大学水準の西洋哲学として知っておくべきことのすべて


---------------------------------------------------------------------------- C 修道院とアラビア文化

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【二重真理説】
 ラテン・アヴェロエス派
 信仰と理性の矛盾・対立を避けるべく、信仰の真理と理性の真理を分け、双方に真理としての身分を認める立場。
 アリストテレス注釈家として有名なアラビアのアヴェロエス(イブン・ルシュド)(12c+)は、信仰の真理よりも理性の真理を重視し、両者に問題が生じた場合、信仰の真理は理性によって解釈しなおされなければならない、とした。この考えが、アリストテレスと一体となり、ヨーロッパに広まった。
 ラテン・アヴェロエス派の中心人物であったシゲルス(13C+)もまた、この二重真理の立場をとるが、問題が生じた際は、神は欺きえないがゆえに、啓示真理をとる、とした。

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