味の強い補給食を何食分も携帯しており、仕事中暇を見つけては齧っている。*4

着ているメイド服は驚くほど巧緻な作りで、特にエプロン部分に施された細緻な刺繍は驚嘆の領域。常軌を逸した綿密な作り込みである。(書籍版は色は黒だが、WEB版は黒と白が逆転した純白のメイド服になっている。)

メンバー

名前備考創造主
フォス書籍10巻のアインズ当番として登場。今までのメイド達と同じようにアインズ当番として侍り、一晩何もせず椅子に座ったままアインズを見つめる仕事という寝ずの番も行う。
フィース書籍10巻のアインズ当番として登場。エ・ランテルの視察に同行する。
シクスス書籍8巻で朝食を食べるシーンで登場。アインズの二つ名について語り合う。書籍8巻でアインズ当番を務める。
インクリメント書籍8巻で朝食を食べてから読書をしているシーンで登場。書籍8巻でアインズ当番を務める。ヘロヘロ
デクリメント書籍11巻のアインズ当番として登場。プレイアデスな日でもアインズ当番をやっている。ヘロヘロ
フォアイル書籍8巻で朝食を食べるシーンで登場。アインズの二つ名について語り合う。
リュミエール書籍8巻で朝食を食べるシーンで登場。アインズの二つ名について語り合う。
エトワル不死者のOh!1巻特典小説『アインズの野望』でアインズ当番を勤めるシーンで登場。アインズから命令を受ける事を、まるでこれから戦闘が始まるかのような緊迫した面持ちで待っていた。
最初に登場したメイドユグドラシル最終日アインズが出会ったメイドとして登場。WEB版ではそのまま玉座まで付き従い、スカートを捲り上げることを強要されて泣いた。
お姉さん(仮)一人称が"お姉さん"のメイド。アインズの命を受け第九階層を爆走していたデス・ナイトにぷんぷんと怒りながら注意するシーンで登場。だがデス・ナイトの主人がアインズだと判明すると顔が一気に蒼白となり狼狽しだした。不死者のOh!1巻特典小説にも登場してるっぽい。
他31名

アインズ様当番

8巻時の一般メイド達は朝番30人、夜番10人に分かれて仕事をしていて余った1人が休憩を取ることになっている*5。当初アインズが休息を与えようとすると、狂信者の如く働こうとするメイド達がアインズに対し休みを無くしてくれるように直談判を行った。しかし、ブラック企業に勤めることの苦労を知っているアインズからすれば到底認められる事ではなかったため即座に却下した。

だが、涙を呑んだメイド達に一つの提案をした。メイド達が一人一人順番にアインズの側に侍って一切を手伝う仕事、「アインズ当番」である*6。彼女たちは迷うことなく飛びつき、アインズ当番の前日は十分に休息を取り全力で仕えることができる状態にしておく事という命令を受け入れる事となる。これにより一般メイド達は41日に一度休日が与えられるようになった。
15巻の段階で休日は二日に増えている*7。これは一般メイドが現地人のメイドを指導する立場になった場合に「自分たちがこうだから」と働かせすぎないようにするため*8。メイド達は不承不承ながらも受け入れたらしい。

アインズは当初モモンとして冒険者稼業に精を出しており余りナザリックにいなかったが、大虐殺後エ・ランテルに住居を移してからはずっとメイド達を側に侍らせることになっており、驚くほどの忠誠心で仕事に当たられた結果、かなりの苦痛を感じる事となった。アインズはもう少しで飽きるだろうと楽観的に考え事態を棚上げしているが、おそらくそんなことにはならないだろう*9

アインズ当番には来客の取次や扉の開閉などいくつもあるが、中でもアインズの服装をコーディネートする仕事は担当したメイド達が皆目をキラキラさせ意気込む仕事である。また、アインズが傲慢にふるまった方が「支配されている感じがして最高」だと思っているらしい。

アインズの部屋付きメイド(ナザリックの私室)がアインズ当番とは別に存在することが14巻で判明した*10

『一般メイドたちにもう少し休みを取らせよう計画』

「不死者のOh!1巻の特典小説『アインズの野望』」より

かつてアインズが夢に見、無理だと理解した『ナザリックホワイト企業プラン』の再考として対象を一般メイドのみに絞った計画である。しかし、アインズとメイド達と双方の認識の行き違いもあり、結果としてメイド達に大型連休を与えるプランは一時凍結される事となった。
だがアインズは諦めない。大切な子供達がいるナザリックにホワイトな世界を作ることを。

強さ

異形種であるホムンクルスの1レベルであるため1レベルの人間種よりは能力的に強いが、両者が戦った場合、ホムンクルスの勝率は60%ほどとなる*11

web版によると、ホムンクルスは体液の色がちょっと違うくらいで異形種に分類されるのが不思議なくらい普通な種族*12。着ているメイド服はランクとしては上位クラスの装備品であるが*13、せいぜいミスリル製フルプレートメイル程度の防御能力しかない*14

関連項目

  • 至高の御方アインズ様
    • 美しくお優しい方「耽美なる白磁のかんばせ
    • 現世に顕現した死そのもの「メメント・モリ」
    • 比類なき英傑「智謀の王」
    • 等々
  • アルベド
    • 手芸や編み物もできるお優しい方。教えてもらえるように頼んでみようか。
  • ルプスレギナ
    • 戦闘メイドの中で唯一友達の距離感で接してくれる相手。
  • ユリお姉さま
    • みんなのお姉さま。ユリお姉さまなら私たちの仕事も完璧にこなされると思うけど……私たちの仕事が奪われないかしら。
  • シズちゃん
    • 一般メイド達の間で最も人気のある戦闘メイド。
  • エクレア
    • 普段からナザリック支配という妄言を口にしているためあまり好かれていない。
  • ツアレ
    • 一般メイドとの間に垣根が存在していて、自分達の尊い仕事を奪いに来た部外者と見なされている*15。しかし、アインズ様の近くまで来ることが出来ながらメイドとして働けなかった哀れな存在でもある。
  • 名前の元ネタ
    • 名前の元ネタ一覧の項目。

その他

  • メイド達はナザリック外について良い感情を抱いている者は少なく、「外は怖い」という意見が多数派である。が、中にはナザリック外を下に見ている者もいる*16
  • WEB版だと一部の例外を除きレベルが高いほど忠誠心も強いという設定があったが*17、書籍版ではレベル1の一般メイドも忠誠度MAXである。
  • メイド達の名付け方には法則があるらしく、フォス(4)やフィース(5)等の数字系、インクリメント(increment)やデクリメント(decrement)等のコンピュータ用語系、リュミエール(光)やエトワル(星)等のフランス語系の三つに分かれていると思われる。これは創造主である三人でそれぞれ違うのだろう。ちなみに全員の名前は決まっていない*18
  • オーバーロード 不死者のOh!」ではホワイトブリムに創造された一般メイドは「妙に絵が上手い」という独自設定が追加されている*19
  • 8巻イラストやアニメでメイド達の首元のリボンが三種類に分かれているので創造主別になっているのかもしれない。シクススは赤、フォアイルとインクリメントは黄緑、リュミエールはピンクになっている。ちなみにツアレは1人だけ黒である。