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ニュース記事
年収の3分の1を超える融資が受けられなくなる「総量規制」が盛り込まれた改正貸金業法の完全施行から18日で半年。
多重債務者の減少につながったとの評価がある一方、新たに借金ができなくなった人をターゲットにしたヤミ金などの脱法ビジネスが横行し、被害が見えにくくなっている。

日本貸金業協会によると、6月以降、ヤミ金に関する相談件数は200件前後と従来より低い水準で推移。
しかし、ヤミ金問題に詳しいジャーナリストは「被害が表面化しないだけで、ソフトヤミ金市場は着実に拡大している」と指摘する。

また、クレジットカードを使った現金化商法も増加の一途だ。
借り手にカードで買い物をさせ、商品は業者が買い取って購入額の8割程度の現金を振り込む。
いずれは決済するから、実質金利は年数百%に及ぶこともある。
解説
かつてのヤミ金業者は年数百%以上もの高金利と暴力的な取り立てを行い、債務者を苦しめる業者がほとんどでした。
その為、「ヤミ金融対策法」が施行され、多くの業者が廃業に追い込まれました。

しかしながら、代わって増えてきたのが記事中にもある「暴力的取立てがなく、金利は年40%前後」で貸付を行なう「ソフトヤミ金」と言われる業者です。
比較的ゆるい条件で貸付を行い違法行為を表面化させない事で、取り締まりから逃れ、多重債務者から長期間に亘って金利を取ることが業者の目的です。

また、現在脱法ビジネスとして流行っているのが「クレジットカードの現金化」です。
一見簡単に資金調達ができ、メリットがあるように感じますが、実際は高金利で融資を受けている事と変わらず、悪徳業者による詐欺被害も多発しているのが現状です。

このように貸金業者から融資を受けることができなくなった人をターゲットにした悪質な業者が増えてきております。
一度でもそのような業者と取引をしてしまうと、借金は更に膨らみ、完済することは難しくなるでしょう。

既にヤミ金融業者と取引があったり、ヤミ金融業者からしか融資を受ける事ができない状態の方は、早急に弁護士・司法書士に相談して、あなたに合った前向きな解決方法をお探し下さい。

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-引用元ページ：債務整理ニュース「改正貸金業法施行から半年新種のヤミ金被害も」

• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド