同型類字集

陸地測量部『同型類字集』等線体（昭和17年12月）明朝体（昭和18年3月）
細かい字体の違いは気にしません
明朝体、等線体ともに
場陽　昜→

勢熱　ル消滅
幡　釆→米
園遠　袁→

繞　堯→

葉　世→丗
筑築鞏　凡→几
濵　𠃜→尸
興　同→

會　点々→一
宮營　呂のノ消滅
鄕節　皀（真ん中の部分）の点消滅
勤　勤
樓數　婁→

懐　衣の上の点消滅

前書きに「本所載以外ノ文字ヲ必要トスル場合ハ末尾ニ添付シアル扁旁部首ニヨリ所要ノ扁旁冠脚等ニ供シ得ル文字ヲ選出シ適宜組成スルモノトス」（載ってない字が要るときは索引から偏旁冠脚を調べて組み合わせること）とあるので適宜類推するものと思われる

「本類字集の字画は普通大の注記に適用するため定めたるものにして字高大なる注記に在りては字典を参照し点画を適宜粉飾することを得」（これに載ってる字は普通の大きさ用なのででかいやつは字典を参照して点画増やしてもええよ）とあるので大きく書く場合は記載の略体は使わなくても良いようである

当時一般的だった略字の集成というより、オリジナルの略字といった趣があり、他の資料の補強として使うのが無難か。