コラム
年間で100万人もの観光客が訪れる福井県の名所に「東尋坊」という名所があります。
この東尋坊は、風景明美な景勝地として知られているのですが、自殺の名所ということでも知られています。
この東尋坊で、おろし餅屋さんを経営しながら、自殺志願者と思われる方にお声をおかけして、自殺を思いとどまらせる活動をされている方がいらっしゃいます。
お店の名前は「心に響くおろし餅」。
自殺志願者の方の多くが、何日も誰とも話もせずに一人で思い悩んで、この東尋坊を訪れるそうです。
そのような方にそっと近づいて、「おろし餅でも食べながら、少しお話をしましょう」と声をかけられるのだそうです。
誰でもいいので、話を聞いてほしかったとか、悩みを打ち明ける人が欲しかったという方がほとんどなのだそうです。
私どもがご依頼を頂戴している債務整理についても、まずは、お客様からお話をお聴きすることから始まります。
借金のことで何日も悩まれて、誰にも相談できずに、眠れずに、なんとか事務所まで来所ができたという方が多いと思います。
私どもは、ご依頼者の方には、心からリラックスして、緊張をほぐしていただき、ゆっくりとお話をお聴きするということから始めさせていただきます。
債務整理に関することはもちろんお聴きさせていただきますが、なぜそのような借金をされたのかも、もちろんお話いただいても大丈夫です。
ただ単に、遊興のために借金を重ねられてきた方はほとんどいないと思います。
さまざまな生活事情があり、借金を重ねられたことについて、私どもはお聴きして、ご面談時にご依頼者の方を咎めたりすることは絶対にありません。
「何か少しでもお力になれたら」との気持ちで、ご依頼者の方のお話を存分にお聴きして、債務整理の方針について、決定させていただきます。
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