希望編へと繋がる才能
絶望編4話にてシナリオの都合により薬品を素人に触らせるという薬剤師にはあるまじき行為をした忌村だが、この無理矢理な伏線は後の希望編へと繋がってゆく。
彼女の生み出した薬が無印のメインヒロインを救うというかなり重要なアイテムとなる。
しかしながら、霧切の復活そのものはまともなご都合主義以上にご都合主義がすぎるため賛否両論。
さらに言うなら、あのゲーム中のいつに蘇生薬を作る余裕があったのかと指摘されたりもする。
プレイヤー視点だと、薬を使って流流歌を追いかけているイメージしかないからだろうか。
ビジュアルについて
彼女が身に付けるマスクはどことなく超高校級の薬剤師を連想させるアイテム。
マスクの下に秘密があるのではと想像する視聴者も多かったが、とくにもったいぶらずにあっさりと公開。歯の矯正を隠すためなのだろうか。
叫び声を上げる際は普通にマスクを取っているため、本当にどうしても見られたくないというわけでもなさそうだ。
ちなみに、このマスクは小学生の頃から付けている。
希望ヶ峰学園時代以前の忌村
彼女の薬剤師としての才能が開花された時期は不明だが、なんと小学生の頃から薬剤に精通していた模様。
車に弾かれてしまった犬を自らの薬で救えなかったことに涙するシーンがあったが、流流歌も言うようにもう一匹の犬は救っている。
そもそも、普通の子供には車に弾かれた犬を助けることなど不可能。この時点で凄い。
流流歌との関係
忌村を語るうえで欠かせないのが、同じ76期生である流流歌との関係。
流流歌とは小学生からの付き合いであり、幼馴染と言える。
おそらく小学校、中学、希望ヶ峰学園入学以前の高校も同じ。
この二人の影のある友情そのものは比較的丁寧に描かれており未来編での彼女らがたどる結末の悲惨さを引き立てている
幼馴染に対する劣等感や嫉妬、誤解やすれ違いがやがては親しかった二人の友情を壊し悲劇的な結末へと繋がるというのはダンガンロンパという作品の世界観をよく体現しており世界観を好むファンのために用意されたキャラ達だと思われる
だが結果的にこの二人のエピソードは尺不足で悩む絶望編の尺まで取ってしまっているのでそこまでして完結編で扱うべきエピソードなのだろうか?と言われると難しいところである。