エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

結局その日は何も起こらずに理佐は家路についたのだった。
「ただいまー・・って言っても誰もいないか。」
と、言おうとして、自分で恥ずかしくなって
結局何も言わずに家に入った。
しかし玄関を見ると有名スポーツブランドの24センチの靴があった。
男物だが小さい。理佐の弟、小学五年生の広樹の靴だ。
「なんだ、広樹もう帰ってるんだ。」
いつも一番早く家に帰るのは理佐なので、
思わぬ弟の早い帰宅に少し嬉しくなって居間の戸を引いた。
年が離れていてまだ反抗期を迎える年でもない為、
理佐にとっては可愛い弟である。
「ただいまー。広樹今日クラブどうしたの?」
「ん、おかえり。今日は先生休みだったから」
広樹は理沙に一瞬だけ目線をくれて、そのままTVゲームにふけっている。
しかし理佐は教科書で膨れたカバンを下ろすとおかまいなく続けた。
「今日も疲れたぁ。毎日毎日お・べ・ん・きょ・う、
ナントカカントカ、嫌になっちゃったー。
今日美沙ったら笑えるの、このあいだのテストがさ、
あたしが教えたとこを・・」
「ちょっと待ってよねえちゃん、今これ目離せないんだ。
いいからまずは着替えてきなよ。」
広樹はテレビのロボットのアイコンをしきりに切り替えている。
理佐には何が面白いんだろうと思えるしろものだった。
「全くつれないんだから・・はーい、姉さんお着替えしてきますね、ぼうや。」
「誰がぼうやだよ・・。早く行ってよ。」
理佐は家ではこうなのだ。典型的な内弁慶である。
理佐はブレザーのボタンを外し、
シャツのリボンを緩めると、タンタンと軽快に二階へと駆け上っていった。


「ふぅ・・。」
理佐は一息つき、これからの作業に少し思いやられた。
たかが着替えなのだが理佐にとっては結構な大ごとなのである。
そう、理佐にとっては。


しかしいつまでも堅苦しい制服でいるわけにはいかない。
ふっと、少しいきをはると、理佐はブレザーから腕を抜きさり、
リボンもすっと引いて下の淡いブルーのシャツも脱ぎ去ってしまった。
そして腰のジップをゆるめ、スカートがすとんと下に下りる。
すると理佐は下着だけの姿に・・はならなかった。
ブラは普通に、普通にと言っても年頃の女の子としてはやや地味な
スポーツブラなのだが、兎に角ブラだった。
しかし下は下着は下着だが、その下着はなんとパンツ型の紙オムツだったのである。
(何故紙オムツなのかはログを参照してみてください・・)


理佐は少しそのオムツのなかを覗いてみた。
やはりというか、オムツは黄色く変色していて、
中にこもっていたアンモニア臭と消臭剤の匂いが鼻をつんと突く。
理佐はやはり情けない気分になったが、
とりあえずその気持ちは置いておいてクローゼットに手をかけた。
理佐はその引出しの一番下の段を引いた。
すると中には・・


中にはやはりオムツが入っていたのである。
しかし、そのオムツは今履いてるパンツ型の紙オムツではなかった。
一枚一枚がわっかになった布でできている、
布オムツだったのである。
理佐の家はそんなに裕福ではないため、
また理佐自身の羞恥心もあるために泌尿器科にももうかかっていなく、
紙オムツの助成も受けていなかったため、
理佐は家では布オムツのお世話になっていたのである。
理佐はその布オムツを6枚手に取り、
さらにその布オムツの下に収納してあった大きな
大人用のオムツカバーも取り出すと、
早速支度に取り掛かった。
まずはそのクリーム色のオムツカバーをベッドにひいて、
その上に五枚、布オムツを重ねていく。
そして腰に当たる部分に一枚横向きにオムツを乗せた。
そして理佐はやっと汚れたオムツを脱ぎさる。
いくら股の感覚が鈍くて不快感は無いとは言え、
汚れたオムツをつけているのはいい気分ではない。
理佐はほっとすると、あらわになったお尻をすとんとその
新しい布オムツの上に乗せた。
理佐は肌は強いほうで、腕や足は色白で綺麗なのだが、
おしりだけはオムツのせいもあって、少しかぶれていて赤く、にきびがちだった。
そしていったん理佐はお尻の下にオムツを敷いたままベッドに横になり、
少し上体を持ち上げて前を見ながら、器用におむつを当てて、
その上からカバーの横羽をぴっと締めて、
最後に前当てをくるっと前に回して、あっという間におむつ姿を完成してしまった。
「ふぅ、おしまいおしまい。」


そしてゆっくり上体を起こし、
少しおむつの全体の形を整えると、ベッドから降り立った。
ふと部屋の姿見に目をやると、そこには十八歳にもなった、
大きなオムツ姿の女の子が映っている。
紙オムツと違い、布オムツは厚く当てられているため、
股は開きがちで少しがに股っぽくなり、
まだ年端も行かないあかんぼうのように開き気味になっている。
その様は理佐自身の少しぽっちゃりした体型とあいまって、
傍目にはなんとも言えないキッチュな可愛さをかもし出していた。
理佐自身も実はその姿は内心可愛いんじゃないか、
とうすうす感じていたのだが、
やはり恥ずかしさのほうが勝っていてあまり直視はできなかった。
そこでふと何を思い立ったか、理佐は
「べー、りさちゃんでちゅー。」
と、ふざけて鏡におどけてみた。
しかしもちろんますます恥ずかしくなってしまった。
「なにやってんだろ・・早く着替えちゃおう。。」
理佐はまたクローゼットに戻り、ハーフパンツとTシャツ、パーカーをとると
さっさと着替えてしまった。


居間に戻り、紅茶を入れて早速広樹になにか声をかけようと思ったが、
珍しく広樹のほうから理佐に声をかけた。
「ねぇ、ねえちゃん。」
「なに?」
理佐は紅茶のカップで手を温めながら広樹に目を向けた。
「さっき部屋で言ってたの聞こえたよ。
俺攻略本取りに二階行ったから・・」
「な!あ、あれはねぇ、ちょっと・・」
「ちょっと、ね。ちょっと可愛かったよ。ねえちゃんまた幼稚園に戻りなよ」
「あ、あんたねぇ!もう、なんでこうなるのよ。。」


冬の陽はもう沈みかけ、静かな住宅街に家の明かりと二人の喧騒だけが賑わしかった。



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「もう、あんたはそんなんだから可愛くないのよ!
ゲームばっかやってるからそうなるの、
ちょっとテレビ見せなさい!」
「ああ、ちょっと今敵のフェイズなんだけど・・」
理佐は半ば強引にテレビを切り替えてしまった。
言い訳に困ったのとミムタクのドラマの再放送目当てである。
「ちぇ、強引なんだから・・プレイ時間かさばるじゃん・・」
「いいから黙ってなさい。ほらミムラカッコイイでしょ!」
もうさっきのことは忘れてしまったのか、
理佐は食い入るようにミムタク、もといドラマに見入ってしまった。


そこでテレビにテロップが入り、臨時ニュースの知らせが入った。
「ん、なんかあったのかな・・」
広樹も思わずテレビに見入った。
「ニュースなんかどっちでもいいのよ。
どうせあたしになんか関係無いし」


テロップにはこう流れた。
「・・・教育法一部改正法案、全会一致で成立」


「教育法改正だって。そんなんやってたんだね。」
「いいのいいの、どうせ関係無いんだから。
ましてお政治のお話なんて・・」


どうせ関係無い。いつもそう思っているニュースが、
時に自分に降りかかることがある。理佐はこのときこのニュースが、
自分の人生を根本から変えてしまうなどとは思ってもみなかったのだった・・。



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「おはようー、理佐」
後ろから理佐には聞きなれた声がかけられる。
「ん、おはよう。美沙」
少し寝ぼけた声で返す理佐。
ついでに小さなあくびも出かかったが、ふっと飲み込んだ。


寂れた地方の小さな駅。
眼前には雪化粧をした山の裾野が広がり、
駅前とは名ばかりの商店街はまだシャッターすら開いていない。
ホームには理佐と美沙の二人がぽつぽつ、といるだけだ。
それも仕方ない。ホームの時計の針は6時30分を少し回ったところなのである。
二人はここから1時間以上もかけて通学してるのだ。
「まーた寝ぼけた顔してんだから・・まあ仕方ないけど。
でも今日なんだろうねぇ、急に。」
美沙は理佐を尻目に全然平気な顔をしている。
「さぁ・・。たったの1週間しか間をおかずにまた試験なんてね、ほんとなんだろう。」
「うーん。でも大した物じゃないでしょ、期末の後だもん。
でもあたしは不安よ、テストは嫌いだし。」
二人はお互い顔を見合わせてはたと考え込んだ。
しかしものの1分も待たずに美沙は口を割る。
「ま、考えても仕方ないか。それより昨日のあれ見た?」
「あ!見た見た!もうあいつバカみたいだったね・・」
「あはは、他に言いようがないよね」
こう言う話になるともう止まらない。さほど間をおかず
電車も到着し、二人はおしゃべりに興じながらの通学という、
いつも通りの日課をこなすために乗り込んでいった。


理佐の学校は進学校という形を取っているものの、
基本的に普通の高校と大差のない形だ。
授業の前にはやはりホームルームがあり、その日1日の
簡単な日程を話したり、連絡事項を伝えたりする。
その日も1日テストではあるものの、やはりHRがあり担任が教壇に立っていた。
「あーみんな今日はご苦労さん。
期末が終わって間もないが今日もまた戦火の日だな。
でもまあ今日のテストはごく簡単なものだ。
国の新しい指針で行うちょっとした全国学力検査みたいなものだ。
この学校の成績には関係ない。」
そこでクラスの緊張がふっと切れる。
理佐と美沙も思わず顔を合わせてほっとしあった。
「はい、良かった良かった。でも口は閉じて。
とりあえず皆はいつも通りにやってくれればいい。
しかしこの**学園の生徒であることは自覚して、ぬかりの無いようにな。
ではおしまいだ。」


そして試験が始まる。ちょっと変わったテストで、
国数英の基本3科目がみなひとくくりになっていて、
一つの試験時間内に全て同時に解く形だった。
理佐はとりあえず問題にざっと目を通した。
(・・これは本当にたいしたテストじゃないな・・
数学なんか四則演算から出てるし。でも後ろのほうはそれなりね。
なんかセンターみたい・・。)
しかし理佐にはごく簡単なテストだった。無理も無い、
全国で行うテストだから進学校生の理佐には簡単なのは当たり前だった。
そして理佐は何の問題も無くテストを終えた。


そしてまたホームルーム。
気難しい担任がまた教壇に立っていた。
「さて、みんなまたまたご苦労さん。
そんな難しくは無かったはずだが、まあそこから先は各人次第だったはずだろう。
これでおしまい、といいたいところだが今日はまだ少しある。
これから簡単な健康診断をしてもらう。」
一瞬理佐は固まってしまった。何故テストの日なのに健康診断・・?
しかしそれよりも理佐にはもっと大きな問題があるのだ。
そこで担任はチラと理佐のほうを向いて軽くうなずいた。
「あー、だがいつも年始めにやるようなあんな面倒なものではない。
各人で自己申告で記入するだけの、紙だけの検査だ。
これはやはり国の指針で、一括で生徒を監査するためのものだ。」
理佐と同じように疑念を抱いた生徒もとりあえずそれで納得した。
「ではこれから用紙を配る。」
程なくして全体に用紙は行き渡った。
理佐も受け取り、早速項目を埋めていった。
身長、体重、視力、どれもごく普通の健康診断の項目だ。
しかしある項目でペンが止まってしまう。


:現在の身体の疾患・障害など


これは無記入だと嘘になってしまう。
理佐は記入する内容、しかもまさかお漏らしがある、
などとはとても書けないのでほとほと困ってしまった。
そこで止まっていると、周ってきた担任が声をかけた。
「ああ、そこはいい。後で書いておくから。」
担任は理佐のこの病気、いや、機能の障害を知っているのだ。
「あ、すいません・・」
とりあえず理佐は救われた。そして健康診断も終わり、
とりあえず学校からもやっと開放されることになった。


「はぁー、終わったー。なんか結局楽チンだったね」
違う駅だが相変わらずの田舎の駅だ。
しかもその駅からは店の一軒はおろか山しか見えない。
しかし今度は理佐の学校の生徒がひしめいている。
その一団のちょっと外れに理佐と美沙はいた。
「うん・・。テストはね・・。」
理佐は少し思い悩んでるようだ。そこで美沙もはっと思い出す。
「ああ、あれね。」
この話題になると美沙は言葉を選んで話すのだ。
大事な友人への思いやりである。
「別に何てことは無いんじゃない・・?ただの健康診断だし・・。
今年だって同じようなことやったじゃない。」
「うん、そうだけど・・。」
それでも理佐は悩んでいた。何故健康診断と学力テストが一緒にあるのか。
そういえば小学生の頃のIQテストは障害のある子供を分けるためのものだ、
なんて話がある・・。でもまさか高校生にもなって・・
それに私は勉強はできるんだから・・
しかし不安はおさまらなかった。
「ねぇ、美沙。」
唐突に声をかける理佐。さすがに美沙も少し戸惑ってしまう。
「な、なに・・?」
「・・ううん、やっぱり何でもない。大丈夫。」
「そ、そうよ。何も無い。今日はただのテスト、大丈夫よ、理佐・・」
美沙は選んだ言葉で必死にかばう。
「そうよね、大丈夫よね・・」
山間の駅には未来ある高校生の集団が思い思いに今日を語っていたが、
二人はそこでぽつんと浮かんだ雲のような不安を呈していた

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