セヤナー虐めwiki

510．名無し - 18/01/12 23:50:54 - ID:nnDNSuNiIQ

飲食店や病院へのセヤナーによる侵入が日増しに激しくなる中、電機業界にオファーが下りた。

セヤナー駆除において、セヤコロリを開発した医薬品業界にシェアを独占されている現状を打破したい電機業界にとって、渡りに船だった。

技術者の苦労の末、“あるモノ”がお披露目された。

『メカセヤナー』

見た目はセヤナーの形をしたツギハギだらけのブリキの人形だ。
不安を感じた経営者達はドヨメキ始めるが、VTRが流れる。

メカセヤナーは設定したルートを巡回する。

「ヤデー♪」「ヨネ♪」
しばらくして、野良のセヤナー、ダヨネーが現れた。
「ダレヤ　オマエ？」
メカセヤナーの見た目に警戒するが、二匹を感知したメカセヤナーは髪飾りから、チョコを模した疑似餌をバラ巻いた。

「チョコ♪」
二匹は大好物のチョコに興奮し、我先と駆け寄り、一足先に食いついたダヨネーに異変が起こった。

「イタイ…　ヨ…ネ…」「アオイ　ドシタ？」
疑似餌に仕込まれた釣り針がダヨネーの口内に突き刺さったのだ。
セヤナーはダヨネーを心配する最中、メカセヤナーから音声が流れる。
“対象を確認　捕獲します”
内蔵されたウィンチが釣り針と髪飾りを模したワイヤーを巻き取ると同時に、ダヨネーを力強く引き寄せる。

「コワイ…　オネーチャン　タスケテ…」
ダヨネーも逃れようと抵抗するが、健闘むなしくメカセヤナーへ引き寄せられる。
「カエセー　アオイヲ　カエセー」
セヤナーも体当たりし、クネクネと体をよじらせ反撃する。
しかし、メカセヤナーはびくともせず、ウィンチの巻き取りが完了すると音声が流れた。
“対象を捕獲　鎮圧します　３　２　１　”　
バッチン！！とメカセヤナーから数万ボルトの電流が放電された。

「ヨ…ネ…　タス… オネェ…」
メカセヤナーに密着しているため、ダヨネーは感電のショックで意識を失う。
「イタイィィ！！」
ダヨネーを返せと反撃をしていたセヤナーは激痛のあまり悶絶する。

音声が流れた。
“対象を鎮圧　連行します”
拘束が緩み、ボトッとダヨネーは地面に倒れこむ。

気絶したダヨネーをズルズルと引きずり、
「カエシテ…　オネガイ…」
と泣きながら、しがみつくセヤナー諸共、メカセヤナーは保健所へ向かった。

VTRはここで終わり、それを見た経営者達は会議は進めた。
（長文かつ駄文、申し訳ございません。）