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2012年01月12日（木）

ニュース記事
クレジットカードのショッピング枠の現金化業で得た収入を申告せず、所得税約3,300千万円を脱税したとして、東京地検特捜部は10日、東京都目黒区、現金化業者、福場秀樹容疑者(33)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した。

捜査関係者によると、福場容疑者が実質経営する都内の複数の店では、実際にはほぼ価値のない雑貨などをクレジットカード決済により高額で売り、代金の一部を返金していた。

逮捕容疑は、数人の従業員が商品販売業を営んでいるように装って、福場容疑者自身には収入がないように見せかけ、2006〜2008年の3年間で約1億900万円の所得を隠し、約3300万円を脱税したとしている。

ショッピング枠の現金化は、現金を必要とする客に対し、安価な商品を高額で販売し、クレジットカードによる支払いを受けた後、手数料を差し引いた現金をキャッシュバックするもの。高利の融資になると問題視されており、銀行などから融資を受けることができない多重債務者の利用が多いとされる。


解説
カード所有者に安価な雑貨などを高額でカード決済を利用して購入させ、手数料を差し引いた額を利用者にキャッシュバックする「ショッピング枠の現金化」は、事実上のヤミ金融とされ、昨年8月には、現金化業の男が出資法違反容疑で初めて摘発されています。

先日日本クレジット協会が発表したクレジットカード動態調査でも、キャッシングの減少傾向が続く中、ショッピングについては増加傾向にありましたが、このような現金化業者が横行しているのでしょう。

クレジットカードのショッピング枠の現金化でしか資金が調達できない多重債務者の方などにとって、高利のさらなる債務負担は苦しいものです。借金返済に苦しんでいる方は、是非一度弁護士・司法書士へ相談し、自分に合った返済方法を見つけてください。

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• 引用元ページ：債務整理ニュース「カード現金化業者を脱税容疑で逮捕
• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド