基本情報


略歴

アーズ国艦隊総旗艦に所属する整備兵。
手先が器用で、新兵でありながら整備兵としての実力は十分備えている。
ルクフェルの戦いで整備班長だった父親を失うが、子供の頃から家族ぐるみで付き合っていた他の整備兵達の薦めもあって、新兵にも関わらずモニカがその地位を引き継ぐ。
これは、あくまでも形だけの整備長であり実質的な工程は周囲のメンバーで取り仕切るつもりの人事であったが、モニカは父譲りの技術力と、子供の頃から作業の手伝いをしていたこともあり、艦内を熟知していたこともあり、すぐに周囲の信頼を得て真の意味で整備長となる。

艦隊と共にルーイガルドへと渡るが、ストリアールの戦いで艦隊が壊滅、生き残った艦も動力を失い、モニカはわが子の様に育ててきた艦を自らの手で泣きながら爆破した。
その後は工作兵になることを志願すると、ゲルトエルトの戦いにおいては密かに作っておいた炸裂弾を、ガルーダ攻略戦でも戦局を決定つける水攻めの準備を行う等、戦略、戦術、個人戦闘とはまた違う形で六界連合軍を裏から支える存在となっていた。

フェルトビーン帝国の要所であるバスティアーナ要塞攻略戦において、モルコア国が残していた最後の艦にサヌア達と共に特攻作戦のメンバーとして乗船、要塞を攻略するが、この戦いで怪我を負い、後方のビアスコア帝国領土にまで他の負傷兵と共に養生の為後退することとなる。
だが、その時ビアスコア帝国に駐屯していた六界連合軍の一部隊は、ロスティック国の奇襲を受けて既に壊滅していた。更にロスティック国は連合軍を背後から襲う為、自分達の存在を知られるわけにはいかないと、負傷兵しかいないモニカ達の部隊にまで攻撃を仕掛ける。
だが、作戦とはいえ負傷兵を全滅させることに乗り気でなかったレフィルは、その一瞬の迷いからモニカを討ちもらし、モニカはその隙に乗じて火薬に火をつけて自爆、敵軍の進路を封鎖した。
その心意気に打たれたレフィルは、他の進軍ルートがいくらでも残っていたにも関わらず、ロスティック国軍の撤退を決意し、結果的にモニカは六界連合軍の危機を救うこととなる。

将軍でなかったことの悲しさか、彼女の功績は長い間誰にも知られることはなかった。
六界戦争終戦後、国を出奔し旅人となったレフィルの口から語られ初めて知られる事となるが、既にそのときサウラ達はルーイガルドにいなかった為、サウラは彼女の最期の詳細と経緯を永遠に知ることはなかった。

人物

  • 本来なら神器衆であるサウラと会話できる立場ではなかったが、サウラの方から気さくに話しかけたことがきっかけで良き友人となる。モニカの方からは異性として意識している節もあったが、その方面に関しては鈍感なサウラは、最後まで友人としか思っていなかった。
  • 遺品の中から、1枚の金貨が発見されていたとの証言がある。サウラらが新たな神器衆に選出された際に発行された記念金貨だったとのことだが、前線に輸送される途中で紛失(輸送兵による横領)したため、真偽は不明。

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