エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

 幾らおさがりとは言え、12才の妹が着るには、高校の制服は大きすぎていた。
 裾も丈も余っていて、まるで子どもが大人の背広を着る様な格好になるのだ。
 けれど、それを不釣り合いな背伸びだと、妹の制服姿を今の鈴花が笑う事は出来なかった。もう二度と、鈴花がそれを着ることは出来ないのだから。

 幼児向けアニメのイラストの入った、フリルのついたトレーナー。歳にしては小柄な少女が辛うじて着られたパジャマには、対象年齢の幼児にはない胸の膨らみが異様な主張を見せている。
 見上げるツインテールの自慢げな顔に、胸の奥で嫉妬や後悔ばかりに苛まれて、鈴花は、自分の妹から目を逸らさずにはいられなかった。
 おどおどと、顔を赤らめて縮こまる姉に、妹の智は馬鹿にするような軽い口調で言い放つ。
「同じ16才でも、大学に行く人もいるのに。飛び級って残酷だよね。妹に追い抜かれたショックで、幼稚園に落第なんて」
「智、ち、ちがうの! 病気だから仕方ないって、お母さんも言ってたから……」
 必死の抗弁も、すぐに途絶えた。
 こともなげに智は、鈴花が穿いていたパジャマズボンを掴んで開いた。滑り込んだ手は穿いた下着を捉え、揉み始める。
 ぐちゅ、ぶちゅぅ、と鈍い水音とおぞましい不快感。鈴花は言葉も無くし、唇を噛んで、辱めが過ぎるのを堪えるしかなかった。
「いいから早くしてよ。私、学校行かなきゃいけないの。お姉ちゃんとちがって」
 幼稚な姉の無様な反抗心を削いだ征服感に、目を輝かせた妹・智が嗤う。
「なんで、智なんかに……」
 妹に屈服し、尚も依存させられる無力感に、姉・鈴花は臆病にも震えていた。

「……ちゃんといわなきゃ替えないから」
 冷たい声色の最後通牒に、寒気が走る。
 反射的に覚えた切ない生理欲求を、鈴花は両脚をすりあわせて、僅かに堪えた。
「……お、おねがい……します……」
 妹の見ている前で、鈴花はゆっくりと穿いていたズボンを降ろしていった。
 両脚の途中で、鈴花の手を智が止める。足枷のような形で留まったせいで、もう、逃げることも出来ない。
 にやにやと嗤う妹から、逃げられない。

 まるで何も出来ない小さな妹のように、たどたどしい、媚びた言葉を並べながら、鈴花は、パジャマの裾を両手で掴んだ。
 自分がもう脱ぐことも許されない、恥ずかしい下着を妹に晒してみせるために。

「と……とも、おねえちゃん……鈴花の、おむつ……替えて、ください……」

 屈辱に目を潤ませた赤々と燃える顔は、羞恥に悦ぶ少女が見せる、緩んだ笑みへと綻んでいく。
 絶望の縁に立つ姉に智が口にさせた言葉は、残っていたプライドを自らの手で辱めていく、その為のプロセスだった。

 ハート模様の踊る、ピンク色のファンシーな紙おむつ。鈴花の細い両脚の中で、クロッチ部分だけがぷっくりと膨れていた。
 羞恥に目を塞いで堪えようとする姉に絶え間なく意識させるために、智は丹念に執拗に、鈴花の紙おむつを撫でていく。
 怯えて、思わず目を開けた鈴花も、その様子を見てしまいまたすぐに目を瞑ってしまう。
 苛めて欲しいと言わんばかりの弱々しさを、ほんの少し前まで自分の姉だった筈の少女が、幼女のような有様で晒している。
 今や智の嗜虐心は、止めようも無いほどに肥大化してしまっていた。

 ビニールで出来た滑りの良い生地の感触に浸り、智は何度も指を擦りあげる。
 時折嬉しそうな嬌声をあげた姉をからかうのが、智にもクセになってしまっていた。
「朝のトイレ、間に合わなかったの? 紙おむつ、ぱんぱんにしちゃってさ」
「き、今日はがまんできたの。それは、お、おねしょだけで……」
 何度目かの往復が、急に止まる。強く押さえた指の感触に、嬉しそうな声が一際大きく響いた。
「……信じられない。鈴花、またおねしょの回数増やしたの? またおむつ交換増やさなきゃいけないんだよ」
 芝居がかった、わざとらしい声色。三文芝居に、智自身も呆れているのだが。
「ご、ごめん……。ごめんなさい……」
 それでも、鈴花は必死になって許しを乞い、媚びるように縋り付く。
 自分がいないと何も出来ない、幼児と同じ程度にまで堕ちた姉に、また愛おしい想いが胸中に渦巻いてゆく。
「約束通り、今日はお仕置きだからね。ベッドに寝て。グズグズしないの!」
 手を掴んで、強引に押し倒した姉は、もう後戻り出来ないほどに退行してしまっていた。
 口元に残るよだれのあと、布団に敷かれた黄色いシミのついたおねしょシーツ、『すずか』と書かれたあひるのおまる。
「そんな……おしおき、やだぁぁ……」
 頭を振った弱々しい拒絶を見せながらも、鈴花は自然と両手を胸の前に置き、脚をあげてしまっている。
 期待するかのように、自らおむつ替えに相応しい格好を取るまでになった姉を、昔の智なら軽蔑していたかも知れない。

「ほら、鈴花ちゃんの大好きなおむちゅですよぉ」
「やだぁ! おむつなんか好きじゃないよぉっ!」
 ばたばたと布団に脚を叩く大きな身体を掴み、智はパンツ型おむつの裾をやぶる。
 両端が開かれた紙おむつが、ぼとりと重みに崩れるように下へと落ちた。
 真っ黄色に染まった生地には、ギャザーでせき止められていたおむつがじわりと溢れ出している。
 ぴったりと閉じた無毛の下腹部を晒しながら無様に泣き喚く姉に、覚えた失望も侮蔑も、今の智からは消え失せている。

「ほら、いっぱい漏らしてる。鈴花、ほんとはおむつでするのが好きなんだよね」
 また、容易く泣き喚く、稚な姉。掌の上で容易く踊る恥ずかしい幼児退行の少女に、智の心はとっくに心奪われていた。


 おむつの上から執拗に責める指や、濡れた肌をなぶるようなおむつ替えに、溢れた声を抑えることも出来ない。
 泣きそうになりながらも、吐く息にはいつの間にか熱が篭もってしまう。鈴花は、早くおむつ替えが終わる事を祈った。
 新しい、テープ式のおむつが、お尻の下に敷かれる。そっと触れた乾いた感触に、昂ぶる心臓も静まり始めていた。
 もうすぐおわる。安堵の中で、鈴花はもう一度目を開いた。ぼやけた視界が光りに馴染み、ゆっくりと像を結んでいく。
「鈴花さぁ、おむつにしちゃうの、クセになってるでしょ? 可愛い紙おむつで、オナニーばっかりしてるからだよ」
「そ、そんなの……、あ……」
 智が手にした携帯電話に、写っていたのは自分の姿。
『あっ、あっあっ! あうぅ……きもちぃ……いくぅ……いっちゃうう! いっちゃうよおお!』
 おむつに両手を当て、指で押すように、つまむように、何度も何度も執拗に自らを責め続けている。
「私がいたのにも気付かないほど、夢中なんだもん。おむつマニアの変態さんは」
「あ、あぁっ……。ちがう、ちがうもん! すずか、ちがうったらああぁ……!」
 過ぎた嵐に安堵していた鈴花の視界が、また熱い雫でぼやけていく。嘲笑う智の顔も、涙で滲んでいった。

「ち、ちがうの……病気だからっ、わたしのせいじゃ……あ、あうううっ!」
「おむつ替えの途中なのに、おまんこひくひくさせちゃうなんてさ……。鈴花、なに期待してたの? ねぇ、紙おむつだよ? お漏らしでも興奮しちゃうの? ……ほんと、救いようのない変態だよね」
「ちが、うぅ……智、やだ……いじっちゃやだぁ……。はやく、替えてよぉ……」
 新しく用意された紙おむつなのに、内股から流れた雫が恥ずかしい染みを広がっていく。智の指が鈴花の蜜壺を掻き回す度に、お漏らしとは異なるとろりとした愛液が止め処なく溢れていく。
 自分でさわった時より強い刺激に途惑い、たまらず鈴花は哀願するように自らおむつ替えを乞うも、それも加虐に悦ぶ妹には、劣情を煽る振る舞いでしかない。
「そんな風に、おむつ替え誘ってるんだ。ほんと幼稚症の真性誘い受けのド変態!」
「やらああああっ!」
 興奮に歯止めも忘れ、智は乱暴だった愛撫に、更に暴力的なまでの力を込める。
 執拗に与えられた愉悦に身悶えした秘所を、貫く疼痛が鈴花の意識を飛ばした。苦悶の中で絶頂に至る鈴花を、智は尚も容赦なく恥辱と倒錯の言葉で責めたてる。
「ほらほら、お漏らし我慢しなきゃね。鈴花ちゃんはほんとは、16才のおねえちゃんなんだよ? それなのに、なんで? なんで、紙おむつ穿いてるのかなぁ?」
「トイレ、行かせてよぉ……! おむつになんか、恥ずかしいだけだから……!」
「だめ。正直に言わないなら、このまま」
 快楽が呼び水になり、尿意はもう、痛くなる程に高まっている。一度でもトイレに行けば、紙おむつから卒業出来ると信じているのに、力の入らない身体では、鈴花は智に逆らう事も出来ない。
 なすがまま、両側のテープを智が当てると、鈴花の下半身は、また愛液に蒸れた紙おむつだけの姿に戻っていた。


「う、うぅ……。わ、わたしっ、いもうとにおいぬかれて……ううぅ……いやだ、こんなの、言いたくないよぉ……!」
「あらあら、可哀想でちゅねぇ。自己憐憫が恥ずかしいのに、気持ちいいんだ? 鈴花ちゃんって、ほんと気持ちわるいよね。おむつフェチの真性マゾとか……」
「あ、あぁっ……いっ、いじわるっ、言わないでよ……あ、あううっ!」
 言葉よりも吐息の回数が増えていく。お腹を押さえて、必死に膀胱の決壊を阻止しようとした鈴花を、智はまた紙おむつの上からなぶり始める。
 歪んだ悦楽に殉じるように、ひくついた秘所は刺激に震えていた。短い尿道に打ち寄せた波を、押し戻そうとする間隔も徐々に短くなっていく。単なる生理的欲求の筈が、昂ぶる心は恥悦に焦がれる。
「そんなに恥ずかしいの好きなら、私の友だち呼んできてあげるよ! みんなに教えてあげなきゃね。お漏らしっ子の鈴花お姉ちゃんは、赤ちゃんおむつオナニーが止められない変態幼女なんだって!」
「や、やだぁ……そんな、そんなのっ、やだあああッ! あ、ああっ……あああああっ!」
 苦悶と恥悦に飲み込まれて、息も絶え絶えに喘いだ甘い声が止められない。際限なき責苦の中にいた鈴花に、冷酷に断頭台を堕としたのは智の手だった。
 鈴花が押さえていた腹部に目掛けて、振りあげた手がくびきを砕く。
「ひゃうっ……うあぁ……やっ、あっ、あっあっああぁ! やだあああああ!!」
「もう漏らしちゃうんだ。いいよイっちゃえ。おむつでイっちゃえ、この変態!」
 始まってしまったお漏らしが、じょろじょろと勢いをあげた水音を立てていた。ぬくもりが紙おむつの中に広がると共に、恥ずかしい染みは紙おむつの股に用意された『お漏らしサイン』を浮かべている。
 年相応のプライドも、姉としての矜持も、人格さえも壊れてしまう程の絶望の中で、堪えてきたお漏らしを垂れ流してしまった倒錯的な開放感と羞恥心に、身体が繰り返し覚えた、絶頂が鈴花を飲み込む。
 全てを投げ出す程の快楽の奔流の中で、智の声が聞こえてくる。自分が何ものであったかを思い出させるような言葉は、鈴花にとっては避けがたく残る羞恥があることを、何度も何度も、刻みつけていた。
「楽しみだね、鈴花お姉ちゃん……。ふふ、やっぱ鈴花はお姉ちゃんの方がいいや……。そしたら『おむつのお姉ちゃん』だもん。もっと、恥ずかしいよねぇ……」



 妹の智はお下がりを貰う事に文句をつけたが、姉の鈴花が新しい制服を揃えた事には、むしろ歓迎さえしたのだ。
 鈴花もまた、サイズの不釣り合いな幼稚園児の姿を着せられていた。
 ひらがなで書かれた名札付きのスモックは、16才児が着るには余りにも短い。
 すぐに汚すからという理由でスカートを穿くことも許されなかった下半身には、新しい紙おむつが顔を覗かせていた。
「い、行きたくない! こんな格好で、幼稚園なんて行くのやだぁ!」
「おしおき、って言ったでしょ。大丈夫、鈴花ちゃん、おむつ可愛いってみんな見てくれるから」
 人より早く進んだ未来に生きた少女が、爽やかに吐いたのは遠回しの侮辱。
 人より幼いままに生きていた背の高い幼女には、それが耐えがたい真実だった。
「また、おむつがヌルヌルになったら、公園で替えてあげるから心配しなくてもいいよ。……ね、おねえちゃん」
「やっ、やだっ……やだああああっ!」
 手を引かれて歩く大きな園児と、胸を張って先を行く小さな高校生を、街ゆく人は奇異の目で見つめた。
 とりわけ大きな園児が穿いた紙おむつを、哀れむように、嗤うように。

 幼稚性に堕ちて初めて知った官能の喜悦は、鈴花を大人にも子どもにもなれない、歪な存在に換えた。
 幼児のように涎を零しながらも、紙おむつの中は、じくじくと恥ずかしい染みが無毛の恥部を濡らす。
 もう二度と後戻りの出来ない変態性欲に溺れながらも、また昂ぶる尿意に、鈴花はふっと力を抜いていく。
 紙おむつに広がっていくお漏らしに浸りながら、鈴花は、まるで幼児のように、無垢なる笑顔を見せていた。

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