なぜないのか疑問だった

生徒会長ルシファー×軽音サクヤ


じゅぷじゅぷと放課後の生徒会室に似つかわしくない音が響きわたる。
椅子に堂々と腰掛ける生徒会長ルシファー。しかしそんな彼の股の間には一人の少女がいた。

「ん、んむっ……」

熱り立つルシファーの男性器を咥えて奉仕するのは、後輩のサクヤ。
はらりと垂れてくる髪を耳にかけながら懸命に尽くすその姿に、ルシファーは昂り、いつの間にかその頭を掴んでしまう。

「んっ……!」
「出すぞ、サクヤッ……!くぅぅ!」

喉奥を抉るように打ちつけられ、そして射精される。
かなり乱暴な仕打ちを受けてなおサクヤは耐え、吐き出された精液をゆっくりと飲みくだしていった。

「す、すまぬ。大丈夫だったか?」
「んくっ……はい、私は大丈夫です。ルシファーさん、気持ちよかったですか?」
「あ、ああ。とても……な」
「えへへ、よかったです」

苦しげに目に涙を滲ませたかと思えば、たった一言で顔を綻ばせてくれる。
かつてこの学園にて姫とさえ称された彼女の、今となってはルシファーにしか見せることの無くなった笑顔。
優越感を感じると同時に、心の何処かが痛むのをルシファーは感じていた。

「サクヤ」
「はい」

名を呼べば返ってくる、よく通る声。
この声で、演奏で、学園を賑わしたのが昨日のことのように思い出せる。

「……」
「ふふ、ルシファーさんの手、大きくて優しくて大好きです……」
「辛い時は、泣いてよいのだぞ」
「……大丈夫です。こうしてあなたと二人で一緒にいられるなら、あなたに喜んで貰えるなら、それでいいんです」

気丈に振る舞うサクヤ。
だがルシファーは知っている。伊達に生徒会長はやっていない。知りたくもない情報すら、彼の耳には入ってくる。

彼女が、虐めを受けているということも。

それだけではなく、最近では盗撮などの被害にもあっているという。
こちらの犯人はすぐに特定できるが、虐めの方はなかなかその実態を掴めない。
特待生や委員長らも協力を申し出てくれたが、それは丁重に断った。
調査に乗り出した途端に生徒会長の権限の一部を凍結されたのだ。彼女達まで巻き込むわけにはいかない。
事は思っていた以上に深刻、学園ぐるみなのは明白だ。

「大丈夫だ。私は、君の傍にいるからな」
「ルシファーさん……」

その華奢な体を抱きしめてやれば、彼女も抱きしめ返してくる。
学園から目をつけられた自分に、どこまでできるのか。ルシファーとて不安はあった。

「君は私のものだ。誰にも渡さない。美しい金の髪も、その澄んだ瞳も、私を惑わす言の葉を紡ぐ口も。
この、いやらしい体も」
「あっ!?」
「ふふ、いきなり尻から揉まれるのは予想外だったかな?」

だが不安を感じながらも、ルシファーは笑っていた。

「今度は私が君を気持ちよくしてやろう。何もかも忘れ、私に身を委ねるといい」

少し前の優等生の自分が見たら、きっと驚くことだろう。学園でこのような行為に及ぶなど、考えられないことだ。

「あ、やぁ……そこはぁ……!」

服越しに胸の先端を思い切り摘んでやるだけで、熱っぽい声が聞こえてくる。
理性を溶かし、惑わす声が。

「その声も、その心も。私だけのものだ。離しはしない」

快楽に溺れ、堕ちていく。だが不思議と堕ちることに抵抗はなかった。
守るべきものと共に堕ちるのであれば、悪くない。
いざとなれば、学園にも叛逆してやるのもいいかもしれない。
そんなことを考えながら、ルシファーは愛しい少女と共にさらに堕ちていく……



エロ部分が無くて申し訳ない
他がそれなりの強化もらう中、ほとんど変わらないルシファーとそもそも一人だけ全く強化されず放置されたサクヤに絶望してむしゃくしゃして書いた

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