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2012年01月24日（火）

ニュース記事
KDDIと三菱東京UFJ銀行が折半出資するじぶん銀行は20日、消費者金融大手のアコムが「キャッシュワン」のブランドで展開していた個人向け無担保カードローン事業を買収すると発表した。アコムが5月に同事業を会社分割し、じぶん銀行が継承する形をとる。買収額は約480億円とみられる。

じぶん銀行は、「じぶんローン」のブランドですでに個人向け無担保カードローンを展開しているが、貸付残高は100億円程度。一方、キャッシュワンの貸付残高(正常債権分)は450億円以上の規模を持つ。じぶん銀行は、キャッシュワンの資産と顧客を引き継ぎ、カードローン事業を一気に拡大させる考えだ。
アコムは売却資金を過払い返還の原資や運転資金などにあてる考え。

両社は三菱UFJフィナンシャル・グループに属し、銀行に事業を移すことで、貸金業法の適用外となり、年収の3分の1を超える貸し付けを禁じた総量規制を受けず、自由度の高い事業が可能になる。


解説
三菱UFJフィナンシャル・グループのじぶん銀行とアコムは、アコムが「キャッシュワン」ブランドで展開するカードローン事業をじぶん銀行が買収すると発表しました。

アコムは貸金業で登録している金融業者なので、改正貸金業法の総量規制の適応を受けますが、じぶん銀行は銀行業で登録してるため、総量規制の適用を受けません。つまり、年収による借入の規制はなく、収入のない主婦でも借入の規制がない、制約を受けない事業展開が可能となります。

携帯電話やスマートフォンを通じた銀行サービスの提供を主力とするじぶん銀行が、今後どのようなローン事業を展開していくのか注目ですが、買い取った債権をどのように処理するかも気になるところです。債権回収会社に債権回収を委託することも考えられるため、特に「キャッシュワン」からお金を借りている方は、今後の動向に注意してください。アコムからじぶん銀行への譲渡は平成24年5月となっています。

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• 引用元ページ：債務整理ニュース「じぶん銀行、アコムからローン事業を一部取得」
• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド