アニメ『ダンガンロンパ3』の問題点・疑問点などをまとめたwikiです

ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園 THE STAGE 2018

“超高校級の絶望”による『人類史上最大最悪の絶望的事件』によって,かつて世界は崩壊までおいつめられた。そんな絶望に満ちた世界を救うべく,“未来機関”が結成される。 江ノ島盾子を倒した苗木誠たち78期生は,未来機関に所属することになった。 そこで世界の復興のため活動を続けるが,苗木は「絶望の残党」をかばったとして反逆の罪に問われてしまう。 苗木の処分のため集まった未来機関一同だったが,モノクマによって監禁され,「最後のコロシアイ」を突きつけられる。希望が希望を殺す絶望の物語が始まる。

概要

2014年の『ダンガンロンパ THE STAGE』をはじまりに展開されている、いわゆるダンガンロンパの舞台版。通称「ダンステ」。
2014年に『ダンガンロンパ』、2015年に『スーパーダンガンロンパ2』、2016年に『ダンガンロンパ』の再演、2017年に『スーパーダンガンロンパ2』の再演と、2018年現在毎年展開されているロングコンテンツ。
2018年は『ダンガンロンパ3』が舞台化される。

あらすじや登場人物を見た限りでは『3』名義ではあるが実質『未来編』の舞台化のようなものだと思われる。

制作発表会での発言
今回の舞台は「未来編」と「絶望編」のどちらがシナリオの中心となるのかが疑問点だったが、脚本・演出を担当した西森英行氏によると「どちらのストーリーも拾っている」とのことだ。
ベースとなるのは「未来編」で、これまでの「ダンステ」シリーズのような論破していく爽快感やオシオキシーンがない代わりにサバイバルゲームとしての要素を強め、サスペンス感を出していき、その中で「絶望編」で語られていた各キャラクターの過去を含め、初代を含め、全部のシリーズの歴史に触れていくような作品に仕上げたという。
こちらの制作発表会レポートより引用

制作発表会にて語られた内容はこちらのファミ通版レポートが詳しいので参考にしてみるといいだろう。

シナリオ監修について

過去の舞台のシナリオ監修にはシナリオ監修・小高和剛(スパイクチュンソフト)といった原作者である小高氏の名前があったのだが、今回の『3』舞台はシナリオ監修の欄がシナリオ監修・企画協力 スパイクチュンソフトとなっている。
現時点で小高氏はTwitter内では宣伝はおろか触れてすらおらず、自身が出演したニコニコ生放送『ゲーム界隈井戸端会議#大忘年会』内では出演しているクリエイターの一人が「ダンガンロンパの舞台を見て自分の作品も舞台化したいと思った」と発言した際、「ダンガンロンパ(3)もまた舞台化するらしいですよ。」とどこか他人事のように語っている。

今回、小高氏はシナリオ面に関わっていないのかもしれない。

前評判

今回の舞台化は主に『未来編』キャラのファンが喜びの声を挙げている。メインターゲットもそのあたりとなるだろう。
『3』はアニメ終了以降ほとんど展開がなかったため、『未来編』キャラのファンからすれば久しぶりに『未来編』キャラの新たな一面が見れるという事で非常に嬉しいお知らせだったであろう。
その反面、『絶望編』キャラ…すなわち『2』キャラのファンからは賛否様々であり、その他の作品ファンからの関心は薄い。

舞台版は公演時間の都合でシナリオの変更やカットが多いが、時間の短さを考慮した場合は概ね評判がいい事、『3』のシナリオの粗さはファンの間で未だに指摘されるためか、舞台化に当たってのシナリオ改変でストーリーが良くなる事を期待しているファンもいる



※公演開始は2018年7月20日です


実際の公演

2018年7月20日より、東京・大阪・東京凱旋の全27公演が行われた。
2015年の初演『スーパーダンガンロンパ2』から継続して使われていたZeppブルーシアター六本木の閉鎖に伴い、東京公演はサンシャイン劇場、ヒューリックホール東京と場所を変えての公演となった。
これまでの舞台化では原作ゲームを3時間以内という時間制限にいかに収めるかというシナリオ再構成の手腕が高く評価されており、今回もあの粗いシナリオを舞台3がどう料理するかに注目が集まっていた。しかし、実際は未来編のどう頑張っても改変しきれないシナリオの粗さ矛盾点の多さ、またアニメの尺余りの酷さが露呈した結果となった。

シナリオ改変

これまでのシリーズ舞台では、原作ゲームを時間内に収める手法として「複数事件の一本化」「事件外での事故による退場」「根本が揺らがない程度のトリック改変」が行われていた。原作ですらやや難があったトリックの隙をなくし、かつ矛盾なくキャラクターを的確に退場させたために、後半になるほど原作とは全く異なる展開を示すことから舞台シナリオを評価する声が大きかった。
しかし今回の舞台3のシナリオは、良くも悪くも原作アニメにただひたすら忠実に作られており、アニメ3と間違い探しレベルの差しか生じなかった。
アニメで批判の多かった箇所
NG行動
苗木はNG行動が「廊下を走る」であり、追手からの逃走が主であるアニメ前半では朝日奈に背負われて移動する朝日奈タクシーが悪い意味で話題となった。
舞台化においても全員のNG行動は据え置きであり、舞台上では朝日奈役の女性キャストが苗木役の男性キャストを実際に背負って移動した。しかも一度ではなく、苗木役の男性が飛び乗った際に朝日奈役の女性がバランスを崩して前のめりに転倒するというシーンも存在する。
これは事故ではなく、それを見たグレート・ゴズが朝日奈の代わりに苗木を抱えて走る場面に繋がるためのものだが、アニメと異なり実際の役者に怪我を負わせかねない危険な原作再現となった。
尺余り
アニメ未来編では、特に意味のないあらすじや間延びしたバトル描写を挟むことで尺余りをごまかしていたと考えられた。
舞台化にあたり、未来編のシナリオは細かい部分で下記に示す訂正が入ったが、これまでのシリーズ舞台にあるような事件の回数、被害者の順番をずらすといった大幅な変更はなかった。特に序盤ではアニメと同じ台詞も多く、これはあらすじとバトル描写を必要最低限まで削ることで未来編全12話+希望編1話を3時間以内に収めることが可能という証明になり、いかにアニメ未来編が尺余りだったかを知らしめることになった。
霧切関連
アニメでの霧切は、襲撃者は存在せず被害者は全員自殺だったという真実に気づきながら誰にも相談せず、手帳に書いて残すという回りくどい方法でメッセージを残し、NG行動の毒で倒れるも事前に自分だけ解毒薬を飲むことで生き延びるというハッタリ演出ご都合主義脚本の被害をもろに受けていた。
舞台では、推理を手帳に残すまでは同じだが解毒薬に関わる部分が異なる。霧切はNG行動の毒に何も対処できず倒れたものの、その後建物内を移動していた朝日奈がたまたま解毒薬を拾って霧切に与えたことで生還できた。なお、NG行動の毒は遅効性との説明が加えられており、同様にNG行動で死亡したはずの万代、十六夜も生還。霧切と共に最終決戦の舞台に立った。
洗脳ビデオ関連
同週W放送のキーとして用いられた洗脳ビデオだが、舞台においては唐突に登場する。
モニターの近くにいる人間が自殺するため、自らが囮になって自殺のメカニズムを解明しようとした苗木。そこで洗脳ビデオを見るのだが、その際に精神世界に登場するのが霧切のみに変更された。
舞園が登場しないのはキャストの都合などもあるが、不必要な部分に手をつけて批判されたアニメと比べるとこの変更は改善したと言える。
絶望編・希望編要素
今回は未来編の舞台化のため、絶望編の要素は一部演出に組み込まれる程度にとどまった。
絶望編4話がまるまる用いられた十六夜、安藤、忌村三名の確執については、忌村と安藤が言い争う際に「私は希望ヶ峰学園の実技試験に使うために再活性化剤を頼んだのに、あんたが下剤を用意したせいで試験がめちゃくちゃになり退学になった」という安藤の台詞のみで片付けられた。
また雪染の洗脳については、天願と宗方が雪染の絶望について会話する際の背景で、椅子に縛り付けられて絶叫する雪染というわずか3秒の演出で済まされた。
唯一力が入っていたのは逆蔵が江ノ島に負けた場面であり、映像出演の江ノ島が逆蔵をネチネチと責め立てる。しかし、江ノ島の映像出演はこのシーンと最後に御手洗と同じ台詞を言うシーンのみであり、また次の出演時間がかなり短いことから、今回の江ノ島は逆蔵のために出張したと言っても過言ではない。江ノ島の出演時間は葉隠とほぼ同等で、十神よりも短い。

このように絶望編の要素は極限まで抑えられ、日向達77期生については、冒頭の霧切のナレーションで触れられる程度に過ぎない(余談だが、この際に絶望の残党としてモニターに表示されたのはアニメ希望編で犯行声明を行う77期生のシルエットであり、時系列など考えても違和感が拭えない)。
77期生が出演しない改変の代表として、希望のビデオを流そうとする御手洗に対し、説得して止める役割を苗木が担った。説得の内容はアニメとほぼ同じだが、アニメでは唐突に復活した77期生達がクラスメイトとして御手洗を説教するのに対して、舞台ではこれまでの経験を活かして苗木が行う。そのためアニメよりも説得力の向上、また77期生の復活は未来編の本筋に影響しないという結論が得られた(復活した数人は御手洗の護衛に対抗するバトル要員だったが、これもバングルの毒を改変することで万代、十六夜が生き返ったため無意味である)。
これで77期生は何も触れられず大団円……と思われたが、エピローグで十神から通信が入り、「77期生は無事に全員復活し、今回の件を仕組んだのは自分達だと犯行声明を出して全員で出航、行方をくらました」と言われる。そのため、当初は苗木が庇った存在が黒幕になり、黒幕を庇った苗木が希望を背負うというねじれ構造は改善していない

余談

公演前、シリーズ舞台初となる予備学科シート(学生割引適用、実質的な値下げ)の登場が話題となった。初演1、2は全席ソールドアウトだったのと比較して、チケットの捌けが悪い様子が浮き彫りとなった(再演2は小高氏が絶望編と深くリンクしていると宣伝したため当初は客入りが悪かったが、その後客の口コミでリンク要素がなかったと広まると回復している)。
また、チケットの種類として超高校級のかぶりつきシート(前方席保証、非売品特典付)があるが、配布された非売品は舞台のポスターと同じ画像が表紙に印刷されたドット方眼ノートと、同じ画像の穴あき団扇だった。以前の舞台では上演台本やWキャストが全員分収録されたビジュアルブックが配布されていたのと比較しても、がっかり感が否めない。

このページへのコメント

アニメ3か舞台3かだったら圧倒的に舞台3。

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Posted by 名無し(ID:b7nqjZvtzw) 2018年08月08日(水) 10:12:37 返信

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